2023年度夏季博物館実習5日目(8月27日)
岡山理科大学博物館実習生のS.Yです。博物館実習5日目。今日で最終日でした。今回の実習内容は友の会行事の「自作トラップでウミホタルの観察にチャレンジしよう」というイベントの補助でした。補助ということでしたが、ほとんど参加者の心構えで良いとのことで、実習生ながら非常に楽しませていただきました。
当日、駅前で集合。それなりに暑くはありましたが、猛暑というほどでもなく、快晴で観察会日和でした。海につくなり海の香りと潮風が気持ちよく、少しばかりの波音も心地よいものでした。海にいると少し肌がべたつきますが、それも海の良いところです。
肝心なウミホタルのトラップはというと、参加者の方々はペットボトルやプラケースなど多種多様なものを持ち寄り、それぞれの個性が出ており、それも面白かったです。私たち実習生は班ごとに一つのトラップを貸していただき、それぞれ海に沈めました。トラップにウミホタルが入るのを待っている間、貝殻を観たり海の中を観たりしていました。
その中で、波打ち際に牡蠣の殻を見つけました。よく見ると面白い形をしていて、「珍しいな」と思っていると、参加者の方から「近くの箱作の方で牡蠣の養殖をやっているよ」と教えていただきました。大阪でも牡蠣の養殖を行っていると知り、少し驚きました。機会があればぜひ食べてみたいものです。
トラップの引き上げの時間が訪れ、各自海からトラップをサルベージしました。場所によっては「うわ!光った!」という声が聞こえてきました。さて、自分たちのトラップを調べると、見事に小さく青く光るものがありました。ウミホタルです。この簡易的なトラップでもウミホタルを捕まえることができるんだと感心しつつ、神秘的に光を放つウミホタルに見を奪われました。
ウミホタルはずっと光っているわけではなく、光るのは一瞬で意外でした。数秒の間でも、綺麗に光るウミホタルをうらやましく思いました。私たちは光りませんから。大人も子供も、光るウミホタルを見て大興奮し、楽しい雰囲気に包まれました。
参加者の創意工夫あふれるトラップや海の美しさに魅了されつつ、ウミホタルの神秘的な光り輝きに感動しました。光るウミホタルの一瞬の美しさは大人も子供も楽しい空間に包み込み、非常に素晴らしい体験になりました。