自然史オープンセミナー・シンポジウム「ゴケグモ類の現状と問題」
5月のオープンセミナーは18日(土)午後にシンポジウム形式で「ゴケグモ類の現状と問題」と題して盛大に開催されました。
日本列島におけるセアカゴケグモなどのゴケグモ類の分布や毒性などの現状を総括して、問題点を洗い出し、今後の対策に生かす方法を皆で考えようという企画です。
講演する西川会長。
トップバッターは、開会挨拶を兼ねて、当館友の会会長の西川喜朗先生が、「ゴケグモ類とはどのようなクモか」について講演されました。その後、合計8名の講演が行われ、閉会時間ぎりぎりまで熱心な討論が続きました。
講演を聴く参加者の様子。
参加者は91名で、沖縄県、福岡県などの遠方から参加された方もおられました。自治体関係者、現役の医師もかなりいて、熱心に講演を聴き、質問されていました。西日本におけるセアカゴケグモの分布拡大と咬症の深刻さがわかりました。
講堂内の受付の様子。
受付は共催団体の関西クモ研究会と友の会の関係者が行い、参加者の中には小さなお子さんをつれた親子もおられました。講演が始まる時間には、講堂内に受付を移動して、講演を聴けるようにしました。
会場の左前面に貼ったポスター