2020年度 秋博物館実習 3日目
こんにちは、3班のK・Hです。9月25日は、松本学芸員の指導の下、昆虫標本についての理解を深めました。
昆虫標本を保管するとき、注意事項がいくつもありました。湿度が高い場所に置くと、カビが繁殖し、標本がカビに覆われて台無しになってしまいます。湿度管理が徹底されている場所で保管していました。標本を暗所に置くことも大切です。紫外線のような波長が短いものは、標本の色を変えてしまいます。できるだけ長い期間、採取した時の状態を維持するためには、様々な事を気を付ける必要があることを学びました。
昆虫標本の作製や種同定を行いました。標本作製では、昆虫の体の一部がとれてしまうこともありましたが、とれてしまった部分も捨てずに標本にしました。種同定では、昆虫の翅脈の分岐の様子や顕微鏡を用いてケヅメの長さなどを見ました。見た目は似ていても、よく観察すると違う昆虫がたくさんありました。種同定をする際、何度もどのように判断したらよいか分からなくなり、難しかったです。
このように昆虫を標本として残すのは、今身近にいるものでも10年後20年後にはいなくなっている可能性があるからです。標本として残すことの大切さを学びました。
(3班 名城大学 K・H)