2022年度夏季博物館実習2日目

 こんにちは、大阪芸術大学のS.Kです。
 実習2日目は、植物研究室のY学芸員の下、植物標本庫の見学と、押し葉標本のソーティング作業を行いました。押し葉標本とは、植物を平面に押し込め、乾燥させたもので、押し花との違いはラベルがあるかだそうです。
 ソーティング作業は、種類別に分類された押し葉標本を、自然史博物館の登録がある大阪府産のものと登録されていないもの、大阪府以外の地域のものに分けるというものでした。いつ、誰が、どこで、何を採集したかといった情報が書かれたラベルを見ながら分けるのですが、昔の地名で書かれていたり、手書き、英文のみなど様々なラベルがあり、中には見ただけでは判断できないものもありました。そんなラベルを見て、普段から膨大な数の標本を分類している学芸員の仕事の大変さを痛感しました。
 博物館で管理・保存されている植物の標本は、研究者や来館者はもちろん、美術や音楽を学ぶ人達など、私のような植物分野を専門としていない人達にも利用されているそうです。このように標本は、幅広い分野の人達に役立てられるようにあるのだと学ぶことができました。そのためにも、今回行ったソーティング作業は地道ですが、とても重要な仕事であると実感しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です