博物館実習3日目
こんにちは。北海道大学のK.N.です。博物館実習3日目(1月8日)の実習内容の記録をします。
1月8日の実習ではイベント「博物館たんけん隊」の簡単な補助をしました。「博物館たんけん隊」とは小中学生を対象とした、普段見ることができない博物館の収蔵庫や実験室等の裏側を回るバックヤードツアーです。午前の部と午後の部があり、午前の部では受付係と子ども達のツアーの補助スタッフとして、午後の部では保護者ツアーの補助スタッフとして参加いたしました。
受付係で担当していた友の会の方から、受付では親御さんではなく必ずお子さんに名前を言ってもらうことで、子どもたちに自主性を持って参加する意識を高めてもらうのだと教えていただきました。このツアーでは子どもたちは保護者から離れて、学芸員らと行動するため、受付の時点から子どもたちが主体的になることを促しているのだとわかりました。ツアーでは学芸員や補助スタッフが子どもたちの疑問を積極的に拾い上げて答えようとしているのも印象的で、楽しく話しやすい雰囲気を作っていると感じました。実習生はツアーの間、学芸員の補助や、安全に気を配って声かけを行いました。
子どもたちの帰りを待っている間、保護者の方々は、学芸員の方から博物館では展示を見るだけではなく、体験プログラムに参加することを通じて博物館と学芸員を積極的に利用してほしいというプレゼンを受けていました。保護者ツアーの中で保護者の方々が収蔵庫の様子や展示されている資料の写真を撮ったり質問をしたりして、学芸員の説明に興味を持っている様子が伝わりました。このように保護者の方にも博物館のことを知ってもらうことでより親しんでもらい足を運んでもらいやすくなるのだと思いました。
今回、大阪自然史博物館のイベントに参加することで、教育普及活動に力を入れて取り組んでいることがよくわかりました。イベントの対象となる子どもだけではなく、大人にも楽しんでもらえるようにわかりやすく伝えることの大切さもわかりましたし、学芸員と友の会の方々の連携から横の繋がりの強さを垣間見たように思いました。