博物館実習_2021.8.20

博物館実習_大阪自然史博物館_2021.8.20
H大学のU.Kです。
 本日の実習は昆虫実習で、昆虫標本の講義と、各自の発表(採集してきたセミの抜け殻の紹介、セミに関する行事案の企画)が行われました。
 昆虫標本の講義では、他の動植物と同様、「いつ・どこで・だれが」といったラベルが重要であることを再確認しました。また、昆虫標本は、カビや、他の虫に食べられてしまうことことへの対策が必要であることも学びました。カビや虫害については、昆虫標本で特に気を付ける必要がある点だと感じ、しっかりと乾燥させることや、防虫剤(ナフタレン)などの対策方法があることを知りました。
 その後、各自の発表が行われました。内容は、採集してきたセミの抜け柄の種同定とセミに関する行事案の企画でした。セミの種同定については、クマゼミとアブラゼミを採集してきた人が多く見られ、またニイニイゼミやツクツクボウシを見つけていた人もいました。北海道で採集したエゾハルゼミもありました。私はクマゼミしか見つけることが出来なかったので、他の人の発表を聞き、他の種の実物写真を見たり、特徴を理解したりすることができてよかったです。また、同定についての説明で、その特徴の拡大写真を表示するなど、分かりやすいスライドがあり、私は個体全体の写真しか見せていなかったので、そのような写真の見せ方は今後参考にしたいと思いました。
 行事案については、セミの抜け殻や鳴き声を観察するというものが多かったように思います。しかし、「セミの抜け殻を食べてみよう!?」というセミを食べる行事や、宿泊を伴った羽化の観察会といった提案があり、とても面白いアイデアだと思いました。私は観察することしか思いつかなかったので、そのように色々な角度から行事を考えていけるようにしたいです。
 オンラインの実習でしたが、自分で採集し、それについて発表し合うことで、想像以上に多くのことを学ぶことが出来たと思います。

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