2023年夏期博物館実習 2日目(8月24日)
2日目ブログ担当の、京都先端科学大学Y.N.です。
本日、博物館実習2日目(8月24日)は、各班に分かれての活動でしたがその中で3班は、昆虫研究室の松本学芸員に収蔵室をご案内いただき、ウスバカゲロウの標本づくりについてご教示いただきました。
収蔵室では、班員それぞれが興味・関心のある昆虫標本についてご説明いただく時間や質疑応答の時間があり、班員それぞれにとって有意義な時間になりました。私自身も知らなかった昆虫について知ることができましたし、質疑応答の中で昆虫の標本は数百年単位での保存が可能であるという話を聞いて保存状況を適切に保つことの重要性を改めて知りました。
標本づくりでは、繊細な作業が多く失敗しまうことも多かったのですが、班員の方のお声がけや学芸員の方の丁寧なご教示のおかげで、無事に終えることができました。この経験を通して、学芸員の方の技術力の高さとその苦労の両方を改めて実感しました。また、標本づくりの過程で、同定という作業にも取り組みましたが、個体ごとの羽の違いや大きさの違いを実際に観察できたことは貴重な体験になりました。この体験から新たな知識を得ることができましたし、写真ではなく実物を保存することの重要性を理解することができました。