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2009年1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
タイトル:「鳥を見ないで、鳥を考える −果実と羽根−」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:18名
経過と準備:数年に一度、室内例会をしろとのお達しがある。日頃役に立っていないので引き受けなくては成らない。せっかくなので、地元に来てもらって、午前は野外で観察会。午後は室内でお話という設定にしてみた。お話の内容は、持ちネタのバリエーション。2時間ほどで準備完了。
講演内容:午前中は野外で鳥を見ると同時に、果実の様子を観察し、落ちている羽根を拾った。午後、用意した話をし、それから標本を見せての羽根の解説。結局盛り上がったのは、標本を見せての羽根の解説。
反省:パワポの時は、半分くらい寝てたかも。
タイトル:「ホネで学ぶ、ホネで楽しむ」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:21名
経過と準備:9月末にメールにて依頼あり。似たような名前の団体が近頃多くてややこしいのだが、どうやら今までおつきあいのない団体さんらしい。だからといって断ることもないので引き受ける。最初はホネの標本作りの実習をしたいとのリクエストだったが、2時間しか時間がないとのことなので、それは断る。代わりに哺乳類のホネの話。基本的には、この夏に何度か話した内容。
講演内容:まず各部のホネの名称とホネの見方を、実際のホネを見せつつ説明。見せて、さわってもらったのは、トラ頭骨+下額骨、ウマ頭骨+下額骨、ニホンジカの肩甲骨+上腕骨+尺骨+寛骨+大腿骨。その後、なにわホネホネ団の紹介。最後に死体を見つけたら拾ってくれるように宣伝。
反省:持ちネタとして、それなりにこなれてきた感じ。時間もだいたいきれいに収まった。
タイトル:「ホネホネたんけん隊 ホネを拾って、ホネを取って、ホネで楽しむ」
場所:大阪市立住吉図書館
聴衆:17名
経過と準備:タイトルは中央図書館での講演会と一緒。内容は自然史オープンセミナーとほとんど同じ。ホネを見せて触ってもらえば1時間くらい過ぎるだろうと、シカの全身骨格とトラの頭骨を箱に入れて持って行く。
講演内容:哺乳類のホネの名称の解説とホネの見方や楽しみ方の紹介。その間に、シカの角とウシの角の違いの解説。シカの股関節、肩関節、肘関節の解説、シカとトラの顎関節の解説を、いずれも実物を見せて、回して触ってもらいながら。シカの頚椎や腰椎も回した。その後、なにわホネホネ団の紹介。最後にホネホネサミット2009の案内。
反省:受けたのかどうかよくわからなかった。楽しく聞いてくれた人もいたが、批判的なまなざしもあったような。子どもは比較的食い付いていた。
タイトル:ホネホネたんけん隊シリーズ1「ホネで学ぶ、ホネで楽しむ」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:66名
経過と準備:図書館で話した内容しか思い付かないのでそれを軸に、各部のホネの名称の解説するのを付け加え、あとは実物のホネを見て触ってもらうことにした。
講演内容:ホネには詳しくないので、難しい質問は8月の第2弾でするようにと、まず宣言。ホネホネ展を企画した経過から始めて、各部のホネの名称の解説とホネの見方や楽しみ方の紹介。その間にも、色々な実物のホネを見せて、できるだけ回してさわってもらった。回したのは、トラ頭骨+下額骨、ウマ頭骨+下額骨、キリン脛骨と大腿骨、ゾウ第一頚椎と第二頚椎、ウマ寛骨+大腿骨、ウマ上腕骨+尺骨。その後、なにわホネホネ団の紹介。最後にホネホネサミット2009の案内。
反省:1時間半を15分もオーバーした。なにわホネホネ団の話を始めた段階で残り15分。さすがに15分では終わらなかった。時間が足りなかった最大の原因は、ホネを見せながらあれこれと話したことだが、用意したホネの半分は使わずに終わった。ホネをまわしまくるので、おそらく寝てる暇はなかったと思う。すぐ後に、友の会の夕べがあるので、参加したい人は友の会に入会するようにとアナウンスしてみたら、半年会員が一人入会してくれた。
タイトル:「都会に棲息する鳥たちの繁殖活動」
場所:大阪市立自然史博物館 実習室 + 長居植物園
聴衆:25名
経過と準備:年中行事も4年目に入った。同じネタなので、準備はパワポの日付けを変えるくらい。
講演内容:午前中は室内で講義1時間半。大阪市内の都市公園で繁殖する鳥について、種数、巣場所、巣材、巣の形、広い公園に多いこと、ここ数十年での変遷について解説。それから、都市公園で繁殖する鳥の調べ方について説明。
反省:話は例年並みにできた。植物園に行ってみると、例年より1ヶ月遅れだけあって、鳥がいない。例年ならたくさんいそうなムクドリの親子連れすらいない。もっぱら、スズメ、コゲラ、カラスの古巣を見ていた感じ。
タイトル:「ホネホネたんけん隊 ホネを拾って、ホネを取って、ホネで楽しむ」
場所:大阪市立中央図書館 5階 大講議室
聴衆:約65名
経過と準備:この4年ほど、夏の特別展に合わせて、大阪市の図書館で展示をし、講演をすることになっている。普及と同時に特別展の広報のいっかん。今年も中央図書館で講演することになった。前日にほぼ一日かけて準備、当日午前にも少し話題を追加
講演内容:まずなにわホネホネ団の活動紹介。同時にホネ拾いやホネ取り紹介。そしてホネの楽しみ方を提案。1階エントランスで開催中の展示の解説もかねる。最後にもちろん特別展の宣伝。
反省:受けたのかどうかよくわからなかった。楽しく聞いてくれた人も多かったようだが、そうでもない人もけっこういたような…。うちの友の会員も多かったので、どちらかといえばホームのような雰囲気。話しやすいことは話しやすかった。子どもがけっこう多かったのも特徴的。
タイトル:「展示室「生き物のくらし」のコンセプトと展示概要および手法について」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂・第5展示室
聴衆:10名
経過と準備:館長から新しい展示室を紹介する機会を作ったから話をしろとお達しがあった。その展示室の展示更新のとりまとめ役だったかららしい。あいにく日程があいていたので引き受ける。どうせごく少人数で、持ち時間は15分と聞いていたので、とくに準備はせず展示室でぶっつけ本番。
講演内容:生態学をテーマにした展示をつくる際に苦労したこと・注意したこと、ゲームなどを展示に多用する際の困難・注意点などを説明。展示の主要コンセプトであるさまざまな種間相互作用、生物と環境の関わりなどについて説明。その後、展示室でゲームなどハンズオン展示を中心に見て回った。
反省:時間を大幅にオーバーした。
タイトル:「大阪府の哺乳類2 調査の歴史と生息状況の変遷」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:10名
経過と準備:担当にはなったが、話すことがない。仕方がないので、当面の課題である大阪の哺乳類に関わって、昨年末に文献を調べた内容を話すことにした。すでに作ってあった表とテキストを取り込んだだけ。前日に2時間ほど準備しただけ。
講演内容:どんな文献を調べたかを紹介した後、1950年代以降、大阪の哺乳類に関してどんな調査が行われてきたかを概観。当館から出版している展示解説に書かれている内容を年代順に紹介(いずれの記述もどうかと思う)。そして、大阪の哺乳類相をリストアップした文献を年代順に並べて示す。最後に今後新たに大阪の哺乳類相に加わる可能性のあるクマ、周辺では記録されている種、未定着の移入種を紹介。
反省:やはりあまりたいした内容ではなく、すぐに終了。気付いていない文献や哺乳類情報を教えてもらおうという目論みだったが、年寄りの参加が少なく、うまくいかなかった。
タイトル:「冬の果実と鳥の関係」
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
聴衆:32名
経過と準備:1月恒例の年中行事。毎年話している持ちネタなので準備は事実上なし。パワポのタイトルを変えてただけ。
講演内容:果実と鳥の関係を教科書的に話した後、長居植物園での研究結果を紹介。おもにはヒヨドリの個体数の季節変化と、果実が食べ尽くされるタイミングについて。
反省:例年並みで、それなりに好評。今年は鳥の糞をさわるのを異様に嫌う人が多かった。それどころか、果実から種子を取り出す作業すら手袋をしようとしてた。