やさしい自然かんさつ会「レンゲ畑のいきもの」

4月27日にやさしい自然かんさつ会「レンゲ畑のいきもの」を開催しました。好天に恵まれすぎて春にしては暑い日でしたが、約100人の方に参加していただき、高槻市三島江の田んぼでレンゲ畑の生きものを観察しました。
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春の風物詩とも言えるレンゲ畑、最近はあまり見なくなりましたが、高槻市の三島江では毎年4月に一般にレンゲ畑を解放しています。レンゲ畑は田んぼにレンゲの種子をまいたものです。レンゲなどのマメ科の植物の多くは根粒菌と呼ばれるバクテリアと共生して根っこの根粒に窒素をためます。田んぼにレンゲをまくことでイネの大事な栄養である窒素分を増やすことができるのです。
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15-18人の6つグループに分かれて観察しました。レンゲの花はよく見ると小さな花がたくさん集まってできていること、レンゲを掘ってみると根っこに根粒がたくさんついていること、花をじーっとみているとミツバチがやってきて花粉を運んでいることなどを観察しました。レンゲの果実も見つけました。みんなが食べたことあるエンドウマメにそっくりで大盛り上がりでしたが、それもそのはずエンドウマメもレンゲも同じマメ科の植物で近い仲間同士です。
レンゲ畑にはレンゲ以外の生きものもたくさんいます。コオニタビラコ、ナズナ、ハハコグサ、ノミノフスマ、タネツケバナなど小さいけどよく見ると様々な姿をした植物たちが生えていました。虫もたくさんいます。増え始めたアブラムシをテントウムシがむしゃむしゃと食べていたり、カゲロウの仲間が飛んでいたり。レンゲを食べるアルファルファタコゾウムシも見つけました。空を見上げるとヒバリやケリが大きな声で鳴いていました。春の田んぼの観察は飽きることがありません。
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みんなで淀川の堤防でお昼ご飯を食べました。昼食のあと、淀川の堤防でタンポポの観察をしました。総苞が反り返るセイヨウタンポポと、反り返らないカンサイタンポポの違いを観察して、堤防にはどっちが多いかみんなでタンポポ探しをしました。毎年、同じ場所でタンポポの観察をしていますが、どうやら典型的なセイヨウタンポポは年々減っているようです。みんなのお家の近くではどうでしょうか?
お昼過ぎには無事に観察を終えました。帰りのバスではすやすやと眠っている人がちらほら。はじめての自然観察、楽しんでもらえたでしょうか?来年もよろしくお願いします。
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ぜひ、ご参加ください。

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