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2012年1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
タイトル:展示見学
場所:大阪市立自然史博物館 展示室
聴衆:19名
経過と準備:大阪市内の博物館が交代で担当する講議。展示室を案内するといういたって楽なのの担当になった。というわけで、準備なし。
講演内容:第1展示室、第2展示室、ギャラリー、第3展示室と30分ほどで急いで案内。主に展示手法、コスト、メンテナンスを中心に解説。第5展示室は、少し時間をかけて案内。生物の多様性を標本を並べて紹介する第3展示室に対して、生態を動きを使って紹介し、グラフィックで詳しい解説という第5展示室の基本方針を解説。その後、メンテナンスとコストを中心に、子ども達の人気順を絡めて、ハンズオンな感じの展示を中心に紹介。
反省:大学生の反応は読みにくい。展示の裏話中心にしたので、それなりには楽しんでもらえたかも。ただ、あまり笑いはとれなかった。
タイトル:「鳥が教える大阪の自然」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:約62名
経過と準備:大人の付き合いで、指名されたので断れず引き受けることに。都市で繁殖する鳥の変遷の話、農耕地の鳥の危機の話。と持ちネタ二つでしゃべろう。と要旨を書いた。前日に、ちょちょいと準備するつもりが意外と手間取った。まず聴衆はあまり鳥を知らないかもしれない。じゃあ画像を入れないといけないな。鳥から大阪の自然を語るには、データを示しただけでいいんだろうか?なんて事を真面目に考えだしたから。結局、4時間くらいかかって準備終了。
講演内容:結局、7月に話したストーリーに近くなった。大阪府RDBに始まり、今年度始まったその改訂に終わる。間は都市とため池と田んぼの鳥の分布の話。ツバメやスズメの減少の話も入れて。でも、強調したのは、断片的な、ローカルな情報で、断定的な結論に飛びついてはいけないという情報リテラシーの問題。某有名人の講演会を、イントロで引き合いに出した。
反省:タイトルや講演会テーマに沿った話ができたかは疑問。ただ、講演のあと対談をしたのだけど、その流れは講演以上にテーマと懸け離れていた。単なる質疑応答で、勝手気侭に話をふってた感じ。あんなんでよかったらしい。
タイトル:「果実を食べる鳥・サル・ヒト」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:約62名
経過と準備:大阪市の各博物館関連施設から1人ずつ出て、2人ずつ話しをする講座らしい。なぜか指名されたので、仕方なく引き受ける。40分っていわれたけど、30分くらいのつもりで準備。準備は当日に1時間程度。
講演内容:ヒヨドリが果実を食べる話のショートヴァージョン。果実を紹介して、ヒヨドリの動きを話す。想定以上に時間が短くなったので、大幅にはしょった。
反省:会場に行ってから、進行係りさんの大胆発言に驚いた。1時間半で講演が2つでもいっぱいいっぱいだろうに、その後ろに質疑応答というか対談めいた時間を入れると。無理に決まってるやんと思ったら、予想通り無理だった。先攻の天王寺動物園さんの講演が大幅に超過。仕方がないので、こちらの講演を早めに切り上げた。質疑なやりとり時間も残してあげた。ちょっと嫌みを言ってみた。
タイトル:「田んぼの鳥の危機 堺に生息する希少鳥類」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:45名
経過と準備:講演を頼まれたけど、最初は予定が入っていたので断った。が、その予定がなくなったので、引き受けてみた。前日に2時間、当日午前中に1時間で準備完了。基本的には今までしてきた調査結果を紹介。
講演内容:大阪府RDBに始まり、今年度始まったその改訂に終わる。間はため池と田んぼの鳥の分布の話。
反省:そこそこ笑いはとれたかな。ツバメの調査の不審者話は鉄板なので、またよそでも使おう。基本的には、感想を教えてくれた人は面白かったと言ってくれたが、面白く無かった人がわざわざそれを言ってくれるはずもなく、よかったかどうかは不明。ツバメのねぐらの話がなかった!というお叱りは受けた。
タイトル:「合宿の行程と鳥類(+哺乳類その他)的見所」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:25名
経過と準備:来月にせまった友の会の下北半島合宿の勉強会。お金かけて遠くに行くので、予習しようということ。前日に2時間ほどかけて、発表準備。基本的には下見で撮影した風景と、ダウンロードしてきた画像を交えての話。
講演内容:行程の順におもに鳥の見所を紹介。ついでに哺乳類とプラナリアと淡水貝とニホンザリガニも紹介。
反省:20分の持ち時間を過ぎてしまった。
タイトル:「春ツバメ、夏はトカゲで、秋タヌキ」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:43名
経過と準備:オープンセミナーに名を借りたプロジェクトUの中間報告会。昨年から今年に実施している(だいたい継続中)の調査の状況を報告。
講演内容:大阪市内の公園で繁殖する鳥の調査(大阪鳥類研究グループで2012年に実施中)、関西の駅のツバメの巣分布調査(2012年に急きょ思い立ってスタート)、大阪市内で繁殖するツバメの巣の分布調査(2011年の結果、2012年に調査中の各区のツバメの巣さがし)、大阪の都市公園などのトカゲ情報(2011-2012年に集まった情報)、大阪市内のタヌキの情報(2011-2012年に集まった情報)を順に紹介
反省:他の学芸員もそうだが、調査結果を報告するというよりは、調査の現状を紹介して、さらなる協力要請という雰囲気が強かった。プロジェクト参加者はいいが、そうで無い人には面白く無かったかも。
タイトル:「長居植物園の野鳥観察」
場所:長居植物園
聴衆:17名
経過と準備:長居植物園の鳥を解説して欲しいとの依頼。引き受ける。準備はなんにもしない。
講演内容:大池を時計回りに一周しつつ、ナガスケのスズメの話、ムクドリの巣立ちヒナの話、大池のアカミミガメの話、カラスの巣との付き合い方の話、タヌキのタメ糞の話、アイガモとコブハクチョウの問題の話。だいたいこれで時間切れ。
反省:1時間では短過ぎる。ちょっと説明を入れたら、一周回る前に1時間経ってしまった。そしてちゃんと観察できたのはスズメとムクドリだけ。
タイトル:「身近な鳥を調べてみよう 誰でもできる鳥類調査」
場所:仁和寺御室会館 地下会議場
聴衆:26名
経過と準備:去年打診を受けた。で、日程調整してこの日をあけた感じ。行事シーズンなのでけっこうたいへん。7年前に大阪支部で似たような話をしているので、そのまま使い回し。と思ったら、すでに中身が古くて、全面的に増補改訂。まあ他で話した内容の切り張りには違いない。それでも準備に4時間ほどかかった。
講演内容:身近な鳥をお金掛けずに調べるぞ!と宣言してから、関わったいろんな調査を紹介。とくに大阪鳥類研究グループの活動紹介色が強い。そして、いま展開している都市の自然調査プロジェクトも紹介。最後に、調査するとどんな利点があるかでまとめ
反省:45分ほど話をして、15分は質疑応答。と聞いていた。めっちゃ盛り上がった時は1時間半もやってた時がある。と聞いていた。話を2/3ほど終えてふと時間を見たら、すでに1時間をかなり超えていた…。めっちゃ焦って、最後を大幅にはしょって終わらせたら、ちょうど1時間半。質疑応答なしに1時間半を使ってしまった。いまだかつてない時間超過具合。主催者がとめてくれないから…。と責任を押し付ける。
タイトル:「市街地で繁殖する鳥」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室 + 長居植物園
聴衆:32名
経過と準備:年中行事。同じネタなので、準備はパワポの日付けを変えるくらい。この持ちネタでの最近の改訂を少々。
講演内容:午前中は室内で講義2時間弱。大阪市内の都市公園で繁殖する鳥について、種数、巣場所、巣材、巣の形、広い公園に多いこと、ここ数十年での変遷について解説。それから、都市公園で繁殖する鳥の調べ方について説明。
反省:話は例年並み。最後の30分は質疑応答。
タイトル:「大阪市内で繁殖する鳥の変遷」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:15名
経過と準備:順番に担当が当たる。いつもは、これに向けてデータをまとめるのだが、今回は余裕がなかったので、持ちネタをそのまますることに。準備は30分ほど
講演内容:東京の都市鳥ネタをまくらに。大阪市内で繁殖する鳥の変遷。大阪鳥類研究グループでの大阪の公園で繁殖する鳥の調査の紹介。他の人のネタを使って、市街地でのタカの繁殖、スズメやツバメの減少の話。
反省:一般向けにはけっこうしゃべってるけど、学芸員向けには初めて。とくに文句が出なかったので、よしとしよう。
タイトル:「大阪府の農耕地で繁殖する鳥の分布調査」「大阪湾岸のカモメ類分布調査2011報告」
場所:大阪市立自然史博物館 会議室
聴衆:26名
経過と準備:これまた主催者として盛り上げのためにも発表せざるをえない。毎年みんなでやってる調査を報告してるので、今回も繁殖期と越冬期に実施した調査結果の報告。後者は、前日に簡裁自然保護機構でしゃべったのの、焼き直し。ポスターをパワポに変えてみるだけ。前者は、データ入力はできていたので、ひたすら分布図作り。約8時間ほどかかった…。
講演内容:もともとは2題合わせて30分のはずだったが、前の講演が伸びたので、2題合わせて15分で話した。前者は、ケリ、ヒバリ、セッカなどの分布の話。後者は、大阪湾岸のカモメ類の分布の話。どっちも減ってる。将来、再び調査しよう。次に調査する時は、さらに減ってるだろうから、調査はめっちゃ楽かも。というしゃれにならない結論。
反省:やっぱりカモメ類の分布を昔と今を比較する方が、インパクトがあるらしい。まあ分かりやすいよね。
タイトル:「大阪湾岸のカモメ類の分布 約10年前との比較」「大阪湾岸のカモメ類の分布の季節変化」
場所:大阪市立自然史博物館 ナウマンホール
聴衆:100名弱
経過と準備:いまや年中行事のポスター発表。主催者の一角として盛り上げのためにも発表せざるをえない。盛り上げのためにも2題。ってことで、前者は大阪鳥類研究グループ名義で、後者は単著。後者は昨年秋の日本鳥学会大会での話題提供と同じ内容。パワポをポスターに仕立てるだけ。1時間ほどでできた。前者は、前日に一からデータ入力、そして分布図作成。表まで作ってみたり。ポスターにしたてるまでに15時間ほど。前日の朝から準備を始めて日付けが変わってから完成した感じ。
講演内容:前者は、大阪湾岸90ケ所以上でカモメ類をカウントした結果を示したもので、2000年度と2011年度の同様の調査結果の比較。分布図いっぱつな発表。後者は一昨年秋から一年間、毎月大阪湾岸40ケ所でカウントしたカモメ類の個体数のデータを示したもの。表形式の数字の羅列。いろいろ忙しかったので、あまりポスター前で説明とかはしなかった。
反省:日本鳥学会大会でなぜか好評だった後者の方が人気があるかと思いきや、説明抜きで一目で分かる前者の方が評判がよかったみたい。某奈良女子大の教授が面白がっていた。海の生き物には興味があるってことかしら?
タイトル:「冬の果実と鳥の関係」
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
聴衆:21名
経過と準備:1月恒例の年中行事。毎年話している持ちネタなので準備は事実上なし。パワポのタイトルを変えてただけ。
講演内容:果実と鳥の関係を教科書的に話した後、長居植物園での研究結果を紹介。おもにはヒヨドリの個体数の季節変化と、果実が食べ尽くされるタイミングについて。今年はツグミが少ないですが、的な今年の話を交えながら進める余裕まであり。
反省:例年並みで、それなりに好評。