特別展「きのこ!キノコ!木の子! 〜きのこから眺める自然と暮らし〜」 を開催します
大阪市立自然史博物館では、平成30年7月21日(土)から10月21日(日)まで、特別展「きのこ!キノコ!木の子! 〜きのこから眺める自然と暮らし〜」を開催します。
カラフルなきのこ、かわった形のきのこ、突然現れるきのこ、ちょっと怖い毒きのこ。「きのこ」は学校では教えてもらえない、不思議な生き物として多くの人々の興味を誘う存在です。また、モチーフとしても様々なグッズやデザインに用いられる愛される生き物でもあります。
また、きのこは食文化の中にもしっかり根ざしてきました。かつて、蹴飛ばすほど取れたと言われ、今は絶滅危惧種とされるマツタケ。アカマツと共生するマツタケは、薪や草を刈っていた痩せた山によく生えたといいます。和食のうま味の重要な要素であるシイタケも、本来は暖地に生えるシイノキの枯れ木からはえる野生のきのこでした。これが明治に広がったクヌギの生産とともに各地で栽培されるようになりました。大阪の海岸の松林で取られた松露(ショウロ)、やはり松林の濕地(シメジ)。東北や信州で野生のきのこの食文化がなぜ豊かで、そしてなぜ失われつつあるのか。きのこからは、その向こうに地域の自然や暮らしが見えてきます。
こうしたきのこを、フリーズドライ標本、精密な絵画、先人の研究などを通してじっくり学び、楽しみ、鑑賞できる特別展になります。きのこを通して、「里山」と呼ばれる身近に利用してきた山林の自然についても理解を深めることができるよう工夫をこらしています。
開催概要
■名 称
特別展「きのこ!キノコ!木の子! 〜きのこから眺める自然と暮らし〜」
■主 催
大阪市立自然史博物館
■会 期
平成30年7月21日(土)〜10月21日(日)
※開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日
月曜日(ただし月曜日が休日の場合はその翌日) ※8月13日(月)は開館
■会 場
大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
TEL:06-6697-6221 FAX:06-6697-6225
HP:https://www.omnh.jp/
Osaka Metro御堂筋線「長居」駅下車3号出口・東へ800m
JR阪和線「長居」駅下車東出口・東へ1000m
■観覧料
大人500円、高校生・大学生 300円
期間内特別展フリーパス 大人1,000円、高校生・大学生600円
※本館(常設展)とのセット券は、大人700円、高校生・大学生400円。
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。
※本館(常設展)、長居植物園への入場は別途料金が必要です(セット券を除く)。
■後 援
日本菌学会、日本きのこ学会、関西菌類談話会、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会などを予定
■協 力
国立科学博物館、神奈川県立生命の星・地球博物館などを予定
■主な展示
プレスリリースはこちら