当館外来研究員がヨコエビの新種「ボウノボリヨコエビ」を発表しました

ヨコエビ類は主に海に生息する種類の多い小型甲殻類ですが、それでもなお、まだ知られていない種がたくさんあると考えられています。当館の有山啓之外来研究員とダイビングインストラクターの星野修氏は、伊豆大島・秋の浜の海底からとても変わったヨコエビを発見し、1月14日に新種としてイギリスの学術誌Journal of Natural History(オンライン版)に論文を発表しました。このヨコエビの大きさは約3mmで、海底上に自分で作った棒の上で生活するという特殊な生態を持ちます(下の写真)。和名はそれにちなんで「ボウノボリヨコエビ」と名付けられました。形態も今までに報告されているヨコエビの仲間とは大きく異なるため、ボウノボリヨコエビ科・ボウノボリヨコエビ属という新しい科と属がこの論文で創設されました。
採集地での生態の映像をYouTubeで公開していますので、ぜひご覧ください。
https://youtu.be/pXwys_PHne8
論文著者:有山啓之・星野 修 (ARIYAMA Hiroyuki & HOSHINO Osamu)
論文タイトル:A new superfamily, family, genus and species of marine amphipod, Protodulichia scandens, from Japan (Crustacea: Amphipoda: Senticaudata: Corophiida).
掲載誌:Journal of Natural History, 2019, Volume 53, No. 39-40, 2467–2477.
https://doi.org/10.1080/00222933.2019.1704588
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撮影:星野 修
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