博物館実習 冬季コース 最終日

先日の22日、博物館自習 教育普及コースの最終日でした!
この日は博物館友の会の総会となっていました。「総会」と言うと私が思い浮かべるのはじーっと椅子に座って話を聞いて、眠い時間…というイメージがあります。友の会の総会もそのような感じなのかな、と思っていた私ですが全然想像とは違っていました!
友の会の総会は、会員の方々が2016年に行われた様々なイベントについて内容や学んだこと、感想などを発表しておられました。参加者もお年寄りが多いのかなと勝手に思っていたのですが、幼稚園くらいの子供からお年寄りまで幅広い年代の方が100名くらい集まっていました。
発表の内容も人それぞれで、ユーモアあふれるスピーチで和気あいあいとしていながら聴く側の人たちは小さい子供もしっかり発表者の話を聞いておられました。ここに集まっているのは本当に自然が大好きで、探求心の強い人ばかりなんだなと驚きました。
スピーチだけでなく、友の会会員の方が持込まれた品をオークション形式で販売したり、会員の方のデザインしたバッジのコンテスト、イベント参加数の多い人達の表彰などイベントも盛りだくさんでした。
また、福岡県保健環境研究所の中島淳さんによる招待講演「身近なドジョウとその魅力」は、私たちの知らないようなドジョウの生態やドジョウ信仰など、とっても面白いドジョウの話をたくさん聴くことができました。
講演後の中島さんによるサイン会は大盛況!本が完売してしまうほどでした。
5日間の実習を経て、博物館はただ展示をするだけでも研究をするだけでも十分ではなくて、地域の人々とのつながりやコミュニケーションがとても大切なのだと実感することができました。
大阪市立自然史博物館は、全国でもトップのイベント数で年間約200回のイベントを行っているそうです。
年間200回となると、学芸員の方の負担ももちろん大きくなります。しかし、たくさんのイベントを行うことで地域とのつながりは濃くなり、自然に興味を持ってくださる方もどんどん増えて未来の研究者を育てることに繋がるのかな?と思いました。
友の会の方は年齢に関係なく、みなさんとてもキラキラした表情で私も本当に楽しく実習を終えることができました!私も今回友の会に入会したのでぜひたくさんのイベントに参加しようと思います。
(M.T)

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