博物館実習(冬) 5日目
こんにちは、博物館実習(冬)、5日目のブログを担当させていただきます、S大学のR.Sです。
博物館実習の最終日となった5日目の実習では、松本学芸員の指導の下、午前に昆虫の資料に関する講義を聞かせていただき、午後からは実習生が事前課題として作成してきた、冬超し虫の資料の発表を行いました。
午前の講義では、昆虫についてのお話から始まり、昆虫の採集方法や、標本の作製方法、昆虫の資料収集に関する事柄などを学ぶことができました。その中でも特に興味を持ったものは収蔵庫のお話でした。私は昆虫を観察することが好きなので、120万点を超える標本を実際に見てみたいなと思いました。本来ならば、実際に収蔵庫の中へ入らせていただくことができたかもしれなかったのですが、今回の実習はオンラインで開催されているため、見学ができない状況であることが非常に残念でした。
午後の実習は、各々の実習生が事前に発見した冬越しの虫を、自分たちで調べて資料を作成し、実習本番で発表し、講評してもらう形で行いました。私は発見したミノムシを題材に資料を作成しました。資料を作成する際、インターネットで情報を探索していたのですが、意外にもミノムシに関する情報が少なく、同定が難しいなと感じました。さらに、ミノムシを発見した際にミノの中を調べるという作業をしていなかったため、余計に情報が足りなくなってしまいました。次からは中身まで十分に確認することを覚えておくべきだと学びました。また、他の実習生の方々の発表では、ぎっしりと調べた情報を書き込んでいる方や、数種類の虫を発見した方、ストーリー仕立てで発表している方もいて、自分ももっと情報を詰め込む等の工夫をしなければいけなかったなと思いました。
この5日間の実習では、自分の甘さや弱いところが多く見つかり、もっと努力しなくてはいけないなと感じました。そしてなにより、大阪市立自然史博物館に訪問することができなかったことが非常に悲しかったです。外出が自由になる状況が戻ってきたらぜひ大阪市立自然史博物館に訪れようかと思います。