7月24日より特別陳列「三木 茂博士が収集したメタセコイア化石と水草標本」 を開催します
大阪市立自然史博物館は、平成22年7月24日(土)から9月20日(月・祝)まで、本館2階イベントホールにおいて、特別陳列「三木 茂博士が収集したメタセコイア化石と水草標本」を開催します。
元大阪市立大学教授である三木茂博士(1901〜1974)は水草研究および植物化石の研究において大きな功績を残しました。特に1941年には、メタセコイアの化石を発見し、博士が復元したとおりの現生のメタセコイアが中国で発見され話題になりました。また、イヌタヌキモやネジレモなどの新種の水草を発見し、日本で初めての本格的な水草の図鑑である「山城水草誌」を出版し、古生物学と植物学の発展に尽力しました。
三木博士は大阪市立自然史博物館友の会の前身である大阪自然科学研究会会長を務め、自然史科学の普及活動に貢献されました。博士の植物化石や水草の標本は当館に寄贈され、約36000点の標本が「三木茂博士コレクション」として収蔵されています。
本年は三木博士がメタセコイア化石を発見して70年目を迎えます。この機会に、特別陳列「三木 茂博士が収集したメタセコイア化石と水草標本」を開催し、博士が行った研究をわかりやすく紹介するとともに、当館が収蔵している「三木茂博士コレクション」を展示します。
また、平成22年8月3日(火)から5日(木)には「第3回国際メタセコイアシンポジウム」、8月21日(土)には「水草研究会」が当館で開催されます。これらの学会は、世界または、日本の古生物学、植物学の研究者を招いて行われ、ポスター発表については一般公開されますので市民の皆様にも研究の最前線をご覧いただけます。
本展によって、多くの人々に水草やメタセコイアを始めとする植物への関心を深めていただき、自然観察や植物の歴史を考察する機会としていただければ幸いです。
開催概要
(1) 名 称 特別陳列「三木 茂博士が収集したメタセコイア化石と水草標本」
(2) 会 期 平成22年7月24日(土)〜9月20日(月・祝)
※休館日 毎週月曜日(ただし、休日の場合は翌日)
※開館時間 9時30分~17時(入場は16時30分まで)
(3) 会 場 大阪市立自然史博物館 本館2階イベントスペース
所在地:〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
最寄駅:地下鉄御堂筋線長居駅3号出口から東へ800m
JR阪和線長居駅から東へ1km
(4) 主 催 大阪市立自然史博物館、第3回国際メタセコイアシンポジウム実行委員会、水草研究会
(5)観覧料 自然史博物館本館入館料 大人300円、 高校・大学生200円
※中学生以下、障害者手帳等持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明)は無料。30名以上の団体割引あり。
メタセコイア化石発見の基になった標本。圧縮化石のプレパラート標本。大阪市立自然史博物館所蔵。スケールのメモリは1cm。
特別陳列の詳細、関連行事および、資料写真などは
こちらのプレス資料(PDF:2.3M)に示しています
また取材関係資料などはゆとりとみどり振興局内の発表ページ
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/yutoritomidori/0000081829.htmlからダウンロードをお願いします。