博物館実習 初日
初日はオリエンテーションのため、深く書き綴ることはありませんが。
私の中では、SNSとの調和を保つ難しさを身近に感じることのできた1日であると思いました。
他の博物館も悩みの多くとして、「広報活動」と「SNS」について挙げられることが多いです。
歴史よりも生物の方が興味が持ちやすいので、お忙しさは察しますが、歴史系よりかは写真を見てもらえるだろう。TwitterやInstagramだけで、お客様を招きやすいのだろうし、YouTubeなんて子どもが見れば喜ぶものも多く、家族連れを多く招けるじゃないか。というのが、私の初見での考えでした。
しかし、課題であったYouTubeページのコンテンツを拝見し考えを一新しました。やはり、SNSとの調和は苦労が多いと思いました。
私自身、専攻が違うため、ずぶの素人視聴者目線での考えを先に述べます。
・説明を理解したいが、分かりかねる
・貴重な意見交換をしているのだろうけど、理解ができない
・どの世代に向けての動画か分からない
・字幕が欲しい
・説明内容の紹介スケジュールがあれば、内容が頭に入りやすい
・図や写真が見にくい
・アングラ、ってなに?
以上が、動画を視聴した感想です。動画は専門家でもないので、編集に苦労することは想像できます。新型コロナウイルスが蔓延し、外出自粛を徹底せねばならない中、動画コンテンツは大きな力があると思います。他の自然史系の博物館では、YouTubeのチャンネルが設立されていなかったりするので、独占市場の如く、広告の力を発揮できると考えています。
ですが、時間と労力を鑑みた時に「学芸員の仕事なのだろうか?」と思いました。少ない資金で出来うること、ではなく「未来投資」として、YouTubeチャンネルや動画を外部に委託することも悪くないのではないかと思いました。
あくまでも「学芸員」であり、「動画のクリエイター」や「バズる配信者」になってもらうことは困難です。
この博物館では、地域市民と連携がとれる「サークル」を有しています。そのため、その中で「Twitterの発信力に優れた人」といった力を持つ人を探し、意見をもらうことから始めていけば。自ずと、広報力を強める「育成」に繋がるのではないのか。
違う畑を知ることで、視野を広げ新しい考えを持ち帰ることができると考えた、私の感想になります。
京都橘大学M.N