近頃の自然史博物館
2006年6月
2006/6/30
午前中は、大阪市立図書館の地域館3館に展示の設営。住吉→阿倍野→城東の順にまわる。それぞれの場所の展示スペースは小さく、せいぜいケース2つに、壁がある程度。設営自体は簡単に終わる。それでも月末ということもあって、それなりに移動に時間がかかり、帰って来たのは午後1時過ぎ。
午後は、分布図の改定作業に取りかかる。分布図を作成して渡したと思ったら、最後の追い込みと称して新たな標本を採集してくるし、冷凍庫から新たに標本が発掘されるしで、すでに10枚の分布図が改定の憂き目に。一昨日に提出したのはなんだったんだという事になるかも。願わくば、冷凍庫にこれ以上埋もれている標本がありませんように〜。
【特別展オープンまで、29日】
2006/6/29
気が付けば、特別展オープンまでちょうど1ヶ月。今日から、カウントダウンを始めることにしよう。
そして、1ヶ月前を記念してというわけではないけれど、今日は特別展の展示についての会議。現地に行って配置についても考える。あーだこーだと言いながら、稼動壁を動かしてみる。なかなか楽しい。ようやく展示のイメージが少し湧いてきた感じ。でも、とりあえず、解説書の校正と、最後の調査だ!
と、思ったら、明日から市立図書館の地域館3館で始まる大和川の自然についての展示の準備。あわてて、原稿を作って打ち出して、標本を収蔵庫から引っぱり出す。というわけで、住吉図書館、阿部野図書館、城東図書館の近所のみなさま、時間があれば一度図書館にお越しください。
【特別展オープンまで、30日】
2006/6/28
特別展解説書の入稿が一通り完了(一応)。代わりに、すでに入稿されていたテキスト部分を中心に校正がやってきた。5日ほどで校正して返却。校正しつつ、最後の追い込み。まだ、気を抜けない日々が続くらしい。
2006/6/27
特別展解説書の原稿もそろそろ山場。明日が最終締め切りと宣言されています。通の目から見れば、本当はもう1週間ほどねばれるのは明らかなのでしょうが、そんな事を言っていては、いつまで経っても一段落しないので、とにかく明日を目処に、原稿の完成を目指します。テキストの入稿はとっくに終わっているので、あとは図表の入稿。端的に言って遅れているのは分布図の作成です。
なんせ3年ほどの間、せっせと調査してデータや標本を溜め込んできた一方で、つい最近までろくに整理して来なかったつけが回ってきています。困ったもんです。今日は朝から分布図の最後の追い込み。昼間は、ひたすらカメの分布図を作っていました。鳥の調査のついでに集めた観察情報を地図上にプロットすれば、ほぼ大和川水系をもれなくカバーするはず。でも、情報量が多すぎて、プロットが大変。
午後からは会議があったのですが、自分の出番以外はろくに人の話も聞かずに、プロット作業。夕方にようやく大和川水系のカメ類の分布図が完成! と思ったら、石川・大和川合流点にスッポンのプロットがないことに気付き、また時間がかかる。
その後は、イモリやカエルの分布図の仕上げ。ウシガエルやアマガエルは、採集した標本が少なくて、標本だけでは満足な分布図にならないので、観察情報を付け加える事に決定。そして作業は深夜に及び、早朝にまで。遅くまで作業につきあってくれたYさん、ありがとう〜。急に呼び出されて、夕方に駆け付けて手伝ってくれたIさんもありがとう〜。というわけで、いろんな意味での市民のみなさんの協力のおかげで、分布図は一応完成しました。あー、眠い。
2006/6/16
来月末に特別展「大和川の自然」を控え、今日が解説書の原稿の入稿日。ここで、解説書の最初の入稿日と特別展のオープンの日を比較してみましょう。
・2006年:7月29日オープン、6月16日入稿 →43日前
・2005年:7月16日オープン、…執筆も編集もしてないのでいつ入稿したか知らない〜
・2004年:7月17日オープン、6月24日入稿 →23日前
・2003年:7月5日オープン、6月5日入稿 →30日前
・2002年:7月6日オープン、…執筆も編集もしてないのでいつ入稿したか知らない〜
・2001年:8月4日オープン、7月13日入稿 →22日前
・2000年:7月20日オープン、6月27日入稿 →23日前
・1999年:8月7日オープン、…執筆も編集もしてないのでいつ入稿したか知らない〜
・1998年:8月1日オープン、6月19日入稿 →43日前
というわけで、どうやら今年の特別展解説書の原稿入稿は近年稀に見る早さです。1998年の「都市の自然」展に匹敵します。
ってことは、まだまだ時間的に余裕があるはず。今日渡せなかった分布図とかは、まだまだ大丈夫。ってゆうか、まだ調査をする気だったりして。
2006/6/9
6月18日の行事の申し込みを先週末に締め切って、今日、ようやく返信を発送。そしてようやく気付きました。定員を割っている〜。マニアックな行事だからか? とにかく定員を割っています! 参加したい方がいたら、まだまだ受け付けます! 希望者は、wadat@omnh.jpまで。ちなみに行事は、
■テーマ別自然観察会「公園や農耕地で繁殖する鳥」
枚方市の山田池公園に行きます.山田池ではサギが繁殖し,また池周辺の林や農耕地でも様々な鳥が繁殖しています.鳥の繁殖の様子をそっと観察してみます.
日時:6月18日(日) 終日
場所:枚方市山田池公園周辺
といったもの。サギの繁殖は見られるし(これは確実)、いろんな鳥の巣立ちビナも見られるし(予定)、楽しい(はずだ)よ〜。
2006/6/1
驚いたことに、特別展解説書の原稿の大部分が書き上がった。締め切りを1日しか過ぎていない。昨日と今日は編集長が留守なので、締め切り通りに書き上げたという主張すら可能!
唯一の問題点は、書き上がったのは図鑑パートのテキストだけってこと…。はやく残りのテキストも書かなくては。そして図表を用意しなくては。図表の中の最大の難関は、分布図の作成。生データの掘り起こしが必要なのがあるし、なによりこれから調査する必要なのまで…。
2006年5月
2006/5/31
今日が特別展解説書の原稿の締めきり。といっても完成原稿に図表をそろえて提出できるわけがない。だいたいこれからまだ調査するんだし! というわけで、とりあえず編集作業が始められるように、図鑑パート(今度の解説書は、ちょっと図鑑風)だけでも提出しろとのお達し。その上、図表は6月末まで待ってくれるとか。ありがたや、ありがたや。
と、そこまで譲歩してもらっても、図鑑パートのテキスト部分だけなのに、まだ完成していない。まあ、9割がたできてるから、これでとりあえず提出かな〜。それとも今週いっぱいなら待ってくれるかな〜。
2006/5/30
特別展を2ヶ月後に控え、解説書の原稿の締め切りを明日に控え、プレッシャーをひしひしと感じている今日この頃です。本当の原稿締めきりはいつなんだろう〜?
と、あと2ヶ月で特別展だというのに、水草調査はこれからがスタートです! で、今週の土曜には水草調査の研修があります。私も参加。教える側ではなく、むしろ参加者と一緒に研修を受ける側です。とにかく6月だけで分布調査を完了しなくてはならないので、大変です。たくさんの人に参加してもらって手分けしないと…。ところが、参加申し込みは死にそうに少ないらしい。みんな水草に興味がないらしい。しかし、それでは調査の分担が多くなって死にそう〜。
そんなわけで、水草調査の参加者募集です! 申し込みは一応閉め切ったけど全然かまいません。今週の土曜の予定の空いている人はぜひ水草研修へ! 参加してもいいかな〜、って人は、monitor@omnh.jpまでメールをください!!
水草研修と銘打っていますが、水草が好きな人はもちろん、そうでなくても貝やアメリカザリガニなどの淡水生物が好きなら楽しめるはずです。なんせ、水草の研修を受けつつ、そうした水の中の動物を採集するつもりですから(そっちにばかり力が入る予感が…)。ちなみに行き先は桜井市。スッポンも探そう〜!
2006/5/26
さて、すでに御存じとは思いますが、この夏には大和川の自然に関する特別展を予定しています。この3年以上にわたって行ってきた調査の集大成。つまり3年以上にわたって準備を進めてきたわけです。
こちらは御存じかどうか知りませんが、特別展の準備には2つの山場があります。一つはもちろん特別展のオープン直前。展示ができてない〜、と騒ぐわけです。しかし、最大の山場はむしろその前にあります。すなわち、特別展解説書の原稿締め切りです。こちらは原稿が書けない〜と騒ぐのですが、一般的にこっちの方が重傷になります。むしろ原稿の山場を乗り切ってしまえば、それをベースに展示の解説文はなんとかなるので、あとは標本を並べるだけ。と言えなくもありません。
で、なんで今日、こんなことを書くかといえば、その原稿の締め切りが5月の末日に迫ってきたわけです。今日になってそろそろお尻に火が付いて、多くの人が原稿を書き出したもようです。私も例外ではありません。でも、原稿が書けない〜。
2006年4月
2006/4/29
ポーチにぶら下げられたナガスクジラの骨格に名前をつけようと、募集されていました。それを閉め切ったのが3月末(だっけ?)。ようやく選考が終わり、名前が決定したのが先週(たしか)。そして、今日の午後に命名式が行われました。あまり広報もなく開かれた命名式なので、さほど盛り上がってるようには見えなかったけど、とにかく名前が決定!
「ナガスケ」
だそうです。ナガスクジラと長居にかけたんだろう。なぜか「薙スケ」を連想する…。
ともかく、ナガスケを末永くよろしくお願いします。
2006/4/28
そんなわけで、昼から大阪市立中央図書館に展示の搬入・設営に行きました。5mほどのショーウィンドウが3つに、平面ケースが7つ。設営には約2時間。
このくらいの面積だと準備から設営まで、7人がかりで、約1日半。大阪市立自然史博物館のネイチャーホールは、ざっと7倍くらいの展示面積か。ということは、単純計算で1週間半くらいで展示ができあがるってことか。そう考えると、ちょっと気が楽。
ところで、中央図書館での展示の中で、一番のハイテクを使っているのが、ホタルの展示。なんと、ホタルの写真のお尻がちゃんと光る! 唯一の難点は、光ってるのがあまり目立たない事か…。
2006/4/27
この夏、大和川の自然に関する特別展を企画しています。その先行興行とでもいいましょうか、宣伝をかねて、大阪市立図書館で大和川の自然についての展示を行います。じつはすでに住江図書館では展示しているのですが、地域館の展示スペースは限られています。やはり本丸は中央図書館。その中央図書館の展示が5月1日から始まります。そして、明日が展示の搬入・設営。
ということは、今日は展示を作る日です。中央図書館の展示スペースが大きいとは言っても、自然史博物館の特別展示室の比ではありません。当然ながら、あわてて展示を準備することはなく、前日にあわててやることになりました…。
学芸員7人で分担しての準備なので、一人当りの分量は、若干1名Nさんを除いてさほど多くありません。というわけで、今日したことは、
・以前作ったカヤネズミとカモメ類とカジカガエルの分布図を仕立てなおす。
・スッポンの分布図にデータを付け加えて作りなおす。
・大和川水系のカヤネズミ、河口の水鳥、スッポンの説明文をつくる。
・カジカガエルの分布情報募集の原稿を作り、打ち出して、パネルに仕立てる。
・大和川水系のカエルの解説の原稿を作り、打ち出して、パネルに仕立てる。
・収蔵庫からカワウとオオセグロカモメの剥製を引っ張り出す。
・展示室から、ユリカモメの剥製とカジカガエルのレプリカを持ち出す。
・収蔵庫からカエル類一通りの標本を見つけだす。
・展示する標本のラベルを作る。
間に会議などをはさみつつ、丸一日の仕事。時間にして約12時間かかりました。まあ、そんなものかな? あとは、明日の朝、剥製を梱包するだけ。
2006/4/6
日本経済新聞の文化欄に、なにわホネホネ団の記事が掲載されました。全国面に載るとはなにわホネホネ団もメジャー化してきたな〜。と思っていたら、問い合わせのメールや電話が来て、最初はびっくり。大阪市立自然史博物館の名前があるので、博物館に電話したり、ネットで検索したらこのサイトがヒットするのでメールを送ったりされているようです。ようやくメジャー化の意味がわかってきたような気がします。
さて、そんなわけで、いちいち問い合わせるのも面倒でしょうから、なにわホネホネ団について軽くFAQを書いておきます。
【なにわホネホネ団】
大阪市立自然史博物館を舞台に活動している数多くのサークルの一つです(他にどんなサークルがあるのかは、たとえばhttps://www.omnh.jp/npo/fes/2006/を御覧ください)。どんな活動をしているかは、たとえば日経新聞の2006年4月6日朝刊の文化欄を御覧ください(あるいは、こちら)。
◆事務局:大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館 和田岳
◆連絡先:wadat@omnh.jp(事務局)
◆団員数:団長1名、副団長1名、顧問1名、団員55名(2006年4月6日現在)。
◆入団方法:事務局まで電子メールでお知らせください。面識のない方には、まず一度なにわホネホネ団の活動を見に来ていただき、その上で入団するかどうか考えていただいています。
◆入団資格:タヌキ1頭の皮を一人で剥けることが目安です。ただし、入団してからの目標ということでもかまいません。
◆注意事項:
(1)皮剥きや骨格標本作成などの作業を行います。メスなどの刃物を用いますし、野生鳥獣は病気を持っている事もあります。十分な安全対策はしていますが、それでも多少のリスクをともなう事を御理解ください。またメスを持ってふざけるような方の参加は、こちらからお断りしますので、ご了承ください。
(2)標本作成のために、動物の死体の皮を剥いたり、骨にしたりします。これが我慢できないほど気持ち悪い方は、見学に来るのも止めた方がいいと思います。
(3)標本にする動物の死体の多くは、野外に落ちていたのを拾ってきたものです。拾うまでに時間が経っていると、腐りはじめている場合があります。そんな死体の皮を剥いたり煮たりするのは、ハッキリ言ってものすごく臭かったりします。この臭いが我慢できない方も、なにわホネホネ団の活動にはあまり向いていません。ただ、多くの人は、最初は臭いと思っても、作業を進めている内に、臭いには慣れてしまうようです。
2006/4/3
出だしが土日だったので、新入職員の辞令公布は、4月3日。自然史博物館にはこの4月から、2人の新学芸員が採用されました。でも、今日は、辞令をもらったあと、即効で研修に突入だそうで、博物館にはやってきませんでした。
新しい学芸員は、植物研究室と動物研究室に一人ずつ。動物研究室に来られるIさんは、F市の博物館から移って来られました。たいへん優秀な方で、担当は無脊椎動物ですが、F市の博物館では脊椎動物も担当していました。動物研究室を背負っていってくれる事でしょう。ありがたやありがたや。さっそく無理矢理、なにわホネホネ団にも入れたし。
2006/4/1
大阪市立自然史博物館は、この4月1日から、大阪市直営ではなく、指定管理者であるところの大阪市文化財協会という団体が運営することになった。といっても学芸員はそのまま。大阪市から出向(っていわないんだっけ?)かなにかで、やはり自然史博物館で働きます。
そんなわけで、学芸員的には別に取り立てて何も変わらず、4月1日から普通に行事をしてたりします。今までだったら、本庁に行って、異動・休職・出向だかで、2〜3枚の辞令をもらっていたところですが、今年からはペーパーレスということで、ホームページで発表されたのを見るだけでした。
2006年3月
2006/3/12
大阪自然史フェスティバル2006の二日日。朝の搬入がないので、おだやかにスタート。その上、朝からの雨模様で、お客さんの出足が遅く、いっそうおだやかなスタートです。
今日は昼から口頭発表が3題あって、あとは講演会。午前中は講演会の時に講堂前で営業する本屋の出店の準備。今回の松岡達英さんは著書が多い上に、大きな絵本が中心なので、並べるのが大変。なんとか並べて本屋を開店させたら昼。
昼は、例によって、口頭発表の打ち合わせ。パワポがうまく行くかの確認です。今回はスムーズにいった〜。そして発表時間スタート。観客数は、最初のが40名と少なく、二番手が60名、最後が125名。最初のは午後1時前という時間帯に問題があったように思います。そして一番最後はオリジナル下敷きを講演会場でのみ配付するというアナウンスが効いたもよう。とにかく15分間中に入ってたら下敷きがもらえるよ〜、とアナウンスしたら人がゾロゾロと中へ。大阪人らしいとでもいうのでしょうか。
講演会は予想通りの盛況ぶり。補助椅子も後ろに並べたのですが、立ち見まで出ていました。入場者数は200数十人(あとで正確な数字を)。講堂前の本屋で、緑のカエル帽子をかぶって店番してたので、講演内容はよくわかりませんでしたが、ナウマンホールに映写されていた講演風景を見るに、実際に絵を描きながら話していた様です。講演が終わった午後4時には、フェスティバルもそろそろ撤収の時間。あたりがバタバタしはじめているけど、講堂では松岡さんの前にサインを求める人の列。結局、講演が終わってから45分間、サイン会をしてもらったようなものです。本当は4時半に帰られるはずだったのに、延長して最後までサインをしてくださった松岡さんに感謝。
その後は、展示の撤収に会場の片付け。一段落したのは、午後6時半頃。だいたい毎回こんなもんのようです。一段落したといっても、外回りとポーチとナウマンホールを片付けただけ。ネイチャーホールと特展室は1週間くらいかけてボチボチ片付けるってことで。
なにわともあれ、今回の自然史フェスティバルも終了。2日目は雨だったけど、約8800人の入場者。2日合わせて約2万人弱。今までで一番の盛況だったと言っていいでしょう。3回目なので減るかなと思った出展団体も85団体とほぼ例年なみ。ある意味定着したのかも。各ブースの出展内容も、どんどんおもしろくなっているように思います。
フェスティバルはまた開催する予定です。その時もぜひよろしくお願いします。ちなみに次回いつ開催するかは未定。少なくとも来年はありません。
2006年3月
2006/3/13
フェスティバル明けなので、恒例の講演者の本の売り上げランキングの発表。今までの盛口満さん、浜口哲一さんと比べると著書が圧倒的に多い。リストを作るだけで大変でした。90点からある著書の内、絶版をはずし、あまりに古いのを除いた42点を仕入れました。これほど松岡本が充実してる本屋は他にないに違いない! で、売り上げランキングです。結局売ったのは、37タイトル132冊。盛口本よりは少ないけど、浜口本よりは多かった。でも、大量に仕入れたので、ものすごーく売れ残ってしまいました(ごく一部は売り切れたけど)。欲しい方は、ぜひミュージアムショップにて御購入ください。
1位:だんご博士の観察記」小学館(9冊)
1位:自然図鑑 動物・植物を知るために」福音館書店(9冊)
3位:恐竜たんけん図鑑」岩崎書店(8冊)
4位:あまがえるりょこうしゃ」福音館書店(7冊)
4位:野あそびずかん」福音館書店(7冊)
6位:ファーブルの昆虫記」講談社(6冊)
6位:冒険図鑑 野外で生活するために」福音館書店(6冊)
8位:ジャングル」岩崎書店(5冊)
8位:だんごむしそらをとぶ」小学館(5冊)
8位:地面の下のいきもの」福音館書店(5冊)
8位:震度7 新潟県中越地震を忘れない」ポプラ社(5冊)
12位:ツーティのうんちはどこいった? 」偕成社(4冊)
12位:ツーティのちいさなぼうけん」偕成社(4冊)
12位:草花とともだち」偕成社(4冊)
12位:きのこはともだち」偕成社(4冊)
12位:木の実とともだち」偕成社(4冊)
12位:父さんの小さかったとき」福音館書店(4冊)
18位:カムイの森」小学館(3冊)
18位:かぶとむしはどこ? 」福音館書店(3冊)
18位:なく虫ずかん」福音館書店(3冊)
21位:海辺のともだち」偕成社(2冊)
21位:森にいこうよ! 」小学館(2冊)
21位:マザーツリー」小学館(2冊)
21位:だんごむしうみへいく」小学館(2冊)
21位:野外探検大図鑑 Field‐pal」小学館(2冊)
21位:連なる山々日本アルプス」大日本図書(2冊)
21位:日本のジャングル西表島」大日本図書(2冊)
21位:地球はえらい」福音館書店(2冊)
21位:虫こぶはひみつのかくれが?」福音館書店(2冊)
21位:恐竜たちの大脱出」福音館書店(2冊)
31位:マンモス探検図鑑」岩崎書店(1冊)
31位:くだもの王国」岩崎書店(1冊)
31位:だんごむしと恐竜のレプトぼうや」小学館(1冊)
31位:大きな木の下で」小学館(1冊)
31位:光る清流四万十川」大日本図書(1冊)
31位:浜辺のたからさがし」福音館書店(1冊)
31位:ぼくのロボット恐竜探検」福音館書店(1冊)
38位:イチゴはともだち」偕成社(0冊)
38位:海・森・人 鎌倉」大日本図書(0冊)
38位:生物の大宝庫大雪山」大日本図書(0冊)
38位:生物の消えた島」福音館書店(0冊)
38位:海辺のずかん」福音館書店(0冊)
2006/3/12
大阪自然史フェスティバル2006の二日日。朝の搬入がないので、おだやかにスタート。その上、朝からの雨模様で、お客さんの出足が遅く、いっそうおだやかなスタートです。
今日は昼から口頭発表が3題あって、あとは講演会。午前中は講演会の時に講堂前で営業する本屋の出店の準備。今回の松岡達英さんは著書が多い上に、大きな絵本が中心なので、並べるのが大変。なんとか並べて本屋を開店させたら昼。
昼は、例によって、口頭発表の打ち合わせ。パワポがうまく行くかの確認です。今回はスムーズにいった〜。そして発表時間スタート。観客数は、最初のが40名と少なく、二番手が60名、最後が125名。最初のは午後1時前という時間帯に問題があったように思います。そして一番最後はオリジナル下敷きを講演会場でのみ配付するというアナウンスが効いたもよう。とにかく15分間中に入ってたら下敷きがもらえるよ〜、とアナウンスしたら人がゾロゾロと中へ。大阪人らしいとでもいうのでしょうか。
講演会は予想通りの盛況ぶり。補助椅子も後ろに並べたのですが、立ち見まで出ていました。入場者数は200数十人(あとで正確な数字を)。講堂前の本屋で、緑のカエル帽子をかぶって店番してたので、講演内容はよくわかりませんでしたが、ナウマンホールに映写されていた講演風景を見るに、実際に絵を描きながら話していた様です。講演が終わった午後4時には、フェスティバルもそろそろ撤収の時間。あたりがバタバタしはじめているけど、講堂では松岡さんの前にサインを求める人の列。結局、講演が終わってから45分間、サイン会をしてもらったようなものです。本当は4時半に帰られるはずだったのに、延長して最後までサインをしてくださった松岡さんに感謝。
その後は、展示の撤収に会場の片付け。一段落したのは、午後6時半頃。だいたい毎回こんなもんのようです。一段落したといっても、外回りとポーチとナウマンホールを片付けただけ。ネイチャーホールと特展室は1週間くらいかけてボチボチ片付けるってことで。
なにわともあれ、今回の自然史フェスティバルも終了。2日目は雨だったけど、約8800人の入場者。2日合わせて約2万人弱。今までで一番の盛況だったと言っていいでしょう。3回目なので減るかなと思った出展団体も85団体とほぼ例年なみ。ある意味定着したのかも。各ブースの出展内容も、どんどんおもしろくなっているように思います。
フェスティバルはまた開催する予定です。その時もぜひよろしくお願いします。ちなみに次回いつ開催するかは未定。少なくとも来年はありません。
2006/3/11
とうとう大阪自然史フェスティバル2006の初日。朝は、搬入する団体もいるし、慣れない会場で迷う人もいるしで、出展団体の誘導が大きな仕事。ただ、誘導の主力からは外れてるんで、むしろ各所のカウンターや講堂の中のセッティングの仕上げをしてる内に、開場時間に。
午前中は、午前10〜11時半のワークショップの進行役。ワークショップ開始15分前に、コメントをお願いしている人に集まってもらって、あわただしく打ち合わせ。かなりの部分成りゆき任せの進行なので、どうなるのかものすごく不安。まあ、今日のところは、意見交換と今後の展開へのきっかけになればそれでOKかなと思いつつ、スタート。会場スタッフが5名で、7名からコメントをいただいて、その他の参加者は10名程度。あまり参加者は多くなかったけど、こじんまりと意見交換するにはよかったかも。イメージとしては、昨年夏の友の会サミットの分科会。ちょうどそのイメージで企画したので、やりやすかったと言えばやりやすかった。個人的には、いろんな団体の行事の企画・運営に関する考えが聞けておもしろかったです。コメントをいただいたみなさま、とくに無理をお願いしたKさんとMさん、ありがとうございました。
で、なんとかワークショップが終わったと思ったら、今度は午後からの口頭発表の準備。近ごろはみんなコンピュータを使っての発表(発表11団体の内、コンピュータを使わないのは1団体だけ)。便利だけれど、動作を確認しておかないと恐いので、発表者には昼頃にデータなりコンピュータを持って会場に来るようにお願いしてあります。案の定、ファイルがスムーズに開かないとか、文字サイズがおかしくなってるとかの不具合。なんとか問題を解決して、午後1時に発表スタート。
発表が始まってしまえば、進行役も会場係も他にいるので、講演者がちゃんと発表の前に来ているかの確認と、観客の呼び込みだけ。おもしろそうなタイトルで、小学生をはじめ若手が活躍した前半は、60人前後の観客がいたのだけれど、堅そうなタイトルで、おもにおじさんが話をした後半は、観客が45人前後に減少してしまいました。タイトルは重要です。午後3時半を過ぎると、30人ほどに減ったけど、これは時間帯のせいでしょう。
そんなこんなで1日目が終了。天気がよかったこともあってか、入場者数は1万人を越えたそうです(主催者側発表で、10500人)。今までのフェスティバルの1日入場者の中でおそらく最高。一日のほとんどをナウマンホールで過ごしたのですが、ナウマンホールはかなりの混雑。ジュニア自然史クラブ、自然史博物館友の会、プロジェクトP、なにわホネホネ団もいつも人で埋まっていました。
毎回恒例のジュニア自然史クラブのヘビをさわらせるコーナーでは、ボールニシキヘビ、カリフォルニアキングスネーク、ロージィボアが交代で出演と言った感じ。いろんな人にさわられるとヘビが疲れるので、休憩が入ります。
今回はなにわホネホネ団のところにカラスのガー子(飼い主は違う名前で呼んでいます)も登場。翼を怪我して飛べなくって保護されたままになっている個体です。最初は箱に入っていたのですが、中で騒ぐので、ひもをハーネス状にくくりつけた引き綱をつけて外に出しました。外に出すと機嫌がなおって、台の上だけでなく、人の腕や肩の上でおとなしくしていました。室内で飼われていて他の鳥との接触がないので、鳥インフルエンザなどの心配はないけど、さわったら手を洗ってねといいつつ、さわってもらったりもしていました。さわられてもおとなしい。
2006/3/10
いよいよ明日から大阪自然史フェスティバル2006。昼間はアルバイトの研修に打ち合わせ、夕方から会場設営、夜に入って関係団体の展示作りや担当部分の最後の準備と忙しい。それでもなんとか準備はあらかたできてきた感じ。あとは明日で間に合うだろう。
現在午後11時半。明日は午前7時入りらしいので、そろそろ帰って早く寝なくては。で、最後に各会場を見回って、展示ブースの完成具合をチェック。展示がほぼできている感じなのは、A会場の52団体中37団体、B会場4団体中0団体、C会場7団体全部、D会場の22団体中13団体。
関係団体の展示準備といえば。ジュニア自然史クラブは部長が中心になって例年通りにセッティング。斜面ケースはなんとなくうまったし、畳の上には商品のオリジナル栞も並べた。来場者に見せる生品は、ボールニシキヘビだけが到着。臨時の入れ物なので、夜の内に逃げないように上に重し。なにわホネホネ団は、団長、副団長や多くの団員がよってたかって、いろんなものを持ち寄っていつのまにか何か形に。友の会読書サークルBooksは、どこに展示するか迷ったものの決まった後は、用意してあった貼り物を貼って、冊子を設置、本を運んできて、あとは少しサークルの説明をつけるだけ。プロジェクトYには、ニホンアカガエルとヤマアカガエルのオタマジャクシを用意。なんだかんだで、わりとスムーズに展示は完成。
2006/3/9
ふと気が付くと、電気ストーブもガスファンヒーターも入れてないのに、部屋がとても暖かい。しばらく不思議に思っていましたが、ようやく気付く。暖房が動いています! ということは、遅れていた空調が復帰したってことです。リニューアルオープンおめでとう! 3月1日ではなく、今日が本当のリニューアル完成です。自然史フェスティバルに間に合ってよかった〜。
大阪自然史フェスティバルの準備はというと、本日夜時点で展示がほぼ完成しているのは、A会場19団体とD会場中5団体。あんまり増えていません。明日が、いちばん集中するようです。
2006/3/8
いよいよ3日後に大阪自然史フェスティバルが迫ってきました。準備も佳境に入ってきて、妙に慌ただしいです。といっても、今年は責任者ではないので、割と気が楽。自分の担当部分を手配していくだけ。あとは、プロジェクトYの展示物を作らなくては〜。とりあえず間に合わないので、N学芸員に下請けに出して、分布図を一部作ってもらうことに。
他の出展団体の準備状況はどんなもんかな? と、各展示室を見て回ってみました。B会場(クジラのポーチ)とC会場(ナウマンホール)は前日の閉館後にしか展示ができません。B会場の4団体とC会場の7団体は、前日と当日に慌てることになっています。でもA会場とD会場はもう展示を設置できるし、実際すでにほぼ展示が完成しているブースもちらほら。展示がほぼ完成しているのは、A会場の52団体中11団体、D会場の22団体中5団体。まだ20%ほどでしょうか。
2006/3/5
今日も自然史フェスティバルの準備にいくつもの団体が、入れ代わり立ち代わり来られています。早いところは、もう展示が出来上がっていたりする。狭い会場に、たくさんの展示ブースを詰め込んでいるので、会場はギュウギュウ。展示ができてくると、一層ギュウギュウな感じ。果たして、通路は確保できるのか?
でも、どうも博物館に人が多いのはそれだけではなさそう。そもそも、本館にひっきりなしに入館者が入ってくる。こんなことは珍しい。恐竜博の時よりも、本館の入館者は多いくらい。3月に本館がリニューアルオープンしたのだけれど、それが昨日テレビで放送されたというから、その影響か? あのクジラは一見の価値はあるしね。
そういえば、ただいまポーチにぶら下がっているクジラの名前を募集中。ぜひ博物館に来て、名前を投票してください。
2006/3/4
1週間後に大阪自然史フェスティバルをひかえ、準備が慌ただしくなってきました。今日は、関係団体2つが準備をするので、それに参加。その他にもいろんな団体が展示の準備や、早いところは展示の設営にきています。
午前中は、植物園で鳥の観察会をしました。ついでに博物館のリニューアルを宣伝。でも、まだ空調がリニューアルしていないから、本館は寒い。本当のリニューアルは週明けになりそうです。
2006/3/1
とにかく、今日はリニューアルオープン。といってもオープニングセレモニーに関わってないので、とりたててなんにもありません。窓からオープニングセレモニーの様子を見るくらい。動員された幼稚園児とその保護者ばかりが目立ちます。寒い中、ずっと待たされている幼稚園児は寒そうです。風邪をひかなければいいけど…。
2006年2月
2006/2/28
そんなわけで、明日はリニューアルオープン。バタバタと最後の仕上げにかかっているらしい人が、行ったり来たりしています。
ポーチのクジラのまわりの囲いはなくなり、クジラの下にはシルエットが縁取られています。ホールでは、新たに設置された大形スクリーンの動作確認。入口部分の展示が密かに入れ替えられた第2展示室では、ヤベオオツノジカのいた場所にいつのまにかクジラの骨が。そしてヤベオオツノジカの骨は中央展示台のまん中に立っていました。もう中央展示台はギュウギュウ詰めです。
2006/2/26
ふと気付くと、次の水曜日は本館のリニューアルオープン。展示はほとんど完成しています。それはいいんだけど、今回のリニューアルでいらなくなった。第2展示室で燻蒸していたのをすっかり忘れていました。放っておいたら燻蒸は終わるのでいいのだけれど、このままオープンはさせられません。
というわけで、夕方、燻蒸の終わったヘラジカを地下の収蔵庫に運びました。4人もいたら大丈夫かと思いきや、思いのほか重く。背が高すぎて通らない場所があったりして(ちょうど左耳だけひっかかる!)、総勢12人がかりで運ぶことになりました。館にいた学芸員が全員動員されたほか、活動していたなにわホネホネ団のメンバーや、フェスティバルの準備に来ていたプロジェクトPの面々も手伝って下さいました。みなさん御協力ありがとうございました。
2006/2/23
ナガスクジラの隣に、そのシルエットができました。管理棟の窓に青いシールをペタペタ貼った感じ。あの青いのは、外からは青いけど、中からはちゃんと外が見えるらしいです。文明の利器です。あとは、下にもシルエットができて完成のはずです。
2006/2/20
そんなわけで、本日ナガスクジラの吊り下げ作業が完了しました。何度見ても格好いい。植物園側から少し離れて見るのもいいけど、真正面とか下から見るのもグー。そして、頭骨を正面に全体を少し上から見るベストポジションは、動物研究室なんだな〜! 休憩の度に窓から見てる気がする。
2006/2/18
朝一番に頭骨がぶら下げられ、昼には下顎骨も吊られ、大物は一段落。ちなみに、下顎骨を上げるのは、チェーンブロック一つだけ。重いのにな〜。あとは、寛骨とかV字骨とか、小物をぶら下げて、チェーンブロックをワイヤーに換えたら完了ってところ。
2006/2/17
夕方、調査から帰ってきたら、ポーチではクジラのぶら下げ作業がかなり進んでいました。頭骨以外は、ほぼぶら下げ終わってる感じ。頭骨を残しているのは、明日と明後日に企画しているクジラの骨のワークショップに合わせてなんでしょうか? とにかく、明日来たら、ぶら下がる前のクジラの頭が見られます!
2006/2/16
ポーチのクジラ吊りが本格化。下にはすでにナガスクジラの骨がスタンバっています。頭骨、下顎骨、肋骨、肩胛骨などはバラバラだけど、脊椎骨は、4つのユニットに引っ付けられている。前足というか鰭も、板の上に並べてひっついている。あとは組み立ててぶら下げるだけって感じ。バラバラに壊れていた頭骨がきちんと復元されているのには、少し感動します。
一方、ネイチャーホール(これからはナウマンホールと呼ぶことになるらしい)では、ナウマンゾウの隣に新しいお友達、オオツノジカ君が並んでいます。以前いたヘラジカが剥製だったのに対して、今度は模型。ちゃんとシカらしく瞳が横長。と思っていたら、一部では目つきが悪いと評判が悪いとか。
ちゃくちゃくと展次更新が進んでいるのはいいけれど、博物館中に有機溶剤の臭いが蔓延していて、仕事をしていると気持ちが悪くなります。
2006/2/15
ネイチャーホールに独りぼっちで取り残されていたナウマンゾウの周りに、新しい舞台ができてきた。木で組まれているかと思ったら、白くなり、今日は色がついてきた。おかげで館内は塗料臭い。
ポーチでは、クジラをぶら下げる準備がはじまり、先週から囲いができていた。今日からついにクジラの骨をぶら下げる作業が始まったらしい。夜遅くまで、上がったり下がったりしてなんやら作業が続いている。ポーチの屋根に何かを溶接してるらしい。
2006/2/7
昼から消防訓練がありました。1時間ビデオを見せられて、次は避難訓練。役割分担が決まっていて、担当は本館2階の第3展示室と第4展示室、トイレのお客さんの避難誘導。って、いまは本館は閉館中なので、誘導どころか、扉もしまったまま。出番がなくて不満だけど、一応前を通り過ぎて、ポーチへ避難。あとは、消防の方の訓練を見せてもらう。ホースの水圧で、シャッターを外から開けるという仕組みが付いていたとは知りませんでした。
2006/2/4
2月に入って、ようやく大阪自然史フェスティバルの準備モードに突入しました。担当になっている団体紹介原稿の編集です。今回は、ウェブサイトにアップするだけなので、分量の調整が不要でけっこうらくちん。かと思ったら、やっぱり時間がかかる。二日かけて、ようやく手許にある原稿の編集が完了。
ところが、まだ原稿がとどいていない団体が、85団体中15団体も! とりあえず、自分が直接関わっている団体4つの原稿を勝手に執筆。残る11団体に原稿催促のメール。2団体はすぐに書いてくれて、2団体は過去の紹介原稿を使って適当に作成してくれと…。
とまあ、そんなわけで残るは7団体。どこが最後になるでしょうか?
2006年1月
2006/1/31
午前、午後、夜と、午前10時から午後10時まで、ほとんどぶっ通しで会議の一日でした。そして午後には衝撃の事実。明日から1ヶ月、博物館本館の空調が止まります。この寒いのに、暖房が入らない! 各自ストーブを用意するなどするようにとのことでした。なんと寒い話。まあ、うちの研究室にはすでにストーブがあるからいいんですけど…。
2006/1/29
今日は1月の最終日曜恒例の友の会総会。例によって、会場前で本屋を出店しました。今年の講演者は、O学芸員。O学芸員関連の本を〜、と思ったけど、そんなん見当たらない。O学芸員が一番たくさん書いているのは、友の会会報のNature
Study。それじゃあということで、O学芸員が書いているNature Studyの号を取り揃えてみました。調べてみたところ、全部で98号に書いています。そのうち在庫のあった79号分を販売。売れるかどうか自信はなかったけど、全部くださいという大人買いを含め、けっこうな売り上げになりました。財政逼迫のおり、これからもNature
Studyのバックナンバーをせっせと販売していこうと考えた今日この頃。友の会会員の中にはバックナンバーが手に入ることを知らない人もいるようでしたし…。
2006/1/27
昨日、今日と、あちこちで明後日に迫った友の会総会の準備風景が見られます。なんやらそれにつられて、こちらも総会準備。先日、引き取ってきた本をバザー担当に引き渡す。と、その前に博物館に欲しい本を少し抜く。抜いた後も、けっこういい本が残っているので、乞う御期待。とくに鳥屋さんはがんばってGETしてください。
さらに北海道合宿の報告のために、画像をセレクト。他の人の画像も集まってきていて、あとはパワーポイントにしたてるだけ。…それは明日のこころだ。
Nさんが、ラスターバッチコンテスト用のバッチを作成していた。他の人の応募作品を偵察してみたけど、けっこういい線行けるかもしれない。なお、今回のバッチコンテストは、当日現場で作成しての参入も認められています。まだ、遅くありません。当日、写真や絵を持ってきましょう! あるいは、その場で描いてもOK。なお、絵の大きさは、直径4cmの円です。周囲に片側7mmの余白がいります。
2006/1/24
昨日も今日もオリエンテーションホールは静か。覗いてみても、だれも作業してない。おかしいな〜、と思ったら、今週は現場での作業はないらしい。それじゃあ、もう一週間、開館してたらよかったんじゃ?
2006/1/22
来週の日曜日は、毎年恒例の友の会総会があります。そうそう、今年はラスターバッチコンテストがあります。出品すれば自分オリジナルのバッチが確実に一つはもらえる。というわけで、オリジナルバッチを作りたい方は、ぜひ出品しましょう! すでに締め切りの20日は過ぎたけど、うわさでは26日までに届けば間に合うとか。今年はなんかデザインするぞ! 詳しい応募の仕方は、Nature
Study 2005年12月号を御参照ください。
で、その総会の昼休みは、実習室でブタ汁を食べることになっている。それに向けて、今日のなにわホネホネ団の活動終了後、実習室の大掃除をした。大掃除の目玉は、流しの掃除。なんと一年振りに、流しの下にあるトラップ(なんたら阻集器と書いてある)を開けての掃除。開けてみると、縁にはぐるりと白い謎の物質がついている。どうやら脂がケン化されたものらしい(間違いなくなにわホネホネ団の責任…)。へらでこそげ落とす。トラップの下には真っ黒な汚泥(これは必ずしもなにわホネホネ団の責任ではない!)。中のかごみたいなのごと引っぱり出して捨てる。あとは中をゴシゴシ洗って、水を流して掃除完了。
まあ、ドブ掃除みたいなもの。臭いもドブみたいではあるが、さほどひどくない。むしろたくさんの汚れが気持ちよく取れるので、楽しいかも知れない。また一年後に掃除するとしよう。
2006/1/20
引き続き解体作業。今日は、普及センターの前のカウンターがなくなりました。改装後は、自由に出入りできる憩いのスペースにする予定。中央の台はなくなり、ナウマンゾウだけが残っています。このナウマンゾウ君は、このまま改装後も残る予定。
2006/1/19
いよいよ業者が入っての改装工事が始まりました。あっという間に、非常階段回りの展示ケースはなくなり、クジラの骨が乗っていた展示ケースや展示台がなくなり、ナウマンゾウの乗ってる展示台も周りがはがされて風前の灯火。というところで、今日はおしまい。
2006/1/18
明日から、オリエンテーションホールの工事が本格的に始まるんだとか。まずいらない物を撤去。その前に要る物を避難させなくてはなりません。
というわけで、オリエンテーションホールと一緒に改装する普及センターの引っ越し作業をしました。改装後戻ってくる物と戻ってこない物、当面必要な物と必要でない物。大雑把に4パターンにわけて、行き先を割り振り。あとは、人手を集めて引っ越し作業。引っ越しは思いのほか、早く進み、午前中にほぼ完了。午後からはヘラジカの本剥製の移動。これが面倒だったんだ〜。
2006/1/15
ふと気付くと、今日を最後に、博物館本館はしばらく休館です。次に開くのは3月1日を予定。そして、入口入ってすぐのオリエンテーションホールは改装されます。ということは、オリエンテーションホールの今の状態が見られるのは今日が最後。まあ、職員なのでもうしばらくは見られますが…。
ともかく、少し感慨深いものがあります。まあ、お金が足らないので、変わらない部分もけっこうあったりするのですが。改装後、どんな風になるかは乞う御期待。
2006/1/9
今日も午後から、いわゆるドキドキ小学生。昨日違って今日は、臭い!とか、気持ち悪い!とかいった反応が多かった。顔見知りが少なかったせいかもしれません。
ドキドキ小学生を終了しての閉館後。ミュージアムショップの本屋の作業。恐竜博後もずーっと恐竜フェアをしたままだったのを、鳥フェアに変えました。恐竜から鳥に進化したってことで。
2006/1/8
午後から、いわゆるドキドキ小学生。毎年恒例の小学生に博物館の裏側を見せる行事です。例によって担当は鳥の皮剥き。今年は申込者が少なく、今日と明日のどちらも午後だけなので比較的楽ちん。3班に、合計5回説明するだけでした。
この行事は、毎年参加してる常連組も少なくなく、時には説明する前から答えてくれたりする。
「今、やってるのはー」「鳥の皮剥き」「正解…」
「ここにある死体は殺したんじゃなくてー」「死んでるのもらったんやろ」「そう…」
まあ、楽といえば楽。
今年は例年以上に常連率が高いのか、あるいは熱心な参加者が多いのか、「気持ち悪い」といった反応は1度あっただけ。「気持ち悪い」と言いながらも近くで見てたけど。
とまあ、全体に熱心で、知識量も多かったのだが、一番驚いたのは、低学年ばかりのある班。
「今、剥いてる鳥は…」「アカショウビン」「知ってるの?」「沖縄に行った時に見た」
「ここにさっき剥いた鳥があるけど…」「アオバズクや」「く、詳しいな」
小学校低学年でアカショウビンやアオバズクがわかるとは恐れ入りました。ちなみに答えてくれたのは、別の子でした。
2006/1/1
寝坊して、昼過ぎからフラフラと博物館へ。来たら、メールの処理とか、色んな雑用とかを処理。正月もなにも関係ないな〜。