2022年度秋季博物館実習(5日目)

こんにちは、高知大学のW.Yです。
実習最終日である20日、大阪自然史フェスティバル2022の2日目です。天候も何とか持ち、それなりの天気での開催となりました。
私の担当は一階、情報センターでの来館者へのパンフレット配布でした。9時半の開館と同時に多くの方が来館され、100部近く用意していた手元のパンフレットがすぐになくなり、何回も補充に行かなければならないほどでした。
A会場であるネイチャーホールがややわかりにくい位置にあったり、博物館への入館が通常と違うルートを通らなくてはならなかったので声を出しての誘導も行いました。1つ改善したいなと思ったことは、このA会場や博物館へ誘導する看板です。A会場に誘導する看板は階段の入り口のところに大きな看板が吊ってあったのですが、来館者が歩く向きのほぼ真横であり、かつ上部にあるため視界に入りにくいのではないかと思いました。実際、A会場はどこかと聞かれ私が看板の方を示すと、(あぁ、看板あったのか)というような反応をされる方も多かったです。
博物館への誘導看板は来館してすぐ目に入る柱にありました。ただ、この看板は通常時の入館方法を示す(植物園入り口に誘導する)ものでしたので、今回のようなイベント時に誤った方へ進んでしまう来館者もおられました。何かの紙で覆う、矢印の向きを直進にするなどの対策をすれば来館者が混乱せずに済むのではないかと思いました。
フェスティバルでは多数のイベントも行われました。バードウォッチングや鳥の絵を描く教室などがありました。私個人としては高知県で問題となりつつある外来種の鳥「サンジャク」についての講演を聞きたかったのですが、あいにく都合が合わず断念しました。
そんな人のために今回のフェスティバルの公演はyoutube配信が行われていました。大阪自然史博物館の公式youtubeにてライブのアーカイブが残っていますので、満員で聞けなかった!そんな公演があるとは知らなかった!もう一度講演を聞きたい!という方はご覧になってはいかがでしょうか?
大阪自然史博物館公式youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E7%AB%8B%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%8F%B2%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8
フェスティバルへの来場目的の他に、お子様連れの方に複数回「恐竜の展示室はどこか」と尋ねられたりもしました。この博物館の人気な展示物であるんだな、と実感する出来事でした。
今回の自然史フェスティバルの総来館者は推定で17300人だそうです。コロナ禍前と比較すると規模は縮小しましたが、久しぶりの開催ということもあって参加者からは喜びの声もいただきました。私自身も両日ともに休憩の時間を使いまして、出展者の方々とお話ししたり買い物を楽しみました。
そんなフェスティバルも16時半になり閉幕、ここから撤収作業が始まります。A会場で使われた机や椅子を元あった収蔵庫、倉庫へ運びます。B.C会場で使われたものと合わさってエレベーター待ちで渋滞が起こるなどしましたが、無事に撤収作業が終了しました。
5日間の実習を通して学芸員の心得や、必要とされるスキル、業務内容を知ることが出来ました。また、他大学生徒との交流を通じて新たな気づきを得ることが出来、非常に良い刺激となりました。
最後になりましたが、実習を受け入れてくださいました大阪市立自然史博物館のみなさまにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
5日間大変お世話になりました。ありがとうございました。
高知大学 W.Y

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