常設展示にソデイカが仲間入り

8月1日から、博物館本館第3展示室「24F 海は生命のふるさと 海にすむ大きな生物」のコーナーに「ソデイカ」の液浸標本が仲間入りしました。
ソデイカは全世界の温帯~熱帯域に分布し、食用にされる大型のイカです。名前は袖(そで)を思わせる大きな鰭(ひれ)に由来します。沖縄ではソデイカ漁がさかんで、この標本は2011年春に大東諸島東方沖で漁獲されたものです。胴長(外套長)83cm、重さ19.5kgのオスで、ソデイカとしては大きいほうです。
この標本は、2011年夏から全国巡回した特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」で展示されていました。巡回展の終了にともない、当館の常設展示に仲間入りすることになりました。
実はみなさんがスーパーで買っているイカの切り身やフライは、ソデイカかもしれません。でも、さばかれる前の大きな体を見ることはなかなかありません。博物館でぜひ、その姿をご覧ください。
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