「博学連携ワークショップ2022 第3回 学芸員の研究活動から学習指導要領を考える」を開催します

 博物館と学校連携については、これまでもさまざまな連携事例が報告されてきましたが、さらに連携の質を高めていくためには、学校と博物館双方のさらなる理解が必要です。2022年度は、学校と博物館の理解を深めるために、1回だけの企画でなく、継続的に意見交換を行い、博学連携について考える場として「博学連携ワークショップ」を実施しています。
 ワークショップのテーマは、「学習指導要領」の重要な視点である「新しい時代に必要となる資質・能力の育成」「社会に開かれた教育課程」「主体的・対話的で深い学び」の実現です。これを実現するための博物館と学校が協働で実践できる教育とは、どんなものでしょう。
 さまざまな事実や観察から「問い」を見つけ、その解を見つけるために、研究方法を考え、実際に調査・研究する学芸員の活動は、もしかしたら、学習指導要領の重要な視点につながるかもしれません。
 第3回のテーマは、学芸員の研究活動です。学芸員がどんな研究活動をしているのかなど、学芸員にインタビューして、ポスター作りワークショップをします。児童・生徒のみなさんに学芸員の研究活動の何をどのように伝えるのか、一緒に考えてみませんか。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等によって、行事内容を変更または中止する可能性があります。
第3回の内容
・開催日時 2022年10月29日(土)13:00~17:00
・会  場 大阪市立自然史博物館
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
(最寄駅)Osaka Metro御堂筋線「長居」駅下車3号出口・東へ800m
JR阪和線「長居」駅下車東出口・東へ1000m
・参加対象 学校教育関係者および博物館関係者
・定員 30名 ※先着順
・参加費 無料
・申込 10月26日(水)までに、申込みが必要です。学校名や博物館名等所属・名前を書いて電子メール(tm@mus-nh.city.osaka.jp )でお申込みください。大阪市立自然史博物館ホームページのイベントページからもお申込みできます。
・申込先・問合先
大阪市立自然史博物館 学校と博物館連携担当 
電話 06-6697-6221 メール tm@mus-nh.city.osaka.jp
・プログラム
13:00~13:30 博学連携ワークショップの趣旨説明
        博学連携ワークショップ第1回・第2回の振り返り
        第3回のワークショップの説明など
13:30~14:00 グループに分かれて、自己紹介。
        どんなことを学芸員に聞きたいか(インタビュー内容)、
        どんなことを児童・生徒に知らせたいなどを考える。
14:10~15:10 学芸員へのインタビュー、バックヤードツアーなど
15:20~16:20 学芸員の仕事(研究活動)の紹介ポスター作り
16:30~ 発表・振り返り・意見交換など
<博学連携ワークショップ2022のこれまでの記録とこれからの予定>
■第1回
2022年6月25日(土)13:00~
テーマ:博物館と学習指導要領、対話型鑑賞
博物館と学習指導要領に関する講演「連携する意義と学習指導要領」
対話型鑑賞の講演「「?→! ~ サイエンスとアートの境界 ~ 」と実践
■第2回
2022年8月3日(水)終日 教員のための博物館の日
テーマ:博物館での「問い」の見つけ方 講演と実践ワークショップ
博物館のワークシートについての講演と「博物館で問いを考える」ワークショップ
※教員のための博物館の日の一つのプログラムとして実施しました。
■第3回~第5回
テーマ:学芸員の仕事を伝える展示キット「ジュニア学芸員になる方法(仮称)」を作る。(数回実施 学芸員の仕事を知り、それを伝える展示キットの企画、評価など)
・第3回 2022年10月29日(土)今回 学芸員へのお仕事インタビューとポスター作りワークショップ※以降に進める展示キット開発のヒントにします。
・第4回 日程未定 展示キット「ジュニア学芸員になる方法」
※企画検討・途中段階の評価など、博学連携ワークショップでの進め方は検討中です。
・第5回 日程未定 展示キットのお披露目とシンポジウム
※「博学連携ワークショップ2022」は、JSPS科研費JP19K01151(研究課題名「新学習指導要領が目指す学びの実現を学校との協働で実践する博物館教育の研究」)を受けて実施します。