特別展関連行事「アビナン・ミュージアムの見学」
開催中の特別展「氷河時代−化石でたどる日本の気候変動−」に関連して、大阪市住吉区の我孫子南中学校の中にある「アビナン・ミュージアム」の見学に行ってきました。ここでは、校舎建設時に発見されたナウマンゾウやオオツノジカの足跡化石の複製や、地層のはぎとり標本などが展示されています。
校舎の中に入ると目に飛び込んでくるのは、7mもある大きなはぎとり標本です!
まずはこの巨大なはぎとり標本の前で、中条学芸員・石井学芸員から展示の概要や、地層から読み取れる各時代の気候や自然についての解説を聞きました。
約12万年前の地層には貝がらの化石もあり、かつては海だったことがわかります。
はぎとり標本の下にはナウマンゾウやオオツノジカの足跡化石(複製)の上を歩けるようになっています。自分の足の大きさと比べてみよう。
展示室には上町層から見つかった貝の化石や、最終氷期の大阪の様子などが展示されています。
他にも、土器などの考古学資料も展示されていました。