博物館実習4日目
こんにちは。こちらの博物館で実習をさせていただいている北海道大学のH.Hです。
本日は、一般の方が博物館に寄贈してくださった植物化石についているラベルの情報をエクセルにまとめる作業等を行いました。ラベルには化石が発掘された産地、日付、そしてその化石が何の植物種であるのか、が主に書かれていました。ただ、中には情報が欠けているものや、ラベルの字の解読が難しいものもあり、データ入力という単純作業でも意外と時間がかかってしまうことを実感しました。採集した物を学術的な価値のあるものとして残しておくには、標本そのものだけでなく、その標本の情報を記したラベルをしっかりと残しておくことが重要であることを改めて実感しました。
最後に、担当の学芸員の方が植物化石について説明をしてくださいました。植物化石は、石に含まれているままの標本として置いておくだけでなく、石から取り出し液浸標本としても残しておくことがあると学びました。液浸標本にすることで、植物の構造を立体的に観察することができるそうです。このように、標本を様々な形で残しておくことは研究をする上で大事なことだと知りました。
明日が実習最終日となります。ここでの実習は、私の専門外の分野についての学びが多く、毎日がとても充実しています。明日の実習も全力で楽しもうと思います。