2004年1月、2月、3月、4月、5月、6月
(1997年下半期、1998年上半期、1998年下半期、1999年上半期、1999年下半期、2000年上半期、2000年下半期、2001年上半期、2001年下半期、2002年上半期、2002年下半期、2003年上半期、2003年下半期)
●2004年6月28日 金剛山:ロープウェイ前バス停〜久留野峠〜伏見峠〜高宮廃寺跡〜高弁財天〜鴨神橋〜高鴨神社〜かもきみの湯バス停
大阪鳥類研究グループのミソサザイ調査です。御所市に降りてからは、プロジェクトY鳥班の調査の一環として、葛城川の源流部を調査しました。とりあえずミソサザイ調査の結果は、
【久留野林道】ロープウェイ前バス停(11:30)〜久留野峠(12:30)
・ミソサザイ:囀り4羽
・その他:ホトトギス囀り1羽、ヤブサメ囀り1羽
【山頂部の尾根筋】久留野峠(12:30)〜伏見峠(13:15)
・ミソサザイ:0羽
・その他:カッコウ囀り1羽、ホトトギス囀り2羽、キビタキ囀り1羽
【石寺跡道】伏見峠(13:15)〜高弁財天(15:05)
・ミソサザイ:0羽
・その他:カッコウ囀り2羽、ホトトギス囀り1羽、クロツグミ囀り4羽・地鳴き1羽、ヤブサメ囀り1羽
ミソサザイは、大阪側の久留野林道のみ。御所市側の石寺跡道では、代わりにクロツグミが目立っていました。あと、尾根筋を中心にカッコウが盛んに囀っていました。時期からすると渡りではなく、繁殖してるんでしょう。
葛城川の源流部は、水路か川かわからないままたどっていたら、大きな橋に出たので、そこから調査したことにしました。以前、下流から上ってきたときは、右岸側を行こうとして挫折したのですが、左岸側はけっこう楽に川沿いに歩けました。
【歩いた距離】調査に約5km、前後合わせて約8km
確認した鳥:ダイサギ、アオサギ、トビ、キジ、ドバト、キジバト、カッコウ、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、エナガ、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、タゴガエル、トノサマガエル、ヌマガエル
そんなわけで、行事本番。水はひいたので、川の中に入って、水網でいろんな動物をすくって歩きました。みんなで探すと、下見では見つからなかったナマズが見つかるからたいしたもの。でも、前日の増水のためか、今度はモクズガニがいない…。
合流点付近に近づいたあたりで、小雨が降り始めました。仕方がないので、昼食を後回しにして、昨日セットしたカメ篭を回収に。昨日の懸念通り、大部分は水がひいたので、水の外に出ててあまりカメが入っていません。それでもミシシッピーアカミミガメとクサガメが採集できました。スッポンはやはりとれず。
雨が強くなってきたので、そのまま昼食を食べずに解散。ところが、解散して帰ろうとしたら、雨が上がって、晴れ間まで出てくる始末。なんか割り切れない感じで終わった行事でした。
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、ドバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、スズメ、ムクドリ
確認した両生爬虫類:ミシシッピーアカミミガメ、クサガメ
明日の行事に備えて、カメ篭をセットに行きました。餌はブリのアラ。山手で雨が降ったらしく、河川は増水気味。明日も水量がこんなにあったら、河川に入っての行事は危険なので、中止にしよう。でも、水がひいてしまったら、セットしたカメ篭はどうなるんだ?
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、カルガモ、コチドリ、ドバト、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、オオヨシキリ、スズメ
大阪鳥類研究グループの行事です。ミソサザイ調査の一環で、その研修と調査を兼ねています。今回の調査結果は、
【蕎原(本谷〜宿ノ谷経由)】蕎原バス停(09:40)〜葛城神社(12:05)
・ミソサザイ:囀り4羽
・その他:ツツドリ囀り1羽、ホトトギス囀り2羽、クロツグミ囀り3羽、ヤブサメ囀り1羽、キビタキ囀り2羽、オオルリ囀り7羽
【塔原(枇杷平経由)】葛城神社(12:28)〜塔原バス停(14:10)
・ミソサザイ:0羽
・その他:ホトトギス囀り5羽、クロツグミ囀り3羽、ヤブサメ囀り1羽、キビタキ囀り2羽
クロツグミやキビタキが囀っていたのは、山頂部のブナ林とその周辺部。これは蕎原からの登りでも、塔原への下りでも同じ。でも、ミソサザイとオオルリは、蕎原からの登りでしか記録されませんでした。蕎原からの登りは谷筋で全体にしめった感じ、それに対して塔原への下りは尾根筋で乾いた感じ。この差ってことでしょうか。
その他では、またウスイロオカチグサを見つけました。場所は塔原の集落の中の溝。山からの冷たい水が流れている少し上の壁にへばりついていました。なんか、どこにでもいるんじゃなかろうか?
【歩いた距離】調査に約6.5km、前後合わせて約6.5km
確認した鳥:ツツドリ、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ミソサザイ、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、オオルリ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ウシガエル、カジカガエル
確認した哺乳類:リス(エビフライ)
プロジェクトY鳥班の調査です。佐保川沿いに歩こうとしても、町中は川沿いの道がなく橋から上流と下流をのぞくを繰り返したり。山際で道がなくなって、川を歩いた末に、強引に田んぼによじ登ったり。石川に続くくらいの調査のしにくさでした。
佐保川源流部は地図で見ると、棚田が広がっていて楽しそう。と思いきや、田んぼはことごとく厳重に囲われていて、カエル採りもままならない。シカやイノシシが多いので仕方がないのでしょうが、ちょっと残念。
その代わり、柵で囲われた水田の間を歩く野生のシカが見られました。さらにイノシシの罠があって、そこの糞に糞虫がいろいろ。その上、捕獲したらしいイノシシを入れてある小屋があって、のぞくとイノシシがたくさん! 鳥では、サンコウチョウやキビタキがそこここで囀っていて、春日山がやはり楽しい。
【歩いた距離】調査に約8km、前後合わせて約14km
確認した鳥:ゴイサギ、コサギ、カルガモ、ドバト、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、タゴガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ウシガエル、ツチガエル、ミシシッピーアカミミガメ、イシガメ、カナヘビ、シマヘビ
確認した哺乳類:ニホンジカ(生身)、イノシシ(糞)
本の引き取りに行ったついでに、サギのコロニーをチェックしました。下から見えた範囲で、ゴイサギ11巣、ダイサギ1巣、チュウサギ3巣(2巣は成鳥が巣に乗り、1巣にはヒナが3羽)、コサギ21巣、アマサギ22巣、アオサギ10巣の営巣が確認できました。下から見えない巣を加えると、営巣数はこの1.5倍にはなりそう。コロニーに加わるサギ類が全種そろって、なかなか見応えのある繁殖コロニーです。
確認した鳥:ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、カルガモ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、スズメ、ハシブトガラス
行事の本番です。出だしはともかく、とくに後半は大和川という名の、細長いため池に沿って歩くだけになるので、どうなることかと思いましたが、ほとんど脱落者もなく大きな文句の声も聞かれず、無事に行事は終了。
鳥では、下見の時に見つけたイワツバメのコロニー以外に、イワツバメの巣を一つ確認できました。
その他、またウスイロオカチグサを採集しました。これで奈良盆地3例目。
【歩いた距離】調査に約16km、前後合わせて約17km
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、ケリ、ドバト、キジバト、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ヤマガラ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ツチガエル、ヌマガエル、ミシシッピーアカミミガメ、アオダイショウ
プロジェクトY鳥班の調査です。寺川源流部は、奈良盆地では数少ない渓流がある場所。カワガラスとカジカガエルを確認する、というのが大きな目的でした。が、あては見事にはずれました。注意して歩いたのにさっぱりいない。いないと言えば鳥自体少ない。このコースは全般に植林だらけ。広葉樹林と植林が混じっている場所では、けっこう植林に色んな鳥がいると思います。が、植林だけが延々と広がっていると、鳥の多様性はものすごく低くなる、と思いました。
代わりにおもしろかったのは、水辺の生き物。山間の渓流部や談山神社への上り下りを除くと、コース全般に棚田の周辺を歩くようなもの。カエルや貝やカブトエビなんかを探して歩くと、とても楽しめます。マルタニシやモノアラガイ、イモリやトノサマガエルが普通に見られます。
貝での成果としては、ウスイロオカチグサを確認できました。昨年、御所市で見つけて以来の奈良県2例目と思われます。まあ、移入種の可能性の高い貝なので、あまり嬉しくはないけれど。この貝、水田脇の水路の壁にたくさんひっついていました。よく探せば、普通に見つかるのかもしれません。
【歩いた距離】調査に約7.5km、前後合わせて約12.5km
確認した鳥:ゴイサギ、コサギ、アオサギ、コジュケイ、キジバト、ホトトギス、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:イモリ、アマガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ヌマガエル、カナヘビ、ヒバカリ
行事の下見です。タイトルは「スッポン・ナマズ・モクズガニ」という大胆なもの。この3種が生息している場所ということで、選んだ場所ですが、どれも出なかったらどうしよう。と、ドキドキの行事です。
とにかく学芸員4人で行って、川の中で、カメに魚にカニを探して歩きました。結果は、モクズガニがいただけ。カメは、クサガメとアカミミガメがいたので、これで。魚は大きなコイがとれそうなので、そっちで。というわけで、タイトルは「クサガメ・コイ・モクズガニ」に変えようかと…。
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、オオヨシキリ、セッカ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:クサガメ、ミシシッピーアカミミガメ
今日もプロジェクトY鳥班の調査。一昨日と昨日は天気に反して雨が降らなかったのに、今日は天気に反して雨が降ったりやんだり。最初の雨は、昼頃、小雨かと思ったら雷付きで豪雨に。15分ほど待ってみたけど、空はますます暗くなるし、調査を断念して、最寄り駅まで歩いて、電車に乗る。と、南の空が明るくなってきて、雨も小降りに、仕方がないので電車を乗り換えて、調査を中断した場所へ戻って調査再開。と思ったら、再び雨が。でも、今度は小雨だったので、調査続行。やがて雨があがって陽が照って、ものすごく蒸し暑いし、濡れた服が気持ち悪い。と思ったら、また雨が…。とにかく濡れたり乾いたり、歩く距離以上に疲れる調査でした。
鳥の方では、川沿いではたいした成果はなかったのですが、川の近くの神社にサギの繁殖コロニーを発見。場所は、川西町結崎の糸井神社です。遠目に見ただけですが、アオサギ10巣以上、コサギとゴイサギもそれぞれ数巣、確認することができました。奈良盆地のサギの繁殖コロニーは、覚えている限り4ヶ所目です(他は、橿原神宮、あやめ池遊園、生駒市小平尾町)。あと、桜井駅も近くなった幸玉橋の周辺の川面をコシアカツバメが飛びまわっていました。橋の下に巣はないようでしたが、巣はどこだろう?
雨が降ってから川は増水して、水も濁っていて、カメの観察には不適でしたが、やはりスッポンを確認しました。首だけを水面にだして泳いでいました。不思議な生き物って感じでした。
【歩いた距離】調査に約15km、前後合わせて約19.5km
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、ウシガエル、ヌマガエル、スッポン、イシガメ、クサガメ、ミシシッピーアカミミガメ
今日もプロジェクトY鳥班の調査。昨日終わった場所から、葛城川をさかのぼり、川沿いに歩けなくなったところで、断念。いったん低い分水嶺である風の森峠を越えて紀ノ川水系へ、そこからさりげない分水嶺を越えて大和川水系に戻り。源流から曽我川を薬水駅まで下りました(JR和歌山線沿い)。
鳥での収穫は、大和川水系3カ所目、奈良盆地では2カ所目のイワツバメの繁殖コロニーを確認できたこと。場所は、葛上橋(御所市小殿)の下。右岸から見る限り、少なくとも25巣あり、少なくとも8巣に出入りしていました。長谷寺のところのコロニーとほぼ同規模です。あと調査が終了してからのことですが、近鉄薬水駅の上をサンショウクイが囀りながら飛び回っていました。奈良盆地ではこれまた長谷寺周辺で以前確認して以来です。
ちなみに葛城川源流部と曽我川源流部はとてもいい感じの場所です。あちこちでマルタニシを採集することができますし。ただ、葛城川の方では、大規模な造成が行われているのが残念なところです。
【歩いた距離】調査に約6.5km+3km、前後合わせて約12.5km
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、トビ、キジ、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、ホトトギス、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:イモリ、アマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、シマヘビ
プロジェクトY鳥班の調査です。今日も曽我川との合流がスタート。毎日近鉄田原本線に乗っています。奈良盆地中央部でこの時期にいる鳥はどこも似たようなもので代わり映えしません。今日の一番の観察はカルガモの親子でしょうか。
ふと見ると、川の中央にカルガモの親子がいます。ヒナは3羽いて、ふわふわでかわいい。カルガモの方もこちらに気付いたもよう。せまい川なので警戒しています。雄が首を伸ばして警戒しながらその場に残る一方で、雌の方はヒナを連れて逃げはじめました。川の反対側の岸際を、ヒナを自分と岸壁との間にはさんで、低い姿勢で泳いで行きます。夫婦連携しての対応ぶりに感心すると共に、なんか悪いことをしてるみたいで、急いでその場を離れました。
そういえば、昨日、高田川でスッポンを捕まえましたが、捕まえこそできなかったものの葛城川でもスッポンを見ました。砂地の川では、さほど珍しいカメではないらしい。
【歩いた距離】調査に約14km、前後合わせて約15km
確認した鳥:カワウ、コサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツバメ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:スッポン、イシガメ、クサガメ、ミシシッピーアカミミガメ、アオダイショウ
プロジェクトY鳥班の調査です。今日は曽我川との合流から高田川をどんどん上流へ。最後の場所は高田川北流と書いてあったので、どこかに南流があるはずですが、どこで分かれたんだろう?
この川ではチドリ類が繁殖しているという話を聞いていたのですが、結果はコチドリが1羽いただけ。河川敷自体は狭く、水をためているエリアも多く、中州などがあまりないのでチドリ類が河川敷内で営巣するのは厳しそうです。条件のいい年にたまたま繁殖しても、毎年安定して繁殖は無理でしょう。
鳥がいまひとつだった代わりに、今日の目玉はスッポンです。砂地を歩いているのを見つけ、運良く捕獲することに成功しました。かなりの大物です。で、布製の手提げ袋に入れて、電車に乗って帰ってきました。電車の中で騒ぐと困るなー、と思っていたのですが、意外と静かなもんでした。
【歩いた距離】調査に約12.5km、前後合わせて約13.5km
確認した鳥:カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、ホトトギス、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、ウシガエル、スッポン、クサガメ、ミシシッピーアカミミガメ
行事の本番です。集合場所からバスに乗ろうとしたとき、眼鏡を落としてしまい、片方のレンズが割れてしまいました。おかげで一日とても不便。眼鏡がないと何にも見えないので、眼鏡をかけて片目で一日歩いていました。目が疲れた〜。さらに遠近感がいまひとつで、カエルがうまく採集できない…。
見えにくいながらも探したのですが、今回はカワガラスを確認できず。その代わり鳥では、与喜山の照葉樹林からサンコウチョウの声が聞こえてきました。さらに両生類ではヤマアカガエルを採集。そしてうれしくないけどアライグマの生息も確認。前日の雨でできたぬかるみに足跡がたくさんついていました。
最後に長谷寺の門前のみやげもの店が並ぶところで、おもしろいものを見ました。ツバメの巣なのですが。もともとツバメの巣があったところに、それを土台としてコシアカツバメが巣をつくり。その入り口が壊れたところにツバメが座っていました。ややこしい〜。
【歩いた距離】調査に約10.5km、前後合わせて約12km
確認した鳥:カワウ、アオサギ、コジュケイ、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ヤブサメ、サンコウチョウ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエル、ツチガエル、シュレーゲルアオガエル、ニホントカゲ、シマヘビ、アオダイショウ、ヒバカリ
確認した哺乳類:アライグマ(足跡)
プロジェクトY鳥班の調査です。今日は大和川合流から佐味田川ををどんどん上流へ。出だしこそ太めの川でしたが、すぐに大きな溝か用水路のようになり、やがて水田周りの水路と見分けが付かなくなりました。
とくにおもしろい鳥もいなかったのですが、途中の丘のような場所の林から盛んにホトトギスの声が聞こえてきたのが印象的でした。
【歩いた距離】調査に約5.5km、前後合わせて約8.5km
確認した鳥:カワウ、アオサギ、カルガモ、キジ、コチドリ、ケリ、ドバト、キジバト、ホトトギス、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ヌマガエル、ウシガエル、クサガメ、イシガメ、ミシシッピーアカミミガメ、シマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシ、ヒバカリ
プロジェクトY鳥班の調査です。先日の続きで、今度は河内長野駅から石川をどんどん上流へ。ただ、このコースは最初は住宅地で川沿いに歩きにくく、橋ごとに上流と下流を除くの繰り返し。途中しばらく川沿いに歩けるけれど、山間に入ると川よりはるかに高い道しかなく、あまり川沿いに歩けない。で、滝畑ダムを見て帰ってくる。
滝畑ダムは、ミサゴが飛んでて、周囲の林ではキビタキやクロツグミが囀りと、けっこうにぎやか。滝畑ダムの下手にあるという、カワガラスが出なかったのが心残りだけど、大和川水系元祖のイワツバメのコロニーは、ちゃんと確認できました。左岸側からなんとか見えた限りでは、少なくとも20巣に出入りしているようでした。
【歩いた距離】調査に約11.5km、前後合わせて約11.5km
確認した鳥:カワウ、コサギ、アマサギ、アオサギ、カルガモ、ミサゴ、コジュケイ、ケリ、ドバト、キジバト、ホトトギス、ツツドリ、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、ウシガエル、シュレーゲルアオガエル、カジカガエル、シマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシ、ヒバカリ
行事の下見で、同時にプロジェクトY鳥班の調査もしました。大和川を源流から河口まで歩こうという行事シリーズの第2回。ここを歩けば個人的には大和川本流をすべて歩いたことになります。コースは、スタートから奈良盆地の開けたエリアに出るまで(ほぼ桜井市の間)は楽しいですが、後半が退屈。大和川は堰き止められて、細長いため池と化していて、水辺の生き物はさっぱりおもしろくありません。昼からはひたすら歩いただけ、行事本番が晴れていたら辛そう…。
鳥では、イワツバメのコロニーを発見したのが収穫でした。場所は長谷橋の下。周辺をイワツバメが盛んに飛びまわっているのですぐにわかります。左岸から見る限り、29巣あり、少なくとも10巣に出入りしていました。大和川水系のイワツバメのコロニーは、知る限り河内長野市の滝畑ダムに続く2ヶ所目。奈良盆地では初めて見つけました(もし他の場所をご存じの方がいたら、ぜひお知らせ下さい)。吉野川沿いでは、イワツバメが普通に繁殖しているのに不思議なものです。
あとは、桜井市内の水路にマシジミが大量にいました。標本用に加えて少し多めに採集して、夕食に一品加えました。
【歩いた距離】調査に約16km、前後合わせて約17km
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ケリ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ウシガエル、ツチガエル、イシガメ、クサガメ、ミシシッピーアカミミガメ
行事の本番です。ルートを書いてみると一見下見の時と同じですが、松尾林道をすぐに引っ返してきて、西芳寺から南へ行って、尾根筋を登り、桂坂野鳥遊園方面に降りてきました。午前中は松尾大社から松尾林道の谷筋を観察して、午後から山に登るという不思議な設定。
下見の不安が的中して、やはりあまり説明するネタがない…。シマヘビの死体、カジカガエル、プラナリア。説明したのはこれくらい。ぜんぜん鳥担当じゃない…。
確認した鳥:トビ、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシブトガラス
博物館の行事です。JR紀三井寺駅に集合して、徒歩で和歌川河口の干潟へ。潮干狩り場は混でて、有料なので、観海館の周辺だけ。それでもカニや貝などベントスは楽しめます。鳥の方は、チュウシャクシギが10羽程度と、あとはアオサギとカワウくらい。ほとんど出番がない…。
それでもおもしろいものを見ました。アオサギがアカエイ(直径30cm程度)を捕まえたのですが、丸いエイをどうしても呑み込む事ができません。約20分がんばっていましたが、やがて諦めたようです。アオサギはエイの捕食者にはなれないらしい…。
行事からの帰り、紀三井寺駅へ向かう途中。ビルからヒッヒッヒッヒッという声が聞こえます。イソヒヨドリのヒナの声!と思ったら、メスが鳴いていました。そのメスは大きなヤモリをくわえたまま、ビルの上やアンテナの上で鳴いてばかりいます。ふと気付くと、虫の幼虫をくわえたオスもいて、やはり辺りをウロウロ。ふと見ると電柱にハシブトガラスが2羽とまっていて、それを気にしてイソヒヨドリはウロウロしているようでした。電柱の辺りに巣があるんでしょう。
確認した鳥:カワウ、アオサギ、トビ、チュウシャクシギ、ドバト、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの行事です。今年の繁殖期は、大阪府周辺のミソサザイの調査をします。その研修&調査も兼ねています。ミソサザイの個体数のセンサスが中心の調査ですが、夏鳥を中心に他の山の鳥のセンサスもして記録を残そうと考えています。今回の調査結果は、
【念仏坂】調査開始(10:24)〜伏見峠(11:31)
・ミソサザイ:囀り4羽(植林3羽、植林+広葉樹林1羽)、巣づくり1羽(植林)
・その他:センダイムシクイ囀り1羽、オオルリ囀り3羽
【山頂部の尾根筋】伏見峠(11:31)〜セト(13:38)
・ミソサザイ:囀り9羽(ブナ林3羽、植林5羽、広葉樹林1羽)、地鳴き1羽(植林)
・その他:ツツドリ囀り2羽、センダイムシクイ囀り1羽、オオルリ囀り4羽
【黒栂谷】セト(13:38)〜バス道へ出る(14:40)
・ミソサザイ:囀り3羽(植林3羽)
・その他:クロツグミ囀り1羽、ヤブサメ囀り2羽、オオルリ囀り1羽
ミソサザイについては、囀っていた植生も記録してみました。どうも植林がけっこう好きなようです。
全体的には、かつての金剛山とは比較にならないくらい鳥が少ないという印象でした。山頂部では、かつてはもっとミソサザイがうるさいくらいに囀っていたと思うのですが…。さらに今回はキビタキを記録できませんでした。ゴジュウカラもちらっと鳴いていただけだし。コルリも囀っていません。寂しい限りです。ただコガラはいました。これは繁殖してるのかな。
【歩いた距離】調査に約6.5km、前後合わせて約6.5km
確認した鳥:キジバト、ツツドリ、アマツバメ、アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、オオルリ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、カケス、ハシブトガラス
行事の下見で、同時にプロジェクトY鳥班の調査もしました。大和川源流から下ってくるコースです。2年前に似たようなコースを遡りましたが、源流には行き着けずに帰ってきました。そのリターンマッチみたいなもの。
大和川の源流は、川というより、ただの用水路みたいな感じ。幅は1mもありません。本当の源流がどこかは、さっぱりわからない〜。で、はじめての源流部は、いいところでした。シュレーゲルアオガエルが鳴きまくり、水田のあちこちに卵塊が見られます。田んぼでタニシやカエルを採ってるだけで楽しい。
いにく前日に雨が降ったので、川は増水しているし、ずっと濁流。大和川水系で数少ないカワガラスの生息地なので、カワガラスを出したいところでしたが、ちょっと無理かなと諦めモード。すると、最後の長谷寺近くになってカワガラスが出てくれました。濁っていない小さな沢にいたようです。
【歩いた距離】調査に約10.5km、前後合わせて約12km
確認した鳥:アオサギ、カルガモ、コジュケイ、コチドリ、キジバト、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ウグイス、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:ヤマカガシ、イモリ、アマガエル、タゴガエル(与喜山天満神社)、トノサマガエル、ツチガエル、シュレーゲルアオガエル
プロジェクトY鳥班の調査です。今日は石川をどんどん上流へ。このコースも3年前に歩いていますが、距離があってちょっと疲れるコースです。ノンストップで6時間歩き通しでした。最後の河内長野駅の手前で川沿いに歩けなくなり、川の中を歩くのですが、これが一番疲れた…。
このコースはイカルチドリがいることになっているのですが、今回は羽曳野市ではさっぱり出なくて驚きました。富田林市に入ってからは数羽出現しましたが、3年前に比べて減った印象があります。
一番の収穫といえば、ベニスズメがいたことでしょうか。1980年代には淀川などで普通に見られたベニスズメですが、近頃めっきり見かけなくなりました。移入種であるベニスズメが残っているのを見つけて喜ぶのも変な話ですが…。
【歩いた距離】調査に約16km、前後合わせて約17km
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、マガモ(アイガモ)、カルガモ、キジ、バン、コチドリ、イカルチドリ、ケリ、ハマシギ、イソシギ、キアシシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、ベニスズメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
夏の友の会合宿の下見の二日目。雨なので車でウロウロするだけ。鳥もあまり見られません。
・安曇川
イカルチドリがけっこういるようです。よく探せばヒナもいたかもしれませんが、雨なので挫折
確認した鳥:カワウ、イカルチドリ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ホオジロ
・朝日の森
これまた雨なので、湿性植物園とかを少し見ただけ。
確認した鳥:ツツドリ、アオゲラ、サンショウクイ、ヒヨドリ、クロツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、ホオジロ、イカル、ハシブトガラス
夏の友の会合宿の下見です。朝車で大阪を出て、登り口到着が昼前。ゆっくり登って降りて約5時間。車でなら日帰りも可能です。
スンゴ谷の一部を除いて、きれいな広葉樹林が広がっています。山頂部はツツジ科などの灌木林ですが、その少し下にはブナ林もどき(ミズナラとイヌブナなどの林?)があって、ゴジュウカラなども見られます。ふもとの辺りでは、サンショウクイが鳴きまくっていて、とてもにぎやかでした。あと印象的だったのは、ウグイスが山頂部の灌木林でしか囀っていなかったこと。どうしてでしょう?
確認した鳥:ヤマドリ、ツツドリ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、ツバメ、サンショウクイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、コルリ、クロツグミ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、カケス
行事の下見です。当初予定ルートは、西芳寺から南へ向かい少し尾根筋を登って桂坂野鳥遊園、さらに南へ向かって大原野神社へ、という大胆設定でした。が、松尾大社から西芳寺の間の住宅地を歩くだけで、予定変更。こんなおもろないコースはやめて谷筋を歩くぞ!という声が大きくなり、西芳寺のところの谷筋を松尾林道に沿ってどんどん奥に進みました。で、左手の尾根筋に出て、桂坂野鳥遊園へという予定。これが間違い。
あとから登山地図を見ると、道がなくなるから行くなと書いてあるコースでした。松尾林道から尾根筋に出る所で道がなくなり、谷筋を強引に尾根に登りました。とても行事本番では使えない。さらに桂坂野鳥遊園に降りてきてびっくり。平日は開いていないのか…。そんなわけで、さっぱり下見になっていません。行事本番が不安です。
それはともかく、松尾林道の奥の方は、キビタキやクロツグミがよく囀っていて、なかなかよい場所です。サンコウチョウもいたし。季節柄渡りの途中の個体かもしれませんが…。
確認した鳥:カルガモ、トビ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
引き続き、プロジェクトY鳥班の調査です。大和川本流をどんどん上流へ。このコースは、昨年歩いたのと同じです。観察したものもほとんど同じ。ただ季節が少し早かったせいかササゴイは確認できず。イカルチドリは、王子の辺りで1羽見られただけ。いないと言えば、コサギがいなかったのが印象的。
コースの中で一番大変だったのは、JR三郷駅のすぐ南の辺り。あとはイヤになるくらい河川敷は整備されているのに、ここだけ草がボウボウで道がありません。薮こぎを30分ほどして、まだスタート地点からほとんど動いていないことに気付いて愕然としました。今日中に歩ききれるのか? でも、あとは道をスイスイ歩けるので問題なし。4時間弱で調査は完了しました。
【歩いた距離】調査に約12km、前後合わせて約13km
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、キジ、コチドリ、イカルチドリ、ケリ、ハマシギ、イソシギ、キアシシギ、タシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
で、プロジェクトY鳥班の調査です。平野区の新明治橋から、右岸を上流へ向かいます。石川合流を抜けて、渓谷風の所を抜けて、国分寺大橋で左岸に移り、奈良県に入ってJR三郷駅の手前まで。自転車で移動しての調査ですが、調査開始地点まで30分、調査に3時間、帰ってくるのに1時間半といったところ。
同じコースを2001年にも調査したことがあります。その時は、藤井寺市のところでササゴイのコロニーを見つけたのですが、コロニーのあった場所の木は大幅に切られたようです。時期的に早かったこともあるでしょうが、ササゴイの姿もなし。
【自転車移動距離】調査に約11.5km、前後合わせて約35km
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、コチドリ、ケリ、イソシギ、チュウシャクシギ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
プロジェクトY鳥班の調査で、大和川へ向かう途中。ハクセキレイを見かけました。なんか顔つきが変…。と思ってよく見ると、ホオジロハクセキレイでした!
地面を歩き回りながら採食中。じっとしてたら、すぐ足元まで近づいてくるのでゆっくり観察できました。過眼線は明らかになく、そのせいか目が大きめに見えます。ただ過眼線にはなっていないけれど、目の後ろの方には、目にはまったく届かないながら、薄く細い線があります。目の周囲、額、頬、喉は白。頭頂〜後頸、胸、背、小雨覆は真っ黒。灰色い部分はありません。どの亜種かと言われればホオジロハクセキレイなんでしょう。純粋かどうかは知りませんが‥。
大阪鳥類研究グループの行事です。淀川右岸河口の矢倉緑地でシギ・チドリ類を観察した後、右岸沿いに上流へ向かい、十三の干潟を見て解散。時間帯が悪く、十三干潟は水の中でしたが…。
矢倉緑地はとにかくシギ・チドリ類が色々と見られて楽しめました。シギ・チドリ類だけで13種(ハマシギだけ見損ねた…)もでました。ホウロクシギが1羽見られたのが一番の収穫でしょうか。
淀川を十三まで歩くとは、チュウシャクシギが岸から飛び立つ程度で面白くない。と思っていたら、阪神本線のすぐ下流のところでハジロカイツブリ2羽を発見。どちらも夏羽でした。白黒の冬羽とは違って、きれいです。
十三干潟は、水の中でユリカモメが浮いているだけ。高水敷は遊びに来ている人達でいっぱい。アベックも座ってるし。とおもったら、そのアベックのする側にシロチドリのヒナがいました。親鳥が1羽ついていて、その回りで草に隠れたり出てきたり。すぐ側にいるアベックはまるで気付いていないよう。シロチドリを熱心に見ていたのですが、集団で覗きをされていると思ったかも…。
確認した鳥:ハジロカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミサゴ、トビ、オオバン、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、ダイゼン、キョウジョシギ、トウネン、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、コアジサシ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、コムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
行事の下見です。バスで傍示まで行って、辺りの水田を学芸員4人でさまよってきました。谷沿いに奥に行くと、驚くほどきれいな棚田が広がっています。もう上の方から、田んぼに水が入って、シュレーゲルアオガエルが鳴きまくっていました。小さい池には、メダカやバラタナゴが泳いでいるし、オオタニシもゴロゴロしてる。とてもきれいで楽しい場所でした。こんなところに別世界が!という感じ。
鳥で気になるのはキビタキ。季節が季節だけに渡りの途中か、はたまた繁殖してるのか。また確認にこなくては。
確認した鳥:アオサギ、カルガモ、キジ、コジュケイ、コチドリ、ケリ、クサシギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、ヤブサメ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:アマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ウシガエル、シュレーゲルアオガエル
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査を兼ねて、自然観察地図の補足調査に行ってきました。吉野川沿いに上流に向かって歩き、峠を越えて津風呂湖へ。津風呂湖のカワウのねぐらの前で日暮れまで粘って、暗い中を駅まで帰ってきました。
吉野川河川敷では、水溜まりで巣材を集めるイワツバメや、イカルチドリのヒナなどが観察できて、なかなか楽しい。またあちこちで、イソヒヨドリが囀っていました。想像以上に普通にいます。
あと、矢治峠ではソウシチョウが1羽囀っていました。定着してるのでしょうか? 津風呂湖では、ミサゴはいたものの、いつも見ているヤマセミが飛ばず。これはちょっと残念。
■カワウの個体数
17:30 25羽(営巣中:1巣)
■カウント後のカワウの帰還数:43羽(17:30-18:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
17:30-17:45 5羽 0羽
17:45-18:00 3羽 0羽
18:00-18:15 24羽 0羽
18:15-18:30 5羽 0羽
18:30-18:45 6羽 0羽
■合計個体数:68羽
ここはただの集団ねぐらと思っていたら、なにやら1羽出たり入ったりウロウロ飛び回るのがいます。よく見ると、帰ってくるときは木の枝をくわえています。巣をつくっていたのでした。よーく運んでいく先を見ると、目立たない所に巣があるようです。他にもよくわからないけど、二つくらいは巣かもしれない木の枝のかたまりらしきものがありました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ(アイガモ)、トビ、ミサゴ、キジ、コジュケイ、イカルチドリ、イソシギ、ドバト、アオゲラ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、ソウシチョウ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行ってきました。今回は、プロジェクトY鳥班の調査を兼ねています。いつもと違うのは、セキレイ類の数を数えること。
今回は思わぬ新発見。イソヒヨドリを松原市で見つけてしまいました。場所は、瓜破の高速道のすぐ下流側の左岸。ホテルヒラノエンペラーのアンテナの上で囀っていました。大和川の調査は、1994年8月から毎月かかさずしていますが、イソヒヨドリの発見は初めて。まあ水鳥ではないし、川をはさんで対岸なので、今までは見逃していたのかもしれんけど…。
【自転車移動距離】調査に約11.5km、前後合わせて約25km
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。
■カワウの個体数
17:00 296羽(営巣中:69巣)
■カウント後のカワウの帰還数:124羽(17:00-18:45)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
17:00-17:15 14羽 3羽
17:15-17:30 35羽 1羽
17:30-17:45 35羽 2羽
17:45-18:00 15羽 1羽
18:00-18:15 20羽 0羽
18:15-18:30 8羽 4羽
18:30-18:45 8羽 0羽
■合計個体数:420羽
この冬にはねぐらとしても使われていなかったのに、繁殖期に入って繁殖コロニー&集団ねぐらに復活したようです。
ちなみにゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギも営巣していて、夕方にはアマサギも帰ってきました。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、バン、タシギ、ドバト、キジバト、ツバメ、ヒヨドリ、ツグミ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
サギのコロニーがあるとのことなので、見せてもらいに行きました。あやめ池遊園地の北西の端っこの木の上に確かにサギの繁殖コロニーがありました。営巣していたのは、ゴイサギ5巣、ダイサギ4巣、コサギ29巣、アオサギ16巣ってところ。他にアマサギが1羽いましたが、まだ営巣していない様子。全体的にコサギの目立つコロニーです。ほぼ地上5m以上はダイサギとアオサギ、以下にはゴイサギとコサギときれいに分かれています。ただゴイサギ3巣だけがアオサギに混じって高いところにありました。で、そのゴイサギがなんやらギャーギャー騒いでいるのでなにかなと思って見てみたら、ハシボソガラスが卵を1個くわえて飛んでいくところでした。巣での捕食シーンが見られるなんてラッキー。
確認した鳥:カワウ、カイツブリ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、アマサギ、カルガモ、バン、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、アオジ、スズメ、ムクドリ
この春から初夏は、プロジェクトY(大和川水系の調査プロジェクト)の鳥班で真面目に調査に取り組みます。大和川本流と主な支流を手分けして、すべて歩いて、繁殖している鳥を確認しようという調査です。で、行事の下見の下見を兼ねて、大和川水系調査に行ってきました。
富雄川沿いにとにかく上流へ。川にはコガモやセキレイ類程度しかいない。調査自体は楽だけど、つまらない。高山溜池に出る手前で、富雄川沿いの道がなくなり、最後の最後は沢登り状態。ようやくたどりついた高山溜池もつまらない…。高山溜池沿いに歩いて、バスに乗って帰りかけたところで、ようやく楽しい場所に出ました。きれいな棚田があって、一番上には小さな池もある。行事はこの辺りに来るべし。
鳥はつまらなかったのですが、両生爬虫類はけっこう楽しい。富雄川沿いではカメが各種見られたし、高山溜池近くの水田ではシュレーゲルアオガエルがよく鳴いていました。
鳥はむしろいなかった鳥が印象的。農耕地の周りを歩き回ったのですが、ヒバリが鳴いていません。気分はサイレント・スプリング。どうしてなんでしょう?
【歩いた距離】調査に約9.5km、前後合わせて約10.5km
確認した鳥:カイツブリ、コサギ、アオサギ、マガモ(アイガモ)、コガモ、キジ、コジュケイ、バン、ケリ、イソシギ、ドバト、キジバト、カワセミ、アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した両生爬虫類:クサガメ、イシガメ、ミシシッピーアカミミガメ、スッポン、アマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ウシガエル、シュレーゲルアオガエル
ジュニア自然史クラブの行事です。軟弱な我々はロープウェイで登って、ブナ林をウロウロして降りてくるだけ。本当の狙いはオサムシだったはずがあまり採れず、でもコツバメが採れたからそれでいいらしい。
鳥はまだ余り夏鳥が到着していないのか、静かなものであまり盛り上がらず。ヤマドリを見たのでよしとしよう。
確認した鳥:ヤマドリ、コジュケイ、キジバト、ツツドリ、アマツバメ、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ウグイス、ヤブサメ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループのカワウのモニタリング調査に行ってきました。繁殖期の石川池の調査は、これで3年目。今まで一度もカワウがいたためしがありません。そんなわけで、今回からは昼間に池を見て、カワウがいるか、巣があるか、木が白くなってるかを見るだけでOKとなりました。まあ、予定通りカワウの影も形もなく、すぐに深田池の方へ移動。
深田池は、橿原神宮の中にある池です。池の工事が終わって、池の南側も歩けるようになりました。おかげで、カワウのコロニーを真下から見ることができます。少し木を切ったようで、さらにコロニーが見やすくなった!
■カワウの個体数
16:45 215羽(営巣中:77巣)
■カウント後のカワウの帰還数:220羽(16:45-18:15)
■カウント後のカワウの出入り
入 出
16:45-17:00 37羽 1羽
17:00-17:15 39羽 0羽
17:15-17:30 44羽 0羽
17:30-17:45 45羽 0羽
17:45-18:00 32羽 0羽
18:00-18:15 25羽 1羽
■合計個体数:435羽
ここの繁殖期の調査も3年目。今までは対岸からしか見られなかったのですが、今回はすぐ側から見れました。今までは見えなかった奥の方の木にもけっこう巣があって、昨年までは見逃していたように思います。でも、外側に面した場所の巣は少なくなっているようですし、木もけっこう切られている模様。この3年の結果を並べると、
2002年6月26日 529羽 22巣
2003年4月16日 522羽 80巣
2004年4月15日 435羽 77巣
2002年は時期がかなり遅いので、営巣数が少ないのはそのせいではないかと思います。そう考えれば、3年間で大きな変化はなさそうです。
今まではサギも繁殖しているようで、いま一つ巣が見つけられなかったのですが、間近に見ることができて、今回は少数ですが、各種の繁殖が確認できました。巣にのっているのを見つけられたのは、ゴイサギ2巣、コサギ1巣、アオサギ2巣。もう少し見えない場所に巣があるかもしれませんが、間近に見てもあまり多くはありません。その他に、巣材を運んでいるダイサギが1羽いました。
カラスの集団ねぐらは、深田池のすぐ南の林、つまりカワウに混じって形成されていました。黒い鳥の中に黒い鳥が混ざるのでややこしい〜。個体数は100羽程度。
昨年のこの時期にはアブラコウモリが大量に飛んでいましたが、今回はさっぱり飛んでいませんでした。まだ冬眠中?採食場所を変えた?それともいなくなったのかな?
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、コブハクチョウ、アヒル、ヒドリガモ、トビ、バン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ヤマガラ、メジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
博物館の行事本番。大和川水系の鳥の調査の一環で、大和川本流と主な支流を全部歩いて、河川敷の鳥を調べようと考えています。その調査の研修を兼ねて、河川の鳥の調査の実習です。基本は河川敷を歩いての水鳥のラインセンサス。
河川敷で、ラインセンサスの仕方を説明してから、実際に各自でやってみる。昼食後、みんなで一緒に歩きながら説明。なんて感じでしたが、天気が良くって、河川敷は人だらけ。おかげで鳥はおらず。調査としては楽でいいのですが、あまり練習にならない…。この場所を研修に選んだのはイカルチドリを教えるためだったのに、コチドリしかいない。
確認した鳥:コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コチドリ、ケリ、ハマシギ、イソシギ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、セッカ、ホオアカ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。もう締め切りはとっくに過ぎてるけど、まだ春先にいったことがないもので。西広川では、コチドリの雄が3羽、雌をめぐってけんかをしたり、ディスプレイをしたりで忙しそう。あちこちでイソヒヨドリはさえずっているし。ポカポカ陽気で、まさ春って感じの一日。
自然観察地図のコースは、西広海岸までの往復だけですが、ついでなので湯浅まで海岸沿いに歩きました。古い地図には湯浅広港の東側が浜になっているのでそこを見ようと思ったのですが、すっかり埋め立てられて住宅地になっていました。これはちょっとショック。
西広海岸の干潟には、シギ・チドリ類がいるかと思いきや、さっぱりおらず。沖の杭の上にカワウとカモメ類がいるだけでした。寂しい。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、アオサギ、トビ、ミサゴ、コチドリ、イソシギ、カモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ドバト、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎月行なっている大和川の水鳥の調査に行って来ました。今年は、2月半ばから近畿各地の内陸からユリカモメの姿が極端に少なくなっているそうです。逆に大阪湾岸では、増えているという情報があり、どうなっているか楽しみにしていきました。
結果としては、大和川大橋より上流では、ユリカモメは13羽だけ。これは確かにとても少ない。一方、大和川大橋〜阪神高速湾岸線には、1307羽。これもあまり多くない。
毎月行なっているため池の水鳥の調査に行ってきました。この冬、大津池のカワウの集団ねぐらはなくなっていたのですが、行ってみてびっくり。繁殖をしていました。カワウがのっている巣が11巣。カワウは66羽もいました。カワウがいなくなってサギの天下が戻ってくるのかと思いきや、カワウはまだ居座るようです。カワウに混じって、アオサギも36巣で営巣していますから、あまり悪影響はないのかもしれませんが、やはり場所が限られているので‥。
大津池では他に目立っていたのはハシビロガモ。2羽単位にわかれて、グルグル回っていました。この光景を見ると春を感じます。
自然観察地図府外版の調査です。またまた冬の様子も見ておかなくてはということです。日高川河口というより、天田橋のすぐ上流側にはカモ類がけっこういて、淡水ガモはそろっていました。河口にはヒドリガモばかり。テトラポットや周辺にはカモメ類がけっこういましたが、ユリカモメの姿はありませんでした。
和田不毛では、目立ったのはケリとタゲリ。それにハシボソガラスに混じるミヤマガラスも確認。あと、新鮮なヒバリの死体を拾う。ヒバリの死体ってなぜか出合う機会が少ないので、ちょっと嬉しかったり。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、ミサゴ、コチドリ、ケリ、タゲリ、イソシギ、カモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ツグミ、エナガ、メジロ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ムクドリ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。これまた冬の様子も見ておかなくてはということで行ってみました。加太海水浴場には、たくさんの海藻が打ち上がっていて、それだけでも楽しい。さらに、その間にアメフラシ、タツナミガイ、タイワンガザミ、マナマコ、ホヤの一種などいろんな動物も混ざっていて、1時間も遊んでしまいました。そのままではアメフラシは干からびてしまいそうなので、最初は海に戻してみましたが、あまりに膨大な数で諦めました。こうやってたくさんの個体が死ぬもんなんだろうか?
砂浜では打ち上げが楽しかったのと対照的に、磯に打ち上げはほとんどなし。かわりにノリやヒジキなど色んな海藻が生えています。近所の人達が採集にきていました。大きな袋に詰め込んで大量に採っていましたが、見たところさほど減ってる風でもありません。
海岸の鳥としては、セキレイ類が目立ちました。ハクセキレイの他、タヒバリもけっこう多く、なんとセグロセキレイもけっこう見かけました。
確認した鳥:カワウ、ウミアイサ、トビ、ノスリ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、キレンジャク、イソヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
今年も貝塚市の某遊学館の行事に行ってきました。今年は、午前中に近木川河口で鳥の観察会は+貝殻拾い、午後から千石荘という丘陵地の林とため池まわりに行きました。例年にもまして、近木川河口に鳥はおらず、千石荘も鳥はおらず。と、鳥担当としてはダメダメでしたが、千石荘のところのため池の周囲で、アライグマの足跡を大量に発見。嬉しいような嬉しくないような。あと、千石荘ではハシブトガラスが、カマキリの卵嚢を食べているのを観察しました。あんなものを食べて栄養になるのかな?
・近木川河口
確認した鳥:カンムリカイツブリ(2羽)、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ(雄1羽)、ホシハジロ、シロチドリ(5羽)、ハマシギ(18羽)、イソシギ(1羽)、カモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・千石荘
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、コガモ、キジバト、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査の3回目。もう果実はすべてなくなっている、と思いきやクロガネモチはどちらでもけっこう残っていました。今シーズンはこれで終わり、と思ってたのに。しかし、もう忙しくて来る余裕がない…。
・堺市:大仙公園
確認した鳥:アオサギ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・岸和田市:中央公園
確認した鳥:ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ
自然観察地図府外版の調査です。冬の様子も見ておかなくてはということで行ってみました。結果的にはアカガエルの卵塊を確認したのと、ウソやレンジャク、アオバトがいたくらいで、あまり成果はなかったのですが…。まあ、割と暖かくてハイキングには、よいお日和でした。
確認した鳥:カイツブリ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、コジュケイ、タシギ、ドバト、キジバト、アオバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、レンジャクの一種、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
また今冬3回目の果実と果実食鳥の調査。果実はクスノキはもちろん、クロガネモチやトウネズミモチもほぼすべてなくなっていました。ただまだセンダンがけっこうあって、ヒヨドリとムクドリの群れがむらがっています。ツグミとシロハラはあいかわらず少ない。少ないと言えば、カモ類が少ないようで、とくに池の東の方にホシハジロの大群がいないので数えやすい!
確認した鳥:カワウ、ゴイサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオタカ、バン、ユリカモメ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
これまた今冬3回目の果実と果実食鳥の調査。山ではソヨゴも食べ尽くされ、もう果実はない感じ。でも里にはまだまだナンテンの実がたくさん残っていて、カキの実も少しあるくらい。鳥の方はヒヨドリは少なめ、ツグミは里に少しいるだけ、シロハラには出会えず。でも、アトリとマヒワはあちこちにけっこういました。
確認した鳥:トビ。キジバト、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、マヒワ、カワラヒワ、ウソ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
また今冬3回目の果実と果実食鳥の調査。1月時点で長居公園より早いペースで果実がなくなっていたので、もう果実はすっかりなくなっているかと思いきや、クロガネモチだけはたくさん残っていました。ヒヨドリはやっぱりあまり多くなく、ツグミ類はツグミを1羽確認しただけ。1月からあまり果実が減ったような感じがしないくらい。
1月に数羽のカワウが池端の樹を糞で真っ白にしていたので、もしかしたら営巣するかもと思っていたのですが、今回は2羽いただけで、巣の影もなし。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ハイタカ、バン、オオバン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査の3回目。クスノキの果実はほぼなくなり、トウネズミモチもかなり減りましたが、クロガネモチの果実はまだたくさんあります。鳥の方ではツグミがたくさん出現。地上にもけっこう降りていました。
確認した鳥:アオサギ、ホシハジロ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、メジロ、カワラヒワ、シメ、ムクドリ、ハシブトガラス
ジュニア自然史クラブの行事です。午後に集まって、昼間は鳥を見たり、シカを見たり、虫を採ったり(と思ったけど、鳥はほとんどいなかった)。日が暮れてから東大寺のところで、ムササビを観察。無事にほぼ全員が木の枝にとまっているムササビを観察できたし(光る目と白い腹だけ見た人もいるけど…)、大部分の人は飛ぶところも観察できました。
確認した鳥:ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
今冬3回目の果実と果実食鳥の調査です。シロダモ、ソヨゴ、ノイバラ、ナツハゼと観察してた果実がすべてなくなっていました。月1回の調査なので、微妙なタイミングがわからなかったのが少し残念。鳥の方は、山の上にツグミはおらず。代わりにジョウビタキがたくさんいました。
確認した鳥:アオサギ、カルガモ、バン、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、ベニマシコ、ウソ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの行事です。永原駅から大浦川沿いに琵琶湖畔に出て、琵琶湖沿いにマキノ駅の正面まで。距離はあるけど平坦なコースです。雪がたくさん積もっていてさぞかし寒いだろうと思ったら。雪はなく、風もなく、むしろ穏やかで暖かい日和でした。体調があまりよくなかったのですが、おかげで無事に歩くことが出来ました。
でも、穏やかな日和が災いしたのか、鳥の出は今ひとつ。と文句を言いつつも、種数的にはかなり出ています。さすがは湖北です。もう一つさすがなのは、道沿いにニホンザルがたくさんいたこと。餌付けされていない野生のニホンザルを簡単に見られるいい場所です。道端で何かを食べているだけでなく、けっこう木に登って冬芽か何かを盛んに食べていました。あの大きな動物が細い枝に登っている姿はおもしろく、けっこう見飽きません。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ホシハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、ウミアイサ、カワアイサ、トビ、ノスリ、ハヤブサ、ケリ、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、キジバト、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、アトリ、ベニマシコ、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査をかねて、なにわホネホネ団の遠征です。ホネホネ団は、とにかく海岸で動物の死体を拾うのがお目当て。夏の片男波は海水浴場なので、浜の掃除が行き届きあんまり拾うような物が落ちていません。でも冬なら浜の掃除もあまりしてないだろうし、面白い物が色々打ちあがってるかも!と思っての企画です。
結論から言えば、驚いたことに片男波の浜は、冬でもあんまりゴミが打ちあがっていません。掃除をしてるんでしょうか? それでも夏よりは海藻なんかがちらほら打ちあがっていますが、まあその程度。とてもビーチコーミングを楽しめる場所ではありません。面白かったのは、1cm位の小さなサンショウウニがけっこう落ちていたこと。まるで海のひっつき虫。
仕方がないので、浜のはずれや和歌川河口側のゴミをあさりました。ホネホネ団的に成果は、ケヅメリクガメらしき骨と、ネコのミイラ。ペットばっかし…。
鳥としては、浜にいたシロチドリがかわいかった。浜の端っこの人気のない場所に、少しくぼみをつくってしゃがんでいます。浜の砂が飛ばないようにでしょうか、高さ1m位のシートが浜一面に張られているのですが、それに隠れて近づけば、2m位まで近づいても平気です。シートの間から顔を出しても平気。それなのにシートの上から顔を出すと逃げていきます。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ミサゴ、トビ、シロチドリ、ダイゼン、ハマシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ツグミ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査です。果実の状況はというと、クスノキは食べ尽くされ、トウネズミモチもほぼなくなっていたけど、クロガネモチはまだ食べられ始めたところ。クロガネモチの果実はまだあるけれど、ヒヨドリは少なくなった感じ。ツグミは、大仙公園では樹上に数羽、中央公園では地上に1羽いただけ。
大仙公園ではシロハラが1羽いたのだけれど、この寒空に少し囀っていました。その上、右側から見ると普通のシロハラなんやけど、左から見ると何故か目より下の顔の下半分が白い。最初、左側を見たので、なぞの大型ツグミ状態でした。また出会ったらきっとわかる。
・堺市:大仙公園
確認した鳥:カワウ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ドバト、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
・岸和田市:中央公園
確認した鳥:コサギ、カルガモ、ドバト、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス
自然観察地図府外版の調査です。寒い中を予定コースをウロウロ。思ったほど鳥はいませんでしたが、農耕地ではチョウゲンボウが飛びまわり、中川河口にはウミアイサがたくさん浮かんでいました。意外だったのはユリカモメの群に出会わなかったこと。満潮だったし、海からの風が強くて、ゆっくり休む場所もありませんでしたが‥。
新舞子浜は人気も少なく…、かと思ったらけっこう車で海を見に来ている人がいました。浜には、タイワンガザミ、サンショウウニ、タイラギ、マテガイなんかが大量に打ち上がっていて、それを拾うだけでもけっこう楽しい。風が強くて寒かったけど。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ウミアイサ、ミサゴ、トビ、チョウゲンボウ、シロチドリ、ケリ、タゲリ、ハマシギ、イソシギ、ユリカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
大阪鳥類研究グループの調査で、ねぐらに集まるカラスの数を数えてきました。ちょうど5年前の今日とまったく同じ調査です。仁徳陵のまわりに4つに分かれて、15:40〜17:40まで、寒い中でカラスを数えました。調査ポイントは5年前と同じ仁徳陵の北側の歩道橋の上。日のある内はまだいいのですが、日が沈むととたんに足元から冷えてきました。終わり頃には記録する指がかじかんで書きにくい〜。
結局1396羽のねぐら入りを確認しました。前回が940羽だったので、大幅増です。全調査地点の合計も約4000羽に達し、前回の約3500羽を上回りました。
カラスを数えながらも、チョウゲンボウは何度も飛ぶし、オオタカも出るし、けっこう楽しめました。あと印象的だったのは、前回は見かけなかったカワウがちょくちょく飛んでいたこと。
確認した鳥:カワウ、オオタカ、チョウゲンボウ、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。バスの本数が少なくなってしまっていて、午前10時半に河毛駅についたら、バスは1時間ほどない…。仕方がないので、歩いていくことにしました。地図で見ると4km程度。1時間もあれば着くと思いきや、鳥を見たり貝を採ったりしていたら、1時間半もかかってしまい、途中でバスに追い越されることに…。
途中で渡った高時川では、イカルチドリやオオタカを確認したし。田んぼを掘り返しているショベルカーのまわりに、トビが70羽以上も集まっているのも見たし。刈田でタニシを採集したし。まあ歩いて楽しかったのは確か。
ここでの一番の狙いは、コハクチョウ、ヒシクイ、オオワシの3つです。コハクチョウは早崎内湖ビオトープに約50羽いたし、ヒシクイは野鳥センターの前に300羽以上いた。けど、オオワシは見あたらず。今年も来てるってきいてたのですが…。それでも、尾上の北の湾にはカモ類がどさーっと集まっていて、なかなか楽しめました。一方、延勝寺の所には、ほとんどカモ類はおらず。水位が高い上に、南西からの風が強かったので、浅瀬がなかったからかと思いました。
確認した鳥:カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、コハクチョウ、ヒシクイ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、ウミアイサ、カワアイサ、ホオジロガモ、トビ、オオタカ、ノスリ、ハヤブサ、バン、オオバン、イカルチドリ、ケリ、イソシギ、タシギ、ユリカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カシラダカ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査の今シーズン2回目。シロダモの果実がおおむねなくなり、ソヨゴやナンテンも多くの木でなくなっていました。ヒヨドリは少なめで、シロハラはけっこういるけど、ツグミはほとんどいない。と思っていたら岬公園近くの林には群ていました。
特筆すべきは、アオバトがたくさんいたこと。けっこう林内の地上に降りているようで、歩いているとあちらこちらからハトが飛び立ちます。確認できたのはいずれもアオバトでした。ウバメガシのドングリを食べてるんじゃないかと思います。
確認した鳥:トビ、ノスリ、アオバト、コゲラ、ヒヨドリ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
友の会月例ハイクの本番です。前日に大雪が降って、どうなることかと心配しましたが、とりあえず現地へ。湖西線に乗っていると、和邇川を越えたあたりから地面にちらほらの雪が積もっています。近江舞子あたりからは、あたり一面雪景色。よく見ると、電車の中からでもいろんな動物の足跡がついてることが見て取れてけっこう楽しい。しかし、寒そう。行事がどうなることか心配しながら集合場所へ。
集まったのは20人と少なく、ちょっと安心。遠方なのと、前日の大雪の影響でしょうか。なにはともあれ出発しました。想像と違って、10cm以上の積雪があるものの、車道はおおむね乾いてる。むしろ陽がさして、風がないので、暖かいくらい。水鳥を観察しながら湖岸を水鳥観察センターの方へ。昼になって、湖岸で昼食をとろうとしたのですが、雪だらけで座れる場所がないという問題が…。結局、大部分の人は湖岸の雪と水の間のすき間のような場所に座って弁当を食べました。午後からは、水鳥観察センターを素通りして、湖岸沿いにしばらく歩いてから、新旭駅の方へ。歩道の溶けかけの雪道を歩いたら、足がビショビショに濡れてしまいました。
鳥の方は、期待のコハクチョウがおらず、チュウヒやノスリといったタカもおらず、ベニマシコも見れず。でも、ハジロカイツブリの大群は見たし、アイサ類3種も見たし、ホオジロガモは雌雄とも見たし、水鳥はそれなりに楽しめました。最後に雪で真っ白な田んぼでタシギを見ましたが、雪の中のタシギはとてもきれいでした。
確認した鳥:カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワアイサ、ウミアイサ、ミコアイサ、ホオジロガモ、トビ、チョウゲンボウ、オオバン、シロチドリ、ケリ、タゲリ、タシギ、ユリカモメ、カモメ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
果実と果実食鳥の調査の2回目。クスノキの果実は、まだけっこうあって、クロガネモチやトウネズミモチの果実はたくさんあります。ヒヨドリはそれなりにいますが、ツグミはほとんどいませんでした。
確認した鳥:コガモ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査です。気温が低い上に、風が強くて、死にそうに寒い。とても鳥を見るどころではなく、ずーっと寒い寒いといいなが歩いていました。アリスイがお目当てだったのですが、ゆっくり探す気にもなれず…。
それでもカモ類はそこそこ見られました。トモエガモの雄の顔を真っ正面から見ると、やけに白く見えるとか。このくそ寒いのにヒバリは囀っているとか。いろいろ発見(?)もあったりして。
あと、平城宮跡では、ツグミがけっこうたくさん地上に降りていました。今シーズン初めて地上ツグミの群を見たことになります。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、トモエガモ、ヨシガモ、オナガガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、オオバン、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
自然観察地図府外版の調査を兼ねて、友の会月例ハイクの下見に行きました。雪が積もっててさぞかし寒いと思いきや、雪はなく風もなく、暖かな日和でした。お目当ての一つであったコハクチョウは、どこかに行ってて見られませんでしたが、その他の水鳥や猛禽類はそこそこ見られて楽しめました。
なによりおもしろかったのは、ハジロカイツブリの群れ。沖合に何か黒い塊が浮いていると思ったら、約400羽のハジロカイツブリの群れでした。ただの群ではなく、押し合いへし合いして互いに体をくっつけています。それが潜ったり浮かんだりを繰り返します。一度など、大きな水しぶきをあげて、一斉に潜ったこともありました。捕食者を警戒しての群なのか、一緒に潜れば採食効率が上がるのか、それとも暖まるためにひっついているのか。不思議な光景でした。
もう一つおもしろかったのは、オオバンとヒドリガモの関係。服部緑地での観察と同様、オオバンが潜って取ってきた水草をヒドリガモが横取りしています。採食しているオオバン1羽に、必ずと言っていいくらい少なくとも1羽のヒドリガモが張りついているし。オオバンが潜って水草を取ってくると、近くのヒドリガモが一斉に近寄っていきます。
そして今日一番の収穫は、ハジロカイツブリの死体。湖岸の林の中を歩いていると、カラスやトビらしき巣がけっこう目に付きます。その内の一つのトビらしき巣のすぐ側の木の下に、魚や鳥の骨と一緒にハジロカイツブリの新鮮な死体が落ちていました。少し腹の羽毛がむしられています。何かの猛禽類に捕まえられて運ばれてきたんじゃないかと思うのですが、まさかトビが?
あと、近江今津の駅の近くでイソヒヨドリを確認しました。琵琶湖岸では湖東では見たことがありますが、湖西で見たのは初めてでした。ツグミの方はほとんどおらず。
確認した鳥:カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ウミアイサ、ホオジロガモ、トビ、ノスリ、ハイタカ、チュウヒ、バン、オオバン、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した哺乳類:イタチ(死体)
また今冬2回目の果実と果実食鳥の調査。服部緑地と違って、こちらはクスノキの果実すらまだ大量に残っています。むしろ今まさにヒヨドリがクスノキの果実を食べているところらしい。そんなわけで、ヒヨドリはそこそこいてるのですが、ツグミ類はやっぱり少なめ。
池の水鳥の方はと言えば、ユリカモメはたくさんいるし、ヒドリガモも例年並みにいるようですが、ホシハジロとキンクロハジロが少ない。例年大量にいて数えるのが大変なのに、とっても楽ちん。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、バン、ユリカモメ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
また今冬2回目の果実と果実食鳥の調査。クスノキの果実は大部分なくなっていました。クロガネモチはまだまだあるけど、木によっては半分くらい食べられている模様。今ヒヨドリが熱心に食べているのは、トウネズミモチとセンダンの果実でした。ヒヨドリの個体数はとりたてて多いというわけではなく、ツグミとシロハラはとても少なく、それぞれ3羽と1羽カウントしただけ。果実食鳥が少ない割には、長居公園よりも果実が早くなくなっているようでした。
おもしろかったのは、オオバン1羽にヒドリガモがまとわりついていたこと。どうやらオオバンが潜って取ってきた水草を、ヒドリガモが横取りしているようです。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオタカ、バン、オオバン、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、アトリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
毎年恒例のジュニア自然史クラブの行事、淀川の河原での焼き芋です。今年は暖かくて氷もなく、風もなくて焚き火日和。
とにかくいろんな物をアルミホイルに包んで焼いて、昼飯を食べて。あとは、例によって枯れたヨシを割ってハイイロヤハズカミキリを探したり、魚をとったり。帰りにはアライグマの足跡を発見。いるとは聞いていたので確認できて嬉しいような、こんなとこにまでいるなんて嬉しくないような…。
鳥は全体に不作でしたが、いつもの高圧線鉄塔にはちゃんとハヤブサがいて。飛び立ったかと思ったら、空中で小鳥を捕まえて、鉄塔に持ち帰って食べる姿をゆっくりと見せてくれました。獲物はスズメくらいの大きさの小鳥のようでしたが、種類はわからず。
確認した鳥:カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、トビ、ハヤブサ、バン、ケリ、ユリカモメ、セグロカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、ホオジロ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
確認した哺乳類:アライグマ(足跡)
こちらも今冬2回目の果実と果実食鳥の調査。果実は、ナツハゼやコバノガマズミはなくなっていましたが、ソヨゴはまだまだ食べられ始めたとこって感じ。里のナンテンやカキもたくさん残って、カキにはツグミやヒヨドリがけっこう来ています。しかし、山にはツグミはほとんどおらず、ヒヨドリも少ない。あとアトリはいないし、マヒワも少しだけ。鳥が少ない〜。でも、ミソサザイはあちこちにいました。地鳴きは、アオジとメジロが入ったウグイスってところ。実際メジロかなと一瞬思ったこともあったほど。
確認した鳥:キジバト、ヒヨドリ、ミソサザイ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、マヒワ、イカル、スズメ、ハシブトガラス
今冬2回目の果実と果実食鳥の調査です。赤い果実はそこそこまだ残っているといった感じ。一方、鳥の方はさっぱりいません。山の上の方では、ツグミ類はおらず、ヒヨドリも少ない。降りてくる途中にシロハラが1羽いて、里に下りてきてようやくツグミが2羽いただけ。鳥がいないので調査は楽だけど、あまりおもしろくもない。
確認した鳥:コジュケイ、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、シメ、ハシブトガラス
新年最初の鳥見は、大和川の水鳥の調査でした。暖かくて、絶好の調査日和。今冬はさほどカモ類が多くない、と思ってたらけっこう来ていて、カモ類を数えるのにちょっと時間をくいました。なんせ散らばっているので、面倒。一方、カモメ類は少なめで数えやすかった。このところ大雨がないせいか、大和川大橋と阪堺大橋の間の中州が発達していて、ユリカモメの大群が降りられる浅い水辺が減っているように思います。
確認した鳥:カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、シロチドリ、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、ウミネコ、ドバト、キジバト、カワセミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス