2003年7月、8月、9月、10月、11月、12月
(1997年下半期、1998年上半期、1998年下半期、1999年上半期、1999年下半期、2000年上半期、2000年下半期、2001年上半期、2001年下半期、2002年上半期、2002年下半期、2003年上半期)
●2003年12月31日 大阪市東住吉区:長居公園
標識調査の最終日。捕れたのは、ヒヨドリ3羽とメジロ3羽だけ。昼から雨が強くなってきたので、あみを閉じ、そのまま網をたたみました。
標識調査の三日目。捕れたのは、ヒヨドリ2羽だけ。あー、退屈。
標識調査の二日目。捕れたのは、メジロ1羽とヒヨドリ6羽だけ。糞からはやはり主にクスノキの果皮や種子が出てきます。
植物園の果実をチェックしましたが、クスノキの果実が盛んに食べられているようで、いくつかのクスノキでは果実がほぼ食べ尽くされています。一方、クロガネモチやトウネズミモチの果実はまだまだたくさんあります。ツグミは、かなりの個体数がやってきているようで、十数羽で飛び回っているのをしばしば見かけました。
今日から年末恒例の標識調査。捕れたのは、キジバト1羽とヒヨドリ7羽だけ。おかげで、雑用を色々片付ける時間があります。ヒヨドリは脂肪を蓄積していなくて、軽い。糞からは主にクスノキの果皮や種子が出てきますが、トウネズミモチやクロガネモチの種子も少し出ています。
植物園では、ツグミとシロハラの姿が目立つようになりました。12月25日にはそれぞれ1羽ずつしかいなかったので、ここ数日で増えたようです。
大阪鳥類研究グループの行事で行ってきました。冬の巨椋干拓地に行くのは10数年ぶり。コミミズクやノスリなどの猛禽類を期待して行きました。しかし、久しぶりの巨椋干拓地にはかつてのにぎわいはなく、猛禽類はむしろ宇治川河川敷で見られました。コミミズクはいないし。
猛禽類がさっぱり減ってしまったかわりに、かつては見られなかったミヤマガラスの群がいました。10数年の月日をかみしめるような観察会。それにしても風が強くて寒かった。
宇治川河川敷では、高水敷に降りているハイタカをゆっくり観察できました。とくに獲物を処理してるふうでもなく、なんとなく地上に降りているハイタカを見たのは初めてでした。長い脚が印象的でした。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オカヨシガモ、トビ、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、ケリ、タゲリ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、モズ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。JR福知山線の武田尾駅から生瀬駅まで、武庫川沿いを歩きました。今回は懐中電灯があったので、安心して歩けました。祭日だったせいか人出が多く、今日なら懐中電灯がなくてもなんとかなったかもしれません。
冬になればオシドリでもいるかと思って調査に行ったのですが、完全にあてがはずれました。ミサゴもいると聞いていたのですが、これも見つけられず。鳥に関しては特筆すべきものはありませんでした。
ところが哺乳類で思わぬ収穫が。このコースの武庫川の岸は、岩盤や砂利が多いのですが、砂地の場所にはことごとくと言っていいくらいアライグマの足跡がありました。かなりの個体数がいるんじゃないかと思います。
確認した鳥:カイツブリ、アオサギ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、ベニマシコ、スズメ、カケス、ハシブトガラス
確認した哺乳類:アライグマ(足跡)
自然観察地図府外版の調査です。ついでに大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査もしてきました。まずは近鉄大和上市駅から、吉野川の右岸沿いに歩き、妹背大橋を渡って今度は左岸沿いに上流へ。五社大橋を渡って右岸沿いに今度は下流の方へ少し戻って、矢治峠を越えて津風呂湖へ。津風呂湖のカワウの集団ねぐらを観察して、暗い中を駅まで戻ってきました。
最初の吉野川沿いでは、上市橋の下にイワツバメの古巣を50巣以上見つけたり、妹背橋の下でカワガラスを見たり、さらに上流の浅い場所でウミアイサを見たりと、けっこう色々あって楽しめました。
■カワウの個体数
14:30 0羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:80羽(14:30-16:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
14:30-14:45 1羽 0羽
14:45-15:00 8羽 0羽
15:00-15:15 3羽 5羽
15:15-15:30 45羽 0羽
15:30-15:45 1羽 0羽
15:45-16:00 5羽 0羽
16:00-16:15 5羽 0羽
16:15-16:30 9羽 0羽
16:30-16:45 8羽 0羽
■合計個体数:80羽
今回は、久々にカワウの集団ねぐららしい調査になりました。が、とにかく寒い。早く帰りたいのに、暗くなってきてもカワウがパラパラ帰ってきて帰られへんし…。
カワウが次々と帰ってくるのを待っている間、オシドリも次々と湖に帰ってきていました。周囲の山林に入っていたのが、降りてくるようです。浮いてるオシドリの数が、どんどん増えてきます。そして集まって盛んに鳴いていました。フェッフェッと聞こえる声でした。あと、ヤマセミも夕方になると登場してくれました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、キンクロハジロ、ウミアイサ、トビ、イソシギ、ドバト、カワセミ、ヤマセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ジョウビタキ、ルリビタキ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。昨冬は集団ねぐらができていたのですが、途中で全部飛ばされてしまい、哀しい結果に。今年こそはと思ったのに、今年は最初からカワウがいませんでした。糞で白くなっている木もない…。これでカワウ調査は三連敗で、さっぱり集団ねぐらの調査になってない‥。
■カワウの個体数
15:15 0羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:0羽(15:15-16:15)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
15:15-16:15 0羽 0羽
■合計個体数:0羽
確認した鳥:カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、メジロ、アオジ、スズメ、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。ついでに大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査もしてきました。まずは男山に登って一周。降りてきて三川合流へ。御幸橋を渡って、桂川と宇治川の間を先の方へ。カワウの集団ねぐら予定地でねばって、薄暗くなってから帰ってきました。
男山の鳥はまあとりたてて言うほどのこともなし。ツグミは数羽いただけ。三川合流ではノスリを見たくらい。ピーイーイーヨーと、トビとサシバを混ぜたような声で盛んに鳴いていました。あと宇治川と桂川の合流のところにカワアイサが3羽。ツグミは樹上にけっこういた。
カワウの集団ねぐらは予定通りというか何というか、なくなっていました。木が白くなっている場所もなし。カワウは2羽が宇治川を遡って飛んでいくのを観察しただけ。あー、退屈やった。
■カワウの個体数
14:30 0羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:0羽(14:30-16:15)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
14:30-16:15 0羽 0羽
■合計個体数:0羽
男山で確認した鳥:ドバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、エナガ、ヤマガラ、メジロ、アオジ、シメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
三川合流で確認した鳥:カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カワアイサ、オオタカ、ノスリ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
博物館のジュニア自然史クラブの行事です。目的は化石探し。この場所に来るのは3年振りです。鳥は期待してなかったけど、予想通りほとんど何にもいませんでした。おもしろかったのは、JR長滝駅の前の溝。なんか魚(モツゴ?やフナ)がうじゃうじゃいて、すくい放題でした。
確認した鳥:カイツブリ、コサギ、アオサギ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、エナガ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。もともとサギ類のコロニーのあった場所に、昨冬カワウの集団ねぐらができ、今年はカワウが繁殖しました。ところがなんと、今日行ってみるとカワウがいません。ねぐらができる予定の島の木にも糞で白くなっている場所はありません。
■カワウの個体数
15:45 0羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:0羽(15:45-16:30)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
15:45-16:30 0羽 0羽
■合計個体数:0羽
寒いだけであまりに退屈なので、日の入り前でしたが、調査を終わりにしました。途中、南東方面からカワウが飛んでくることがありましたが(合計10羽)、いずれも西から北西方面に飛び去りました。ねぐらは引っ越してしまったようです。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、チョウゲンボウ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
長居植物園で植物園案内・動物編という行事をしました。天気予報は雨でしたが、なんとか午前中は小雨が時々パラパラする程度でした。天気は悪かったのですが、鳥はけっこう好調。池のカモ類は、8種も確認できたし、その中には私的に長居初記録のトモエガモの雌も混じっていました。カワウもなぜか近くで観察でき、青緑色の目まで見られました。
そしてなんといっても一番よかったのはアオバトが出現したことです。長居植物園では毎冬アオバトの記録があり、この冬にも観察したという話は耳にしていました。が、今日のアオバトはアラカシのてっぺんにゆっくりとまっていてくれ、観察会参加者みんなで見ることができました。そのアオバト、しばらくするとアラカシの枝先で動きまわって何やら食べている模様。樹になっているドングリを食べているんじゃないかと思いました。
この秋から冬に大阪府下で拾われたアオバトを2羽寄贈していただき、皮を剥いたのですが、いずれもそのうの中からドングリが出てきました。今日の観察と合わせて、大阪の冬のアオバトはドングリばかり食べているような印象を持ってしまいました。
ちなみにアラカシのドングリは、ぎりぎりアオバトの口を通る大きさです。アオバトの皮を剥いた時に、口を出し入れして確かめました。
2005年に予定している大和川水系の特別展のための調査です。いわゆる山辺の道を歩きました。歴史的な名勝だらけの道で、平日にも関わらずけっこう人がいます。全体的に鳥はあんまりいなくて、ヒヨドリとハシブトガラスばかりが目立つ中、ツグミがたくさんいました。
100羽クラスの群で上空を飛び回っていましたし。数十羽の群はいくつもいました。おりるときは、樹上か電線で、まだもっぱら梢ツグミ状態でした。ただ少しは地上ツグミもいたようです。が、地面を歩き回って、虫をほじくり返して食べているわけではなく、落ちた果実(主にカキ?)を食べているようでした。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カシラダカ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査です。クスノキの果実は、まあそこそこあって、クロガネモチの果実は大量。ヒヨドリはあまりいない。ツグミはまだいない。都市公園の様子も、いずこも同じ。
確認した鳥:コガモ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、メジロ、カワラヒワ、スズメ
果実と果実食鳥の調査です。赤いソヨゴの果実はたくさんありましたが、ネズミモチは少なめ、シロダモは昨年並みってところ。ヒヨドリは少なめで、シロハラはいるけどツグミはまだいない。だいたい大阪の山の状態は同じようなもんらしいです。
孝子駅の上をタカが2羽帆翔していました。双眼鏡で見てみると…、どうみてもサシバ。やがて2羽は南の方へ流れていきました。渡の途中の雰囲気です。こんな時期でもまだ渡っているサシバがいるとは驚きでした。
確認した鳥:トビ、サシバ、コジュケイ、ドバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査です。果実は、山から里までナンテンやソヨゴといった赤い果実はたくさんありました。ヒヨドリは少なめ。アトリ類やホオジロ類はほぼそろっていますが、ツグミの姿はなし。
確認した鳥:アオサギ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査です。果実は、どちらの公園もクスノキは並からやや少なめやけど、クロガネモチは豊作って感じ。ヒヨドリはあまり多くなく、ツグミ類はまだいない。
・堺市:大仙公園
確認した鳥:アオサギ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・岸和田市:中央公園
確認した鳥:アオサギ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、メジロ、シメ、スズメ、ハシボソガラス
野洲川の行事の本番。天気予報はぜーったいに雨が降ると言ってる。でも、中止の決定をする早朝には降ってなくて、一応決行に(先週と全く同じパターン)。で、予想通り行きの電車に乗っている頃から雨が降り出す。集合場所についても雨だけど、参加者はけっこう集まってるし、とりあえず現地へ。
雨のおかげで鳥も昆虫も水の中もあんまり見る物はなく(あるいは見る気分ではなく?)、さっさとゾウの足跡化石や植物化石を観察して、昼頃に現地解散。現地で昼食を食べて引っ返してきました。
まあメタセコイアの球果の化石とか、葉っぱの化石とかは採集できたので、化石目当ての参加者はそれなりに満足できたのでは?
確認した鳥:アオサギ、カルガモ、トビ、コチドリ、ケリ、イソシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査で、今シーズン最初のセンサス。果実のなり具合も、ヒヨドリの個体数も、他の場所と似たような感じ。中途半端やけど、どちらもやや少なめか。
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
とある事情で、やむなく木津町と関わることになってしまいました。で、今日は現地視察。丘陵地がどんどん造成されてなくなっている地域です。でも、造成したまま放ってある場所には、ウサギの糞がたくさん落ちていました。ウサギがずっと暮らしていけるといいのですが…。鳥も、ノスリがいたり、クサシギがいたり、短時間でしたが、けっこう楽しめました。
確認した鳥:アオサギ、ノスリ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ハシブトガラス
こちらも果実と果実食鳥の調査です。今シーズン最初のセンサスです。果実の様子は、やはりとくに多くなく、むしろ全体的にはやや少なめ。ヒヨドリも少なめ。おおむね冬鳥がそろってきている中、まだメボソムシクイがいたのには驚きました。ノスリもカラスに追われてましたが、これもまだ渡りの途中なんでしょうか。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、ノスリ、バン、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、メボソムシクイ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
ジュニア自然史クラブの行事です。なんでも貴船川では砂金が採れることがあるらしく、砂金を採って、陸貝を採って、ムササビのフィールドサインを見て、カワガラスを見る。というふれこみでした。
天気予報は前日から二転三転。前日の夜時点では午前中は雨やけど午後から回復するとか。朝になってみたら、今日は一日雨模様とか。でも朝7時の時点で大阪も京都も降ってなかったので、決行することに。京都の出町柳に集合したときも雨は降ってなかったのですが、叡電に乗ってる途中からポツポツ降り出し、鞍馬駅に着いたときは小雨が降っていました。雨が降り出したから中止にしようかと思ったのですが、メンバーは何が何でも行く(とくに砂金を採る!と)と言うので、やむなく歩き始めました。時間と金をかけてわざわざ来たのだから、手ぶらでは帰れないって事らしい。
しかし雨はやむことはなく、昼頃には本降りに。不動堂で雨宿りをしながら昼食を食べて、なんとか貴船川までたどり着きました。川が増水してたら危ないので砂金採りをやめてさっさと帰ろう、と思ったけど川は増水してない…。とりあえず予定通り、貴船神社奥宮あたりまで行って、川で砂金採り。予想通り砂金はとれず。でもまあプラナリアを採ったり、魚をすくったり、水生昆虫をながめたり、それなりに楽しかったかも。
みんなが砂金採りに飽きたところで、貴船川沿いに下って、駅で解散。途中の大きなシーボルトミミズがたくさん路上ではねていました。
とにかく、雨にぬれまくった一日でした。あまり気温が低くなかったのが救いか。一応、砂金以外はお目当ての物を見てるのですが、雨の中を歩いた記憶しか残っていない…。
確認した鳥:アオサギ、キジバト、キセキレイ、カワガラス、ヒガラ、ヤマガラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンヒキガエル、タゴガエル
大阪鳥類研究グループの行事で行きました。秋の一日を、木の実を愛でながら、食べながら、のんびり散策したってところ。鳥はほとんど見てないなー。
橿原神宮前駅でいったん解散した後、有志で(といっても二人やけど)橿原神宮に行き、深田池のカワウの塒入りの調査をしてきました。
■カワウの個体数
16:10 101羽(営巣中:0巣)
■カウント後のカワウの帰還数:22羽(16:10-17:20)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
16:10-16:20 12羽 0羽
16:20-16:30 4羽 0羽
16:30-16:40 1羽 0羽
16:40-16:50 3羽 0羽
16:50-17:00 1羽 0羽
17:00-17:10 1羽 0羽
17:10-17:20 0羽 0羽
■合計個体数:123羽
(橿原神宮以外)
確認した鳥:カイツブリ、ゴイサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、バン、トビ、ハイタカ、ケリ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、ツチガエル、イシガメ、ミシシッピーアカミミガメ、ヒバカリ
(橿原神宮)
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コブハクチョウ、マガモ、ヒドリガモ、バン、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
今年も果実と果実食鳥の調査のシーズンがやってきました。ちょっと遅くなったけど、今シーズン最初のセンサスです。今年の果実は、とくに多くなく、むしろ全体的にはやや少なめかな、って感じ。冬鳥は大型ツグミを除いてほぼそろっていましたが、ヒヨドリは少なめ。
確認した鳥:アオサギ、バン、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ルリビタキ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
野洲川の行事の下見です。メインは植物化石とかゾウの足跡化石とか。水量が少なく、化石はよく見れました。あと、河原にはひっつき虫がたくさんあって、とくにヌスビトハギが死ぬほど付いてしまいました。電車に乗る前にとるのが大変でした。アメリカセンダングサの種子がひっつきはじめるのは、これからが本番のようで、行事本番の時はいったいどうなることやら。
鳥は、河原にコチドリとイソシギがいて、時々カワウとアオサギを見かける程度。もっぱら水網で水の中をすくったり、水中の石の裏をのぞいたりしていました。たくさんいたのは、ヒルの一種、サカマキガイ、アメリカザリガニといったところ。あとヒラタドロムシもけっこういて、なかなか楽しい。
確認した鳥:カワウ、アオサギ、コチドリ、ケリ、イソシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、セッカ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
住之江区の講座を頼まれ、観察会をしてきました。こんな鳥のいない時期に…、と思うけど、10月にという指定だったので仕方がありません。予想通り、まだカモ類の種類はそろわず、カモメ類の個体数も少ない。でも、シロチドリの群れとハマシギが出たのは予想外の収穫かも。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、シロチドリ、ハマシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
ユーカリの木の下にカラスが約40羽も集まって降りていました。見てみるとハシボソガラスとハシブトガラスが混じって、何やら地面をほじくっています。少し近づいて見ると、地面に敷かれた堆肥をひっくり返して、何か食べている様子。さらに近づくと、大部分逃げていってしまいましたが、ハシブトガラスがカブトムシの幼虫を見つけて食べるのが観察できました。ハシボソガラスはともかく、ハシブトガラスも地上で、ほじくりかえして採食するんだなー、とちょっと感心。
自然観察地図府外版の調査です。コースは8月と同じ。秋の様子をさっぱり知らないので、一度見ておこうと思い立ち、行ってきました。すでにカモはかなり来ていて、延勝寺から海老江の沖合には、大雑把に見て、2万羽を超えるカモ類+オオバンが浮かんでいました。圧倒的に多かったのは、ホシハジロ。次にオオバン、そしてヒドリガモ、といったところでしょうか。コハクチョウもすでにやってきていて、44羽を数えることができました。一方で、アイサ類などはまだ来ていないもよう(少数いてても見逃しているでしょうが…)。ユリカモメは、まだ数羽が飛んでいる程度。小鳥類では、ジョウビタキ、アオジ、カシラダカ、シメが来ていて、すっかり冬もよう。ただ天気はとてもよく、ポカポカと暖かな一日でしたが。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、トビ、バン、オオバン、イソシギ、タシギ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、アオゲラ、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、カシラダカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
「野外実習:鳥の行動追跡」と称した行事をしました。要は、鳥の後をついてまわって、行動範囲を記録し、同時に行動や利用場所なども記録していくという調査法を体験してみようって企画です。簡単に室内で解説してから、午前中は植物園で下見。午後から班に分かれて、実際に鳥を1時間追いかけてもらいました。追いかける鳥は、コゲラ。3つの班の内、1つの班は30分以上見失ったままだったり、1つの班のコゲラはほとんど半径10mほどの中から動かなかったり、結果は色々。まあ、鳥を1時間追いかけるなんて、こんな機会でもないとなかなかないので、おもしろかったかも。
参加者が調査している間は、それぞれの班の様子を見たり、アドバイスしたりで、ウロウロしていました。と、思いもかけず色々な鳥に出会いました。旅鳥としてはクロツグミとムギマキ、冬鳥としてはキクイタダキとアトリ、が特筆されるところ。ムギマキを確認したのは久しぶり。それにキクイタダキとアトリは例年よりもとても早い渡来です。
確認した鳥:こちら
大阪市立自然史博物館職員の親睦旅行で行きました。船に乗って伊根湾一周です。驚いたことに船には”カモメのエサ”と称して、カッパえびせんの小さな袋が100円で売られていました。辺りを見てもウミネコが少しいるだけで、どうなるのかと思って他の客がまくのを見ていたら、船が出発したとたん辺りからウミネコとトビがたくさん集まってきました。ウミネコよりもトビの方が優勢なくらい。どっちかと言えば、この季節はトビのエサと言った方がいい感じ。
確認した鳥:アオサギ、トビ、ユリカモメ(7羽)、ウミネコ(約300羽)、セグロカモメ(1羽)、ハシボソガラス
大阪鳥類研究グループの行事で行きました。タカの渡りや早めの冬鳥を期待して行きました。まあ期待通りタカも冬鳥も出たのですが、数も種類も少なく、ちょっと不満。でもシカの鳴き声が各所で聞かれ、秋の山を満喫できました。すでに武奈ヶ岳の方は紅葉がきれいになってきていて、おかげで登山客もたーくさんいました。
確認した鳥:ノスリ、ハイタカ、コゲラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ホオジロ、アトリ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:イモリ、タゴガエル
確認した哺乳類:シカ(声、足跡)、イノシシ(足跡、掘り跡)
自然観察地図府外版の調査です。2月と同じコースを歩いてから、橿原神宮に行き、ねぐらに集まるカワウやサギ類、カラスを見て帰ってきました。橿原神宮までのコースでは鳥はたいしておらず、もっぱらカエルや魚や貝やミミズを採集してただけ。橿原神宮の深田池では、カワウ129羽、ダイサギ61羽、コサギ30羽、チュウサギ(暗かったけどたぶん)7羽が塒入りしました。カラスは、深田池のすぐ南側の林に約400羽が集まってきました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ウシガエル、ヌマガエル
自然観察地図府外版の調査です。朝起きたら雨がパラパラしていましたが、天気予報によれば雨が降るのは朝のうちだけで、昼からは晴れるとのこと。お目当てのタカの渡りにはあんまりよくないけど、まあタカはそれなりに飛ぶだろうと行くことにしました。それが間違い。天気予報にすっかりだまされました。雨はずーっと降り止まず、ときどき小ぶりになる程度。その上、気温がとても低くて、昨日のポカポカ陽気の続きのつもりでいたので服があまりない…。濡れるし、寒いし、風邪をひきそうになりました。もちろんタカはろくに飛ばないし。朝の5時半に起きてはるばる来たのに〜!
・日御碕
飛んだのはノスリ1羽だけ。林の中で雨宿りしながら昼食を食べて、早々に退散しました。タカが飛ばないので、もっぱら落ち葉をかき分けて、陸貝を探していました。すると、なんとタカチホヘビを捕まえることができました。思わぬ収穫で、ちょっと機嫌がよくなったり。
確認した鳥:トビ、ノスリ、ドバト、ヒヨドリ、メジロ、ホオジロ、コムクドリ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:タカチホヘビ
・和田不毛
寒かったけど、せっかくなので和田不毛の農耕地の鳥も観察に。水のたまった休耕田や刈田を捜したのですが見つからず。ノビタキがたくさんいた程度。相変わらず寒くて、ほんまに風邪をひきそう。と思ったけど、結局ひかず(なぜだ?)。
確認した鳥:ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、ムナグロ、ケリ、タシギ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ノビタキ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、ツチガエル、ヌマガエル
行事の本番です。下見では、長谷寺駅から榛原まで延々と歩きましたが、長距離歩いた割につまらなかったので、結局行事本番では、長谷寺駅周辺の林や農耕地をウロウロするだけになりました。時間が余って仕方がないかと心配しましたが、植物、昆虫、貝、ヘビなど、色々観察してたら充分時間が経ちました。かえってゆったりしてよかったかもしれません。鳥はなんにも説明しませんでしたが…。
確認した鳥:アオサギ、キジバト、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、シジュウカラ、イカル、スズメ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ツチガエル、シマヘビ
2年後に予定している大和川水系の特別展に向けての調査で、曽我川上流部から朝町川沿いに葛城川にぬけるコースを歩いてきました。鳥はとくに特筆すべきものはなく、カエルや貝を探して歩いていたようなもんでしたが、唯一アライグマの足跡を見つけたのが収穫か。道路脇の溝の中をなにげなくのぞいたら、下の画像のようなのが付いていました。5本爪の指の長い足跡はまぎれもなくアライグマ。御所市周辺では昨年辺りから増えているとは聞いていましたが、実際に足跡を見つけられるとは思いませんでした。特別展ではアライグマの展示もしなくては! というわけで、他にも奈良盆地や大阪平野でアライグマの足跡を見つけたら、ぜひ和田(wadat@omnh.jp)までお知らせ下さい。
担当ではありませんが、ウスイロオカチグサという貝も見つけました。移入種らしいのですが、奈良県初記録だそうです。嬉しいような嬉しくないような…。
確認した鳥:ダイサギ、アオサギ、トビ、サシバ、キジ、ドバト、キジバト、カワセミ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、カナヘビ、シマヘビ、シロマダラ(車にひかれてペタンコ)
確認した哺乳類:アライグマ(足跡)
自然観察地図府外版の調査です。おもに広い農耕地の鳥、とくにシギ・チドリ類の様子を調査しておこうというのが目的。ついでに水路の貝や魚も採集して、さらに季節はずれに近いけどツバメのねぐらも見ておこうという感じ。
水のたまった休耕田や刈田があれば、京都で一番シギ・チドリ類が見られる場所なのですが、歩き回っても水がほとんどない! というわけで、シギ・チドリ類はあきらめてもっぱら、魚や貝を採集していました。干上がりかけた水路に魚や貝が集まっていて、簡単に色々採集できて楽しい。
と、鳥を忘れてウロウロしてたら、車で鳥を見ているおじさんに声をかけられて、コシャクシギがいると教えてもらいました。ちょうど調査しながら歩く道中にいたので(カメラをかついだ人が4人もいたのですぐにわかった)、見ることができました。その他、シギ・チドリ類は、タシギ2羽にコチドリ1羽だけ。
ツバメがねぐらに集まってくるのを待っていると、目の前をチョウゲンボウ2羽がいったりきたりしてくれました。仲がいいのか悪いのか、2羽で頻繁にからんでいました。ツバメの方は最大で約60羽が集まっただけでした。
確認した鳥:ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、コチドリ、ケリ、コシャクシギ、タシギ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、ショウドウツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ノビタキ、セッカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、ツチガエル、ヌマガエル、ミシシッピーアカミミガメ
で、行事の本番です。下見とは一転して、暑いくらいのいい天気。おかげで人出が多く、カワガラスはさっぱり見られず。カエルやサワガニも少なかったのですが、代わりにヘビは大量。さらにアナグマの巣穴を見つけました。なんやら獣臭いので探してみると、大きな岩の下に横長の大きな穴があって、そこからにおってきます。穴の入口には5本づめの爪の長い足跡もあるし、間違いないでしょう。
確認した鳥:コサギ、カルガモ、ドバト、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、シマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシ
確認した哺乳類:アナグマ(巣穴)
行事の下見です。雨がザーザー降っていて、鳥の下見どころではありませんが、下見日程がほかにとれなかったので仕方がありません。たったか歩いてさっさと帰ろう、と思ったら、カエルや貝なんかはけっこう見られて、意外と楽しい。
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アオサギ、キジバト、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ヤマガラ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:トノサマガエル、タゴガエル、カジカガエル
ジュニア自然史クラブの行事です。タカの渡りが見たい、というリクエストに応えて組んだ行事でしたが、参加者の多くは昆虫屋、あとは貝屋にキノコ屋。鳥屋は2人ほどだけ…。聖天展望台でしばらくねばってタカを見ようと思ったけど、多数の圧力に負けて、タカを見てたのはほんの20分ほど。サシバが25羽飛んだだけでした。
というわけで、鳥はサシバとツバメ類を見たくらい。あとはもっぱら陸貝採集にはまってしまいました。ゴマガイ、ヒダリマキゴマガイ、ミジンヤマタニシを植林のリターの中から探したり。シリオレギセルにエルベリギセルといったキセルガイ類を落ち葉をかき分けて探したり。なかなか楽しいのですが、また昆虫屋においていかれる…。
確認した鳥:アオサギ、サシバ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。これまた7月に続いて2回目。前回と同じコースを歩く予定が、歩き始めたとたんザーザー雨が降ってきたので、さっさと昼食を食べて、ショートカットして帰ってきました。ほとんど何も見なかった…。
確認した鳥:ケリ、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル
自然観察地図府外版の調査です。7月に続いて2回目。前回は、平日にも関わらず貴船川沿いは車と人で大騒ぎでしたが、今回は人影もまばらで、店は開店休業のよう。床も片付け始めていました。たしかに、もう少し寒いかも。
前回と違って、鳥は囀らず、ムササビの糞も新鮮なのは見つからず、と寂しい調査でした。暇に飽かして、貴船川の中の石の裏を見ていくと、けっこうたくさんプラナリアがいました。どうも上流ほど多いような気がします。
確認した鳥:キジバト、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カケス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:タゴガエル、カジカガエル
行事の下見です。前回の下見では、与喜山に登りましたが、今回はあまり登らず、神社と農耕地周辺をめぐってみることに。1/25000地形図を頼りに歩き回ったのですが、点線の道がことごとくなくなっていて、進んでは引き返しての繰り返し。どうにかこうにか榛原駅までたどり着きましたが、本番では長谷寺に戻ろうということになりそう。
これは大和川水系の調査も兼ねています。そういった意味で発見は、イソヒヨドリを確認したこと。桜井浄水場の所を2羽で飛び回っていました。繁殖してるのか確認に来なくては。
確認した鳥:アオサギ、カルガモ、キジバト、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、タゴガエル、シマヘビ、ニホンヤモリ、ニホントカゲ、カナヘビ
ジュニア自然史クラブの行事です。ヤマセミを見て、ミドリセンチコガネを採集しようというのがうたい文句です。宇治駅から宇治川右岸沿いを歩いて、天ヶ瀬ダムへ。ヤマセミを探したけどいないので、とりあえず天ヶ瀬ダムの所にある天ヶ瀬森林公園に行って、昼食をとってミドリセンチコガネ探し。結局採集できたのは、4人だけだったかな?
虫取りにも飽きたので、もう一度天ヶ瀬ダムの下でヤマセミを探してから帰るべく、降りることに。とにかくヤマセミ期待できた奴からプレッシャーがかかって、ヤマセミが出なかったらどうしよう〜。と思いつつ降りてきたら、定位置にヤマセミがとまっていました。よかった。
午前11時過ぎにはいなかったヤマセミが、午後2時半にはいました。前回来たときにも、午前11時過ぎにはいなかったのが、午後1時前にはいました。午後に定位置にやってくるの?
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、トビ、ドバト、キジバト、ヤマセミ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル
友の会行事の本番です。参加者は、2才児を入れて51名。(団体で1割引にするためにけっこうてんやわんやの後)みんなで船に乗って、友が島に到着。ゾロゾロと時計回りに1周しました。第3砲台跡・展望台で昼食。で、野奈浦港に戻ってきました。なんと目標にしていた午後3時半の1時間も前に港に到着してしまい、港の周辺で1時間ほど自由時間。
この行事は鳥とリスとシカを見ようと銘打っていて、ついでにキクガシラコウモリも見せようと思っていました。しかし結果は散々。鳥は昼に展望台で食べていたごく一部の人だけが渡りの途中のハチクマやノスリを楽しんだだけ。リスを見たのは約10人だけ、キクガシラコウモリを見たのも十数人、シカを見た人はおらず。港の周辺にいつもいるクジャクも留守で、ようやく見つけて見た人は十数人。なんにも見てない人がいたんじゃなかろうか??
まあ、リスのエビフライと、シカの糞はたくさんあったし、これは全員見たと思う。哺乳類では、フィールドサインだけしか見られないのが普通!と言い張ってみたけど、案内文でリスが確実に見れるかのように《ら抜き表、ちょっと風当たりが強かった…。
確認した鳥:ミサゴ、ハチクマ、トビ、ノスリ、ハヤブサ、(クジャク)、キジバト、コゲラ、ツバメ、イソヒヨドリ、メジロ、ホオジロ、ハシブトガラス
言わずと知れたツバメの集団ねぐらの出来る場所です。夕涼みを兼ねて、自然観察地図府外版の調査に行きました(逆かな?)。ツバメが集まるのを待ってた場所がちょっとずれていましたが、まあ一応ツバメの群は見られました。約600羽といったところでしょうか。
確認した鳥:コサギ、アオサギ、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、モズ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス
大阪鳥類研究グループの行事で行きました。同時に自然観察地図府外版の調査でもあります。和歌川河口は、広大な干潟がありますが、広い割にシギ・チドリ類はさっぱりいない。というのが今までの経験に基づく印象です。どうせシギ・チドリ類はいないだろうけど、まあどうせ調査にいかなあかんから行ってみよう。と思ったら、ほんまにシギ・チドリ類はほとんどいない…。
ちゃんと見たのはキアシシギが数羽だけ。あとは、はるかかなたでチョコチョコしているシギらしき鳥が、わざわざ近くまで見に行った人からソリハシシギだったと聞かされたのみ。
鳥がいなくて退屈なので、午前11時頃にさっさと昼食を済ませ。待ってても新たな鳥は出てこないので、昼には解散して帰ってきてしまいました。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ミサゴ、トビ、キアシシギ、ソリハシシギ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、イソヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
また自然観察地図府外版の調査です。鳥については、念のため調査に行ったようなもので、たいした鳥はいないと思っていましたが、本当にいなかった。代わりに水物を色々採集してきました。
西沼波橋の下流側のクズの葉が白くなっていたので、裏を見てみると小さなカメムシが大量に付いていました。メダカナガカメムシというのらしいです。この虫がこの調子で大量発生したら、クズが少なくなるのかもしれません。クズによくついているマルカメムシが見あたらなかったのも、メダカナガカメムシのせいかもしれません。もしそうなら喜ぶ人も多いかも。
確認した鳥:ダイサギ、コサギ、アオサギ、トビ、ドバト、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ウシガエル、カナヘビ
友の会行事の下見です。同時に自然観察地図府外版の調査でもあります。鳥はエゾムシクイが見られたくらいで、つまらなかったです。が、タイワンリスは見れたし(来るたびに見てる!)、シカも見たし(これを見たのは初めて)、砲台跡ではキクガシラコウモリも見れました。懐中電灯で照らしながら、恐る恐る真っ暗な部屋に入っていくと、キクガシラコウモリがぶら下がっています。5頭はいたようです。ゆっくり近づくと、顔をあちこちに盛んに向けるようになります。超音波で侵入者を探索してるんでしょうか?
確認した鳥:アオサギ、ミサゴ、トビ、(クジャク)、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、エゾムシクイ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ハシブトガラス
確認した哺乳類:キクガシラコウモリ、タイワンリス、シカ
確認した両生爬虫類:ツチガエル
自然観察地図府外版の調査です。御坊市周辺では、日御碕、和田不毛と合わせて、日高川河口を取り上げます。一日河口左岸の干潟をウロウロしました。シオマネキやカワアイなどけっこう希少種がいるし、チゴガニ、アシハラガニを筆頭に様々なカニ類が見られるし、トビハゼも多いし、楽しい干潟です。でも、ベントス相が豊かな割には、シギ・チドリ類は少なめ。
この干潟周辺のヨシ原には、ツバメの集団ねぐらができるというので、日没過ぎまでねばりました。日暮れ前くらいから、ねぐらに集まってきたらしいツバメの群が現れ、50羽程度の群れも舞っていたりして、これは期待できる。と思ったら、日没頃からツバメの姿がぱったり途絶えました。近くにツバメの集団ねぐらがあるのは間違いないと思うのですが、見渡す限りツバメの群は飛んでいません。いったいどういうことなんでしょう? もっと上流に行ったのかな〜?と思いつつ帰ってきました。
昼頃、けっこう新鮮なタヌキの死体を拾いました。それを持ち帰ったのですが、夜遅く博物館に着いた時にはパンパンにふくれていて、とても臭い。途中で氷でも買って入れておけばよかった。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、ミサゴ、トビ、トウネン、イソシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、アオアシシギ、ドバト、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、セッカ、エナガ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
また自然観察地図府外版の調査です。冬はオオワシやヒシクイなどで鳥もバードウォッチャーもにぎわう場所ですが、この季節は誰もおらず。鳥もあまりいないので、もっぱら水路の生き物を網ですくって歩きました。
湖岸では、カンムリカイツブリやカイツブリ、オオバンのヒナを観察することができました。カンムリカイツブリのヒナは、けっこう大きくなっているにも関わらず、親鳥の背中に乗っていました。その他、カワウの大群も見られました。あと、ヒドリガモやキンクロハジロなど冬鳥であるはずのカモ類が、けっこう見られました。
日暮れ時になったので、ツバメの集団ねぐらができるという海老江の港で待っていました。港の北側のヨシ原には次々とスズメが集まってにぎやかになっていきます。控えめに言っても5000羽以上。そのうち、ツバメが集まりだし、午後6時50分頃からツバメの大群が周辺を乱舞し、午後7時5分にはほぼねぐら入りを完了しました。これまた控えめに言っても10000羽以上。大急ぎで海老江のバス停にむかい、最終のバスにギリギリ乗り込んで、駅まで帰ることができました。
駅のプラットホームのライトには、大量の虫が集まっていて、それを狙ってアマガエルもたくさん来ていました。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミサゴ、トビ、バン、オオバン、イソシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、トノサマガエル、ウシガエル
自然観察地図府外版の調査です。ここは水路の中の淡水生物がおもしろいです。網であっちでもこっちでもすくって歩きました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ショウドウツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、オオヨシキリ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ウシガエル、アオダイショウ
大阪市立自然史博物館友の会の行事です。夜の海の観察会。それでも何か鳥も見られるかもと思って参加しましたが、やっぱりたいしてなんにもいませんでした。投網、プランクトンネット、カニ篭を使って、海の生き物の観察が中心。カニ篭でアナゴやマダコが捕れ、投網でスズキが捕れ、プランクトンネットでトビウオの幼魚とヤコウチュウが捕れました。
確認した鳥:ゴイサギ、コサギ、アオサギ、コチドリ、イソシギ、ウミネコ、ドバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツバメ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
ツバメの集団ねぐらの観察会本番です。午後5時50分に近鉄西大寺駅に集合して、平城宮跡まで歩いて約20分。あとはツバメが集まってくるのを待つだけという気楽な行事です。ツバメがたくさん集まってくるのが、午後7時前くらいから。それまではツバメの集団ねぐらについての解説をしたり、アマサギやヒバリを観察したり。たいていのツバメの集団ねぐらの観察会では、ちゃんとツバメが集まってくれるか心配するものなのですが、ここは大丈夫。予定通り1万羽を超えるツバメの大群の乱舞を、真上に見ることができました。
前日に台風が通過して、ねぐらになっているヨシ原がどうなっているか、ちょっと心配でしたが、とくに問題はないようでした。むしろ台風の夜にツバメたちがどこで寝ていたかは不思議ですが…。観察会参加者が、ツバメのちぎられた翼を5枚ほど拾っておられました。けっこうねぐらで捕食者に襲われているようです。
もう一つ、観察会参加者から指摘があったのですが、ツバメの集団ねぐらは、糞で白く汚れていないのが特徴的です。カワウの集団ねぐらが真っ白になっているのと、全然違います。上空を乱舞している間も、糞は落ちてこないし(落ちてくるなら、おちおち観察もできませんが‥)。昼間に糞をしてから集まってくるのか?
確認した鳥:ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、カルガモ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
ジュニア自然史クラブの行事で行ってきました。カミキリムシ採集と銘打たれていましたが、盛り上がっていたのはゴイシシジミやゼフィルスなどの蝶だったような。鳥は季節はずれでなんにもおらず、シュレーゲルアオガエルはけっこうあちこちにいました。
確認した鳥:トビ、ホトトギス、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、タゴガエル、シュレーゲルアオガエル、ヤマカガシ、ニホントカゲ
自然観察地図府外版の調査です。ようは伏見稲荷です。例によって道に迷いつつ、大回りをして稲荷山山頂へ。で、谷筋を降りてきました。ゆっくり歩いて2時間ほど。あんまり見る物もないし、本当にこのコースで自然観察地図をつくるのか?? 秋の渡り鳥と冬鳥に期待するしかなさそう。
確認した鳥:キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。もっと早く来たかったのですが、時間がとれずにこんな時期に。鳥にはすっかり遅くて、あんまり鳴いていません。代わりにセミがたくさん鳴いていました。まだ、ヒメハルゼミがけっこう鳴いていたのは収穫かもしれません。
一番盛り上がったのは、ヤマビル。多い場所とは聞いていましたが、落ち葉をかき回していると、周囲からどんどん集まってきます。おもしろい! と最初は喜んでいたのですが、ふと気付くと首筋をはっているやつがいました。これは、血を吸う前に撃退しましたが、帰り道に脚を確認すると血がダラダラ流れています。知らぬ間に血を吸われていたようです。というわけで、行かれる方は気を付けてください。血を吸ってコロコロになったヤマビルはかわいいので、試しに吸われてみてもおもしろいと思いますが…。
あと、この時期のシカを見たのもはじめて。鹿子模様がはっきりしていて、きれいです。角は赤茶色っぽくて、細かい毛がはえていて、さわると暖かい。それにちょっとベタベタする。飛火野には白いシカが1頭いました。その周囲には子鹿ばかりの群がいました。変な光景です。
確認した鳥:アオサギ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ヒキガエル、タゴガエル、ウシガエル、イシガメ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ
自然観察地図府外版の調査と、ツバメのねぐら観察会の下見を兼ねて、行ってきました。昼間は暑いだけで、鳥はたいしたことがなく、むしろ水田周りの水路で貝とか魚とかエビとかを捕るのが楽しかった。
午後4時半には平城宮跡に戻ってきてしまい、それから約3時間、ボーっと座っていることになりました。オオヨシキリが子育てに大忙しのようで、3羽くらいのオオヨシキリが出かけていっては虫をくわえて帰ってくる、を延々の熱心に繰り返していました。虫を捕る場面では、オオヨシキリが地上に降りているのが見られます。地面を走るオオヨシキリまで見られて、なかなかおもしろい。
ツバメがパラパラとは飛んでいるものの、午後6時半になってもあまり数が増えない。午後6時半頃になると、アブラコウモリの活動が始まって、40匹ほどのアブラコウモリが乱舞しています。飛んでいるツバメの数を数えようとすると、瞬間的なアブラコウモリとの識別が問題になります。さっぱりツバメが集まらずどうなるかと心配していたら、午後7時を過ぎる頃からツバメの数が増え始めました。ざっとした辺りを飛んでいるツバメの数の変化は、
18:00 11羽
18:15 10羽
18:30 10羽
18:45 12羽
19:00 150羽
19:15 約5000〜7500羽 <ヨシにとまりはじめる>
19:20 約15000〜20000羽
19:30 約2000羽 <大部分はヨシにとまった>
19:45 0羽 <かなり寝静まる>
とにかく、午後7時15分から30分の間は、ツバメの大群が飛び回ってものすごい事になっていました。真上をグルグル回っているツバメの大群を数えるのはほとんど不可能。100羽単位のツバメの塊がいくつあるかを、何度も見積もった結果、10000羽は絶対超えているけど、20000羽は超えてなさそう。ただし、遠くや高空を飛んでるのもいてるようなので…。というわけで、まあだいたい15000〜20000羽くらいかなと考えています。
とにかく間近に大群が見られるという意味で、近畿地方のツバメの集団ねぐらの中で、知る限り観察会向けNo.1。さらに、ヨシにとまっているツバメの姿も間近で見ることができます。行事本番も期待大です。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ケリ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、オオヨシキリ、セッカ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ヌマガエル
ジュニア自然史クラブの行事で行ってきました。クジャク石、青鉛鉱、閃亜鉛鉱、黄銅鉱なんかを探すのが目的です。が、水田まわりは、カエルやヘビなど色々いて、けっこう動物でも楽しめます。
あと日生中央の駅前には、イソヒヨドリがいました。これが一番の収穫かも。
確認した鳥:カワウ、コサギ、アオサギ、ドバト、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ヤマカガシ、カナヘビ、ニホントカゲ
またもや自然観察地図府外版の調査です。暑いし、林内は蚊だらけ。とにかく一周して帰ってきました。成果は、キビタキがいたことくらい。アオバズクがいるらしいのですが、見つけられませんでした。もう遅いのかもしれません。
確認した鳥:アオサギ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの行事で行きました。大阪は曇っていただけなのに、和歌山に着いたら雨。でも、はるばる来たから一応見て帰ることにしました。
竜門橋はヒメアマツバメの繁殖地として知られている場所ですが、この冬に橋の工事をしたとかで、今年はヒメアマツバメがいないという話でした。それでも巣の跡くらいあるかもと思っての観察会です。が、うわさどおりヒメアマツバメはおらず、巣もなく。コシアカツバメの古巣が3つあるだけでした。コシアカツバメの巣が付いていた跡は、5-6個あったので、工事の時に落とされたのかも知れません。
せっかく来てこれだけでは寂しいので、JR船戸駅の南側にあるサギの繁殖コロニーを見て帰りました。ゴイサギ、コサギ、アオサギは巣内ヒナがいました。ダイサギとチュウサギの姿もありましたが、こちらは巣は確認できず。アマサギは姿すらありませんでした。
・粉河町:竜門橋周辺
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、アイガモ、イソシギ、トビ、キジ、ドバト、キジバト、ツバメ、コシアカツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ホオジロ、スズメ
・船戸
確認した鳥:ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、キジバト、ツバメ、ヒヨドリ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
自然観察地図府外版の調査も、これで4連発。早起きしてJR御坊駅まで行って、バスで日御碕へ。
・日御碕
国民宿舎が閉まっているのに驚きながら、2周ほどまわってみました。渡りのシーズンでもないし、なんにもいないかなと思ってたら、サシバが1羽飛んでくれました。さらにイタチやウサギも観察できて、意外とおもしろかった。
確認した鳥:トビ、サシバ、ウミネコ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ホオジロ、スズメ
確認した哺乳類:イタチ、ウサギ
・あま取島
ウミネコの繁殖地として知られている島です。日御碕への行き帰りのバスの中から一所懸命見ましたが、ウミネコが2羽ほどとまっているだけでした。
・煙樹ヶ浜
どんな場所かと思って、見に行きました。こぶし大の石がゴロゴロしている礫浜。打ち上がったゴミも見あたらないし。鳥も昆虫も海岸動物もあまりおもしろそうではありません。
・和田不毛
かつては湿地のようになっていたそうですが、今では乾田が広がり、さらに住宅地なども進出してきてて、生きものの住み場所としての価値はかなり下がっています。それでも水路にはメダカやドジョウがいるし、カエルもいます。この季節、鳥はサギ類とケリだけでしたが、チュウサギを交えてけっこう色々いました。なぜかアマサギがいないのが印象的でした。
確認した鳥:ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、トビ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ウシガエル
自然観察地図府外版の調査です。ちょうど祇園祭にあたっているからでしょうか。平日にも関わらず、鞍馬寺にはけっこう人がいて、さらに貴船の床は満員御礼。
鞍馬寺では、アオバト、オオルリ、キビタキの声が楽しめ、ムササビの糞も確認できて楽しかったのですが、貴船に降りてくると車だらけで見る物もあまりありません。ただカワガラスの幼鳥が石の上をウロウロ歩き回っているのが可愛かったくらいでしょうか。
確認した鳥:キジバト、アオバト、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、カワガラス、ウグイス、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ
自然観察地図府外版の調査です。ほんとは、善峰寺を上がって、ちょっと行った所から金蔵寺方面へ抜けるコースなのですが、せっかくなので小塩山をまわってみようと思い立ちました。地図を見ると点線の道があるし。で、例によって苦労しました。小塩山へは、東からのコースで行くことをお薦めします。北西からも登れますが、道はありません。
鳥は、キビタキ、クロツグミ、センダイムシクイなどを確認したし、そこそこ楽しめました。が、コースが長かったし、道なき道を歩いたりしたので、なんせ疲れました。
確認した鳥:ゴイサギ、ダイサギ、アマサギ、アオサギ、キジバト、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、クロツグミ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。JR福知山線の武田尾駅から西宮名塩駅まで、廃線軌道を歩きました。雨の後だったせいか、武庫川は増水していて、河川敷にはカワウがちらほらいた程度。あとは、時期も遅いのでオオルリがちらほら囀っている程度。というわけで、鳥はあまり楽しくありません。その他の動物も、増水のため河川敷に降りられなかったので、おもしろくありません。増水した武庫川の水音がやかましいし。
おもしろいと言えば、懐中電灯を持っていくのを忘れました。このコースはかつての福知山線の線路跡をたどっていくので、6ヶ所あります。べつにハイキングコースとして整備されているわけではないので(でも平日だというのに、けっこう歩いている人に出会いましたが)、トンネルに電気はなく、真っ暗です。6ヶ所の内、3つは150m以下の短いトンネルなので、中までおおむね入口からの光が入っていて、問題ありません。でも、2つは300mちょっとのトンネルで、中に入ると出入口の明かりがぼんやり見える程度で(トンネルは少し曲がってるし)、けっこう真っ暗闇の中を歩くことになります。足元は枕木につまづかなければ問題ないのですが、ちょっと恐いです。
そして一番恐いのは、最長413mある北山第二トンネル。これは懐中電灯を持っていく事をお薦めします。真ん中辺りでは、ほんとに真っ暗に近く、前を見ても後ろを見ても、入口の光が遠くにほんのり見えるだけになります。とくに前がほんとに真っ暗な中を進まなくてはならない時が恐い。まっすぐ歩けなくて壁にぶつかりそうになります。ちなみに自分が、真っ暗闇では右に偏っていくことを、初めて知りました。仕方がないから、右の壁を触りながら進む事に。でも、トンネルの端の方には岩が転がっていたり障害物があるんですね。前方に、小さくぼんやりとでも明かりが見えるととても嬉しいのですが、今度はそればかり見て歩いていると催眠状態にでもなりそうで、変な感じです。仕方がないから、歌を歌いながら歩いたりして…。途中で誰かが横から出てきたら、死にそうに恐いやろな〜(ちなみに歩いている間は、こういう恐いことはできるだけ考えないようにしていました)。というわけで、肝試しにはいいかも。
確認した鳥:カワウ、トビ、カワセミ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
博物館の行事の下見の下見、兼、再来年の大和川の特別展の調査です。アジサイ(だっけ?)で有名な長谷寺の東に与喜山暖帯林というのがあります。1/25000地形図を見ると、与喜山山頂まで、南から尾根伝いに歩く道が、点々で示されているらしい。そのコースを歩いてきました。
ところが、道は早々になくなってしまい、道なき道を、薮をかきわけ、倒木をまたいだり、くぐったり。まるで障害物競走のような状態で1時間半ほど。やっとこさで頂上にたどりつきました。道があったのは、頂上周辺と、登り始めた最初だけ! と、現地では散々地図の悪口を言っていましたが、帰ってきて地図をよく見ると、点々は道ではなく天然記念物の地域の境界を表していたらしい…。
さて、下りは大丈夫だろうと安心して歩いていたら、また道を見失い。再び障害物競走の末、強引に降りました。さらに白河という集落へ峠を越えて行こうとしたら、また谷の途中で道がなくなる…。今度はさすがに挫折して戻ってきました。あー、疲れた。
疲れたけど、与喜山暖帯林は、大きなシイやシラカシなんかが生えていて、わりといい感じの林でした。サシバやヤマドリは飛ぶし、キビタキも囀ってるし。昆虫では、ヒメハルゼミとやらが、不思議な声で鳴いていました(シャーという声の背景でウィーヨンウィーヨンって感じかな)。この時期にしか鳴かない比較的珍しいセミなんだそうです。
確認した鳥:アオサギ、サシバ、コジュケイ、ヤマドリ、ホトトギス、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、イカル、スズメ、ハシブトガラス
博物館の行事です。鳥地獄や神社をまわりました。特別展の準備で下見をさぼったので、ぶっつけ本番。
鳥地獄は、あいにく鳥が落ちておらず、カニ地獄状態でした。参加者も喜んだ鳥で一番の見物はアオバズクでした。なんども行ったことのある場所ですが、ここで見たのは初めて。あと出会い橋の下に、イワツバメの古巣が少なくとも5個(あいにくイワツバメ本体は見かけず)。それから、ボウ谷方面からクロツグミの囀りが聞こえていました。時々、キビタキやイカルの囀りの物真似も交えて元気でした。
ここは両生爬虫類も豊富な場所で、色々捕まえました。おもしろかったのは、背中に黄色の水玉模様がついてるシュレーゲルアオガエル。部分的なアルビノってことでしょうか? あと捕まえたシマヘビの腹がふくらんでいたので、絞り出してみると、トノサマガエルが出てきました。
確認した鳥:ドバト、アオバズク、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、クロツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ニホンアマガエル、トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル、イモリ、シマヘビ、ヤマカガシ、ニホンヤモリ、ニホントカゲ、カナヘビ
確認した哺乳類:ムササビ