博物館に収蔵されているアンモナイト化石の3D画像を公開しました
大阪市立自然史博物館では、貴重な収蔵資料を公開するための1手法として、3D画像の作成を行っています。この度、当館が収蔵するアンモナイト化石の3D画像を、3Dデータの公開・共有サイトであるSketchfab(スケッチファブ)に公開しました。このデータは、どなたでも無料で見ることができます。また、データを無料でダウンロードして利用できます(ダウンロードするには、スケッチファブのアカウントを取得する必要があります)。
普段は展示されていない化石を様々な向きから見て、標本の形の面白さを感じていただければ幸いです。今後も不定期にデータを作成し、順次アップロードしていく予定です。
Sketchfabの自然史博物館のページへはこちら→
https://sketchfab.com/OMNH
現在公開中のアンモナイト化石
・ゴードリセラス イズミエンゼ:ホロタイプ(完模式標本)1点、画像1点
・プラビトセラス シグモイダーレ:1点、画像3点
・パキディスカス アワジエンシス:ホロタイプ(完模式標本)を含む3点、画像5点
・パタジオシーテス ラエビス:ホロタイプ(完模式標本)1点、画像1点
・ディディモセラス アワジエンゼ:1点、画像1点
※複数のパーツに分かれている標本は、各パーツと組み合わせたものの3D画像をそれぞれ公開しています。
関連資料(化石の記載論文など)
大阪市立自然史博物館研究報告:自然史博物館のリポジトリからPDFをダウンロードできます。
https://omnh.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&index_id=235&pn=1&count=20&order=7&lang=japanese&page_id=13&block_id=21
● Matsumoto, T. and Morozumi, Y. (1980) Late Cretaceous ammonites from the Izumi Mountains, Southwest Japan. Bulletin of the Osaka Museum of Natural History 33: 1-31, pls. 1-16.
● Morozumi, Y. (1985) Late Cretaceous (Campanian and Maastrichtian) ammonites from Awaji Island, Southwest Japan. Bulletin of Osaka Museum of Natural History 39: 1-58.
特別展解説書
● 大阪市立自然史博物館(2011)『第42回特別展「来て!見て!感激! 大化石展」解説書』
大阪市立自然史博物館の標本
● 宮本コレクション:https://www.omnh.jp/collection/k_074.html
画像を動かしていろいろな方向から見ることができます