標本作りまつり
7月20日に特別行事「標本作りまつり」を開催しました。いろんな分野の標本づくりを体験したり、見学したりできる行事です。標本は様々な研究や博物館活動の基礎になる大切なものです。少しでも多くの人が標本をつくって、自然史の情報を残せるようになって欲しいと考えて、行事を企画しました。
実際に標本を作ってみたのは、貝と植物です。
貝の標本は、鍋で煮て肉抜きをして作ります。ただ引っ張るだけではきれいに抜けません。いろいろコツがあります。
植物の標本は実際に野外で採集するところからやりました。適当に葉っぱを2-3枚採ればいいわけではなく、採り方にもいろいろお作法があります。
採集した植物は新聞紙で挟んで乾燥させます。実習では標本のラベルもつくりました。
ミュージアムサービスセンターでは、鳥・たまご・化石・昆虫の標本づくりを実演しました。たくさんの方が見学に参加し、質問も活発に行われていました。
標本は自分でつくってみるといろんなことがわかって楽しいです。今回の行事で学んだことを元に、標本作りを実践していただければと思います。