喰い道楽

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2006年11月12日  ヒシ、ナマズ

材料の入手:下でほとんどすべての食材を食べ尽くしたが、唯一余ったのがヒシ。さらに秘蔵の大和川産のナマズも登場。
調理法:ヒシの実の中身をほじくり出して、ナッツのような使い方。SPAMと青葱と一緒に炒めて、スパゲッティに。味付けは塩と胡椒程度。青葱、ちりめんじゃこ、ヒシを炒める。ナマズの方は、素焼きと、甘辛い醤油だれで蒲焼き風。
コメント:ヒシの実は油で炒めると滅茶うまい。茹でただけで食べるのはもったいない。ヒシの実スパゲッティは店屋で出てもいいくらい。一方、ナマズは微妙。臭み抜きの下処理をしてないからだろうか、味自体はうまいのだが、後味が滅茶まずい。洗剤の味がする。最初は美味しいと言いながらパクパク食べていたけど、途中で気持ち悪くなった。


2006年11月12日  コジイ、スダジイ、マテバシイ、ムカゴ、ヒシ、タイワンシジミ、ヨモギ、コイ

材料の入手:コジイ、スダジイ、タイワンシジミは、11月7日に奈良で採集してきたもの。マテバシイは以前、長居で拾った。ヒシはIさんとS学芸員が淀川で採ってきた。ヨモギは博物館裏のビオトープで、春に採集。コイは、大和川(大阪市住吉区)で採集してきたもの。
調理法:コジイ、スダジイ、マテバシイ、ムカゴ、ヒシは、ゆでたもの。タイワンシジミとコイは味噌汁。コイの方は、しばらく大根おろしに浸けるなどの臭み抜きをしたそうな。ヨモギは、パンと餠に混ぜて。シイの実やヒシの中身を混ぜたパンもあった。
コメント:シイの実がうまい。食べ出すと止まらない。それに比べるとマテバシイは大きいけどあまりうまくない。ヒシはそこそこうまいけど、ほじくり出すのが面倒。ただし、コジイとスダジイの味の違いはわからなかった。ムカゴは安定してうまい。味噌汁に入れてもいける。タイワンシジミの味噌汁はそれなりにおいしいが、たくさん入っている割にはあまり出しが出ていない気がした。コイこくはうまかった。とくに皮のところのゼラチン質がうまい。ただし、ちょっと臭みがあった気がする。ヨモギ餅やヨモギパンも安定したうまさ。そんな中での一押しは、シイの実パン。これはめっちゃうまい。冷えてもうまい。パン屋で売ってもいけると思う。パン屋のみなさんお試しください。


2006年11月7日  コジイ、スダジイ、タイワンシジミ

材料の入手:週末の友の会の秋祭り用に採集してきたのを味見。
調理法:シイの実は、拾いながら生食。シジミは小さいのをゴマ油で炒める。味付けは藻塩。
コメント:シイの実はうまい。本番では煎って食べるから、より一層うまいはず。タイワンシジミはうまかったような気がするけど、うまさはゴマ油と藻塩? なんせ小さかったので…。


2006年10月8日  アミタケ

材料の入手:観察会でキノコを採った。自信をもってアミタケ。もう一つムラサキシメジとか?と思ったのも採ったが、帰ってきて図鑑を見るに違うらしい。イッポンシメジ系のややこしい種類っぽい。ややこしいキノコは喰わないに限るので、こちらは断念。
調理法:さっと洗って、適当にちぎって、鶏肉、人参、馬鈴薯と一緒に煮る。味付けは酒と醤油。
コメント:うまい〜。煮ると紫色になる。彩りも賑やかになってグ−。


2006年10月3日  ミョウガ

材料の入手:高代寺山で花が咲いていたので、2本採集してきた。
調理法:水で洗って、スライスして、お造りと一緒に食べた。
コメント:シャキシャキして、おいしいと言えばおいしいけど、あのミョウガの香りがあまりしない…。


2006年10月1日  オゴノリ、ツメタガイ

材料の入手:どちらも干潟で拾ったもの。
調理法:オゴノリは夕食に食べた。献立は3つ。さっとゆがいてから、味噌汁、酢の物、炒め物。炒め物は、豚肉とエリンギと一緒に炒めて、塩胡椒で味付け。ツメタガイは昼食時に宿が料理してくれたもの。濃いめの味で煮付けた感じ。
コメント:オゴノリはうまい。でも、味噌汁に入れると、ちょっとやわらかくなり過ぎか。炒めものも少し軟らかめ。酢の物が一番うまいかも。ゆがかずに炒めた方がいいかも。ツメタガイはうまかった! 以前自分で料理したときはあまりうまくなかったのに〜。なにか下処理に違いがあるのだろうか? また今度自力で挑戦してみたい。


2006年9月23日  カメノテ、クロフジツボ、イソスジエビ、イボニシ、イシダタミ、クボガイ、キュウセン

材料の入手:キュウセンは釣ったもの。それ以外は、磯で採集。
調理法:キュウセンは刺身。あとは味噌汁の具として。味噌汁の具としては、他にもカニや釣った魚が色々は言っていた。クロフジツボとマツバガイは生でも食べた。
コメント:キュウセンの刺身はうまい! 歯ごたえがあるので、薄く切った方がいいだろう。味は抜群。クロフジツボとマツバガイの生もうまい。が、海水の味がちょっと強い。味噌汁は、めちゃめちゃうまい! 出汁はおもに貝や甲殻類から出ている感じ。汁がとってもうまいのと同時に、クロフジツボや貝類がうまい。クロフジツボは、先っぽがすこしジャリジャリするのだけが難点。マツバガイはゆでたら簡単に殻と肉が別れる。ちょっと小さめのアワビといった雰囲気。巻貝3種の中では、イボニシが一番。身が出しやすく、肉にほんのり苦味があって大人の味。クボガイの肉も出しやすいが、味があっさりしすぎ。イシダタミはあっさり味の上に、身が中に入り込んでしまい爪楊枝でもだしにくい。カメノテは小さすぎて食べるところなし。イソスジエビは、ふつうに小さいエビの味。


2006年9月20日  カメノテ

材料の入手:屋久島みやげ。屋久島ではでっかいのをパックにつめて売ってるらしい。
調理法:さっとゆでて、そのまま食べる。
コメント:味付けをしなくても、中に充分塩分が含まれている。爪の部分に食べるところがあるのかと思ったら、食べる場所は主に柄の部分。爪の中は固い部分ばかりで、ほとんど食べる場所はない。逆に、柄の部分は食べるところがつまっている。肉を引っぱりだして、むしゃむしゃ食べる。カニっぽい味。けっこううまい。


2006年7月16日  とある大型哺乳類

材料の入手:死体をもらった。処理過程で肉があまったので、食べてみることに。
調理法:バターで炒めて、醤油で味付け。
コメント:おいしい! 獣臭くなくて、牛みたいな味。固い牛肉と言えば、誰でも信じてくれる。


2006年3月23日  フキ

材料の入手:田んぼ周辺をウロウロしていた。ふと見ると斜面にフキノトウが。というか、かなり立派なフキの塔状態。小さめのを選んで採取してみた。
調理法:さっと水洗いしてから、ゴマ油で炒めて、醤油と日本酒で味付け。
コメント:そんなに大きくなったのは苦いで。という声をものともせずに食べてみた。苦いと思いきや、ぜんぜん苦くなかった。むしろ、ほどよく香りがあってうまかった。


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