2003年1月、2月、3月、4月、5月、6月
(1997年下半期、1998年上半期、1998年下半期、1999年上半期、1999年下半期、2000年上半期、2000年下半期、2001年上半期、2001年下半期、2002年上半期、2002年下半期)
●2003年6月26日 堺市:大仙公園、岸和田市:中央公園
またもや大阪鳥類研究グループの「第2回大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査」です。これでノルマは完了。
・堺市:大仙公園
ここでは、なによりオオタカを確認した。というのが一押し。何かを足につかんで、仁徳陵方面へ飛び去りました。この公園は食料になるドバトやカラスが多いし。仁徳陵に巣をかけるのに適した木さえあれば繁殖しててもおかしくなさそうです。
確認した鳥:オオタカ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・岸和田市:中央公園
鳥はたいしたことなく、退屈気味。でもちょうどヤマモモが熟していました。それも店で売ってるのと同じくらい実が大きい! というわけで、たくさん食べました。調査中でなければ、大量に持って帰った所なのですが…。
確認した鳥:アオサギ、ドバト、キジバト、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
またまた大阪鳥類研究グループの「第2回大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査」です。一番印象に残ったのは、鳥ではなく、魚の死体に来ていたルリエンマムシ。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、カルガモ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
また大阪鳥類研究グループの「第2回大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査」です。遊水池みたいなのがあって、一面に短いヨシが生えているのですが、オオヨシキリが2羽囀っていました。繁殖してるのかな?
確認した鳥:アオサギ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
これも大阪鳥類研究グループの「第2回大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査」です。これまた雨の合間をぬってまわってきました。調査終了直後から、雨が降り出し、その後大雨になりました。
ここでのお薦めはオオルリ。巣立ちビナ連れを確認できました。あとコジュケイとホトトギスが元気に囀っていました。
確認した鳥:コジュケイ、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオルリ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
大阪鳥類研究グループの「第2回大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査」です。雨の合間をぬって、長野地区と河合寺地区をまわりました。ラッキーなことにコジュケイが、ゆっくり道を横切ってくれました。見たのは久しぶり。あと、キビタキが囀っていました。
確認した鳥:コジュケイ、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシブトガラス
大阪市立自然史博物館友の会では、来年春を目指して、自然観察地図を作成中です。大阪府内版はすでに2年前に作ったので、今度は府外版と称して、大阪から日帰り圏の自然観察地図です。その調査に行ってきました。3人で行ったのですが、なぜか早々に他の二人とはぐれてしまい、あとは一人で一通りコースを歩きました。
鳥は、イワツバメがけっこういた点をのぞけば、まあ普通。水田周辺に行くたびに、両生爬虫類を狙っていました。あと、ちょうどクリの花が真っ盛り。いろんな虫が集まっていて、これが一番おもしろかったかも。
確認した鳥:アオサギ、トビ、コジュケイ、ドバト、キジバト、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:トノサマガエル、カジカガエル、イモリ、ニホントカゲ、カナヘビ、シマヘビ、ヤマカガシ
確認した哺乳類:ムササビ
大阪鳥類研究グループの合宿2日目。大普賢岳へ向かう道を途中でそれて、大普賢岳の下をトラバースするあまりアップダウンのない山道を往復しました。途中までは本当に楽だったのですが、無双洞へ向かう途中から、急に下りになりました。当然ながら、復路は登り。けっこう疲れました。
林は、おもにブナ林で、けっこうヒメシャラの赤茶色の幹も目立っています。鳥の方も、大台ヶ原の針葉樹林とは違っていますが、とにかくソウシチョウだらけ。その声の合間に他の鳥の声を探すような感じ。それでも、ヒガラの巣を見つけたり、クロジが囀っていたり、かなり楽しめました。
確認した鳥:トビ、コジュケイ、キジバト、アオバト、ツツドリ、ホトトギス、カッコウ、ジュウイチ、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、ミソサザイ、コルリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、ソウシチョウ、オオルリ、キビタキ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ホオジロ、クロジ、カケス
大阪鳥類研究グループの合宿です。合宿は、1998年に冬の北陸に行って以来の超久々。大台ヶ原も初めてなので楽しみにしてて、特別展準備があるのに参加しました。
大台ヶ原は、噂に違わずおもしろい場所でした。トウヒなんかの針葉樹林が広がり、いてる鳥もかなり違う。冬にしか見たことのなかったキクイタダキとビンズイが囀っていたのがよかったです。それも近畿地方で。キクイタダキは、ここ数年繁殖期に見られるようになったと聞きましたが、たくさん囀っていました。あと、噂にたがわずシカがたくさんいて、林はどんどん崩壊しているようでした。
宿は、和佐又山ヒュッテでした。イノシシ肉のブタ汁がうまかったです。宿の巣箱ではヤマガラが繁殖していて、盛んに餌を運んでいました。夜は、スキー場の上まで行ってコノハズクの声を聞きました。
・大台ヶ原
確認した鳥:トビ、ツツドリ、ホトトギス、ジュウイチ、アオゲラ、アカゲラ、イワツバメ、キセキレイ、ビンズイ、ミソサザイ、コマドリ、ルリビタキ、ウグイス、メボソムシクイ、キクイタダキ、オオルリ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、キバシリ、カケス、ハシブトガラス
確認した哺乳類:ニホンジカ
・和佐又山ヒュッテ
確認した鳥:アオバト、ツツドリ、ホトトギス、コノハズク、アオゲラ、キセキレイ、ウグイス、ソウシチョウ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、カケス
行事の本番です。ふもとは曇でしたが、山の上はあいにくの雨模様。それでも徐々にやんでくれたので、なんとか行事はできましたが、気温が低めだったので、ヘビには出会えず。昆虫も少ない。おかげで、鳥の声の説明をするチャンスは多かったかもしれません。下見では出なかったホトトギスやサンコウチョウが鳴いてくれて、収穫ありでした。
確認した鳥:コジュケイ、キジバト、ツツドリ、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、ソウシチョウ、オオルリ、サンコウチョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ヒキガエル
8月に夜の海の観察会を企画しています。その下見に行ってきました。本番には関係ないけど、鳥を探していたら、水際を何かチドリのヒナが歩いているのを見つけました。しばらく見てるとシロチドリの親が側にきました。と、目を転じるとコチドリもヒナを連れています。両者が近寄ってきて、親同士がケンカを始めました。シロチドリの方が大きいのですが、ケンカはコチドリが優勢でした。
確認した鳥:ササゴイ、ゴイサギ、ダイサギ、アオサギ、コチドリ、シロチドリ、キョウジョシギ、キアシシギ、コアジサシ、ドバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
再来年の特別展「大和川(仮称)」へ向けて、この春からプロジェクトYが始まりました。要するに友の会会員を巻き込んだ大和川水系の調査です。その研修と称して、大和川沿いを歩きました。JR大和路線の三郷駅から、近鉄橿原線まで。昨年、亀の瀬から下流の大阪府側の大和川、さらに長谷寺より上流の大和川(初瀬川という名前になっていますが)源流部は歩いているので、その間を研修を兼ねてその間を埋めようというもくろみです。あと、近鉄橿原線から長谷寺の間を歩けば、大和川本流を制覇!
コースは大和川の中流域で、まだ比較的川幅は広く、中州もけっこうあります。季節柄キアシシギがけっこう見られ、カワウ、サギ類、カルガモ、コチドリなどの他、一部の場所ではササゴイも確認できました。ササゴイの繁殖地を見つけたいところです。カメは、道でペッタンコになってるのがたくさん見られました。
確認した鳥:カワウ、ササゴイ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、キジ、コチドリ、ケリ、キアシシギ、ウミネコ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、アオダイショウ、カナヘビ、トノサマガエル
夜のカエルの観察会の本番です。下見ではいなかったモリアオガエルも、1週間後の本番には産卵を始めているだろう。という甘い期待に反して、モリアオガエルは卵塊どころか、オスが鳴くことすらなし。これは厳しい〜。仕方がないので、若山神社ではでっかいウシガエルを捕まえ、水無瀬渓谷ではカジカガエルをはじめ、タゴガエルやヤマアカガエルを捕まえて見せる。という脇役で時間をつぶすことになりました。それなりに夜のカエルは観察したけど、不満が残ります。
これではイカン。ということで、オプションとしてヒメボタルを観察して帰りました。参加者が満足してくれたか不安です。
確認した鳥:ダイサギ、アオサギ、ドバト、ホトトギス、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ヤブサメ、オオルリ、ヤマガラ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、タゴガエル、ヤマアカガエル、ウシガエル、カジカガエル
きしわだ自然資料館が、岸和田城の堀でカメの調査をするというので、手伝いに行きました。特別展の準備で忙しい中、出かけていったのは、その堀ではカミツキガメが見られるというから、ちょっと期待して。さらに長居公園ではカメ調査をしたけど、他の場所でやるとどんな感じか知りたかったからです。
調査は、カメ捕獲用のかごに餌を仕掛けて沈める。1-2時間後に引き上げて捕まえたカメを測定・標識して放す。という作業の繰り返し。これは長居公園でやったカメ調査と同じです。経験者として、ちょっと偉そうに指導してみたり…。
調査結果で意外だったのは、ミシシッピアカミミガメよりもクサガメがたくさん捕れたこと。残念だったのは、カミツキガメには出会えなかったこと。
確認した鳥:ドバト、ツバメ、ヒヨドリ、セッカ、メジロ、スズメ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:イシガメ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ
行事の下見です。昨年の秋に歩いたのと同じコース。初夏に来てみても楽しそうということで、行事が企画されました。11月なのにソウシチョウが囀っていて、初夏にはさぞかしたくさんのソウシチョウが囀っているだろう。と思っていたらその通り。蛇谷の途中から五助ダムまでの間の谷筋では、ソウシチョウが囀りまくっていました。東お多福山の西側の住吉川沿いでは、一番多いのがソウシチョウだと思います。ウグイスよりも多い! 生息環境や巣場所がウグイスと競合するという話もありますが、本当に競争排除している可能性もあるのかもと思いました。
谷筋でよく囀っていたのは、ソウシチョウを除けば、オオルリとセンダイムシクイ、ヤブサメ、ウグイスってところが目立ちました。オオルリは何羽も姿が見られます。ソウシチョウやらオオルリやら美声の鳥が多いので、華やかな感じです。あと、センダイムシクイが多いのが、印象的でした。大阪でこんなにセンダイムシクイがいる場所は知りません。たいした林でもないのに(まあ大阪にも同じ程度の林はけっこうある、という意味で)、不思議です。
両生爬虫類は、涼しかったせいか不作でした。シマヘビが、トカゲを捕まえて、丸くなって絞めているのを見た以外は、カナヘビを捕まえた程度。帰ってきてよく見ると、カナヘビの脇に大きなダニが、左右に3匹ずつ付いています。人間で言えば手のひらサイズのダニが脇の下に3匹ずつ付いている感じ。ちょっと気持ち悪そう。
確認した鳥:アオサギ、ドバト、カッコウ、ツツドリ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、ソウシチョウ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:カナヘビ(採集)、ニホントカゲ、シマヘビ、カジカガエル(声)
大阪鳥類研究グループのこの繁殖期の調査は、「第2回大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査」です。大阪府下(大阪市内は昨年下ので除く)の10haを超える公園28ヶ所の調査をします。今日は、その研修兼最大の調査地の調査です。4時間以上かけて自然文化園と日本庭園をウロウロしました。
繁殖絡みの行動を求めて、普段はあんまり真剣に見ない普通種の行動に注目した観察会みたいなもんです。おかげで色んなものが見られておもしろかったです。巣にのっているカイツブリにハシブトガラス、エナガやシジュウカラの巣立ちビナ、カルガモの交尾、など見所はたくさん。なかでもおもしろかったのは、繁殖行動ではないのですが、ハシボソガラスの蟻浴です。
ハシボソガラスが地面に座り込んで、羽を少し動かして、嘴を羽の間に差し込んだりしています。最初は砂浴びかと思ったけど、浴びられるような砂はないし、第一浴びていない。日光浴にしては、羽を開いていないし…。消去法で、半ば冗談で蟻浴かな、と言いながら見ていると、本当に羽の上をアリが何匹も歩き回っています。しばらくしてハシボソガラスが歩き去ったので、座っていた場所を見てみると、クロヤマアリの巣穴の上でした。蟻浴と判断していいと思います。初めて見ました。
出現種としては、コサメビタキに注目。まさか繁殖してるわけじゃ? あとササゴイも観察しました。北東方面へ飛び去りました。営巣地があるんでしょうか?
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ササゴイ、コサギ、アオサギ、コブハクチョウ、カルガモ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
来週の夜のカエルの観察会の下見です。若山神社の池では、毎年たくさんのモリアオガエルの卵塊が見られます。夜に行って、産卵は無理でも、鳴いている雄ガエルを観察しようという企画です。ついでに、夜の水無瀬渓谷に行って、カジカガエルの様子を見たり、両生爬虫類を探したりしてみようかと。
ところが、若山神社に行ってみても、モリアオガエルの卵塊はなし。カエルといえば、大きなウシガエルがいるだけ。おかしい。今年は例年よりも少し遅れているんだろうか? とにかく困った(最近こんなんばっかり)。来週にはモリアオガエルの繁殖が始まっていますように!
若山神社の帰り、ヒメボタルを見ました。ホタルの観察会に変更しようかな? あと水無瀬駅のコシアカツバメを見るとか…。
下見はともかく、ハシブトガラスが空中で鳥を襲って、落として食べているのを見ました。食べられていたのは、ホオジロの巣立ちビナ? ハシブトガラスのハンティングを初めて見ました。
確認した鳥:アオサギ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス
明日の鳥の調査の野外実習の下見に行きました。鳥の繁殖行動の観察というテーマなので、あらかじめ巣をいくつか見つけておこうという思惑。
ところがあまり巣が見つからない。スズメの巣はともかく、予定していたツバメの巣もないし、キジバトやムクドリの巣も見あたらない…。コゲラを追跡してみても、巣に行かないし! かろうじてハシボソガラスの巣が一つ。これやったら、長居公園で行事をした方がましやった…。困ったなー(と思っていたら、行事は雨天中止)。
確認した鳥:カワウ、アオサギ、コアジサシ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。追加の調査です。宇治川の左岸側にあった集団ねぐらをチェックに行きました。
■カワウの個体数
17:15 0羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:0羽(17:15-18:15)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
17:15-17:30 0羽 0羽
17:30-17:45 0羽 0羽
17:45-18:00 0羽 0羽
18:00-18:15 0羽 0羽
■合計個体数:0羽
というわけで、カワウは全然おらず。昨年12月に見たときには、白くなっていた樹の所に陣取っていたのですが、樹は白くありませんでした。冬の間だけの集団ねぐらのようです。なんにもいない調査は疲れます。
水際に座っていると、どこからか放送が流れてきます。最初は無視していたのですが、よく聞くと、”上流の天ヶ瀬ダムの放水量を増やすので、水位が急に上がる恐れがあります。危険ですから、水際から離れてください云々”。慌てて、水際から離れました。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、アオサギ、トビ、キジ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
明日の鳥の野外実習の行事へ向けて、直前下見です。繁殖調査と称して、身近な鳥の巣を探して、巣への出入りを観察してみよう、って企画。一応、いくつか巣を見つけておかないと、と思って出かけました。スズメの巣はすぐに見つかるけど、キジバトやカラスの巣もあまり見あたらない…。コゲラやシジュウカラもけっこうウロウロしてるけど、さっぱり巣に行ってくれない…。なんとか作りかけのヒヨドリの巣を見つけたけど、これをみんなでのぞいたら、あっさり放棄されるし、困った困った。これなら長居公園でやればよかったかも。
確認した鳥:カワウ、アオサギ、コアジサシ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、メボソムシクイ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪市立自然史博物館友の会の合宿も最終日。早朝は、例によって宿舎の周りで鳥を観察。昼間は、下関市の木屋川河口へ。夕方はオプションツアーで、曽根干潟へ。一番、鳥に期待した日でした。
木屋川河口は、たくさんのシギ・チドリ類が見られました。今回の合宿では一番。ただ、関西人としては、浜甲子園でも種類は同じくらいいるし、もっと近くで見れる…。まあ、ダイシャクシギがいたので許してもらうとして。ここでおもしろかったのは、ホオジロハクセキレイ(?)がいたこと。ただハクセキレイとけんかしていました。けんかの時の威嚇ポーズが、ハクセキレイとホオジロハクセキレイ(?)とは違っているのがおもしろい。(?)がついているのは、過眼線はないのだけれど、目の後ろの方に少し過眼線の端っこみたいなのがあったから。ホオジロハクセキレイとハクセキレイの亜種間雑種なんかの可能性もあるのかも。
最後の曽根干潟は、渡りのシギ・チドリのメッカの一つ。で、期待したのだけれど、カブトガニがメインだったので着いたのは、ちょうど干潮の頃。広大な干潟が広がっていて鳥は遠くに点のように見えるだけ。大潮ではなく、中潮だったので、もう少しましかと思ってたのに…。1000羽を超えるシギ・チドリ類がいて、一斉に飛び立つとそれは見事でしたが、なんせ遠すぎ。最後にクロツラヘラサギも飛んだのだけれど、ほとんど一人で見ただけ。
というわけで、鳥を目当てで来た方には、申し訳ない合宿でした。
・山口県徳地町:山口徳地少年自然の家
確認した鳥:コジュケイ、ツツドリ、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、コサメビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アトリ、カワラヒワ、イカル、ハシブトガラス
・山口県下関市:木屋川河口
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、チュウサギ、アオサギ、マガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、トビ、キジ、バン、シロチドリ、ダイゼン、ハマシギ、イソシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ダイシャクシギ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ(ホオジロハクセキレイ?)、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
・福岡県北九州市:曽根干潟
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アオサギ、クロツラヘラサギ、マガモ、カルガモ、トビ、シロチドリ、ダイゼン、トウネン、ハマシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ユリカモメ、キジバト、ツバメ、セグロセキレイ、セッカ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪市立自然史博物館友の会の合宿の2日目。早朝に宿舎である山口徳地少年自然の家で鳥を観察。午前中は、山口市深溝の水田周辺で時間をつぶして、午後から中道湾へ。
宿舎周りは、きれいなクヌギ林で、それなりに鳥がいました。まだ冬鳥も残っているようでした。深溝の水田にはまだ水が入っていなくて、期待してた淡水物のシギ・チドリ類はおらず。中道湾にははなから期待してなかったけど、予想通り何にも鳥はおらず。
一日の大半を過ごした中道湾では、鳥がいないので、海浜甲虫を採ったり、ウニや魚を採ったり(採れなかったけど)、砂の中の生きものをいじめたりしていました。そういえば、アメフラシが産卵していて、そのそばにエビが張りついていました。エビをつついていじめても、しばらくすると定位置へ戻る。アメフラシの産卵に立ち会うのが好きなのか?
・山口県徳地町:山口徳地少年自然の家
確認した鳥:キジバト、ジュウイチ、ツツドリ、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、ビンズイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、カケス、ハシブトガラス
・山口県山口市深溝
確認した鳥:アマサギ、チュウサギ、カルガモ、コチドリ、ドバト、ヒバリ、ツバメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
・山口県秋穂町:中道湾
確認した鳥:ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、トビ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ
大阪市立自然史博物館友の会の合宿です。今年は、夏の合宿とは別に、春の干潟合宿が企画されました。シギ・チドリ類に期待して、いくことに。
午前中は、周防大橋東詰の幸崎で、早弁を食べながら潮が引くのを待つ。午後になってから椹野川河口右岸へ移動。もっぱら底生動物の観察をしていました。
山口湾はほとんど全体が干上がって、広大な干潟になります。当然たくさんのシギ・チドリ類がいるかと思ったら、いるのはチュウシャクシギだけ。たくさんいるけど、全部チュウシャクシギ。期待がはずれてショックでした。むしろ土路石川河口に行った方がよかったのか? でも底生動物の観察が中心なので、そういうわけにも行かず…。
鳥はつまらないけど、カブトガニの大きな死体を拾ったり、ハクセンシオマネキを見たり、と底生動物はけっこう楽しめました。
・山口県山口市:幸崎
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、トビ、コチドリ、チュウシャクシギ、セグロカモメ、ドバト、コゲラ、ヒバリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・山口県山口市:椹野川河口右岸
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ミサゴ、トビ、チュウシャクシギ、セグロカモメ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ホオジロ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。担当の場所は、とりあえずこれで最後
■カワウの個体数
16:15 0羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:0羽(16:15-18:30)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
16:15-16:30 0羽 0羽
16:30-16:45 0羽 0羽
16:45-17:00 0羽 0羽
17:00-17:15 0羽 0羽
17:15-17:30 0羽 0羽
17:30-17:45 0羽 0羽
17:45-18:00 0羽 0羽
18:00-18:15 0羽 0羽
18:15-18:30 0羽 0羽
■合計個体数:0羽
予定より早く着いてしまい、仕方がないから調査を開始したのですが、カワウがさっぱり帰ってこず。とっても退屈でした。ポカポカ暖かいし、寝不足気味だったこともあって、眠気との戦い。
樹が6本ほど白くなっていたので、少しはカワウが帰ってくるかと思ったら、さっぱり帰ってきませんでした。樹の白さは薄めだったので、4月半ばくらいまでは集団ねぐらに使っていたけど、もう使わなくなったということでしょうか。
退屈なので、カイツブリを観察していました。4つがいほどいるのですが、盛んになわばり争いをしているようでした。鳴き交わしたり、追い掛け合ったり、延々と繰り返していました。2羽で追い掛け合ってたと思ったら、2羽とも潜って、浮き上がってきたときは一件落着という展開がけっこうありました。水の中で、いったい何が起こってるんだろう?
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、トビ、キジ、コチドリ、イソシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
朝から大阪城公園に行く用事がありました(ほとんど毎年行かされます)。せっかくなので今年も早起きして鳥を見ました。キビタキが多く、ムシクイ類やコルリも囀っていました。でもツグミ以外のツグミ類に出会わず。カメラマンの人たちは何かを狙っているようす。なにか珍しい鳥でも出てるのかな?
確認した鳥:アオサギ、カルガモ、ドバト、キジバト、ツバメ、ヒヨドリ、コルリ、ツグミ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、キビタキ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、スズメ、ムクドリ、コムクドリ、ハシブトガラス
中高生対象のジュニア自然史クラブの行事で行ってきました。阪神梅田駅、及び阪神甲子園駅集合でした。阪神梅田駅集合やと言ってるのに阪急梅田駅に集まってたり、阪神甲子園駅に来てたのになぜか出会わなかったり、大幅に寝坊して連絡してきたり。と集合では、色々な事があって盛り上がりましたが、結局全員、浜甲子園まで自力でたどり着いてきたので、結果オーライって感じです。
海浜甲虫採集とシギ・チドリ類観察がメインのはずが、鳥を熱心に見る奴は、3人ほどだけなので、もっぱら磯観察状態。潮干狩りにはまって、たくさんアサリを採ってたり。
シギ・チドリは一応主だったところは感じ。堤防の上で、中高生の集団が大騒ぎしていたのですが、ここのシギ・チドリたちは人に馴れているので、ぜんぜん平気でした。でも、鳥を見に来ていた他の人には迷惑をかけていたんじゃないかと思います。気が気じゃないんで早々に退散しました。現場にいた方、ご迷惑をおかけしました。
確認した鳥:カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、トビ、コチドリ、シロチドリ、ダイゼン、キョウジョシギ、トウネン、ハマシギ、キアシシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ユリカモメ、コアジサシ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。担当の場所ではないのですが、一度どんな場所か見ておきたかったので。
■カワウの個体数
16:45 0羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:0羽(16:45-17:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
16:45-17:00 0羽 0羽
17:00-17:15 0羽 0羽
17:15-17:30 0羽 0羽
17:30-17:45 0羽 0羽
■合計個体数:0羽
要するにまったくおらずということで、退屈な調査でした。河畔の竹は枯れていたので、冬の間はねぐらに使っていたのでしょうが、もう白くなかったので、ここんとこしばらくは集まってなさそうです。上空を2羽、紀ノ川の上流へ向かうカワウがいました。上流のどこかに知られていない集団ねぐらがあるのかもしれません。
とまあ、カワウは寂しかったのですが、辺りの紀ノ川河川敷は、河畔林もけっこう残っていて、いい感じの環境です。
帰りJR和歌山線名手駅で電車を待っていたら、イソヒヨドリがやってきて、薄暗い中を熱心に囀っていました。ディスプレイフライトのようなおもしろい飛び方も披露してくれました。
さらに電車に乗ってから、船戸駅の南の小山からゴイサギが盛んに飛び立っていました。繁殖コロニーでもありそうです。近くに行く機会があれば、ぜひ様子を見てきて教えてください。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、トビ、キジ、コチドリ、イソシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
長居植物園での鳥の観察会。夜半からの雨はあがったけど、風が強くて曇っていて、あまり鳥日和ではない。けど、季節はいいので、参加者が多い。ますます鳥を見るには悪条件が…。
ここんところオオルリやキビタキはたくさんやってきている。はずなんだけど、キビタキがチラホラ見えるだけで、オオルリは見つからず。全体に鳥の姿が少なくて困っていたら、コマドリを発見! みんなてゆっくり観察できました。コマドリに飽きてきた頃、今度はコゲラがを巣穴を掘っているのを発見! これまたみんなでゆっくり観察できました。コゲラは2羽が交互に穴を掘るんだな、ということをこの目で確認できました。
解散後、同じコースで鳥を見てきた人の話を聞くと、オオルリがたくさんいたとか。観察会では見れなかったのに! うまく行かないもんです。
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。あべの橋から近鉄特急に乗って1時間10分(急行でも1時間30分と20分しか変わらない、と後で気付きました…。500円返せ!)。大和上市駅から歩いて約1時間20分で、津風呂ダム。カワウの集団ねぐらができる場所まで、津風呂湖沿いにさらに30分。片道だけで合計3時間以上!遠い〜。まあ、暗い中早足で歩いたら、帰りは駅まで1時間10分でしたが(30分以上の短縮!)。
でも、大和上市駅前ではイソヒヨドリが囀っていたし、ダムサイトにはイワツバメが営巣しかけてたし、カワウの帰還を待っているとミサゴは飛ぶし、ヤマセミは行ったり来たりしてる。暗くなってからの帰り道では、フクロウの声も聞けました。総じて楽しかったかも。とっても寒かったけど…。
■カワウの個体数
16:45 45羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:11羽(16:45-18:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
16:45-17:00 0羽 0羽
17:00-17:15 0羽 0羽
17:15-17:30 4羽 0羽
17:30-17:45 2羽 1羽
17:45-18:00 1羽 0羽
18:00-18:15 3羽 0羽
18:15-18:30 0羽 0羽
18:30-18:45 2羽 0羽
■合計個体数:56羽
帰ってくるカワウは、東西南北どちらからも来ているようでした。どちらかと言えば、多かったのは東からの帰還か。出ていったのも、たぶん津風呂湖内からは出ずに帰ってきたみたい。とにかく帰還数が少なくて、忘れた頃に数羽帰ってくる感じ。
古巣のようなものが一つありましたが、営巣してる個体はなし。
確認した鳥:カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ミサゴ、トビ、コジュケイ、キジバト、フクロウ、ヤマセミ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:シュレーゲルアオガエル、カジカガエル
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。
■カワウの個体数
16:15 66羽(営巣中:20巣)
■カウント後のカワウの帰還数:138羽(16:15-18:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
16:15-16:30 10羽 2羽
16:30-16:45 31羽 2羽
16:45-17:00 20羽 1羽
17:00-17:15 18羽 4羽
17:15-17:30 18羽 1羽
17:30-17:45 23羽 3羽
17:45-18:00 9羽 0羽
18:00-18:15 11羽 0羽
18:15-18:30 7羽 0羽
18:30-18:45 4羽 0羽
■合計個体数:204羽
帰ってくるカワウは、もっぱら北西から北東の北よりで、南の方からはほとんど来ません。出ていくのも北から北西が多かったが、一部南にも飛んでいきました。
集まっているカワウの数は昨年の12月の調査結果とほとんど同じ。
カワウ以外では、アオサギの営巣が44巣、ゴイサギが1巣ありました。暗くなってきてから、ダイサギとチュウサギも少し帰ってきていたので、これから繁殖をする可能性があるかもしれません。カイツブリはたくさんいて、繁殖しているのは確実。あと、オオバンが1羽いたのに注目。
池端でボヤーとカワウが帰ってくるのをながめていたら、背後から妙な声が聞こえてきます。最初は何の声か分からなかったのですが、よく探すとイソヒヨドリが囀っていました。イソヒヨドリがいるとは思ってなかったので、てっきり渡りの途中の妙な鳥かと…。少なくとも2雄が囀っていました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、トビ、オオバン、ドバト、キジバト、カワセミ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
確認した哺乳類:アブラコウモリ
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。橿原神宮の中にある池です。池の東半分の南側が工事中で、カワウの集団は西半分にいます。おかげで数えやすい。
■カワウの個体数
17:15 384羽(営巣中:80巣)
■カウント後のカワウの帰還数:138羽(17:15-18:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
17:15-17:30 21羽 2羽
17:30-17:45 40羽 11羽
17:45-18:00 29羽 7羽
18:00-18:15 38羽 9羽
18:15-18:30 25羽 3羽
18:30-18:45 18羽 1羽
■合計個体数:522羽
帰ってくるカワウは、もっぱら西か北からで、ごくわずかに南から。出ていくカワウは、もっぱら東北東か西方向へ。
昨年の6月の調査結果と比較すると、営巣している巣の数は3倍以上になっているけど、集まっているカワウの数はほとんど同じ。調査した時期の違いの影響もあるでしょうが…。
カワウ以外では、ゴイサギとアオサギが少なくとも1巣ずつ営巣してるようで、巣材を運んでいる個体がいました。あと、巣に乗っているバンもいる。
カラスの集団ねぐらは、昨年12月には、橿原神宮南東端と久米寺の辺りにありましたが、今回は深田池のすぐ南の林に集まっているようでした。集まっているカラスの個体数は200-300羽程度。
カワウが帰ってくるのをながめている合間に、コウモリが飛び回っているのをながめていました。というか、カワウはそんなに次々とは帰ってこなくて閑なので、同じように上を見てるとコウモリが目に入ってきたというか。すると、数十匹のアブラコウモリが飛んでいる中に、1匹だけ別種のコウモリが混じっているのに気付きました。その特徴は、
・翼開長は、アブラコウモリの1.5倍弱程度(と思う)
・翼の形は、アブラコウモリよりも細長め
・飛び方は、アブラコウモリほどヒラヒラしていなくて、けっこう直線的に飛ぶ。羽ばたき方も、アブラコウモリより遅い感じ。イメージとしては、コアジサシの飛び方に似てるかも。飛んでる高さは、アブラコウモリとほとんど同じ(ってゆうか低く飛んでる時しか気付いてないのかも知れない)。
で、「コウモリ ウォッチングガイド」(前田喜四雄監修、1995年、ナチュラリスト・クラブ)を見ると、ヒナコウモリかユビナガコウモリかヤマコウモリ、ってとこでしょうか。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、コブハクチョウ、カルガモ、ヒドリガモ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、シロハラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した哺乳類:アブラコウモリ、コウモリの一種
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。毎月、ため池調査に行ってる場所ですが、ねぐらに集まる数を数えに夕方から出かけて、日没まで。
■カワウの個体数
17:00 146羽(営巣中:34巣)
■カウント後のカワウの帰還数:25羽(17:00-18:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
17:00-17:15 8羽 3羽
17:15-17:30 6羽 3羽
17:30-17:45 5羽 5羽
17:45-18:00 9羽 7羽
18:00-18:15 13羽 2羽
18:15-18:30 6羽 5羽
18:30-18:45 4羽 1羽
■合計個体数:171羽
帰ってくるカワウは、もっぱら南か南東からで、次に西から来るのがいて、北の方から帰ってくる鳥はあまりいませんでした。出ていくカワウは、もっぱら南東か西方向へ。
カワウ以外では、ゴイサギ、コサギ、アオサギが営巣していました。その他、嘴の黒いダイサギが2羽いたので、繁殖する可能性があります。ねぐらへ向かうカラスは、もっぱら南南東方向へ飛んでいき、一部が西の方へ飛んでいきました。近くのカラスの集団塒と言えば、西の方に仁徳陵があるのですが、南南東に向かってどこで寝るのかは謎です。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した哺乳類:アブラコウモリ
博物館の行事です。昨年の10月に巨大がカミツキガメが淀川河川敷で捕まりました。他にもいるんじゃないか、ひょっとしたら繁殖してるかも!ということで、「移入種を探そう!」という行事です。カミツキガメの調査兼、移入種の観察会って感じ。カメだけでなく、鳥、魚、昆虫、植物もまとめて、移入種をいろいろ観察して、大阪の自然の中でいかに移入種が幅を利かせているかを実感する。
という企画だったのですが、途中の道端には移入植物が多いものの、河川敷にはセイヨウカラシナ以外は在来種が多く、おもわずトネハナヤスリやノウルシを観察。昆虫の移入種はなく、魚はカダヤシだけ、鳥はドバトだけ。そして頼みのカメは、カミツキガメは捕れないし、とれたのはもっぱらイシガメとクサガメで、アカミミガメは1匹だけ。なんと淀川鵜殿は、日本本来の自然がよく残っている場所ってことに。というわけで、行事の終わり頃には移入種という言葉は影を潜めて、「春の淀川河川敷の観察会」ってことで目出度く解散。
カミツキガメが、とくに繁殖の証拠である子ガメがいなかったのは、よかったと言えばよかったんですけど。せっかく探しに来たのに、採れなくて残念という声もチラホラ。
せっかくなので、博物館の標本にと、イシガメとクサガメとアカミミガメ各1匹連れて帰ってきました。アカミミガメには付いていないのですが、イシガメとクサガメの首の根元の周辺にはヒルがたくさん吸い付いていて、とっても気持ち悪い。持って帰ってから、ヒルをはずして図鑑と比べると、淡水産のカメに寄生するというシナエラビルというのにとても似ています。カメからはずして水に入れると、両側に10対ほどのふさふさした鰓(?)がついていて、動きまわるとなかなかかわいい。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、トビ、オオタカ、ハヤブサ、キジ、イソシギ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、セッカ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの行事に行ってきました。昨年から始めたカワウの集団ねぐら・コロニーのモニタリング調査の研修であると同時に、今年の繁殖期分の調査でもあります。昨年は各調査地年に4回の調査を目指しましたが、これだと調査においまくられてあまりに大変なので、今年から繁殖期と非繁殖期に各1回ずつの調査に変更です。
■カワウの個体数
15:00 974羽(営巣中:351巣)
■カウント後のカワウの帰還数:1001羽(15:00-18:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
15:00-15:15 27羽 11羽
15:15-15:30 60羽 25羽
15:30-15:45 39羽 23羽
15:45-16:00 80羽 13羽
16:00-16:15 45羽 25羽
16:15-16:30 45羽 6羽
16:30-16:45 73羽 25羽
16:45-17:00 95羽 19羽
17:00-17:15 126羽 26羽
17:15-17:30 131羽 31羽
17:30-17:45 150羽 30羽
17:45-18:00 122羽 17羽
18:00-18:15 116羽 16羽
18:15-18:30 115羽 8羽
18:30-18:45 54羽 2羽
■合計個体数:1975羽
今回は、みんなでカウントの練習もしました。慣れた人のカウントでは、カワウ個体数は950-980羽程度の範囲に収まっていました。営巣中の巣の数も350-400巣前後って感じ。あとはパラパラと、カワウが帰ってくるのを延々とみんなでチェックしていました。17時過ぎに何人かが再び全数のチェックを行いましたが、20-50羽程度のずれしかなかったので、出入りの大半は押さえられていると思います。
というわけで、約2000羽のカワウを確認することができました。注目すべきは、帰ってくるカワウに混じって、最後まで出かけるカワウをいたことです。気になる観察としては、北北東方面へ通過していくカワウの群が2回観察されたことです。近くに別のねぐらがあるのかもしれません。
カワウ以外では、アオサギも繁殖していました。巣がカワウに混じっているので、カワウの巣と区別するのが面倒でした(黒いのが乗っていたらカワウで、灰色のが乗っていたらアオサギ、って感じ)。またヌートリアも間近に観察。耳に青いタグを付けている個体がいました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、コブハクチョウ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ、トビ、オオタカ、バン、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、ツバメ、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した哺乳類:アブラコウモリ、ヌートリア
友の会合宿の下見も最終日。雨だったので車でいくつかの場所を巡って、軽く鳥を見ただけ。曽根干潟はもちろん、木屋川河口もけっこう鳥がいていい感じ。
・山口県山陽町:厚狭川河口
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アオサギ、ヒドリガモ、シロチドリ、イソシギ、カワセミ、ツバメ、ハクセキレイ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
・山口県下関市:木屋川河口左岸
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ウミアイサ、ミサゴ、トビ、イソシギ、セグロカモメ、ドバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ノビタキ、ツグミ、アオジ、スズメ、むくどり、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・福岡県北九州市小倉南区:曽根干潟
確認した鳥:コサギ、ツクシガモ、マガモ、コガモ、ダイシャクシギ、ユリカモメ、ズグロカモメ、キジバト、ハクセキレイ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
山奥の宿舎を出て、再び干潟周りへ。今日はもっぱら椹野川河口周辺をウロウロしていました(下にはいくつもに分けて書いたけど、実はほとんど同じ場所)。やっぱりシギ・チドリ類はほとんどおらず。もっぱら微少貝や海浜甲虫を探していました。お気に入りの底生動物は、ミヤコドリとシラギク。ワカウラツボを探したけど見つけられず。いずれも石の裏に付いている微少貝です。
・山口県徳地町:国立山口徳治少年自然の家
朝のラジオ体操をサボるべく、早起きして周辺の林で鳥を見ていました。けっこうきれいなクヌギ林になっていて、なかなか楽しい場所でした。まだ冬の小鳥が残っています。
確認した鳥:コジュケイ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、マヒワ、カワラヒワ、アトリ、ウソ、カケス、ハシブトガラス
・山口県山口市:土路石川
確認した鳥:ダイサギ、ヒドリガモ、コチドリ、イソシギ、スズメ、ハシブトガラス
・山口県山口市:唐樋干拓地
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、アオサギ、トビ、キジバト、ヒバリ、セグロセキレイ、ウグイス、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
・山口県山口市:深溝干拓地
確認した鳥:カイツブリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、コガモ、コチドリ、アオアシシギ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ジョウビタキ、ツグミ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・山口県山口市:今津川河口
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、イソシギ、ハクセキレイ、セグロセキレイ
・山口県山口市:深溝海岸
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、ウミアイサ、トビ、セグロカモメ、カワセミ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ウグイス、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス
・山口県山口市:椹野川河口右岸
確認した鳥:カンムリカイツブリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ウミアイサ、トビ、ユリカモメ、セグロカモメ、コゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、イソヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
友の会合宿の下見で山口県南部の干潟へ。昨晩大阪南港からのフェリーに乗って、朝早く新門司港へ。あとは車で山口県まで。
まだ時期が早いのか、シギ・チドリ類はほとんどおらず。カモ類ではウミアイサが目に付く。浅いところにも普通にいる。
・山口県阿知須町:きらら浜自然観察公園
かつてのバードウォッチングの名所だった干拓地は、今ではただの自然観察公園になってしまっていました。大きめのヨシ原が残されていて、アホみたいに林にいらん面積はかけていませんが、まあ南港野鳥園に毛が生えた程度のもの。
大阪ではたくさん見られるハシビロガモとホシハジロがいないのが不思議な感じ。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ウミアイサ、オオバン、イソシギ、セグロカモメ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、オオジュリン、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・山口県秋穂町:尻川湾
小さな砂浜の入江って感じ。鳥の姿はあまりなし。海浜甲虫はハネカクシが少しだけ。
確認した鳥:カンムリカイツブリ、カワウ、コサギ、ウミアイサ、オオバン、トビ、ウミネコ、ツバメ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス
・山口県秋穂町:中道湾
尻川湾の東の入江って感じ。砂浜があって、前浜干潟が広がって、干潟の底生動物相は豊からしい。が、鳥の姿はあまりなし。お気に入りの底生動物は、スジホシムシモドキとニンジンイソギンチャク。海浜甲虫はけっこういて、ハネカクシやガムシの他にヒョウタンゴミムシもGET。
確認した鳥:コサギ、アオサギ、マガモ、ウミアイサ、トビ、キジ、ユリカモメ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤマガラ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス
・山口県防府市:佐波川河口
中道湾のも一つ東の湾。ここはカモメ類やサギ類やカモ類がけっこう多く、季節がよければシギ・チドリ類も期待できそう。お気に入りの底生動物は、ミミズハゼ。石をひっくり返したら見つかりました。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ウミアイサ、トビ、ダイゼン、ユリカモメ、セグロカモメ、カモメ、ヒバリ、ハクセキレイ、ツグミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行ってきました。
にさんざい古墳では、ハシボソガラスのけんかを観察。電線からつかみ合ったまま落ちてきて、地面の上でもけんかの続き。互いに相手の上になって、羽をむしろうとしていました。5分ほども羽をむしりあった末、片方が飛び去る。その上には、他人事のようにもう1羽のハシボソガラスがとまっていました。
にさんざい古墳では、ハシビロガモも春を迎えているようです。2羽単位に分かれてクルクル回って採食していて、その多くが雄雌のカップルでした。中に雄2羽で回っているのがいて、あぶれ雄なのか、そういうカップルなのか判断に苦しむところでした。
大津池では、カワウの巣が30巣に増加。でもアオサギも負けずに29巣で営巣していました。コサギが少し増えてきたほか、ゴイサギの個体数が多くなってきましたが、営巣はまだしていません。
今期最後の、都市公園はしご調査。ようやく果実はなくなりました。中央公園では、またもやトラツグミ。定着しているようです。
・堺市:大仙公園
確認した鳥:コサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・岸和田市:中央公園
確認した鳥:ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行ってきました。昨年の秋からカワウの個体数が多くなり、今年は繁殖するかもと思っていましたが、ついに営巣を確認しました。確認できただけで、26巣に成鳥が乗っています。巣材を運んでいる個体もいました。
この半年で、サギのコロニーだった島の樹は、急速に枯れました。カワウの影響だと思います。その上カワウの繁殖まではじまると、サギのコロニーがどうなるんでしょう。少なくともアオサギは、けっこう繁殖に集まってきているようで、すでに11巣で営巣していました。コサギやゴイサギのすがたはまだほとんどありません。
貝塚市の某遊学館の行事に行ってきました。今年も鳥の観察会は人気薄で、貝殻拾いと合同です。今年は例年になく多くの種がでました。毎年このくらい出れば、少しは人気も高まるかも。
確認した鳥:カンムリカイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミサゴ、チョウゲンボウ、ダイゼン、ハマシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ビンズイ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ムクドリ
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行ってきました。巣に乗っているカイツブリがいて、もう春だなー、などと思ったけど、よく考えればカイツブリは冬にも繁殖例はよくあるわけで、別に春には関係ない‥。
あと。50羽以上のレンジャクの群にも出会いました。シルエットでどっちのレンジャクかはわかりませんでしたが、これこそもう春だなー。今年は、少なくとも大阪近辺ではレンジャクは当たり年のようです。
この冬の高安山-十三峠コースのセンサスの4回目。そして果実もぜんぜんないので、今シーズン最後の調査。尾根筋に鳥はあまりおらず、ツグミも下に降りてきたらようやくいました。
確認した鳥:ドバト、キジバト、コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、ウソ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
こちらも今冬最後の服部緑地公園センサス。のはずが、まだ1本だけ果実を残したクロガネモチがありました。どうして1本だけ食べ残すんだ! 仕方がないから、もう1回来なくては…。ヒヨドリは激減。一方、芝生の上にツグミがけっこう見られるようになりました。あとレンジャク類も確認。驚いたのはアカハラがいたこと。ずっと越冬していたんでしょうか?
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、バン、オオバン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヒレンジャク、キレンジャク、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
飯盛山コースのセンサスのこの冬4回目。風がなく、気温も高め、陽も照って、ポカポカとしたハイキング日和でした。果実は、すべてなくなりました。ツグミはほとんどおらず、ヒヨドリも少なめ。楽な調査でした。
高仙寺周辺では、林床をクロジの群がけっこうウロウロしていました。また尾根筋にあがった所では、リスを発見。地上を走っていました。ふさふさした耳がかわいかった。あとは、ヤマガラ、シジュウカラに、コジュケイまでもが囀っていました。ポカポカ天気に誘われたのでしょうか?
確認した鳥:トビ、コジュケイ、ドバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、ベニマシコ、ウソ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した哺乳類:リス
久宝寺緑地のセンサスの5回目。ついに果実はすべて食べ尽くされました。って書きたいところなのに、またもやクロガネモチに1本だけ果実を残したものが…。でも、おおむね果実は食べ尽くされたと言っていいと思います。ヒヨドリやツグミの個体数が大幅に減った一方、シロハラが増えました。と状況は、鶴見緑地とよく似ています。
確認した鳥:ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
今冬5回目の鶴見緑地公園のセンサス。果実はすべてなくなった。と書きたいけど、少しだけ果実が残ったピラカンサとクスノキが各1本。でも、おおむね果実は食べ尽くされたと言っていいと思います。ヒヨドリの個体数が大幅に減った一方、シロハラが増えました。
ヒヨドリは、地上に降りている個体がかなり目立ちます。その他にパンをまいているおじさんの周りにも十数羽が集まっていました。そしてなにより目玉は、ユズリハの葉っぱを食べるヒヨドリを見たこと。ユズリハの木が何本かあったのですが、その内の1本だけにヒヨドリ4羽がむらがって、葉軸だけを残して、さかんに葉っぱを食べていました。3mほどのユズリハの木の上の部分の葉ばかり食べているようで、てっぺんの葉だけが葉軸だけになって、ツンツンした感じ。ヒヨドリがユズリハの成葉を食べるという話は聞いていましたが、見たのは初めてでした。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、バン、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
せっかく夕方に橿原神宮近くにいたので、ついでに大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査もしてきました。深田池の東半分には、あいかわらず重機が入っ工事中。カワウは西半分だけに集まっていました。
■カワウの個体数
15:45 204羽(使用中の巣:38巣 )
■カワウの帰還数:合計200羽
15:45-16:00 33羽
16:00-16:15 49羽
16:15-16:30 42羽
16:30-16:45 50羽
16:45-17:00 26羽
あんまりにも寒くて、調査は17:00に挫折。でも帰還するカワウの個体数は一段落してたようです。というわけで、合計約400羽が集まっていました。繁殖もはじまり、集まる個体数も増えているようです。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、コブハクチョウ、マガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、オカヨシガモ、トビ、バン、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ニュウナイスズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
7月に歩いたコースの短縮版やけど、今度は「自然観察地図・府外版」のための調査です。鳥としては、甘樫の丘周辺が一番盛り上がりました。ニュウナイスズメはたくさんいるし、ノスリやチョウゲンボウは飛ぶし。あとは、ただただ寒かった…。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、トビ、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、キジ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ニュウナイスズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
ジュニア自然史クラブの行事で行きました。カモとヌートリアを間近に見ようという企画です。カモは当然ながら、ヌートリアも予定通り間近に観察できました。頭胴長20cmくらいの小さいのが、かわいいと評判でした。
島は真っ白で、カワウだらけ。すでにたくさん営巣を開始していました。その他に鳥と言えば、保護された後、昆陽池に放されたというコクガンも、間近にやってきてパンを食べていました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、(コブハクチョウ)、(コクガン)、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、トビ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
来週の植物園案内の下見をしました。月曜日に捕まえたトラツグミが見られるかな、と探したら、予定通りの場所で確認できました。それも2羽も! それだけでなく、今日はトラツグミについて個人的発見が二つ。
・トラツグミはシロハラに追われて、盛んに逃げ回っていました。はるかに大きいくせに、シロハラよりも弱いらしい(それも2羽そろって!)。
・逃げ回っているトラツグミが「グェッ」と鳴きました。トラツグミのあんな声を聞いたのは初めて。
あと、ヒヨドリがタンポポの花を、ちぎってきたのをしばらくくわえていたかと思うと、根元側から丸呑みしていました。おもしろい絵柄でした。
一昨日に挫折した大和川の水鳥調査にやっと行きました。やっぱりずっと逆風で、寒いし、自転車をこぐのも大変ですが、一昨日に比べたらぜんぜん大したことありません。小春日和と言ってもいいくらい。久々に増水したのか、中州にこの一年くらいとっても発達していた植生が一層されました。見通しがよくなって、調査にはグー。
カモメはまあ例年並みの個体数で、適度にまとまって、あまり飛び回らず。つまり比較的数えやすかったです。一方、カモは多いし、あちこちにやたら散らばっていて、数えにくかった。あとめぼしいのはカラスに追われていたオオタカくらいか。
そうそう、一昨年くらいから川の中に何のためかよく分からない構造物が、けっこうあちこちに設置されるようになりました。そのため止水的な場所ができたせいか、カイツブリをよく確認するようになりました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、オナガガモ、ハシビロガモ、オオタカ、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、メジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大和川の水鳥調査に行くつもりで博物館を自転車で出発。一応、大和川の堤防の上に立って、調査を始めたのですが。とにかく風が強くて、双眼鏡が安定せず数が数えにくい。さらに下流に向かおうとすると、真っ正面から強風が吹いてきて、なかなか進まない。10分もがんばっていると、耳や鼻がちぎれそうに、手足の指先も凍傷になりそうな感じ。このまま3時間もかかって調査したら死んでしまいそうだったので、大和川の調査はあえなく挫折。代わりに近所の公園の調査に向かいました。
というわけで行った先は、小さな公園。大阪府各地の大きな公園と比較するために、近所の小さな公園の果実がいつ頃なくなるかチェックしています。どちらの公園でも大半の果実は食べ尽くされていましたが、不思議なことに少しだけ果実を残しているクスノキが1本ずつありました。
大和川の調査よりましやったけど、寒かったー。
・大阪市東住吉区:白鷺公園
確認した鳥:ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、ムクドリ
・大阪市東住吉区:今川公園
確認した鳥:ドバト、ヒヨドリ、スズメ
年末以来の標識調査。年末にヒヨドリが脂肪を蓄積しはじめているような感じだったので、100gを越える大物が捕れるかと思って網を張りました。あいにくの雨模様で、朝一番の回収の後、本降りになってきたので網を閉じました。結局、そのまま網を開くことはできず。
で、朝一番に捕れたのは2羽だけ。それでもなかなか楽しい標識調査でした。というのも、捕れた2羽の片方は、なんとトラツグミ。1月後半から姿は見ていたのですが、まさか網にかかるとは思いませんでした。長居公園でトラツグミに標識したのは、これで2回目。もう1羽は再捕獲のヒヨドリで、2001年の12月30日以来約1年目の再会でした。そしてこのヒヨドリは予定通り脂肪を目一杯蓄積してブクブク。体重はなんと107g。予定通り!
都市公園はしご調査。長居公園では、ほぼ果実はなくなりましたが、どちらの公園でもクスノキはなくなったものの、クロガネモチ、トウネズミモチは木によってはけっこう残っていました。ヒヨドリの数は減ったような気がする一方、シロハラとツグミはどちらの公園でも増えた感じ。
岸和田の中央公園で、芝生をトラツグミがのこのこ歩いていたのが印象的でした。
・堺市:大仙公園
確認した鳥:コサギ、コガモ、ヒドリガモ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・岸和田市:中央公園
確認した鳥:カワウ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、メジロ、シメ、スズメ、ムクドリ
この冬の高安山-十三峠コースのセンサスの3回目。ちょっと間があいてしまい、その間に果実はすっかりなくなっていました。尾根筋では、アオジやシロハラは多いけど、ヒヨドリはあまり多くなく、ツグミはいない。代わりに目に付いたのは、ジョウビタキでした。あときれいなウソを見ました。でも全体に鳥は少な目。
確認した鳥:アオサギ、トビ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、ウソ、スズメ、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの行事で行ってきました。宇治川右岸沿いに歩いて、天ヶ瀬ダムまでの往復コース。ヤマセミがよく見られると聞いたのですが、確かに見れました。
その他に、天ヶ瀬ダムで越冬すると聞いていたイソヒヨドリも確認できました。さらに帰ってきた時、宇治橋の少し上流の辺りの宇治川上空をイワツバメが飛び回っているのも観察できました。その数、20羽ちょっと。宇治川でイワツバメが越冬しているとは知りませんでした。近くで繁殖しているのでしょうか?
それにしても、わざわざプロミナーは用意して行ったのに、双眼鏡を忘れてしまいました。とっても不便です。肉眼で識別できる鳥や、プロミナーで見られる遠くにとまっている鳥はいいのですが、動いていて肉眼ではちょっと同定できないケースがたいへん。手持ち20倍のプロミナーで見ようとしても厳しいものがありました。今度から双眼鏡を忘れないようにしなくては…。
確認した鳥:カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、オオタカ、オオバン、ハマシギ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヤマセミ、コゲラ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
久宝寺緑地のセンサスの4回目。クスノキの果実もまだけっこう残っていて、もちろんクロガネモチやトウネズミモチの果実はたくさんあります。しかし、今まさにクスノキが食べられている最中らしく、年末の長居公園のようにヒヨドリ、ツグミ、ムクドリがたくさんいて、クスノキやナンキンハゼなどに群がっていて、にぎやかでした。
確認した鳥:ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、メジロ、スズメ、ムクドリ
「ドキドキ自然史ウオッチング」のために皮を剥いて、今日も大発見がありました。昨年の秋に泉佐野市で拾われたシギの一種。チラッと見てタシギと思って、そのまま冷凍していたのですが、皮むきのために解凍してゆっくりながめてびっくり。尾羽が20枚あります。タシギにしては多いんじゃ?と思って図鑑をみると確かに多い。そういえば、次列風切の先端に白がないし、翼下面も黒っぽい。肩羽の模様もなぜか左右対称みたい。というわけで、なんとタシギではなくチュウジシギでした。大阪でチュウジシギの記録は少なく、とっても貴重な標本であることが判明。
寄贈者にタシギって言ってしまったような…。訂正しなくては!
「ドキドキ自然史ウオッチング」で見せるようにきれいどころをと思って、アオバトの皮を剥きました。で、大発見。そのうの中からドングリが1つ出てきました。試してみると、アオバトが口を目一杯あけてようやく飲み込めるような大物です。こんな大きなのを食べるのも感心しましたが、ドングリを食べること自体も驚きです。ドングリを消化できるなら、液果の種子も消化するだろうし、種子散布なんかしないんじゃないかな〜。
こちらも今冬4回目の服部緑地公園センサス。午前中は、池に氷が張っていました。寒い〜。
ヒヨドリは多いけど、ツグミはやっぱり少ない。で、なんとヒヨドリの30羽の群が芝生に降りて、草の葉っぱ(シロツメクサ?)を盛んに食べていました。果実の方はというと、クスノキはおおむね食べられてしまってるけど、クロガネモチやトウネズミモチはけっこう残っています。おかしい。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、バン、オオバン、ユリカモメ、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
今冬4回目の鶴見緑地公園のセンサス。クスノキの果実は減ったけど、まだかなり残っています。クロガネモチなども多数。ヒヨドリの個体数は少し減った気がする。で、もっぱらトウネズミモチを食べているのが見られます。相変わらず、シロハラは少々で、ツグミはほとんどいない。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、バン、オオバン、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎年恒例のジュニア自然史クラブの行事、淀川の河原での焼き芋です。今年は寒くて、河原への途中では、氷が張りまくり。どうなることかと思ったけど、風がなくて意外と暖かな焼き芋日和でした。
とにかくいろんな物をアルミホイルに包んで焼いて、昼飯を食べて。あとは、例によって枯れたヨシを割ってハイイロヤハズカミキリを探したり、ハタネズミの巣を掘り返したり。
今年はカラスがウロウロしていたせいか、高圧線鉄塔にいつもいるはずのハヤブサがおらず。でも、ミサゴ、ノスリ、チョウゲンボウが近くを飛んでくれました。
確認した鳥:カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ケリ、イソシギ、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、セッカ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
飯盛山コースのセンサスのこの冬3回目。風が強く、雪も舞ったりして、すごい寒い。ツグミはおらず、シロハラはいるけど、ヒヨドリは少な目って感じ。果実は、シロダモやソヨゴ、ナンテンの赤い果実はなくなっていました。ネズミモチやナツハゼの黒い果実はまだ残っています。
確認した鳥:トビ、ノスリ、アオバト、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
妙見山コースの調査もこの冬3回目。妙見山は約1cmの積雪。本滝寺まで降りてくると積雪はなくなりましたが、妙見奥の院辺りにはまた約1cmの積雪。寒かったです。
センサスコースを歩き終わって、バス道に出て、バスの時間を確認すると。なんと年末年始はバスの便が減らされていて、予定のバスがない。次のバスは2時間以上も先…。仕方がないので、さらに1時間半歩いて帰ってきました。ショックのせいか、やたら疲れた。
果実は、そこそこ残っていたけど、鳥はおらず。ヒヨドリが少々と、里にはツグミが少々くらい。長居公園に大量にいるのと対照的です。鳥と言えば、カヤクグリを見ました。おとなしい鳥のイメージだったのですが、盛んにピリリリリ、ピリリリリと鳴いていました。サンショウクイみたいな声でした。
確認した鳥:キジバト、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カヤクグリ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
元旦早々から、センサス調査に果実のチェック。とにかくツグミ、ヒヨドリ、ムクドリが大量にいて、みんな同じような大きさで、同じように果実を食べているので、数えるのが大変。
クスノキのかなりの部分が食べ尽くされて、今度は、エンジュ、センダン、トウネズミモチなどを盛んに食べているもよう。
今日もオオタカがいたけど、今日のは幼鳥。成鳥と交互にやってきてるのかな?
そうそう、植物園の東屋には、昨年からスズメやムクドリの繁殖の邪魔をすべく、天井にネットが張られています。今日、そこにムクドリが1羽絡んでいました。死んでるのかと思ったら、けっこう元気。でも翼がしっかり絡んで脱出できないらしい。で、かすみ網からはずす要領で、はずして逃がしてやりました。あと3日もあのままなら死んでいたかも。というわけで、運のいいやつ。