講演録
2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年
2024年1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
学芸員なんて仕事をしていると、ちょっと話してくれってな話が舞い込んできて、断りにくかったりします。研究者だから、学会発表をしたりもします。あと、もちろん博物館の行事やらで人前で話をする機会もたびたび。
もともと人前で話をするのは苦手です。さすがに近頃は慣れてきて、あがるということはなくなってきました。それでも我ながら訳のわからん事を話していることもしばしば。
というわけで、記録を残して講演結果を反省しつつ、今後の参考にしようと思い立ちました。謙虚ー。
●2024年11月29日 15:35-16:15 大阪公立大学 博物館学展示論
タイトル:展示見学
場所:大阪市立自然史博物館 展示室
聴衆:41名
経過と準備:大阪市内の博物館が交代で担当する講議。来年から交代してもらえることになったので、今回が最後。大学から学生が移動してきて、イントロと、コミュニケーションカードを書く時間もいるし、16時30分には閉館なので、展示を解説できるのは40分程度。
キーワードは、メンテナンス(おもに虫、ほこり、電球替え)と来館者への配慮(展示効果、安全性、破損対応)。前者は、主に第1展示室で、後者は第5展示室で。法、照明の違いも盛り込む。
講演内容:講義の時間帯の悪口の後、タイムスケジュールの説明。2つのキーワード、メンテナンスと来館者への配慮の軽い解説。1970年代につくられた第1展示室と、2000年代につくられた第5展示室の対比を宣言。ここまでで5分。第1展示室で古い展示手法とそのメンテナンス(ケース内の展示という手法、そこでの電球の替えと埃の話)に15分。第5展示室で、展示の方針、新しい展示手法とそのメンテナンス、デジタルとアナログ展示のコストパフォーマンス、来館者の怪我や展示物の破損例の紹介に20分。講堂に戻って、コミュニケーションカードを書いてもらいつつ、まとめ5分で終了。
反省:入口にコミュニケーションカードを置いたらとってくれた。これでよかったのか! 登録60名なので、やってきたのは約2/3。今年は16時30分には全員が退出した。
●2024年11月28日 13:00-13:57 神戸動植物環境専門学校 高等課程
タイトル:学芸員の仕事と骨と進化となにわホネホネ団
場所:大阪市立自然史博物館 展示室
聴衆:生徒90名+教員1名
経過と準備:9月11日に打合せ。お題は「博物館の存在意義、哺乳類の進化について」。さらに、聞き手に動物園や水族館のスタッフを目指す者が多いので、自然史博物館と動物園・水族館との関わりにも触れて欲しい。けっこう注文が多い。と思ったら、5年前に某学校向けに、学芸員の仕事となにわホネホネ団とホネに見る動物の進化的なトークをしてたことを発見。それをヴァージョンアップすることにする。2日前に2時間。当日、ホネを準備。ウマとトラとアシカの頭骨、トラの前肢、キリンの頸椎・前肢、ニタリクジラ頸椎。
講演内容:学芸員の仕事4本柱の紹介。なにわホネホネ団の紹介。それに絡めて、博物館と動物園の関連。ホネから判る哺乳類の身体の話(頭、首)。最後は、大阪湾のクジラの話と絡めて水族館との関連。最後はメガマウス。
反省:聞いてた人数は120人なので大幅減。それはありがたい。予定を過ぎそうになって、前肢や後肢の話をはしょったのに、やっぱりオーバーした。先生の要望を入れすぎたのかも。
反応少なく、笑いは死体の送り方の部分だけ。盛り上がらなかった。質問も出ない。
用意した前肢とニタリクジラ頸椎は使わず。生徒1人がトラとウマの顎関節の説明をサポートしてくれた。その生徒を含め数人が終わってから骨を触ったり撮影したりしにきていた。
●2024年10月11日 13:30-15:15 WARP-LEENET エレの会
タイトル:「都市にすむカラスのくらしとつき合い方」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:41名
経過と準備:コロナ禍直前にお願いされた講演。コロナ禍に突入して、開催断念。もうなくなったのかな。と思っていたら、今年度の春に改めてお願いされた。5年前に少し準備しかけていたのを引っ張り出して、1週間前に1時間ほどで大枠をつくる。2日前に、2時間かけて整えて、抜けてる要素をピックアップ。前日に、1時間30分で抜けてる要素を入れて完成。
講演内容:ハシボソガラスとハシブトガラスの紹介から始まり、都市への進出、カラスの暮らし(なわばり、群れ、ねぐら)、食性と採食行動、気になる行動(枝落とし、蟻浴、遊び)。最後にカラスとのつき合い方。おまけでハッカチョウの話。
反省:1時間話をして、30分の質疑応答という話だった。が、1時間30分も話をしてしまい、質疑応答は15分しかなかった。笑いはとれたから、それでいいのかな。
●2024年9月14-15日 09:00-19:00 日本鳥学会2024年度大会
タイトル:「近畿地方とくに大阪府と奈良盆地におけるイソヒヨドリの繁殖期の分布拡大」
場所:東京大学農学部 弥生キャンパス
聴衆:18名(ちゃんと話した相手)+α(ちゃんと話せてない)
経過と準備:学芸ゼミ、オープンセミナー、鳥学会大会が同じテーマなので、準備も分散。出発10日前に、オープンセミナーの地図に少し修正を加えて、2010年代のデータ入力を始める。この日は5時間。入力作業はその後、出発9日前に3時間、4日前に10時間半、3日前に3時間+6時間、2日前に2時間+4時間。5日にわたって入力してみて分かったのは、データが足らなくて使えないってこと。まあそんな予感もしてた。出発2日前の夜に、昨年のイワツバメの話をベースにおおまかなレイアウト1時間。1日前、午前にイントロ・方法・謝辞作り1時間、午後に分布図に解説付けて仕上げに1時間半。ポスター打ち出し。
講演内容:全国鳥類繁殖分布調査と近畿地区・鳥類レッドデータブックを示しつつ、大雑把な日本全国と近畿地方のイソヒヨドリの内陸進出を紹介。調査方法と情報提供者リスト。結果は、大阪府の1980年代〜2020年代までの分布の変遷、奈良県のプロジェクトYの2000年代と2024年の繁殖分布。近畿地方全体の1990年代と2000年代の繁殖分布。まとめを入れる場所がなかった。たいしたまとめもないけど
反省:2010年代の手持ちデータは確認したが、発表に使えるだけのまとまりがなかったので断念。2010年代にもっと情報を集めたり、調査に行かなかったことが最大の反省。
●2024年8月17日 13:00-14:30 自然史オープンセミナー
タイトル:「関西のイソヒヨドリの内陸への進出」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:17名+オンライン55名
経過と準備:学芸ゼミ、オープンセミナー、鳥学会大会が同じテーマなので、準備も分散。それ以前に、今年の調査のまとめはしてるし。ということで、どこからが準備か判りにくいけど、学芸ゼミ以降の準備を。
半月前に8時間、4日前に6時間かけて、自分のフィールドノートから2000年代のイソヒヨドリデータを抜き出して入力してプロット。3日前に、博物館で集めた情報から2000年代のイソヒヨドリデータを抜き出して入力してプロット。2日前に、紀伊半島、滋賀県、兵庫県、京都府のデータを抜き出して、プロットの準備に1時間。さらに、学芸ゼミのパワポを組換えに、5時間。前日に、大阪府と奈良盆地以外の分布図作成、パワポ整えること4時間半。当日午前、2000年代の近畿全体の繁殖分布図を作ることを思いたち、急遽30分で作製。
講演内容:イソヒヨドリの面白さ(内陸進出、他の生物への影響)を紹介し、既存文献で大雑把な内陸進出の流れ。それから、いよいよ大阪府の年代別の繁殖分布の変遷。続いて、2000年代を中心に、奈良盆地、紀伊半島、京都府・滋賀県、兵庫県の繁殖分布を可能な範囲で。ムクドリとハッカチョウの繁殖分布の変遷をおまけに付けてから、イソヒヨドリの食性とツバメへの影響?って話。
反省:トークが1時間10分で、質疑応答が20分。質問は、イソヒヨドリがツバメの巣を襲う話と、海岸時代の食性。ぜんぜん笑いがとれなかった。
●2024年8月8日 11:15-12:05 教員のための博物館の日
タイトル:「ホネの見方、楽しみ方」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:約80名
経過と準備:前日に、過去のホネのパワポを漁って、ホネ展の解説書ベースに、ホネの話を整える。後ろにネコ展の見所紹介を付ける。特別展会場を回って、おすすめ展示を撮影してまわり、スクショでパワポに盛り込む。約6時間。
講演内容:脊椎動物各グループのホネのザクッとした紹介。動物の体の仕組みの話として、立体視、顎関節、手を捻る、後肢のタイプ、頸椎。ホネから判る病歴、ケガ歴。ホネの取り方。なにわホネホネ団紹介と死体募集。ネコ展の紹介は、世界のネコ、イエネコの家畜化、日本のヤマネコの食性の3本立て。
反省:後肢の話をおえた時点で、残り5分になっていて、頸椎・病歴・ケガ歴をざっと話して、ホネ取りの話ははしょって、ネコ展の宣伝して、なんとか5分オーバーで収めた。依頼された時、1時間は無理って言ったのだけど、1時間なら良かった。
●2024年7月30日 17:15-17:55 学芸ゼミ
タイトル:「大阪府と奈良盆地におけるイソヒヨドリの繁殖分布の内陸への拡大」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:5名+オンライン■名
経過と準備:10日前に、過去につくったイソヒヨドリ関連のパワポを漁る。1時間程度。3日前に、パワポを整理し、追加するデータを探索。3時間。前日に約6時間かかって、追加データの入力と一部プロット。当日、某会議の前と最中に、プロットを作製し、画像を整え、調査方法などのページを作成。約3時間。
講演内容:全国鳥類繁殖分布調査の結果、近畿地区鳥類レッドデータブックの紹介。を前振りに、奈良盆地の2000年代と2024年の分布の比較。大阪府における1990年代以前、2000年代、2014年、2024年の繁殖期の分布の変遷。大阪鳥類研究グループで行った2014年と2024年の調査結果については、ムクドリとハッカチョウの結果も紹介。
反省:質問はないだろうと思ってたが、3人からいろいろ質問された。トーク20分、質疑20分くらいだったと思う。オープンセミナーのテストランとしては、イソヒヨドリの生態についての解説をもっと最初にすべき。オープンセミナーでは 、琵琶湖周辺や紀伊半島の話も盛り込みたいので、大阪府の話をしてから、周辺地域に話を広げた方がいいかもしれない。
●2024年7月15日 17:30-18:30 特別展ネコ 子どもワークショップサポートスタッフ向け解説
タイトル:「ネコ」
場所:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
聴衆:約30名
経過と準備:一昨日にネコ屋さんが一通り話してるのを聞いたので、あとはネコの毛色の復習だけ。
講演内容:今回の特別展の流れの話。食肉類とネコ科の祖先の化石を見て、スミロドンも説明。現生食肉類はコーナーで、最近の分類と食肉類の食性の話。ジャガーとヒョウのフラットスキンを見分けてから、ネコ科の頭骨解説。トラの全身骨格で鎖骨と後肢の話。イエネコの毛色、三毛猫、お曲がりネコの話。世界のネコの種数が増えた話をしてから、アフリカ(スナネコの鼓室胞、チーターの頭骨)、南北アメリカ(南米の小型ネコ、コロコロ借りた話、オオヤマネコの足裏)、ユーラシア(トラの亜種のサイズ差、マーブルキャット)と野生ネコ。尿の臭いをかがせてから、イエネコの歴史(ミイラは本物か?)、最新研究。日本のヤマネコの食性と食べ物と仲間、交通事故の話。毛皮を触るときの注意。
反省:終わってからも55分ほど展示を見ながら、うだうだいろいろ話をした。その時に、ネコのヒゲの話もした。手首ひねる話を完全に忘れてた。でも、前回よりはちゃんと話せたかも。
●2024年7月11日 17:00-18:00 特別展ネコ スタッフ向け解説
タイトル:「ネコ」
場所:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
聴衆:約40名
経過と準備:おおむね展示が完成した当日昼間にパネルをチェックして、予習。
講演内容:入口で展示構成の概要説明。化石はパスして、食肉類のイヌ系統とネコ系統の話。ネコ科動物の歯(スミロドンの歯)、顎関節、爪、四肢、前肢のひねり。イエネコの毛色、曲がり尾、起源・家畜化、最新研究。世界のネコ科動物の種数、系統と分布、コロコロ、オオヤマネコの足裏。西表島の動物(オサハシブトガラス)、対馬の動物(ツシマテン、カワウソ、ツシママムシ)。イリオモテヤマネコとツシマヤマネコの調査、食性、識別点。世界のヤマネコ、日本のヤマネコの保護活動。
反省:予習が足らなかった。終わってから、ネコの先生にいろいろ教わった。
●2024年7月10日 10:00-11:20 株式会社自然総研(池田泉州ホールディングス)セミナー
タイトル:「街で繁殖する鳥」
場所:大阪市立自然史博物館 集会室
聴衆:26名
経過と準備:前日に1時間かけて、過去のパワポを再編集。公園で繁殖する鳥の変遷の話をベースに、2年前の大阪市内のツバメ巣調査(12年前の関西の駅ツバメ調査)、昨年の大阪府のコシアカツバメとイワツバメの調査を付ける。さらに後ろに現在進行形のムクドリ・イソヒヨドリ・ハッカチョウ調査を付けて終了。都市鳥の話、市街地のタカ、スズメの減少の話は省略。おまけで、最後にカラスの巣とのつき合い方を付ける。
講演内容:大阪市内で繁殖する鳥の変遷からの、公園で繁殖する鳥の調査。大阪市内のツバメ→関西の駅ツバメ→大阪府のコシアカツバメ・イワツバメの話。イソヒヨドリ・ムクドリ・ハッカチョウの調査の紹介と情報募集。
反省:関西の駅ツバメまでで1時間経ってしまい、あとは主催者の顔色を窺いながら、コシアカツバメ・イワツバメ、イソヒヨドリやハッカチョウなどの話をして終わろうとしたら、カラスの話も聞きたいという声がでて、やむなくカラスの巣とのつき合い方。というか頭の蹴られ方の話。20′オーバーした。質疑の時間はとれないので、質問のある方はMSCのカウンターでといったら4名が質問に来られた。2人はカラスの質問。良くも悪くもカラスへの興味は高いらしい。
●2024年4月20日 14:25-14:50 自然史オープンセミナー「プロジェクトY〜大和川水系調査〜中間発表&今年の調査」
タイトル:「哺乳類班の調査について」「両生爬虫類班の調査について」「鳥類班の調査について」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:21名+オンライン20名
経過と準備:3日前に3時間かけて、調査計画をつくって、2023年度の成果を示す対象をセレクト。前日に7時間かけて分布図作成してはめ込む。当日、朝に分布図2枚追加、昼休みに分布図1枚追加。基本的には、20年前の分布図と、この1年に集まったデータで作成した分布図を見せる。ヌートリア、イワツバメ・コシアカツバメ、イソヒヨドリは大阪府全体の分布図と、奈良盆地の分布図という組合せ。
講演内容:哺乳類班は、カヤネズミとヌートリア中心で、ヌートリアのデータを示す。両生爬虫類班は、アカガエル類中心で、分布図を示す。スッポン、ヒキガエル、モリアオガエル、カジカガエルの情報募集。鳥類班は、ツバメ類とイソヒヨドリのデータは手厚く示し、カワウとサギ類、そしてカワガラスの分布図も示した。おもには繁殖期の河川の鳥の調査の参加者募集。
反省:今年も画像入れるのを忘れた。質問は一つもなし。とっちらかっていたし、面白くなかったのかも。
●2024年3月17日 13:00-15:00 日本生態学会第71回大会
タイトル:「大阪市におけるツバメの巣の分布の変遷:2012年と2022年の比較」
場所:リモート
聴衆:■名
経過と準備:2012年と2022年に大阪市内24区を自転車で走り回って調べた結果を報告。この機会に、データを整理して、巣の位置のプロットを示そうと思っていたが、直前に全然時間がとれずに断念。区毎の巣の数というザクッとした結果の紹介になった。準備は、3日前に1時間半かけて、構成と枠組みを決めた。2日前に3時間半かけて、ポスター完成させて、アップした。グラフを1つ作った以外は、ありものの図表を並べただけに近い。1時間近くは、ファイルサイズを5MB以下に収めるために画像サイズを減らす事に着いたしていた。
講演内容:自転車で走り回るという調査方法の説明、見逃し率の推定、区毎の巣の数と、水田の有無との関連。10年間での巣の数の減少傾向。2012年の巣の密度と減少率との関係。
反省:講演要旨に大阪市23区と書いてあった…。質問は1つ頂いた。
●2024年3月5日 16:00-16:30 大阪鳥類研究グループ総会
タイトル:「大阪府下の公園で繁殖する鳥の調査 第6回の報告」「大阪府のイワツバメとコシアカツバメの繁殖分布の変遷」「2014年の大阪府のムクドリ・イソヒヨドリ・ハッカチョウ繁殖分布調査」
場所:ハイブリッド
聴衆:対面12名+リモート14名
経過と準備:2日前に3題のパワポ準備。後の2題は、以前話したことがあるので、並べ直しただけ。公園調査は、表をカラーで仕立て直した。約2時間。
講演内容:大阪府の公園調査は、過去6回の出現公園数の変遷を中心に。コシアカツバメとイワツバメの繁殖分布については、変遷、今回の調査方法、見逃しの可能性などを紹介。過去の泉南でのイワツバメの繁殖情報をいう思わぬ収穫があった。今年の調査にむけて、2014年のムクドリ、イソヒヨドリ、ハッカチョウの分布調査を振り返った。おもにイソヒヨドリの繁殖分布の変遷について語った感じ。
反省:4年ぶりに対面開催。大部分が対面参加かと思ったら、予想外にリモートが多かった。が、チャットでの質問見逃したり、Zoomで共有した画面はスライドショーではなかったり(うまくできなかった)、いろいろミスが多かった。また、パワポの画面の送り方に変な癖が出て、何度も立ち上げ直した。
●2024年3月1日 09:30-17:00 地域自然史と保全研究大会
タイトル:大阪府南部、とくに貝塚市の哺乳類
場所:大阪市立自然史博物館 ナウマンホール
聴衆:83名
経過と準備:2日前に、約1時間半で準備。昨年の鳥学会大会でのイワツバメの発表に、昨年の学芸ゼミで話したコシアカツバメの分布の変遷を組み込んだ。
講演内容:軽いイントロと調査方法の説明の後、イワツバメ(分布図5枚)とコシアカツバメ(分布図3枚)の繁殖分布の変遷を示す。最後に情報提供者リスト。
反省:大阪鳥類研究グループ名義で発表。
●2024年2月8日 10:00-10:45 貝塚市立東山小学校
タイトル:大阪府南部、とくに貝塚市の哺乳類
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:119名
経過と準備:貝塚市の動物について話して欲しい、とのリクエスト。前日に約2時間かけて準備。
講演内容:地図で小学校の位置と周辺環境を確認。貝塚市に生息する哺乳類のリスト。からの、貝塚市にいないシカの話。あとは、食虫類、アブラコウモリ、齧歯類、ノウサギとイノシシ、食肉類の生息状況と見つけ方。最後にヌートリアとハッカチョウの情報募集。
反省:ネット配信がないので、著作権のしばりが緩めでありがたい。WINDOWSでの動作を確認し忘れたので、文字化けと文字のずれの嵐だった。最後の12分ほどは質問タイム。学校の周りで哺乳類を見たという話もいっぱいしてくれた。あまり笑いはとれなかったけど、興味は持ってもらえた様子。
●2024年1月31日 14:00-14:30 大阪市エコボランティア研修
タイトル:自然史博物館のボランティアについての概要
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
聴衆:13名
経過と準備:12月に突然、研修を引き受けて欲しいという打診があった。なんやかんやで、30分ほどのトークを引き受けることに。前日に1時間ほどで準備。
講演内容:ボランティアは入れてない宣言から、友の会、なにわホネホネ団、自然史フェスティバル、市民参加型調査、補助スタッフ制度の紹介。
反省:一応笑いは取れたけど…。友の会入会を強く勧めていたけど、3人くらいはすでに会員だったもよう。