(財)大阪市博物館協会が発足

 2010年4月1日、財団法人大阪市文化財協会と財団法人大阪市美術振興協会が統合されて財団法人大阪市博物館協会が発足しました。この法人は「文化財の調査研究と保存、大阪市の博物館・美術館の運営、及びそれらの相互連携、成果の公開・活用を通じて、広く学術・文化・教育の向上と発展に寄与すること」(寄付行為第3条)を目的としています。
 指定管理者制度が導入されて以来4年間、大阪市立自然史博物館は大阪市文化財協会を指定管理者とし運営されていましたが、今年度以降は大阪市からの指名によって選定されたこの大阪市博物館協会のもとで運営されることになります。当面の指定管理期間は4年間です。
 大阪市博物館協会は、大阪市立自然史博物館、大阪歴史博物館、大阪城天守閣、大阪市立美術館、大阪市立東洋陶磁美術館の5館の管理・運営を行うとともに、大阪市文化財研究所を設置して文化財とそれに関する資料の調査研究、それらの保存と活用を図るための事業を実施します。
 このような、博物館等の運営を主たる事業とする大規模な財団は、東京都歴史文化財団を除けば他都市に例がありません。今後はこれらの博物館等が連携して新機軸を打ち出すことによって総合力を発揮し、大阪市の新たな魅力を創出するために、当館としても力を注ぎます。ご期待下さい。
          (館長 山西良平)
大阪市博物館協会のHPは暫定的に以下からごらんいただけます
http://www.museum.city.osaka.jp/kyokai/