2021年度 博物館実習 11/13 【4班】
こんにちは。和歌山大学のM.Sです。
本日4班では、館長さんと共に寄贈された標本を整理を行いました。主に鉱石や化石でした。
博物館では標本等の受け入れをしますが、すべてを受け入れているわけではありません。まずは名前や産地等のデータがあるかどうかや、保管できるスペースが確保できるか等で受け入れの可否を決定します。その後受け入れを決定したものすべてに仮番号を振り、箱に入れ替え、付属しているラベルを見てデータの入力をしていきます。実習ではこの部分を行いました。
寄贈されたものの約半分ほどにはラベルが付いた状態でしたが、それ以外は自分たちで鉱石や化石の名前を調べながらデータを作成しました。調べるのも、ヒントがほとんど無い状態でしたので、その分野の知識が十分でないと見当をつけることすら難しいことを身をもって体験しました。学芸員には分野の広く深い専門的な知識が必要という事がとてもよく分かります。
また、ラベルの重要性が非常によくわかる実習でした。ラベルが標本と共に保管されていないと、後々利用する人が名前は分かっても産地が無く標本として使えなかったりしてしまいます。ラベルは標本の見た目からは分からない情報を伝える大事なものなのです。
今回の実習を通して、標本には情報が載っているラベルが不可欠であること、そして自分達の知識は分野のほんの一部でしかないことを痛感しました。将来コレクションをしつつ、自分の知識を増やすのも良いなと思いました。もちろん、保管の際にはラベルを忘れずに!