2023年度夏季博物館実習5日目(8月27日)
こんにちは、岡山理科大学のT.Hです。
実習5日目最終日、月例の友の会行事である「自作トラップでウミホタルの観察にチャレンジしよう」に同行・参加しました。行事内容を紹介していこうと思います。
参加者が集合してから淡輪海水浴場へ向かい、桟橋付近の浜辺に到着してから人物紹介を行い、ウミホタルの生態と採集方法の説明が行われました。ウミホタルがどのように光っているのか、泥の海底よりも砂の海底に生息している理由、なぜエサとしてカニかまぼこがおすすめなのかなどの話と、トラップを仕掛ける際の注意点として、海に投げ入れる前に紐を桟橋に括り付けておくか自分の腕に通すなどして、回収することができない状況にしない工夫や、海に落ちないように注意を払うことなどの話を聞きました。話が終わるといよいよトラップを仕掛けに桟橋へ向い、参加者の各グループごとに持参した手作りのトラップを仕掛けていました。仕掛けてすぐにトラップを引き上げるのではなく、40分ほど時間をおいてから引き上げました。ウミホタルは辺りが暗くなってから動き出すので、完全に辺りが暗くなるまでの待ち時間です。待ってる間の40分では、各々持ってきていた軽食を食べたり、波打ち際で貝殻を拾ったり自由に過ごしていました。時間が経ちトラップを引き上げ、目の細かい網でトラップ内の海水をこすと、青色に光る小さなウミホタルを発見しました。その後、もう1,2回トラップを海に投げ入れ回収し、ウミホタルの観察を行いました。最後に浜辺集合し、1日のまとめと質問タイムが行われました。ウミホタルを家で飼おうとした場合、食塩水はNGですぐに亡くなってしまうため、人工海水を用意するか海から海水を直接持って帰るかする必要があるみたいです。質問タイムが終わった後、解散の流れとなりました。
今回の行事に実習生として参加し、物事を大勢の前で説明する時には声だけでなく、体の動きやスケッチブック、小道具などを使い工夫することの大切さ、参加者の方との接し方などの勉強するだけでは身につけにくい技術などを、実際に体験することができました。実際に体験することは早々にできないことなので、とても良い経験になりました。