博物館実習2日目 3班
博物館実習2日目です。
今日からは班に分かれて実習を行いました。私たち3班は植物の分野に関する実習です。
午前中は博物館に寄贈された資料の情報をエクセルで記録しました。各資料の表題、よみ、著者、発行年、出版社などを調べ、入力しました。
研究者の残したものはとても役に立つ資料となるので、今後使用する人が使いやすいようにする必要があります。検索結果の出てこない資料などもあり大変でしたが、鳥や貝に関する昔の資料を見ることができ面白かったです。
午後からはキノコを研究していた吉見昭一先生の集めたキノコを、ラベルを付けて保存しました。ファイルに入っているキノコは紙や新聞紙などで包まれており、このままだとさらに状態が悪くなってしまいます。だれが、いつ、どこで採ったのかという情報を、吉見先生の菌類台帳を参考にして補い、ジッパー付きの袋に入れ保管しました。
ボロボロになっているキノコをどのように使うことができるのか不思議でしたが、顕微鏡で見れば胞子の形がわかり、キノコの種を同定することができます。また、新しい標本であれば、DNAをとることもできるそうです。使える範囲は限定されますが、大切にとっておけば活用できるのです。
この作業が終わった後、収蔵庫でキノコの標本を見せていただいたのですが、フリーズドライの状態で保存されたキノコや押し花のように保存されたキノコがありました。押し花のように保存されたキノコは額に入っており、飾りとしても使えるとてもかわいいものでした。文献でも標本でも次の人が使いやすいようにリストにし、保管し、活かしていくことが大切なのだと学びました。
明日からの実習も頑張ります。(3班 A.Y)