最近見た鳥

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2002年12月31日  長居公園

 引き続き標識調査。網場の周りのサザンカの開花が遅いように感じる。蕾はふくらんでいるけど、あんまり咲いていない。そのせいか、周辺にメジロがいないし、顔を花粉で黄色くしたヒヨドリも捕まりません。
 今日もヒヨドリとツグミは多いけど、博物館から出た辺りのヒヨドリとツグミの個体数は、昨日よりもかなり減少。辺りのクスノキをほぼ食べ尽くしたからか?

 今日もオオタカは健在。やけど今日見たのは昨日の幼鳥とは明らかに別の成鳥。網場に気付いた幼鳥を追い払ってくれたのか、今日は網場での被害はなし。よかった。


2002年12月30日  長居公園

 引き続き標識調査。今日もツグミは地面に降りています。ちょうど博物館から出た辺りの花壇や芝生に大量に。調査のために植物園に出ると、みんな飛び立つのでとてもにぎやか。ヒヨドリも騒いでいるし、鳥自体はとても多い。
 ところが、網場周辺に来ると、鳥の姿が減り、あんまり捕れない。3日目ともなると、かすみ網の存在に気付かれたか。気付かれたと言えば、オオタカに網場を気付かれたらしい。昼に見回りに行くと、網場辺りからオオタカの幼鳥が飛び立ちました。そして、かすみ網にはヒヨドリ2羽の死体が。ネコが届かないような高さで死んでいたこともあり、オオタカに襲われたのではないかと思います。オオタカがいるとは気付かなかったし、ましてや網場を遅うとは思いもしませんでした。

 昨日までたくさんあったクスノキの果実が、急激に減少し、博物館周辺のはおおむね食い尽くされました。予定よりも早い。それに呼応してか、ヒヨドリの脂肪蓄積が進んでいるようで、今日は90g越えが記録されました。


2002年12月29日  長居公園

 引き続き標識調査をしています。昨日までは、(水場には降りていましたが)もっぱら樹の上にいたツグミが、大量に地上におりていました。花壇や芝生にゾロゾロいます。それにつられたのか、ヒヨドリも一緒に地上に降りているのがいるようです。樹上には、まだクスノキの果実もけっこう残っているのですが、不思議な展開です。
 標識調査で捕まえたヒヨドリの体重は、70g台が多く、一番重い個体で88g。脂肪蓄積をみてもけっこうためている個体が多い。果実が豊富で春まで残る年には脂肪蓄積はなく体重は60g台、果実が年末になくなる年には脂肪をためまくって体重は80-90g台。今年はやけに中途半端な感じです。脂肪を蓄積して、体重を増やしている途中かもしれません。


2002年12月28日  長居公園

 夜は数字とたわむれていましたが、昼間はヒヨドリとたわむれていました。ここ数年は、年に一度、年末だけになってしまった標識調査です。一日で、ヒヨドリ32羽、シロハラ1羽もとれました。ヒヨドリの処理には時間がかかるので、これだけで昼間は忙殺されます。

 網場への行き帰りの途中には、アカゲラを見ました。この1ヶ月ほど、長居植物園で出現しているそうで、カメラマンの人はみんな追い求めているようです。写真まで見せてもらっていたのですが、出会ったのは初めて。長居公園で記録された鳥に加えることができてよかった。


2002年12月25日  長居公園

 植物園のセンサスをしましたが、ヒヨドリはあいかわらず多い。その上、今日はツグミがやたらと多く、またかなり飛び回っていました。正確な数を数えるのは難しいけど、250羽以上はいました。
 さらに、ハイタカにノスリと、タカ類が見られました。けっこう近くをゆっくり飛んでくれていたのですが、例によってカラスに気付かれて、追いかけられてどこかに行ってしまいました。


2002年12月24日  八尾市・東大阪市:久宝寺緑地

 久宝寺緑地のセンサスの3回目。ヒヨドリはあまり変わらず。果実はけっこう食われているけど、まだまだ多く残っています。

 確認した鳥:コサギ、コガモ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス


2002年12月22日  京都府八幡市・大山崎町・大阪府島本町:三川合流

 大阪鳥類研究グループの行事で行ってきました。三川合流とは、木津川、宇治川、桂川が合流して淀川になる辺りです。今まで木津川と宇治川の間には行ったことがあったのですが、今回行ったのは、宇治川と桂川の間。両側に両河川を見ながら、細い陸地をえんえんと先まで歩いていきました。ちょっとおもしろい場所です。
 宇治川左岸にあるカワウのねぐら(ただし昼間だからかカワウはおらず、木が白くなっているだけ)も見れたし、タカ類も飛んだし、カメノコテントウもいたし、夕食用のヒラタケを手に入れたし。楽しく有意義な一日でした。

確認した鳥:カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、ノスリ、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、カワラヒワ、アトリ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年12月17日  長居公園

 植物園のセンサスをしましたが、急にヒヨドリが増えていました。12月14日にはこんなに多くなかったので、ほんのここ数日のことです。どこで何があった影響なんでしょうか? ツグミの方は、今月に入ってずっと多いままです。ただし、まだもっぱら樹上にいます。
 そういえば、この先月から長居植物園にはアカゲラが出現しているそうです。カメラマンさん達は、もっぱらアカゲラを狙っているらしい。しかし、いまだにさっぱり出会わず…。


2002年12月16日  柏原市峠:亀の瀬

 大阪鳥類研究グループで行なっているカワウの集団ねぐら・コロニーのモニタリング調査に行ってきました。小雨模様でしたが、他に日程がとれないので強行。

 ■カワウの個体数
  16:35 140羽(巣なし)
 ■カワウの帰還数:合計0羽
  16:35-17:00 0羽

カウントしてから、雨が降ってきたので傘を開きました。しばらくすると、とまっていたカワウが6羽ほど飛び立ってグルグル回り始めました。なんでかなーと思っていると、次々とカワウが飛び立ち、結局全部飛んでしまい、これはもしや傘を開いたから?と思って、慌てて傘を閉じて離れたら、5分ほどして帰ってきてくれました。あせったー。これで近くにもう一つねぐらがあったら、そっちに飛んでいってしまったことでしょう。

確認した鳥:カワウ、アオサギ、マガモ、ヒドリガモ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、アオジ、スズメ、ハシブトガラス


2002年12月15日  兵庫県神戸市須磨区白川〜神戸市北区しあわせの村

 ジュニア自然史クラブの化石探しの行事で行ってきました。鳥はいないし、付いていっただけって感じ。しあわせの村ではモズのはやにえを見ました。イナゴか何かで、できたてだったのか虫はまだ生きていました。生きたはやにえを見たのは初めてでした。

 確認した鳥:カイツブリ、ドバト、キジバト、セグロセキレイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、メジロ、ホオジロ、アオジ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年12月14日  和歌山県貴志川町:平池

 大阪鳥類研究グループで行なっているカワウの集団ねぐら・コロニーのモニタリング調査に行ってきました。3回連続、今回もカワウの姿はなし。次もカワウがいなければ調査地からはずしたいと思います。

 ■カワウの個体数
  16:20 0羽(巣なし)
 ■カワウの帰還数:合計0羽
  16:20-17:00 0羽

 一方、カワウ以外の水鳥はたくさんいて、けっこう楽しめました。潜水ガモがいないってことは、浅い池なんでしょうか?でもカイツブリは多いしなー。
 あとカラスの集団ねぐらも発見。平池の上空を北西に、南海貴志川線の線路の北を西へ、カラスが飛んでいくので、その先を見たらカラスが集まっていました。おおむね長山団地の東北東(貴志川町長山)の小高い丘の林がねぐらになっているもようです。飛んでいくカラスの個体数からすると、集まっている個体数は100羽以上だがさほど多くなさそうです。

 確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オオバン、コチドリ、ケリ、トウネン、イソシギ、クサシギ、タシギ、カワセミ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、ホオジロ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年12月12日  和歌山市相坂:東池

 大阪鳥類研究グループで行なっているカワウの集団ねぐら・コロニーのモニタリング調査に行ってきました。今年の繁殖期に繁殖が確認されて、担当になって初めての調査です。はるばる大阪から行ったのに、あやうく迷って調査できずに帰るところでした。

 ■カワウの個体数
  16:40 220羽(使用中の巣:0巣)
 ■カワウの帰還数:合計2羽
  16:40-16:50 1羽
  16:50-17:00 1羽

 巣はあるけど、この季節、繁殖はしていないようです。

 確認した鳥:カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オオバン、ハクセキレイ、セグロセキレイ、モズ、メジロ、アオジ、スズメ、ハシブトガラス


2002年12月11日  豊中市:服部緑地公園

 今冬3回目の服部緑地公園センサス。やたらいたジョウビタキは影を潜め、ツグミもおらず。シロハラはそれなりにいるんですが…。

 確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、バン、オオバン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年12月9日  堺市:大仙公園、岸和田市:中央公園

 都市公園はしご調査。クスノキやクロガネモチはまだまだたくさん残っていました。ツグミは、大仙公園で多く、中央公園にはおらず。

・堺市:大仙公園
 確認した鳥:カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オオタカ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

・岸和田市:中央公園
 確認した鳥:ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、メジロ、スズメ、ムクドリ


2002年12月8日  奈良県奈良市:奈良公園

 友の会の行事で、シカとムササビの観察に行ってきました。今年3回目の奈良公園のムササビ観察です。友の会行事としては2月に続いて2回目。というか、雨であまりムササビが見れなかった2月のリターンマッチなんです。が、今回もまたもや雨。大阪を出たときは降っていなかったので決行にしたのに、奈良に着くと2月以上のザーザー降り。それでも50名も集まったので観察に。
 鳥も見る予定でしたが、雨でさっぱり。哺乳類屋さんに特別講師をお願いしたので、なんとなくみんなに付いて歩くだけでした。さすがに哺乳類は哺乳類屋さん、むしろとっても勉強になりました。で、シカはともかくムササビは雨では飛ばないのでは?と心配したのですが。まったく心配無用、ごく普通に見れました。大部分の人が見れなかった2月に対して、今回は全員がムササビを見たようです。天気はともかく立派にリベンジに成功しました。

確認した鳥:オオタカ、ドバト、キジバト、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、アトリ、シメ、スズメ、ニュウナイスズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
観察した哺乳類:ムササビ、ニホンジカ、イノシシ?


2002年12月6日  奈良県橿原市:石川池

 大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。今まで、2回調査してカワウをまったく記録していませんでしたが、昨日こっち方面にカワウが飛んだので今回は期待できます。期待に違わず、向かう途中でも、上空をカワウが石川池方面へ次々と飛んでいきます。その数合計約130羽。
 石川池に到着すると、予定通り池端の木が9本ほど白くなっています。見てる間にもカワウがどんどん帰ってきます。16:20時点で167羽。まだまだ期待できると思っていたら、中学生がやってきて、池のフェンスにかかった金属の看板をたたき始めました池のの看板をたたき始めました。その大きな音に驚いて、カモが一斉に飛び立ちました。その数約500羽。しばらくしたらカワウも全部飛び立ってしまいました。しばらく上空をクルクル回ってから、ほぼすべて西に飛んでいきました。深田池方面です。
 その後、南の方からカワウが数羽ずつ飛んでくるのですが、クルクル回った後、誰も木にとまっていないのに気付くのか、大部分は西へ飛んでいってしまいました。で、結局調査結果は、

 ■カワウの個体数
  17:00 1羽(使用中の巣:0巣 )
 ■カワウの帰還数:合計6羽
  17:00-17:10 6羽

 昨日は深田池のカワウが石川池に飛んでしまい、今日は石川池のカワウが深田池へ。ちょうどカワウの数を少なく評価するような巡り合わせになってしまいました。最初にいたカワウとその後飛んできたカワウを合わせると(結局飛んでいってしまったけど)、たぶん250羽くらいのカワウがねぐらとして利用してると思うのですが…。

確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、イソシギ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、メジロ、アオジ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年12月5日  奈良県橿原市:深田池

 大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。深田池は、東半分の水を落として、重機が入っての整備工事をしていました。重機が動きまわっている東半分にはカワウはおらず、西半分だけに集まっていました。おかげで数えやすいのですが、前回より個体数が減っています。

 ■カワウの個体数
  16:30 136羽(使用中の巣:0巣 )
 ■カワウの帰還数:合計8羽
  16:30-16:40 4羽
  16:40-16:50 3羽
  16:50-17:00 1羽

 本当は、16:00から現地にいました。で、16:00に一旦数えた時は、206羽いたのですが、少ししたらほぼすべての個体が飛んでしまいました。工事関係の人が、池の西半分にも侵入したからではないかと思います。しばらく上空をクルクル回ってから、大部分は戻ってきたけれど、60羽ほどは東方面へ飛び去りました。方向はちょうど石川池方面。
 カワウの調査の終了後、6月に発見できなかったカラスの集団ねぐらを見つけました。場所は、橿原神宮の南東端と近鉄の線路をはさんで南側の久米寺の林。周辺の電線や建物の屋上にもたくさんのカラスがとまっていたので、電線などにとまったまま寝る個体もいるのかもしれません。
 すぐ下を人が歩ける場所なので、カラスは頻繁に一斉に飛び立ちます。その時にざっと数えた感じでは、個体数はざっと約1500羽。もしかしたらもう少し多いかもしれません。市街地の上空をカラスの集団が乱舞する光景はとっても見応えがあります。近所の人は気持ち悪がっているみたいでしたが…。どうして橿原神宮のもっと奥の林に集まらないのかは謎です。
 このカラスの集団は電車からでもよく見える場所です。今まで気が付かなかったのが不思議なくらい。橿原神宮前駅から大阪方面に向かう時、最初の踏切辺りを注意!

確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、コブハクチョウ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、バン、キジバト、カワセミ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、ヤマガラ、メジロ、アオジ、オオジュリン、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年12月5日  大阪市鶴見区・守口市:鶴見緑地公園

 またまた鶴見緑地公園のセンサス。クスノキの果実は熟しました。ヒヨドリの個体数はそこそこ多いけど、シロハラは少々、ツグミはほとんどいない。ただしシロハラはすでに地上に降りていました。
 ここの池では毎年いろんなカモに出会えるのですが、今回はアカハジロを見ました。最初は寝てるのを遠目で見たので、なんかやけに脇の茶色味の強いキンクロハジロのメスやなー、と思いつつ。近くでもう一度よく見たら、目が黒く。起きてみるとアカハジロのメスでした。近くで見直さなかったら見過ごしていました。アメリカヒドリのオスも1羽いたし、なかなか盛りだくさんでした。

 確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、アカハジロ、バン、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年12月2日  岬町:孝子駅〜高仙寺〜飯盛山〜みさき公園駅

 飯盛山コースのセンサスのこの冬2回目。なぜかこの4日連続で大阪中の山に行ってる感じ。その上、最終日が一番きついコースなので、けっこう疲れました。昨年は大量のツグミが出現したコースですが、果実が不作なためか、そもそもツグミがいない。ヒヨドリも少な目。
 鳥でおもしろかったのは、ミサゴです。昨年も今時分に確認していますが、今回も山の上を3羽が舞っていました。最初は上の方からチョッチョッチョッフイーといった感じの柔らかい声が聞こえてきて、何の声かわからずあせりました。アトリ系っぽい声質で、木の上から聞こえてくる感じだったもので…。その内、ミサゴが飛んでいるのに気付き、鳴いているのもミサゴと気付いた次第。他にトビ風の音程で、ピィーとも鳴いていました。鳴いていたのは3羽の内、1羽だけのようでした。非繁殖期にあんなに鳴くのは珍しいのでは?
 その他、飯盛山の北斜面をかなり降りたところで、ニホンリスを見ました。道の真上のアカマツでマツボックリを食べていたらしく、こちらに気付いて少し林の中に移動。そこで再びマツボックリを食べていました。かわいかったです。記念にできたてのエビフライを拾ってきました。飯盛山に登る前の尾根筋では、林床でウサギらしき影も見ました。こちらはちゃんと確認はできず。

 確認した鳥:ミサゴ、トビ、ヤマドリ(高仙寺のすぐ上で羽を拾う)、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、マヒワ、カワラヒワ、ウソ、スズメ、ハシブトガラス
 確認した哺乳類:ニホンリス(姿とエビフライ)、ウサギ?


2002年12月1日  豊能町:妙見口駅〜能勢町:妙見山〜本滝寺〜妙見奥の院〜真如寺〜野間

 妙見山コースの調査もこの冬2回目。山の上に果実が少なく、集落周辺のアオキやナンテンばかりを数えることになっています。昨日に味を占めて、本瀧寺ではムササビを探してみました。スギの大木にけっこう爪痕らしきものがあるので、糞を探したけど見つからず。また次回に期待。たぶんいると思うんですけど…。

 確認した鳥:キジバト、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年11月30日  金剛山(ロープウェイ前バス停〜伏見峠〜転法輪寺〜セト〜千早登山口)

 大阪鳥類研究グループの行事で行ってきました。記憶が確かなら冬の金剛山に登るのは初めて。冬鳥、とくにカヤクグリを楽しみに行きました。予定通り、カヤクグリをはじめ、ゴジュウカラやコガラ、ベニマシコなんかが見られて楽しめました。鳥以外では、香楠荘の前のリスのエビフライや、転法輪寺の東のスギ林でムササビの糞も確認できました。リスは聞いていましたが、ムササビのフィールドサインが確認できたのは収穫でした(だれか夕日暮れ時に行ったら、ムササビがいないか確認して教えてください。)。
 ところで、鳥では、伏見峠からセトまでの山頂部の鳥類相が興味深かったです。下のリストを見ればわかるように、種子食・昆虫食の鳥ばかりが目立ち、果実食の鳥がほとんどいませんでした。ヒヨドリやハシブトガラスは一応記録していますが、どちらも数羽程度。このことは、山頂部にほとんど果実が見られなかったことと符合するように思います。

確認した鳥:アオサギ、ドバト、コゲラ*、ヒヨドリ*、モズ*、ミソサザイ、カヤクグリ*、ルリビタキ、シロハラ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、コガラ*、ヒガラ*、ヤマガラ*、シジュウカラ*、ゴジュウカラ*、メジロ、ホオジロ*、カシラダカ*、アオジ、マヒワ*、カワラヒワ、ベニマシコ、ウソ*、イカル*、カケス*、ハシボソガラス、ハシブトガラス*(*は、伏見峠〜セトの山頂部で記録した鳥)
確認した哺乳類:ムササビ(糞と爪痕)、リス(エビフライ)


2002年11月29日  八尾市:高安山〜十三峠〜服部川駅

 この冬の高安山-十三峠コースのセンサスの2回目。尾根筋に関しては、ヒヨドリは少なく、ツグミはいない。それが下まで降りてくると、ツグミの大群がいて、ヒヨドリも多数。上と下の違いがとてもはっきりしていました。その他の冬鳥は出そろっている感じですが、10月にたくさんいたアトリはおらず。

 確認した鳥:ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、イカル、スズメ、ハシブトガラス


2002年11月24日  東おたふく山登山口バス停〜土樋割峠〜雨が峠〜五助ダム〜阪急御影駅

 行事の本番です。下見でずっと登りコースがしんどかったので、本番は逆コースにしました。下見ほどは疲れなかったけど、やはり自然観察には長いコースです。あと、逆コースだったせいもあって少し迷いました…。秋ということで、木の実を見つけては味見をしたりしながら、楽しく行事ができました。失敗といえば、参加者にマムシグサの実を食べさせてしまったことでしょうか。まさか本当に食べるとは思わなかった。
 鳥は、マヒワやジョウビタキなんかが見られ、ハイタカが飛んだくらい。下見の時のヤモリのアパートは健在でしたが、卵だけで本体はいませんでした。リスのエビフライは、下見と同じ場所でたくさん拾えました。人の少ない日や時間なら簡単にリスを見られそうです。

確認した鳥:アオサギ、マガモ、トビ、ハイタカ、ドバト、キジバト、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、マヒワ、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、スズメ、カケス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:カナヘビ、シマヘビ、ニホンヤモリ(卵)
確認した哺乳類:ニホンリス(松ぼっくりのエビフライ)、イノシシ(掘り跡)、テン?(糞)


2002年11月21日  大阪市東住吉区:今川公園、白鷺公園

 近所の小さめの都市公園の調査です。鳥のセンサスはなしで(センサスするほど広くない‥)、果実の減り具合だけ見ています。どちらもクスノキは豊作。他にはあまり果実のなる木はありません。
 話はかわって、自転車での帰り道。またまたスズメが巣材を運んでいるのを見ました。昨年まで気が付かなかったけど、この時期にごく普通なんでしょうか?

・今川公園
 確認した鳥:ドバト、キジバト、ヒヨドリ、ウグイス、アオジ、スズメ、ムクドリ

・白鷺公園
 確認した鳥:ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、ムクドリ、ハシブトガラス


2002年11月18日  堺市:大仙公園、岸和田市:中央公園

 都市公園はしご調査。いずこもクスノキ、クロガネモチともに果実は豊作。岸和田の中央公園では、カワウが次々と南東方向に飛んでいきました。ねぐらに帰っているらしい。昨年は見かけなかったのに…。
 話はかわって、大仙公園ではスズメが巣材を運んでいるのを見ました。電柱の上の方の穴の中まで運ぶのを確認したので、巣をつくっているのは間違いないでしょう。こんな時期に繁殖するのか、それとも巣をねぐらにするのか? いずれにしてもスズメがそんなことをするとは知りませんでした。

・堺市:大仙公園
 確認した鳥:コサギ、ヒドリガモ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

・岸和田市:中央公園
 確認した鳥:カワウ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ


2002年11月18日  八尾市・東大阪市:久宝寺緑地

 久宝寺緑地のセンサスの2回目。ヒヨドリは少しは増えたかな。ツグミがけっこう姿を現しました

 確認した鳥:コガモ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス


2002年11月17日  兵庫県猪名川町:多田銀山

 行事本番。快晴で、暑いくらいの日和でした。紅葉がまっさかり。で、みんなで探すと鉱物もけっこういろいろ見つかりました。水晶、クジャク石、青鉛鉱以外に、紫水晶、黄銅鉱、黄鉄鉱、なんちゃら亜鉛鉱。ぎゃくに大勢で騒いでいたせいか、鳥はさっぱり。
 ヘビは、ヤマカガシ以外に、シマヘビとジムグリの礫死体。ヤマカガシは何か呑み込んでいるので、吐き出させてみたらタゴガエルでした。もう一度呑み込ませようとしたのですが、呑み込んでくれず。そのままヤマカガシは去っていきました。冬越しに失敗しないといいのですが。

 確認した鳥:ケリ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:タゴガエル(ヤマカガシの吐き戻し)、ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ(礫死体)、カナヘビ


2002年11月13日  大阪市鶴見区・守口市:鶴見緑地公園

 一ヶ月ぶりに鶴見緑地公園センサス。クスノキもかなり熟してきました。ヒヨドリの個体数はさらに多くなった感じ。ツグミ類はほとんどおらず。でも調査終了後に、飛んでるツグミを確認。池のカモとユリカモメの個体数が増えて、調査が大変になってきました。

 確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年11月11日  兵庫県猪名川町:多田銀山

 行事の下見。愛用の地図にはないニュータウンができていて、その周りをグルーっと回るようなコース。
 鉱山の廃坑も少し入ったりしたけど、鉱物採集はむしろ鉱山のゴミ捨て場でちまちまと。緑色のクジャク石(銅の鉱物らしい)、青い青鉛鉱(その名の通り鉛の鉱物らしい)の小さいのなら簡単に拾える。金色の黄銅鉱や銀の鉱物は見つからず。ってゆうか、鉱物採集は化石採集ほど楽しくなくて、すぐに飽きてしまった…。
 鳥は冬鳥がそこそこ。カエルやイモリはおらず、ヘビはなぜかヤマカガシばかり。ヤマカガシがいるってことは、カエル自体はけっこういる場所なんでしょう。初夏に行ったらおもしろいかも。

 確認した鳥:カイツブリ、トビ、ハイタカ、ケリ、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミの一種、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、ベニマシコ、マヒワ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ヤマカガシ


2002年11月7日  豊中市:服部緑地公園

 今冬2回目の服部緑地公園センサス。とにかくジョウビタキがやたらいる。シロハラやアオジも到着。でもツグミはいない。ヒヨドリの個体数は、前回より少し増えた気がする。
 カラスがやたら騒ぐので、何かなーと思ったら、タカが1羽飛んでいました。一瞬しか見えず、ハイタカかなー、で終わりました。

 確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハイタカ?、バン、オオバン、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年11月5日  岬町:孝子駅〜高仙寺〜飯盛山〜みさき公園駅

 飯盛山コースのセンサス。妙見山に続いて、ここでもソヨゴは不作で、ろくに果実がありません。ネズミモチも不作気味、でもシロダモは普通になってるようです。平地は豊作でも、山は不作気味のよう…。鳥の動きはどうなるんでしょう?
 冬鳥では、今年はアトリの当たり年かとおもいきや、このコースではアトリに出会わず。昨年もあまりアトリはいなかったので、アトリの好きな物のない場所なのかも知れません。ヒヨドリは少な目、ツグミはいない。ここまでは、豊作年の予定通り。でもすでにシロハラがけっこういます…。

 確認した鳥:トビ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス


2002年11月3日  兵庫県三田市:JR新三田駅〜有馬富士公園〜JR新三田駅

 行事の本番です。天気は快晴、でも少し寒い。下見の時に、味見した川岸のカキの木が、無惨にも切られていたのはショックでした。こんなわずかな間に変わってしまうとは、自然観察地図にしにくい場所です。
 鳥では、最初にオオタカが飛んで、あとは福島大池にオオバンがいたくらい。でもさすがに大勢で行くと、両生爬虫類はよく見つかります。小川にたくさんイシガメがいたのが印象的でした。さらにヤマカガシもGET。このヤマカガシは、この後、大活躍しました。

 確認した鳥:ダイサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、トビ、オオタカ、オオバン、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、ヌマガエル、ツチガエル、イシガメ、カナヘビ、ヤマカガシ


2002年10月28日  豊能町:妙見口駅〜能勢町:妙見山〜本滝寺〜妙見奥の院〜真如寺〜野間

 これまた久々に妙見山コースの調査。平地は果実がよく成っているのですが、山の上はいまいちかも。アオキやナンテンはよく成っているけど、ソヨゴがさっぱり実を付けていません。ソヨゴ狙いの調査コースなのに…。
 果実が少ないせいか、鳥も少ない。

 確認した鳥:アオサギ、トビ、キジ、キジバト、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年10月22日  八尾市:高安山〜十三峠〜服部川駅

 久々に高安山-十三峠コースのセンサスに行ってきました。シロダモやノイバラなどの果実はけっこうよく成っていました。
 鳥の方では、猛禽が2種も出現したのは特筆に値します。オオタカの方は、ハシブトガラス5羽に延々と追い回されていました。ノスリは2羽でゆったりと帆翔。渡りの途中のような雰囲気でした。あと、アトリの群れがそこここに。この時期にこんなに見たのは初めてです。この冬はアトリの当たり年かもしれません。

 確認した鳥:ノスリ、オオタカ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、アトリ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年10月21日  兵庫県三田市:JR新三田駅〜有馬富士公園〜武庫川〜フラワータウン駅

 行事の下見です。朝はザーザー雨が降っていたので、中止かと思いきや、行事担当者の決断で決行に(最近こんなんばっかり)。行ってみたら雨は上がっていたのでよかったのですが。
 JR三田駅から新三田駅の間では、数十羽のコシアカツバメの群れがいくつか飛んでいました。見られたのは朝方だけ。有馬富士公園の池には、けっこうカモがすでにやってきていました。鳥で見物はそんなもん。あとは両生爬虫類や貝、ザリガニなんかを採集してただけ。

 確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、トビ、ケリ、ドバト、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ヒバリ、コシアカツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ツチガエル、シマヘビ、ヤマカガシ


2002年10月20日  京都市:鴨川(賀茂大橋周辺)

 雨かと思ったら上がったので、鴨川で行事をしました。河川敷で班に分かれて、コサギとアオサギの行動を追跡します。と、脳天気に鳥を見る行事ではないのですが、その前後や、行動追跡中でも時間があけば鳥は見れます。またけっこういろいろな鳥が見られました。ただの観察会でも充分楽しめそう。

 確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、トビ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ノビタキ、コサメビタキ、メジロ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年10月17日  堺市:大仙公園、岸和田市:中央公園

 久々の都市公園はしご調査。いずこもクスノキ、クロガネモチ、トウネズミモチなど果実が豊作のようです。

・堺市:大仙公園
 確認した鳥:ダイサギ、コサギ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

・岸和田市:中央公園
 確認した鳥:ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、コサメビタキ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス


2002年10月15日  岡山県

 博物館の親睦旅行に行きました。武蔵の里、湯郷温泉、サッポロ岡山ワイナリーと、ありがちな観光コース。でも、ガイドツアーも温泉も無視して、鳥を見たり、両生爬虫類や貝を採集したりしていました。

・大原町宮本:武蔵の里
 宮本川という小川は、三面張りの親水工事がされています。観光地らしい嫌らしい川です。でもカワニナはいるし、シマドジョウ、ドンコ、カワヨシノボリ類、カワムツがいるし。で、けっこう楽しめました。
 確認した鳥:アオサギ、アヒル、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

・美作町湯郷:湯郷温泉
 刈り田の周りで、シマヘビやウシガエルをGET。小縄手池にはジュンサイがたくさん見られました。
 確認した鳥:アオサギ、アヒル、トビ、キジバト、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス

・赤坂町東軽部:サッポロ岡山ワイナリー
 なぜかタンチョウを飼育しているのを横目に、ダルマガエルを探しに行きました。地元出身者が、この辺りには多いというので。でも薄暗くなってきて、出発時間も迫ってきて、充分探すことはできませんでした。残念。
 確認した鳥:キジバト、カワセミ、ヒヨドリ、ホオジロ、スズメ、ハシブトガラス


2002年10月12日  八尾市・東大阪市:久宝寺緑地

 久宝寺緑地のセンサスも再開。こちらもクスノキやクロガネモチやピラカンサなど果実がたくさん成っています。ヒヨドリはまだそんなに多くなっていないよう。

 確認した鳥:ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、キビタキ、コサメビタキ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス


2002年10月11日  豊中市:服部緑地公園

 こちらも久々の服部緑地公園センサス。今年は長居公園を含め、どこともに果実の成りがいいようです。少なくともクスノキ、ムクノキ、クロガネモチ、トウネズミモチなどは大量に果実をつけています。

 確認した鳥:カイツブリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年10月10日  大阪市鶴見区・守口市:鶴見緑地公園

 ひさびさに鶴見緑地公園センサス。というか今年度も、果実と果実食鳥の調査の開始です。多くの果実はまだようやく熟してきたところ。ヒヨドリの個体数はけっこう多くはなっていたけど、やかましいってほどでもない。
 池にはまだカモの大群もユリカモメの姿もないので、調査はとても順調。おもしろい所では、ハジロカイツブリが入っていました。浅い池なので、潜ってもだいたいどこにいるかがわかっておもしろい。

 確認した鳥:カイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス


2002年10月9日  三重県海山町・紀伊長島町・紀勢町

 尾鷲市に行く用事があったのですが、ちょうど紀伊長島周辺に海跡湖の調査に行くというのを聞いたので、便乗してきました。尾鷲での用事をささっと済まし、海跡湖を二つ見て、ついでに浜や港も見てきました。

・紀伊長島町古里
 朝早くに、海岸を含め、宿の周囲をウロウロ。
 確認した鳥:カワウ、クロサギ、トビ、イワツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ヤマガラ、ホオジロ、スズメ、コムクドリ、ハシブトガラス

・海山町矢口浦:大白池
 一応、海跡湖ですが、すっかり公園化され、岸は完全に護岸。トイレも駐車場も完備で、行くのは便利でいいですが、生き物はさっぱり。つまらない場所でした。
 確認した鳥:アオサギ、トビ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、コサメビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ハシブトガラス

・紀勢町錦:芦浜池
 錦の町から山道を歩いて1時間強で、ようやくたどりつきました。山越えの道を歩く以外に陸路での行き方はありません。そのため人の気配が少ない感じのいい池です。池の周りにはシカの足跡が多く、声もよく聞こえました。池の中には、ハマグリみたいな大きさのヤマトシジミが転がっていたりします。
 確認した鳥:カイツブリ、コジュケイ、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、キビタキ、シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス

・紀勢町錦:錦港・河内川河口
 午後5時半頃、港の上空は数十羽のトビが旋回。カラスは河内川河口近くの右岸側の山にねぐら入り。周囲の建物の屋根や電線にたまっているのもあわせて、約500羽(ハシボソガラスも混じるが、圧倒的にハシブトガラスが多い)。河内川河口右岸の木には、カワウの集団ねぐら。カワウ60羽が、アオサギ8羽と一緒にとまっていました。
 確認した鳥:カワウ、コサギ、アオサギ、トビ、ウミネコ、カワセミ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年10月6日  箕面市:箕面駅〜聖天展望台〜才が原池〜地獄谷〜箕面駅

 ジュニア自然史クラブの行事で行ってきました。まずは聖天展望台でタカの渡りを見て。と思ったけど、人が多かったのでほとんど素通り。あとは鳥はいないし、キノコもいない。とぼやきながら歩いていた感じ。
 昼食をとった才が原池では、マミズクラゲを観察。それから地獄谷方面へ。この谷筋では、なぜかキノコが多数出現。両生爬虫類もけっこう出て、楽しめました。

 確認した鳥:サシバ、ドバト、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、カケス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:タゴガエル、カナヘビ、シマヘビ、ヤマカガシ
 確認した哺乳類:ニホンザル(骨)


2002年10月5日  兵庫県姫路市:山陽網干駅〜御津町:新舞子浜

 行事の本番です。遠方なので、参加者は少なく。とても気楽な感じの行事でした。鳥ではなんにも期待していなかったのに、カラシラサギが出現。思わぬ収穫でした。
 ベントスでは、黒い泥の干潟に点在する石をめくったら、石の裏にひっついているワカウラツボを探すのがけっこうおもしろい。他にも何種か小さな貝が採れ、いずれもけっこう珍しいものらしい。
 あとはなんと言っても、イイダコです。下見では気付かなかったけど、立派なイイダコが、5匹ほど採れました。最初はN学芸員が偶然捕まえたもの。吸盤の力が強く、さらにめまぐるしく色が変わる。干潟に置くと、丸くなっていたかと思うと、そのまま見る見る潜っていく。とっても楽しく遊んでいて飽きない感じ。もちろん味もいいに違いない!と思って自分でも探し始めました。
 イイダコが砂に潜っても、丸くタコのいる場所の砂はわずかに盛り上がるのを見たので、同じような場所を探して、干潟を歩き回りました。すると予定通り、それらしい場所からイイダコが飛び出しました。あわてて追いかけて、マテガイの貝殻で足の裏に傷をつけつつ、捕まえました。晩飯をGET!と思っていたら、博物館の標本に必要と言って、Y学芸員に奪われてしまいました。もう一匹捕まえようと探したのですが、見つからず。
 楽しい行事でしたが、イイダコの味見ができなかったのが、唯一の心残り。

 確認した鳥:カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、カラシラサギ、アオサギ、ミサゴ、トビ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、エナガ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ウシガエル、クサガメ


2002年10月3日  兵庫県神戸市東灘区:阪急御影駅〜五助ダム〜雨が峠〜土樋割峠〜東おたふく山登山口バス停

 行事の下見に行ってきました。「住吉川」というタイトルでしたが、六甲山最高峰を目指して歩き、最後に横にそれるようなコース。行事タイトルは変更されるでしょう。あと、ずーっと登りが続くので、とっても辛い。行事本番では、逆コースになる予定。
 鳥では、こんな季節なのにソウシチョウがけっこう囀っていたくらい。ほ乳類は、イノシシの掘り跡がたくさんあったけど、本体には出会わず。印象的だったのは、コンクリートがはられた崖の水抜き穴が、ヤモリのアパートになっていて、卵を抱えたニホンヤモリがたくさん見られたことと。住吉川で見られたイシマキガイと五助ダムのモクズガニ。間にでっかい砂防ダムがいっぱいあるのに、ちゃんと海からやってくるとは!

確認した鳥:コサギ、ドバト、キジバト、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ソウシチョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、カケス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:タゴガエル、ニホンヤモリ、ニホントカゲ
確認した哺乳類:ニホンリス(松ぼっくりのエビフライ)、イノシシ(掘り跡と糞)


2002年9月29日  奈良県橿原市:深田池

 大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。
 ■カワウの個体数
  16:30 402羽(使用中の巣:0巣 )
 ■カワウの帰還数:合計2羽
  16:30-16:45 0羽
  16:45-17:00 0羽
  17:15-17:30 1羽
  17:30-17:45 1羽
  17:45-18:00 0羽
 6月にはパラパラとカワウが帰ってきていたのが、今回は最初に数えたっきり、ほとんど帰ってこず。たまに飛び立って、ぐるーと回って、別の場所にとまり直しているのを、ボヤーと見ていただけでした。
 カラスのねぐらへ向かう大きな集団も見あたらず、退屈していたら、午後6時少し前からダイサギとコサギを中心にサギ類が、急激に集まってきました。閑なので数えてみると、16:30以降に帰ってきたサギ類の数は、ダイサギ54羽、チュウサギ、9羽、コサギ56羽、アオサギ2羽。薄ぐれの中、みるみるうちに対岸の樹が白くなっていき、ちょっとおもしろい感じでした。

確認した鳥:カワウ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、コブハクチョウ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、キジバト、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ヤマガラ、メジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年9月25日  奈良県橿原市:石川池

 大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。6月に引き続きカワウはおらず…。

確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、アオサギ、ドバト、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、スズメ、ハシブトガラス


2002年9月25日  堺市中百舌鳥町:但馬池

 毎月行なっているため池の水鳥の調査に行ってきました。で、但馬池でなんとヨシゴイを見ました。この地域でヨシゴイを観察したのは、大津池と寺池に続く3回目だと思います。とっても珍しいです。
 ヨシゴイの個体数が少ない上に、ヨシに隠れているとなかなか見つけられないというのも大きいでしょう。今回も、ヨシの群落から飛び出したので気付いたけれど、再びヨシの間に入られると、もうわからなくなりました。


2002年9月23日  奈良市:奈良公園

 ジュニア自然史クラブの行事で行ってきました。午後から行って、昼間は昆虫採集(主にオオセンチコガネなど糞虫)。日が暮れる午後6時頃に東大寺の前に行って、ムササビを待ちました。東大寺の南東角辺りで、予定通りムササビが出現。枝の上でスギの葉を食べるのをゆっくり観察できました。その後、みんなの目の前で飛んでくれました(見逃した奴も若干いましたが…)。というわけで、観察会は予定通り成功。
 ムササビを堪能した頃、アオバズクの声も聞こえてきました。こんな時期にアオバズクの声とは!と思いつつ姿を探すも、こちらは見られず。
 帰ろうとしたとき、やけに人なつっこい雌ジカに遭遇。いくら触っても嫌がらないので、みんなで取り囲んでさわりまくりました。その内、腹や脚の付け根にシラミバエが発見され、急遽シラミバエ採集会に移行しました。後日の松本学芸員の同定によると、ヒメシカシラミバエという種だそうです。

 確認した鳥:ゴイサギ、コサギ、アオサギ、オオタカ、ドバト、キジバト、アオバズク、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル
 確認した哺乳類:ムササビ、ニホンジカ


2002年9月22日  和歌山県貴志川町:平池

 行事の帰りに寄り道して、大阪鳥類研究グループで行なっているウの集団ねぐら・コロニーのモニタリング調査をしてきました。前回同様、今回もカワウの姿はなし。

 ■カワウの個体数
  17:15 0羽(巣なし)
 ■カワウの帰還数:合計0羽
  17:15-18:00 0羽

 あまりに暇なので、先日味をしめた水草に着いた生きもの採集をしました。今回ひっくり返したのはヒシ。モノアラガイやサカマキガイ、そしてジュンサイハムシ、ガムシ、ゴミムシなんかが採れました。他にオニバスがあったので、ひっくり返したかったけれど、届かなかったので断念。

 確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、ツバメ、セグロセキレイ、モズ、ノビタキ、ハシボソガラス
 確認した両生爬虫類:ヌマガエル


2002年9月22日  和歌山県広川町:広川ビーチ駅〜西広海岸

 普及行事本番です。干潟という事でシギ・チドリ類を楽しみにしてきた方もいたようですが、いたのは、西広川にイソシギ2羽とキアシシギ1羽、西広海岸の干潟にミユビシギ1羽だけ。寂しい。鳥担当としてはやることがないので、子どもたちとスナガニを掘ったり、スナモグリを掘ったりしていただけでした。砂まみれになった…。
 下見の時との大きな違いは、イソヒヨドリがさっぱり囀っていなかったこと。イソヒヨドリの秋の囀りのシーズンは限られてるということでしょうか?あと、今回は、ツバメやコシアカツバメがやたらと飛び回っていました。これは渡りの途中といった感じ。

 確認した鳥:カワウ、コサギ、アオサギ、トビ、ミユビシギ、イソシギ、キアシシギ、ウミネコ、ドバト、キジバト、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ヤマガラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:アマガエル(採集)、ヌマガエル、シマヘビ(採集)、クサガメ


2002年9月20日  柏原市峠:亀の瀬

 大阪鳥類研究グループで行なっているカワウの集団ねぐら・コロニーのモニタリング調査に行ってきました。JR三郷駅から大和川沿いにしばらく歩くと、対岸にふっとカワウがたくさんとまっているのに気づきます。周辺でのカワウの動きがあまりないので、言われないと気づかないでしょう。
 カワウのとまっているのは、大和川右岸の水際のモウソウチクの林。

 ■カワウの個体数
  17:00 98羽(巣なし)
 ■カワウの帰還数:合計7羽
  17:00-17:15 6羽
  17:15-17:30 1羽
  17:30-17:45 0羽
  17:45-18:00 0羽

というわけで、全部で105羽のカワウが集まっていました。すぐ近くから、ほぼ全体が見えるので、見逃しはほとんどないと思います。
 あとカラスの集団ねぐらが西の方にあるようで、午後6時過ぎまで次々とカラスが飛んでいきました。ざっと1000羽以上は通過したと思います。

確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、ドバト、カワセミ、ヒヨドリ、モズ、エナガ、ヤマガラ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年9月20日  堺市野遠町:北池

 毎月行なっているため池の水鳥の調査に行って来ました。で、妙なバンがいました。翼・背・腰辺りに大きめの白い斑があるのです。ちょうどホシゴイのような感じで。普通の黒いバンと一緒に行動していました。とりあえず、ホシバンと勝手に名付けました。バンの色彩変異の一つなんでしょうか?初めてみました。

 ふと水際を見ると白いかわいい花が咲いています。見覚えがあるなー、と葉っぱを裏返したらトチカガミでした。5年以上にわたって毎月来ている池ですが、トチカガミの存在に気づいたのは初めてです。堺市では以前、毛白池にトチカガミが生育していましたが、池が埋め立てられて消滅。堺市では、もう絶滅したのかと思っていました。
 これは標本がいるだろうと一株持って帰ってきました。帰ってきてみると、ジュンサイハムシやタマガムシといった甲虫、モノアラガイやヒラマキミズマイマイといった巻き貝がついていました。水草についている生物を調べたらおもしろそう。


2002年9月19日  兵庫県姫路市:山陽網干駅〜御津町:新舞子浜

 行事の下見です。阪神梅田駅から延々2時間かかって、網干駅へ。さらに1時間半歩いて新舞子浜。家からやと片道4時間もかかります。往復8時間となると、それだけで就業時間が終わりって感じ。
 はるばるやってきたけど、それほど大したものが見られるわけでもなく。干潟で期待のシギ・チドリ類は、シロチドリ、イソシギ、チュウシャクシギが少々見られただけ。あとは沖合の杭の上にミサゴがたくさんとまっていたのと、カンムリカイツブリが浮かんでいた程度。つまらない〜。
 干潟にはマテガイがたくさん転がっていて、途中の水路にはメダカがやたらといて、思いもかけず珍味も食べられた。それなりにおもしろいと言えばおもしろいかも。

 確認した鳥:カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ミサゴ、トビ、シロチドリ、イソシギ、チュウシャクシギ、ユリカモメ、ウミネコ、ドバト、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、セッカ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ウシガエル


2002年9月15日  東京都千代田区:北の丸公園

 日本鳥学会大会で東京に来ました。ついでに会場近くの北の丸公園をウロウロしてみました。皇居の北につながる林なので、皇居も含めるとけっこう大きな緑地を形成しています。大部分は植えられた木が並ぶ典型的な都市公園です。東京にはあまり植えられていないと聞かされていたクスノキがたくさんあって、果実をたくさんつけていたのには驚きました。コゲラ、シジュウカラ、メジロと大阪の都市公園と同じような鳥がいる中で、カワラヒワ・ムクドリがいないことと、オナガの声がしていたことが印象的でした。
 公園の一部には昔からの林が残ったような一角があり、クヌギ林になっていました。小川が流れていて、その周りの石や倒木をひっくり返すと、ヒキガエルが出てきました。もう寒くなってきたからか、すっかり冬眠モードのようです。そのほか、キセルガイも見つけることができ、東京の都市緑地はなかなかやるなー、といった感じでした。

 確認した鳥:ドバト、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、オナガ、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ヒキガエル


2002年9月9日  和歌山県広川町:広川ビーチ駅〜西広海岸〜ばべ鼻

 行事の下見です。西広海岸にシギ・チドリ類がたくさん来てるかもと思って行ったのですが、完全にはずれ。干潟には、ウミネコとハシボソガラスがたくさん降りて、何か(チゴガニ?)を食べていましたが、あとはコサギとアオサギが少しいただけで、シギ・チドリ類の姿はまったくなし。貝やゴカイなどの姿もなく、食べ物がなければ、鳥もいないってことでしょうか。
 かろうじて、流れ込んでいた西広川にキアシシギ3羽とイソシギ2羽がいただけ。西広川は、河口にはチゴガニなどカニがたくさん、少し上流よりの汽水域にはタケノコカワニナとイシマキガイがたくさん、さらに上流よりでは、クサガメやツチガエルなどがウロウロ。とけっこう楽しい川でした。
 海岸部では、干潟が楽しくないので、海岸線をばべ鼻まで行きました。こちらは、磯になっていて貝も色々。干潟よりよっぽど楽しい〜。
 他に特筆すべきは、イソヒヨドリが盛んに囀っていたことと、西広川河口の水門の所でジネズミのミイラを拾ったこと。

 確認した鳥:カワウ、コサギ、アマサギ、アオサギ、トビ、イソシギ、キアシシギ、ウミネコ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:トノサマガエル(採集)、ヌマガエル(採集)、ウシガエル(採集)、ツチガエル(採集)、クサガメ


2002年9月8日  京都市伏見区:京阪観月橋駅〜宇治川左岸〜巨椋干拓地

 この夏3回目のは、大阪鳥類研究グループの行事です。昨年、この時期にシギ・チドリ類がたくさんいたので、再び見に行こうということになりました。とくにジシギ類、中でもチュウジシギが個人的にはねらいでした。ゆっくり見たことがないので。
 で、ジシギ類を求めて巨椋干拓地をウロウロしたのですが、ジシギ類は2-3羽飛んだだけ。シギ・チドリ類もタカブシギが1羽にコチドリが少々。よく見られたのは、ベニスズメとセッカといった有様。かなり不満だったのですが、最後にタマシギの親子をゆっくり見られて、一応それで帳消し。
 タマシギは、雄と大きなヒナが3羽。イネが茂った水田から、低い草の生えた休耕田に出てきては引っ込むを繰り返していました。観察している我々を気にしているようで、ちょっと可哀想だったかもしれませんが、それ以上にかわいい。

 午後5時半頃からは、宇治川の堤防にあがって、ツバメが集団ねぐらに集まるのを待ちました。最初の内は、ツバメの集まる予定の場所に、スズメの集団ねぐらが形成されるのを見ていました。その数、きわめて大ざっぱに約2000羽。
 午後6時過ぎ位からツバメがヨシ原上空を多数飛び回るようになりました。8月に比べると少ないけど、午後6時25分頃のピーク時には、ざっと2000-3000羽は集まっていました。スズメに場所をとられたせいか、ツバメは8月よりも上流側のヨシ原に降りたようです。午後6時半には、飛び回るツバメもいなくなり一段落しました。
 ところで、ツバメがたくさん飛び始めた午後6時20分頃から、ハヤブサが出現しました。飛び回るツバメの集団に突っ込んで行ったので、やはりツバメを狙っているのでしょうか。午後6時半前には、鉄塔の上にとまって何か食べています。ツバメかもしれないけど、スズメやアブラコウモリの可能性も否定できません。

 確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、ハヤブサ、キジ、タマシギ、コチドリ、ケリ、タカブシギ、タシギ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、モズ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ベニスズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ヌマガエル


2002年8月28日  広島県廿日市市

 広島へ著作権講習というのを受けに来ました。3日間びっちり講義と試験。昼間は遊びにいけないのですが、夕方から夜は完全に解放されます。で、話だけはよく聞いていた電線で眠るツバメというのを見に行きました。
 JR廿日市駅を降りて、海の方へ広島電鉄の線路を越えて少し行くと、西国街道を通過します。さらに少し行くと国道2号線にでます。ツバメは、西国街道と国道2号線の間あたりで眠ります。
 午後6時半を過ぎることから、上空を数千羽のツバメが乱舞しはじめました。大雑把に個体数を数えてみると、
  18:35 約400羽上空乱舞
  18:40 約650羽上空乱舞、電線にとまりはじめる
  18:45 約700羽上空乱舞、約1000羽電線にとまる
  18:50 約800羽上空乱舞、約1500羽電線にとまる
  18:55 約300羽上空乱舞、約3650羽電線にとまる
  19:00 約100羽上空乱舞、約4000羽電線にとまる
空があまりひらけていないので、上空を飛んでいる個体数はかなり大雑把です。また最初は西国街道辺りだけで見ていたのですが、18:55に上空のツバメが減った割に電線のツバメが少ないので、辺りを探すと国道2号線の所にもたくさんのツバメが電線にとまっているのを発見しました。だから、電線にとまっている途中の個体数もかなり大雑把。
 午後7時過ぎになると、おおむねみんな電線にとまったようなので、カウンターで数えはじめました。ヨシ原に降りてしまうとまず正確な数は数えられなくなりますが、電線なのでかなり正確な数がカウントできそうです。といっても思ったよりは難しい。電線は、低いところに3本、高いところに3本と、けっこう何本もあるし、間に斜めの引き込み線などもあります。狭い範囲を行ったり来たり、30分もかかって数えました。結果は、3930羽。大雑把な評価と驚くほど近い数字でびっくりしました。
 ツバメがとまっている所の横にはガソリンスタンドがあって、夜中電気に照らされていそうです。というかむしろツバメは、明るく照らされた電線を選んでとまっているようです。みんな腹が白く照らされているので、よく目立ちます。
 とにかく、初めてみる不思議な光景でした。近くに行く機会があれば、ぜひ一度見に行ってみてください。また、近畿でも電線で寝ないとも限りません。ヨシ原や草原もないのに、夕方ツバメが集まっていたら、疑ってみる必要があるでしょう。

 確認した鳥:キジバト、ツバメ、セグロセキレイ、スズメ


2002年8月21日  島本町:若山台センター〜若山神社〜水無瀬渓谷

 今度は、中高生対象の行事の本番。ここ数日、とても涼しく。水遊びをしなくても大丈夫くらいでした。3ヶ所の調査区間を設定して、その中の生物をみんなで採集します。鳥は捕れないので、両生爬虫類から魚、貝、ミミズまで、昆虫以外の動物をすべて担当。
 成果はなんといってもタカチホヘビを捕まえたこと。自分で生きたタカチホヘビを捕まえたのは初めてです。行事そっちのけで、中学生に自慢してしまいました。またヘビ好きがいたので、素直にうらやましがってくれる〜。

 確認した鳥:トビ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、メジロ、スズメ、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ヤマアカガエル(採集)、カジカガエル、タカチホヘビ(採集)、シマヘビ、ニホントカゲ(採集)、カナヘビ
 確認したその他の動物:プラナリア科の一種、ナミイシビル、イトミミズ科の一種、クチベニマイマイ、オオケマイマイ、ニッポンマイマイ、カワニナ、マシジミ、ヨコエビ科の一種、ヒメフナムシ、サワガニ、ババヤスデの一種、ムカデの一種、ドンコ、カワヨシノボリ、カワムツB型


2002年8月17日  京都市伏見区:京阪観月橋駅〜宇治川左岸〜巨椋干拓地

 というわけで、ツバメの集団ねぐらの観察会の本番。3日前にツバメが集まることを確認してあるので、余裕です。ツバメつながりで、ツバメチドリをみんなで観察したいと思っていましたが、それには振られ。タマシギも見れず。巨椋干拓地はいまいちでした。スクミリンゴガイの卵塊(あのピンクの目立つやつ)を見に行ったようなもの。
 でも、ツバメの団体は無事に観察することができました。週末のためか、他にも2つの団体が見に来ていました。一応、真上を10000羽からのツバメが乱舞してくれました。これで、あんまりツバメが見られなかった昨年のリベンジはできたかと。でも、もう少し上流でいたら、もっとツバメがたくさん真上を飛んでくれたみたいでした。今年もやや失敗か(ツバメの集団ねぐらの観察会は難しい〜)。

 確認した鳥:ゴイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、ベニスズメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス


2002年8月14日  京都市伏見区:京阪観月橋駅〜宇治川左岸〜巨椋干拓地

 ツバメの集団ねぐらの観察会の下見です。せっかくなので、ツバメが集まるのを待つ前に、巨椋干拓地で鳥を見る予定。
 で、まずは巨椋干拓地をウロウロしました。水のたまった休耕田を探して歩いたのですが、暑いし鳥はいないし、もうやめようと思ったら、ツバメチドリを発見。まだ幼鳥でしたが、地上に降りているのをゆっくり見た後、飛び回るのも見られて、けっこう満足。しばらく行くと、今度はタマシギのつがいが飛び出し、よく見える畦に降りてじっとしていてくれました。きれいなメスもゆっくり見られました。一転して、とても満足。
 午後6時前から、宇治川左岸の堤防上でツバメが集まるのを待ちました。でも、午後6時半になってもさっぱりツバメがこない。ほんとにツバメが集まるのか不安になってきた所に、散歩のおじさんが話しかけてきました。
  おじさん:「にいちゃん、ツバメの調査に来たんか?」
  にいちゃん:「そうです」
  おじさん:「2-3年前までは、ようけツバメが集まったもんやけど、去年あたりからさっぱり見かけんようになったわ。前は、龍谷大学の先生も学生を連れて、よう調査にきとったけどなー」
 と、おじさんは言い放って去っていきました。こっちの不安はますます募る一方。行事の本番は3日後やのに、ツバメが集まらんのやったら、どうしよー。と、悩んでいると、なんとツバメが集まってきました。ツバメの集まり具合は、
  18:00 1羽
  18:10 0羽
  18:20 0羽
  18:30 7羽
  18:40 18羽
  18:50 約1000羽
  19:00 約10000羽
  19:10 0羽
ピークは、午後7時過ぎくらいで、いい加減に数えて約11000羽ってところでしょうか。
 後日、件の龍谷大学の先生と話しをする機会がありました。今年もちゃんと調査してるそうです。もちろん昨年も今年もツバメは集まってるし、とくに減ってもいないと思うとのこと。おっさん、ええ加減なことゆうなー!

 確認した鳥:ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、バン、タマシギ、コチドリ、ケリ、イソシギ、ツバメチドリ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、ベニスズメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:クサガメ(採集)


2002年8月11日  島本町:若山台センター〜若山神社〜水無瀬渓谷

 中高生対象の行事の下見です。暑い夏にフィールドワークをするとしたら、足でも水に浸けないと耐えられない。と考えて、川の調査をすることにしました。予定通り暑い。けど、水の中をじゃばじゃばしてたので、けっこう涼しく楽しかったです。

 確認した鳥:アオサギ、オオタカ、キジバト、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カケス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:タゴガエル、ヤマアカガエル、カジカガエル(採集)、イシガメ(採集)、ヤマカガシ、ニホントカゲ、カナヘビ


2002年7月31日  滋賀県:比良山

 ジュニア自然史クラブの行事です。アサギマダラのマーキングというのに、ひっついていきました。リフトとロープウェイで上まであがり、八雲ヶ原周辺をウロウロするだけの軟弱コース。と思ってたら、アサギマダラを求めて、雪のないゲレンデの上まで登るもんやから、けっこうしんどい。でも、登ってしまえば、アサギマダラを追いかけ回しているのをながめながら、鳥を探すだけ。けっこうのんびりできました。
 ゲレンデの上の方でシカがいたらしいのですが、姿は見れず。糞を拾っただけ…。

 確認した鳥:トビ、ドバト、アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、トラツグミ、ウグイス、セッカ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、イカル、カケス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル(採集)、トノサマガエル、モリアオガエル卵塊、イモリ、カナヘビ


2002年7月28日  兵庫県美方町:新屋〜熱田〜秋岡

 合宿最終日も、えんえんと歩くコース。暑い暑い。今日の目玉は、夜に仕掛けておいたシャーマントラップにネズミがかかったこと。ヒメネズミとアカネズミが1匹ずつ。みんなでながめてから逃がそうかと思ったら、すぐに死んでしまいました。仕方がないので、すぐに皮を剥いて、皮は剥製、残りは液浸に。ちなみにアカネズミはイカと腐ったバナナの皮で、ヒメネズミは油揚げとチキンナゲットをエサにして採れたそうです。
 成果の多い合宿でした。が、結局、今回の合宿で採集したネズミも両生爬虫類も、すべて参加者にいただいたものでした。ちょっと情けないかも…。

 確認した鳥:トビ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、カワガラス、ウグイス、オオルリ、キビタキ、エナガ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、イカル
 確認した両生爬虫類:ヤマカガシ(採集)、シマヘビ(採集)


2002年7月27日  兵庫県美方町:新屋〜小代越

 合宿2日目は、尾根筋にあがって、氷ノ山へ行く道の途中まで。イヌワシを期待したけど、やっぱり見られず。でもホオアカが見られたので、ちょっと満足。それに、意外と鳥が囀っていました。

 確認した鳥:トビ、ホトトギス、アマツバメ、イワツバメ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、トラツグミ、クロツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ホオアカ、カワラヒワ、イカル、スズメ
 確認した両生爬虫類:ニホンヒキガエル(採集)、タゴガエル、ハコネサンショウウオ(採集)、ヤマカガシ(採集)、シマヘビ(採集)


2002年7月26日  兵庫県美方町:新屋

 大阪市立自然史博物館友の会の夏の合宿です。5月の下見はよかったけど、もう7月も終わりなので鳥は期待できません。狙いはむしろ両生爬虫類。例によって、参加者に両生爬虫類を見つけてくれるように頼むと、たくさん集まりました。目玉はなんと言っても、夜に宿舎の裏でとれたシロマダラ。

 確認した鳥:アオバト、フクロウ、コゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル(採集)、ヤマアカガエル(採集)、トノサマガエル、ハコネサンショウウオ、イモリ(採集)、シロマダラ(採集)、カナヘビ


2002年7月14日  八尾市:服部川駅〜玉祖神社〜水呑地蔵〜十三峠

 ジュニア自然史クラブの行事で行ってきました。玉祖神社をはじめ、周辺は夏祭りの真っ最中で、あちこちでだんじりが引き出され、太鼓の音が鳴って、祭りの格好をした人が盛んに行き来していました。だんじりの通行なので、通行止めになることも2回ありました。暑い一日やったので、大変そうです。
 クワガタムシ採りが目的の行事でしたが、一応予定通りコクワガタ、スジクワガタ、ノコギリクワガタなんかた採れていました。その他に、ルリジガバチの団体やオオムラサキなんかもとれていました。
 担当部分では、カヤネズミの巣が見つかるかなと思いましたが、見つからず。予想通りたいした鳥はおらず。ヘビには出会わず。とあまり盛り上がりませんでした。

 確認した鳥:ゴイサギ、コジュケイ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ヌマガエル、ウシガエル、イシガメ、カナヘビ(採集)、ニホントカゲ


2002年7月8日  奈良県明日香村:近鉄飛鳥駅〜高松塚古墳〜栢森〜畑〜石舞台古墳〜橿原市:近鉄橿原神宮前駅

 特別展「大和川」のための調査。源流部を見に行こうシリーズ第2弾、飛鳥川編です。歩き始めてしばらくして雨が降ってきて、それが昼過ぎまであがらず…。濡れるは、観察・採集はしにくいは。その上、雨が上がると日が差して、蒸し風呂のような状態に。もう、さんざんでした。たいした距離は歩いていないのですが、やけに疲れました。
 でも、けっこういい感じの棚田があったりして、天気と季節がよければ楽しいコースだろうと思います。

 確認した鳥:アオサギ、カルガモ、キジ、コチドリ、ドバト、キジバト、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ヤブサメ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
 確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル(採集)、トノサマガエル(採集)、ツチガエル(採集)、イモリ(採集)、カナヘビ(採集)、ニホントカゲ


2002年7月6日  和歌山県由良町:白崎海岸

 大阪鳥類研究グループの行事のはずが、集まりが悪く、すぐに帰ってきました。ウミネコの繁殖コロニーを観察するつもりでしたが、海岸近くの岩礁で繁殖しているはずが、はるか沖合の島に営巣地が動いてしまい、あんまりよく見えないし。白崎自体は、白崎海洋公園として観光地化を目指しているらしく、道はきれいに舗装され、こぎれいな休憩所があり、車とダイバーばかりが目立ちました。
 というわけで、ウミネコの繁殖地は、白崎海岸改め、鹿尾菜島となりました。北側しか見ていませんが、ざっと1000羽程度のウミネコが、島の斜面に点々と散らばっていました。これが営巣数に近いのかも知れません。帰りのバスの中から、島の南側がチラッと見えましたが、北側とほとんど同じ雰囲気の環境でした。というわけで、約2000つがい程度が繁殖ってとこでしょうか。

確認した鳥:アオサギ、トビ、ウミネコ、ドバト、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ハシブトガラス


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