講演録

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2016年12月9日 15:10-16:15 大阪市立大学 博物館学展示論

タイトル:
展示見学
場所:大阪市立自然史博物館 展示室
聴衆:53名
経過と準備:
大阪市内の博物館が交代で担当する講議。展示室を案内するだけ。準備なし。
講演内容:第5展示室を、時間をかけて案内。生き物の暮らしの展示室なので、標本展示よりも、ゲームなどの仕掛けを使って動きを紹介し、グラフィックで生態や行動の詳しい解説という第5展示室の基本方針を解説。その後、メンテナンスとコストを中心に、子ども達の人気を絡めて、ハンズオンな感じの展示を中心に紹介。
反省:この展示解説も5回目。昨年の200人っていうのは非常識と思ったのか、今年は人数制限をしたらしい。おかげでとてもやりやすい。
2016年11月29日 16:00-16:25 学芸ゼミ

タイトル:
「大阪府におけるソウシチョウの繁殖分布の変遷」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:10名
経過と準備:
担当であることをすっかり忘れていて、前日思い出した。けど調査帰りにわざわざ準備に来るのは面倒だったので、当日朝少し早めに来て、慌てて準備。過去にすでに作ってあった表や分布図に、ネット拾える情報を付け加えるだけ。1時間半でできた。
講演内容:特定外来生物の鳥類の紹介から、ソウシチョウの基礎知識の紹介。大阪でのソウシチョウの確認から定着初期の様子、そして昨年と今年の分布調査の結果。最後に今後新たに侵入してきそうなガビチョウを少し紹介。
反省:5月でも7月でも、ソウシチョウは同じように囀る、という表を示すつもりが忘れてた。あとはこんなもんかと。
2016年10月20日 11:15-12:05 智弁学園奈良カレッジ校外学習

タイトル:
「大阪府の哺乳類の分布とその調査、 そして、なにわホネホネ団の活動 ーイソヒヨドリの紹介付きー」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:110名
経過と準備:
3年連続で同じ頃に同じ話のリクエスト。先生との打合せでイソヒヨドリが出てきたので追加。前日朝にヴァージョンアップ約1時間。ザトウクジラの下顎骨、肩胛骨、腰椎、上腕骨を準備した。
講演内容:大阪府の哺乳類相と、調査の仕方がらみで大阪府の哺乳類の分布の紹介。後半はなにわホネホネ団の紹介。9月のザトウクジラも盛り込んだ。ついでにイソヒヨドリを紹介して、ハッカチョウ情報募集。
反省:リアクションが薄かったが、ホネホネ団のパートではけっこう受けた。ただ質問はセンサーカメラについて。ジュニアに来てくれている子が2人いて、後から面白かったとは言ってくれた。でもホネホネ団の話だけで良くないかな。
2016年7月1日 10:00-11:50(11:15-11:20休憩) シニア自然大学校 7月度共通講座

タイトル:「果実食鳥類の冬のくらし −鳥と樹木の不思議な関係−」
場所:福島区区民センター 1Fホール
聴衆:約350名
経過と準備:
2月に依頼があった。当初6月にと言われ、すでに予定が入っているので断ったら、7月で再度依頼され、断れなかった…。なんとなく「身近な鳥の生態と食べ物」の話をしてくれと頼まれたので、じゃあ冬の果実食の鳥の話でと答えて、タイトル決めた。本番2日前に準備を始めて気付いた。毎年1月にシニア自然大学校向けに、糞分析の実習をしていて、その時に果実食鳥の話はしてる。少なからぬ割合の人がすでに聞いてる可能性が高い…。でも今更タイトルは変えられないので、ムクドリの塒やイソヒヨドリやハッカチョウの話、カラスの枝落としなど多少なりとも果実食鳥な話を付け加える。さらにリュウキュウサンショウクイやソウシチョウの話など、ちょっと関係ないのも付け加える。主に前日に3時間ほどで準備完了。
講演内容:長居公園でのヒヨドリを中心とする冬の果実食鳥類の話をしてからの、イソヒヨドリやハッカチョウの話題、カラスの枝落とし、リュウキュウサンショウクイ情報、ソウシチョウ調査。とまあ、次々とタイトルから離れていった。後半は主に情報募集だったりする。
反省:笑い少なく、質問も出ず。受けたのかどうなのかよく分からない。ってゆうか、スタート40分前についても、会場開いてないし、会場が開いても椅子もスクリーンも何にもセットされていない。その上、空調が壊れている。椅子は参加者が並べていた。スクリーンと演台とプロジェクターは自分でセットした。セルフなんだね。
2016年5月21日 13:45-14:15 自然史オープンセミナー「プロジェクトA中間報告」

タイトル:「大阪府のソウシチョウの分布調査の途中経過 &ヌートリアとハッカチョウの新展開」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:51名
経過と準備:
あまり準備時間がとれなかったので、昨年話したチョウセンイタチ、ヌートリア、ハッカチョウのスライドに手を入れて整理。同じ情報を見せながら、この一年の新情報を口頭で付け加える作戦。ソウシチョウについては、昨年度にちゃんと調査したので、その結果を紹介。今年の最新の調査の結果も口頭で付け加える予定。基本的に昨年のパワポの再編集と他の場所で話したソウシチョウの話の追加なので、1時間ほどで完成。
講演内容:チョウセンイタチ、ヌートリア、ハッカチョウの話を軽くした後、一番力を入れているソウシチョウ調査の話。最後にこの4種について情報募集と死体募集。
反省:あまり質問がでなかった…。
2016年5月18日 10:05-12:00 大阪自然環境保全協会 自然環境市民大学

タイトル:「市街地で繁殖する鳥」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室 + 長居植物園
聴衆:18名
経過と準備:
ここ数年の年中行事。同じネタなので、準備はパワポの日付けを変えるだけ。5日前に15分ほどで終了。なにか思いついたら追加しよう。
講演内容:午前中は室内で講義約2時間。大阪市内の都市公園で繁殖する鳥について、種数、広い公園に多いこと、ここ数十年での変遷について解説。タカ類の都市への進出、イソヒヨドリやハッカチョウの都市への進出と分布。それから、スズメとツバメが減少しているという話題からの、2012年のツバメ調査の紹介。
反省:何人かが面白かったと言ってくれたが、あまり笑いはとれなかったし、寝てる人も数名。毎年反応が悪い集団な気がする。
2016年4月29日 13:00-13:30 大阪市立自然史博物館・大阪自然史センター活動報告会

タイトル:
「大阪市立自然史博物館のこの一年 検討課題の三大話 行事、フェスティバル、ミュージアムショップ」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:■名
経過と準備:
フェスティバルはありもののデータで済んだけど、行事数のグラフをつくるために館報を見返し、ミュージアムショップの歴史を描くために館報とNature Studyを見返す。けっこう時間がかかった。さらにミュージアムショップはいかにあるべきかを、書き込むから…。純粋に3日くらいかかってる。
講演内容:近年行事の数がどんどん増えているから、いかに普及効果を落とさずにスリム化をはかるか。って話に、近年行事数のデータを添えて。フェスティバルの歴史のおさらいから、2015年のフェスティバルの収支を報告して、寄付が欲しいと。大阪市立自然史博物館のミュージアムショップの歴史を紹介してからの、今年度の運営者の交代。そのミュージアムショップのダメさ加減を語りつつ、ミュージアムショップ運営者にはどんな資質が必要かって話。
反省:ミュージアムショップに苦労しているので、熱く語りすぎたかも。
2016年3月13日 15:15-16:05 大阪鳥類研究グループ総会

タイトル:「大阪府におけるサギ類の集団繁殖地の分布:2009年の調査結果」「大阪府ソウシチョウ繁殖分布調査 2015年中間報告」「カラスの枝落とし行動の広がり」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:20名
経過と準備:
最初のは招待講演に合わせて、6年前に話した調査結果をそのまま紹介。2つめは、昨年の繁殖期の調査を会報に載せたのをベースに報告。最後は、KONC大会のポスターをそのまま貼った。というわけで、準備は実質、2題目のソウシチョウ調査報告だけ。準備は前日に2時間ほど。
講演内容:東京のサギコロニーの講演に合わせて、大阪のサギコロニーの状況を、簡単に1970年頃からの歴史を交えつつ。ソウシチョウの報告は、分布図を簡単に示すだけ。カラスの枝落としは、けっこう熱く語ってしまった。飛び入りで関西でこの冬記録されたリュウキュウサンショウクイの話題を最後に付けた。
反省:30分ほどで終わらせるつもりが、1時間近く話してしまった…。
2016年3月6日 10:00-17:00 地域自然史と保全研究発表会2016(関西自然保護機構2016年大会)

タイトル:「カラスの枝落としの広がり」
場所:大阪市立自然史博物館 ナウマンホール
聴衆:162名
経過と準備:
年中行事のポスター発表。前日、ホームページと同じネタで書いた2本の原稿から図やテキストを引っ張ってきて、3時間ほどで。今年は自分で打ち出した。
講演内容:クスノキとナンキンハゼの枝落とし画像、日本と大阪府の枝落とし分布図、その合間に枝落としが確認された樹種の説明と情報募集。
反省:ポスター会場係と講堂での役割を行き来しつつだったので、コアタイムの1時間もポスターの前に立っていなかった。結局、3回説明しただけで、ほぼ貼り逃げ。
2016年2月13日 15:10-15:40 ホネホネサミットin高知2016

タイトル:「大阪市立自然史博物館にとってなにわホネホネ団はどのような存在か? 日本の自然史系博物館等における鳥類標本蓄積状況と その作製作業の実情とあわせて」
場所:高知大学朝倉キャンパス 共通教育棟2号館212教室
聴衆:約100名
経過と準備:
一年くらい前、高知でホネホネサミットをしたいという話が持ち上がり、諸手をあげて賛成した。すると、話題提供しに来いとのお達し。賛成した手前、断りにくく引き受けることに。博物館目線でなにわホネホネ団について語れという指令だった。それなら持ちネタを引っ付けたらしゃべれそう。で、本番3日前、準備を始めてから気付いた。持ち時間は20分しかない。持ちネタを引っ付けたら、1時間は話せてしまう。そこからいかに削るかに頭を絞る。結局、内容を更新して、できるだけ削るのに、4時間ほどかかった。次の日に見直し1時間。
講演内容:なにわホネホネ団の簡単な歴史から、その博物館活動への影響を紹介。国内の自然史系博物館を中心に101館から回答があった鳥類標本に関するアンケート結果を紹介。大阪市立自然史博物館でなにわホネホネ団ができたバックボーンを考えてみる。
反省:持ち時間は20分。でも30分喋ってしまった。そもそも講演会開始時間が、マスコミの取材で10分ほど遅れる中、少々さらに遅くなっても目立たないかも。と思ったのは否定できない。高知のお客さんのリアクションは割とよくって(ってゆうか大阪からの客も多かった?)、それなりに笑いをとれたんじゃないかと思う。
2016年1月13日 14:20-14:55 大阪ECO動物海洋専門学校

タイトル:「学芸員の仕事となにわホネホネ団」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:26名
経過と準備:
午後は長居植物園で鳥の観察。その前に1時間ほど学芸員の仕事となにわホネホネ団について話をして欲しいといわれた。昨年も今頃同じリクエストがあった。その時、ぜんぜんやる気のない感じの面々でこっちもやる気が出ない。と、伝えると、今年は考えてくるらしいので、引き受けることに。昨年と同じのを少しヴァージョンアップしただけ。30分ほど。
講演内容:学芸員の仕事の4本柱をもとに、自分の仕事内容を紹介。そこからの流れで、なにわホネホネ団の活動の紹介。
反省:昨年よりはるかにリアクションはよかった。ってゆうか、午後の最初は、学生たちが班ごとに選んだ展示の前でプレゼン、それを講評っていうのがあって、これが伸びに伸びて、時間が半減。でも、前で講評というのがあったからのリアクションのように思う。その後の鳥の観察はあまり興味なさそうだったけど。
2016年1月6日 10:00-12:05 シニア自然大学

タイトル:「冬の果実と鳥の関係」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:48名
経過と準備:
1月恒例の年中行事。毎年話している持ちネタなので準備は事実上なし。ただ、それでは楽しくないので、近頃は毎回後ろにおまけを付ける。今回は、大阪府のハッカチョウ分布図と、カラスの枝落とし。いずれも情報募集。約15分。
講演内容:果実と鳥の関係を教科書的に話した後、長居植物園での研究結果を紹介。おもにはヒヨドリの個体数の季節変化と、果実が食べ尽くされるタイミングについて。おまけで、大阪府のハッカチョウの生息状況を紹介して、カラスの枝落としの話をした。
反省:反応はまあまあ。話し終わってからの質疑応答が35分もあった。
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