更新世の昆虫化石は、現生の昆虫と同種とみなされるものの占める割合が高くなってきます。寒暖を繰り返した気候変化に対し、昆虫たちは南北への移動で対応してきました。数万年前以降の最終氷期の地層から見つかる昆虫は、体表面のキチン質が泥炭の中などに良好に残され、同定の際にも形状や表面構造など、現生種との直接比較が可能です。
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