2024年度 秋期博物館実習 1日目(11月13日)
こんにちは。R大学のS.Tです。実習1日目(11月13日)のブログを担当します。
1日目の実習ではオリエンテーションと博物館内見学を行いました。
午前中は冊子を用いて5日間の実習内容や自然史博物館の沿革、職員や普段の仕事内容について説明を受けました。自然史博物館は通算して50年を越える歴史があり、館内で働く学芸員は研究だけでなく、資料集めや管理、新たな展示を考えたり、フェスティバルや展覧会に向けて働かれています。この話を聞いたときに「学芸員の仕事は人との関りが深く、研究以外にも結構あるんやな」と知り、午前のオリエンテーションで学芸員の仕事に対する考え方が、大きく変わりました!
午後の博物館内見学では館内の収蔵庫や展示室を見学しました。自然史博物館では3つの収蔵庫があり、一般収蔵庫、特別収蔵庫、液浸収蔵庫に分けられています。1つ目の一般収蔵庫では主に、本や岩石、動物の骨格などが収蔵されていました。特に動物の骨格は、何の動物か聞くまで見分けがつかなくて、生前とは姿形が異なっていたため見ていてとても興味深かったです!2つ目の特別収蔵庫では主に、昆虫、植物などが収蔵されていました。この収蔵庫ではカビや虫が発生しないように管理が厳しく、庫内には防虫作用のあるナフタレンが充満しており、タンスの防虫剤の匂いよりさらに強烈で嗅覚にはなかなかの刺激でした!3つ目の液浸収蔵庫では主に、魚や動物や臓器など生身のものが収蔵されており、それらの鮮度を保つために、エタノール漬けにされて保管されていました。そのため室内にもアルコールが飛んでいて、ケーキのような甘い匂いがしましたし、アルコールが飛んでいるので未成年は入っても大丈夫なのかなと思いました。その他にも、type標本と言って、動植物の原種となるものも保管されており貴重性が高いため、室内が火事になった際でも守れるようにCO2タンクがっ設置されていました。貴重性が高いtype標本を見ることができて感動しました。
一般収蔵庫
特別収蔵庫
液浸収蔵庫
感想
博物館の学芸員の仕事は主に資料の収集だけをするイメージがありましたが、展覧会やフェスティバルに向けて設営やパンフレトの作成などイベントに向けて行うべき仕事が多く、資料の収集よりかはイベントに向けての準備など、裏方の仕事の方が多いようにも感じました。その他には、利用者から質問が電話やメール、訪問などであり、研究以外にも対人とのやり取りもあるため、子供や大人とも話せるような接客スキルが必要だと感じました!
ここまで読んで頂きありがとうございました!!