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2011年1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
タイトル:「都市で繁殖する鳥」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:39名(内、友の会会員24名)
経過と準備:都市の自然シリーズの一つの第3回で、都市の鳥の話をすることに。基本持ちネタで、あちこちで話をしてるけど、ホームで話すのは久しぶり。でも、すでに聞いたことのある人が多そうだなぁ。というわけで、新ネタをまぜるべく、今シーズン情報を集めた大阪市内のツバメの繁殖情報、ツバメとスズメの減少の話題を入れてみた。さらにちょっと表をなどを見やすくしてみた。準備には1日半くらい。ツバメ情報の集約に一番手間取った。
講演内容:東京の都市鳥話でイントロ、大阪市内・大阪府内の公園で繁殖する鳥の調査結果、市街地に進出するタカの話、巣場所や巣材に人工物を使う話、ツバメとスズメの減少話、最後に大阪市内のツバメの巣情報をまとめたの。来年も調査するから協力よろしく〜、て終わった。
反省:イントロの途中でパワポが落ちて、マシンを再起動。なんだかんだで10分近くマシンを復活させつつ、パワポ抜きで話して時間稼ぎ。めっちゃ汗かいた。あとは順調に進んだが、10分超過。全体的にあまり笑いがとれなかった。聴衆に占める友の会会員以外の割合が高めだった気がする(いつもより知らない顔が多かった)。どこかで広報されたのか?
タイトル:「大阪府の哺乳類」「ホネで学ぶ、ホネで楽しむ」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:18名
経過と準備:なんとなく引き受けてしまった。哺乳類の話とホネの話といわれたので、2本立て。いずれも他で話したことがあるのを、少し手直ししただけ。15分くらいで完成。
講演内容:大阪府に生息する哺乳類の分布の状況、増減を紹介。ホネから分かることの話となにわホネホネ団の紹介。の2本立て。
反省:ちょっと時間超過したが、おおむね好評だったようす。質問で興味深かったのは、皮剥きの衛生面のことと、同じ種類の標本を集める意義。想定外の質問であったが、まあちゃんと答えて納得してもらえたかなぁ。
タイトル:「大阪府の哺乳類の分布」
場所:ナチュラルキッチンめだか2号店
聴衆:20名
経過と準備:からお金をとっての企画に引っ張り出された。何度か話をしたことのある大阪の哺乳類の分布図を、少し整えただけ。約30分ほどで完成。
講演内容:大阪府に生息する哺乳類の分布の状況、増減を紹介。とくに喰って減らせる可能性ということで、喰えるかどうかに言及。
反省:30分と言われたのに大幅に超過した。全体テーマともちょっとずれてたかも。もう少しテーマに沿った絞った話をすべきであった。
タイトル:「大阪湾岸のカモメ類の分布」
場所:大阪市立大学
聴衆:約60名?
経過と準備:北海道の方から電話。海鳥の話をしろという。海鳥の調査なんかしてないし、と答えたらカモメ類でいいという。カモメ類なら調査してる…。というわけで、仕方なく引き受けた。直前までイベント準備で忙しく、準備をはじめたのは前日の昼。深夜まで13時間かかってようやく準備完了。一年前からやってる大阪湾の水鳥調査。それを慌ててカモメ類だけ集計。グラフにする余裕はないので、表にまとめて、やっと見せられる形に。といっても生データの集計を整えるだけで精一杯。
講演内容:調査のきっかけ、方法、調査地の紹介から始まって、大阪湾岸6エリアのカモメ類の個体数の季節変化。とくに季節による分布の違い、とくにイカナゴ漁の影響を紹介した。
反省:準備不足だったが、話の内容はおおむね好評だった気がする。とにかく時間通りに終わったのは評価されるはず。
タイトル:「ホネからわかること」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:91名
経過と準備:ホネについて学習してるので、その話をというリクエスト。2年前によくやったネタの使い回し。パワポの準備は15分ほど。ただ、せっかくなので、実物のホネを準備。ウマとトラの頭骨。キリンの首のホネ。
講演内容:身体の仕組みが分かるよという話と、なにわホネホネ団の紹介。あとは実物のホネを見せた。
反省:学校の授業で実物のホネを登場させると拒否反応があるかもと少しドキドキしたが、むしろ盛り上がった。調子にのってトラの頭骨で一人の子どもの手をかんでみせたら、みんなかんでもらいたがり、本筋に戻るのに苦労した。
タイトル:「カラスのねぐらとそれに関わる生態について」
場所:豊中市立生活情報センター
聴衆:約30名
経過と準備:カラスのねぐらについて質問の電話。一通り答えたら、調査に向けての学習会をするからそこで話して欲しいという。でも、調査は夏から年末で終わると言う話。そんな中途半端な調査に付き合えない、せめて一年続ける気がないなら無駄なので協力しないと断った。すると続けるという答え。偉そうに言った手前引っ込みが付かず、引き受けることに。以前からの持ちネタの都市で繁殖する鳥の話のカラス部分を抜き出し、大阪府のカラスの集団ねぐらさがしの話を引っ付け、それでも足らないので、論文紹介を2本。準備に3時間ほどかかった。
講演内容:ハシブトガラスとハシボソガラスの違いからはじめて、大阪の都市へのハシブトガラスの進出、巣材や巣場所の変化、カラスの集団ねぐら、なわばりの利用パターンと話を進めた。
反省:聴衆の中には、カラス被害の対策を知りたくて来た人もいたらしい。そういう人にはカラス好きっぽさがあふれた話は気に入らなかったらしい。話のあと、調査の進め方の相談があって、そこにも同席した。偉そうにコメントしてしまった…。カチンときた方もいた様子。
タイトル:「大阪府のカエルの分布現状」
場所:芥川緑地資料館あくあぴあ芥川
聴衆:約40名
経過と準備:4年前のカエルツボカビシンポジウムで話した内容に、淀川水系調査プロジェクトのラストスパートの内容を追加。
講演内容:大阪府に生息するカエル類13種とイモリの分布図を紹介。また淀川水系調査プロジェクトの時の市民参加での調査の雰囲気を紹介。
反省:それなりに興味を持ってもらえたと思う。でも、他県のカエルの状況についてのコメントに鋭いつっこみが…。
タイトル:「初めてのバードウォッチング 身近な暮らしの中にいる鳥たち 市街地で繁殖する鳥の変遷」
場所:大阪府立中央図書館2階大会議室
聴衆:8名
経過と準備:持ちネタな上に、今シーズンすでに2回話してる。昨年の梅田でやったヴァージョンの方を用意してみた。
講演内容:東京の例を紹介しつつ都市鳥の説明。大阪市内の都市公園で繁殖する鳥の調査結果の紹介。大阪府内の公園での調査結果の紹介。市街地で繁殖するタカ類の話。最後に大阪市内で記録されているタヌキの話。
反省:せっかく作ったレジュメを持って行くの忘れた。
タイトル:「市街地で繁殖する鳥」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室 + 長居植物園
聴衆:24名
経過と準備:年中行事。同じネタなので、準備はパワポの日付けを変えるくらい。と思ったら、大阪市内でチョウゲンボウの繁殖が確認されたことを思い出し、もう少し手を入れた。
講演内容:午前中は室内で講義2時間弱。質疑が妙に長かった。大阪市内の都市公園で繁殖する鳥について、種数、巣場所、巣材、巣の形、広い公園に多いこと、ここ数十年での変遷について解説。それから、都市公園で繁殖する鳥の調べ方について説明。
反省:話は例年並み。でも、質疑で盛り上がったかも。植物園に行ってみると、昨年・一昨年と同じくムクドリの親子連れは見かけず。ハシブトガラスはおおむね巣立っていた。スズメやシジュウカラは巣立ちヒナを連れまくり。今年はコゲラが巣穴を掘ってるのも見られた。
タイトル:「初めてのバードウォッチング 身近な暮らしの中にいる鳥たち」
場所:大阪城公園
聴衆:18名
経過と準備:都市の鳥の調査プロジェクトの紹介や、都市公園で繁殖する鳥の調査方法の説明の資料を準備。
講演内容:繁殖している鳥を探しながらウロウロ。
反省:ほとんどの人が鳥の観察は初めて。双眼鏡の使い方からはじめて、鳥の基本的なことを話すように心掛けたが、充分だったかは不明。初めて向けにはマニアックな内容だったかもしれない。
タイトル:「プロジェクトU:都市の自然調査プロジェクトについて」「大阪の都市公園のタヌキの分布」「大阪の市街地の緑地のトカゲ類の分布」「大阪の市街地の緑地でのササゴイの繁殖地さがし」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:64名
経過と準備:前日に2時間ほどで準備。
講演内容:プロジェクトの紹介と、哺乳類・両生爬虫類・鳥類の各分野で何を調査するつもりかの紹介。
反省:みんなでしゃべるから、割り当ての時間は短い。さほど超過しなかったと思う。ちなみに他の班の方針は、
魚班は目視で外来魚の調査をするかもって程度。
カタツムリ班は、市街地のメジャー5種を中心に調査。コウガイビル班。何かのついでに、意識してコウガイビルを探す。ダンゴムシ班は、ワラジムシ類やハナダカダンゴムシの標本を集める。とにかく採ってこい、最低10匹は採ってこいとのこと。
甲虫班は、食葉性コガネムシの主に大阪市内の分布調査。すでに絵解き検索が出来ている。注目は、アオヒメハナムグリ、コカブトムシ。
アリ班。大都市の都市部にアリは何種いるのか? アルゼンチンアリ(大阪市此花区で見つかっている!)やケブカアメイロアリ(長居公園にいる!)といった外来種に注目。20分ほど時間を決めてアリを採りまくれとのこと。
植物研究室なのに、訪花性昆虫班を率いる。植物の開花期も合わせて調査する。主な対象はハナバチ。ハナアブなどにも手を出そうかとのこと。
植物班は、公園の植物相をリストアップする。イヌノフグリ類4種の分布調査もするらしい。
最後は、キノコ班。都市に残ってるキノコを調べるらしい。頻繁に見 られるマイフィールド決めて、キノコを記録しろとのこと。とくにテングタケ類の分布に注目。他に名前が上がってるのは、ツバキキンカクチャワンタケ
とマツカサキノコモドキ。来年から生け垣に手を出す?
タイトル:「博物館コミュニティの育て方 大阪市立自然史博物館となにわホネホネ団から考える」
場所:愛知県芸術文化センター12階アートスペースE・F
聴衆:約40名
経過と準備:以前、なにわホネホネ団の紹介をしたものをベースに、友の会の紹介を付け加える。データの更新等に手間取り、4時間ほどかかった。
講演内容:大阪市立自然史博物館と友の会の設立の経緯、友の会活動、友の会以外のサークル・フェスティバル、なにわホネホネ団の活動紹介。最後に博物館コミュニティの育て方について少し考える。
反省:唯一の関西人として、ちゃんと笑いがとれたと思う。ってゆうか、関西人のしゃべくりは笑いがとりやすいらしい。関西人は有利であるというお誉めのお言葉もいただいた。
タイトル:「冬の果実と鳥の関係」
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
聴衆:約35名
経過と準備:1月恒例の年中行事。毎年話している持ちネタなので準備は事実上なし。またしてもパワポのタイトルを変えてただけ。
講演内容:果実と鳥の関係を教科書的に話した後、長居植物園での研究結果を紹介。おもにはヒヨドリの個体数の季節変化と、果実が食べ尽くされるタイミングについて。
反省:例年並みで、それなりに好評。なぜかトカゲの携帯ストラップに注目が集まる。そういえば、ある方の質問に答えながら、その人を見ていたのだが、むすっとしていた。なんか機嫌を悪くしたんだろうか?と気の弱い私は気になる。
タイトル:「京都盆地の鳥」
場所:京都大学植物園
聴衆:約25名
経過と準備:開始時間を勘違いしていて、午前に会議を入れていた。直前に気付いてあわてて移動。滑り込みで間に合った。したがって、下見もせず、打ち合わせも不十分なままで、本番にのぞんだ。
講演内容:基本的には観察会。植物園を歩きながらであった鳥を解説。のつもりが、鳥はすぐに逃げるので、見れない。果実絡みの話をしようにもあまり果実がない困った。仕方がないのでヒヨドリやカラ類、ツグミ類の冬の暮らしを、食性を中心に解説。
反省:参加者の多くは、双眼鏡も持っていない。打ち合わせ不足が露呈しまくり。ちょっと準備不足すぎる、残念な観察会になってしまった。