2023年度冬季博物館実習2日目(1月7日)
こんにちは。博物館実習2日目のブログを担当します、滋賀県立大学のY.Yです。
実習2日目は「はくぶつかん・たんけん隊」というイベントが開催され、その補助スタッフを担当しました。
「はくぶつかん・たんけん隊」は、小中学生が学芸員の説明を受けながら、3つの収蔵庫と学芸員の研究室や作業室、書庫を「たんけん」するイベントです。イベントは午前の部と午後の部の計2回行われ、4つのグループ(小学校低学年、中学年、高学年と中学生、小中学生の保護者)に分かれて実施されました。
午前は保護者グループのスタッフを担当し、佐久間先生の説明を聞くことができました。佐久間先生はツアー前のお話で、「博物館にいるのは会いに行ける研究者」、「自然と科学が身近にある生活:ミュージアムライフ」等を話題に挙げられ、保護者の方も博物館をより身近に感じられたのではないかと思います。また、佐久間先生はツアーを通して、博物館が資料を収集し続ける意義や、標本を守るだけでなく活用すること、活用する人を育てることの重要性を強調されていた印象を受けました。
午後は小学校中学年のグループを担当し、長田先生の解説を聞くことができました。午前の保護者の方も同様でしたが、児童たちは興味津々で学芸員の話を聞いたり、標本を見たりしていました。午前のグループとは異なり、小学生を対象とした説明を聞く中で、平易な言葉を用いて専門的な話をする難しさを感じました。また、自身の反省点として、児童たちにはもっと細やかな対応が必要だったと思いました。例えば、説明された全ての資料を撮影しようとするあまり、実物を十分に観察できていない子に、実物を見られる貴重な機会を大切にしてもらえるように声掛けができれば、より良かったかと思います。
午前と午後で年齢層の異なるグループの補助スタッフを担当し、また専門分野の異なる二人の学芸員の説明を受けることで、博物館を様々な角度から捉えることができました。博物館の意義や、博物館が社会とどのような関係を構築すべきかについて、今後考えを深められればと思います。