講演録
2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年
2025年1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
学芸員なんて仕事をしていると、ちょっと話してくれってな話が舞い込んできて、断りにくかったりします。研究者だから、学会発表をしたりもします。あと、もちろん博物館の行事やらで人前で話をする機会もたびたび。
もともと人前で話をするのは苦手です。さすがに近頃は慣れてきて、あがるということはなくなってきました。それでも我ながら訳のわからん事を話していることもしばしば。
というわけで、記録を残して講演結果を反省しつつ、今後の参考にしようと思い立ちました。謙虚ー。
●2025年4月12日 15:10-16:10 自然史オープンセミナー「プロジェクトY~大和川水系調査~中間発表&今年の調査」
タイトル:「カエル班・カメ班の調査について」「ネズミ班の調査について」「トリ班の調査について」
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
聴衆:25名+オンライン■名
経過と準備:2024年度の大和川水系のデータを引っ張り出して、分布図を作成する。イソヒヨドリはすでに分布図ができている。ヌートリア、カヤネズミ球巣、アカガエル類卵塊のデータは入力が済んでいる。4日前に9時間かけて、カワウ・サギ類の営巣地、コシアカツバメ・イワツバメの営巣地、カワガラス、河川の繁殖期の水鳥のデータを引っ張り出した。3日前に2時間、2日前に4時間かかって、河川の冬鳥のデータを引っ張り出した。これでデータは揃った。で、2日前に8時間かかって、分布図7枚を作成。前日は、2時間かけてアカガエルのデータを整えて分布図作成、7時間かけて昨年の中間発表をベースにパワポを作成。
講演内容:カエル班は、アカガエル類卵塊調査の分布図を示す。ネズミ班は、ヌートリアの大阪府の分布変遷及び奈良盆地の分布図、カヤネズミ球巣の分布図。トリ班は、まず2024年度に実施した繁殖期と冬期の河川の鳥の調査の結果の集計を示し、2004年度の冬期の調査結果と比較。カワウ・サギ類の営巣地、カワガラスの繁殖分布を示し、2000年代と比較。コシアカツバメ・イワツバメの営巣地、イソヒヨドリの繁殖分布は、大阪鳥類研究グループによって行われた大阪府全体の繁殖分布とその変遷を示し、奈良盆地の分布図の現状を示す。最後に、情報募集一覧を示し、繁殖期のため池の水鳥調査の参加者募集。
反省:30分ちょっとで終わるつもりが、1時間話してしまった。あまり盛り上がらなかったし反省。質問は大和川のヌートリアとユリカモメ程度。
●2025年3月15日 10:00-12:00 令和6年度 自然環境を考える講演会
タイトル:「市街地周辺で繁殖する鳥の変遷」
場所:サプリ村野南館2F 環境保全研修室
聴衆:40名
経過と準備:4日前に作業約1時間、前日に作業約1時間。公園繁殖鳥を軸に、ツバメ類、イソヒヨドリ、ハッカチョウなどの話を盛り込む。
講演内容:大阪鳥類研究グループの活動紹介と大阪府で繁殖する鳥を、イントロとしてざっと説明。あとは、大阪市と大阪府の公園で繁殖する鳥、大阪市のツバメと大阪府のイワツバメとコシアカツバメ、大阪府のイソヒヨドリ・ムクドリ・ハッカチョウの分布とその変遷を解説。大阪の市街地で繁殖する猛禽類を紹介してから、営巣するカラスとのつき合い方を解説して終了。
反省:まあまあ受けたかなぁ。質問時間は10分しかできなかった。質問は4つほど出た。
●2025年3月8日 16:00-16:30 大阪鳥類研究グループ総会
タイトル:「大阪府のムクドリ・イソヒヨドリ・ハッカチョウ繁殖分布:2014年と2024の比較
」「2000年の大阪府下のため池で繁殖する鳥の調査を振り返る」
場所:Zoom
聴衆:リモート16名
経過と準備:3日前に2題のパワポ準備。約1時間。いずれも以前話したことがあるので、仕立て直しただけ。
講演内容:大阪府の公園調査は、過去6回の出現公園数の変遷を中心に。コシアカツバメとイワツバメの繁殖分布については、変遷、今回の調査方法、見逃しの可能性などを紹介。過去の泉南でのイワツバメの繁殖情報をいう思わぬ収穫があった。今年の調査にむけて、2014年のムクドリ、イソヒヨドリ、ハッカチョウの分布調査を振り返った。おもにイソヒヨドリの繁殖分布の変遷について語った感じ。
反省:招待講演の講師がリモートなので、全体もリモートに。ゲストが気を遣って質問してくださった。
●2025年3月2日 10:00-17:00 地域自然史と保全研究大会
タイトル:大阪府におけるイソヒヨドリ、ハッカチョウ、ムクドリの繁殖期の分布の変遷
場所:大阪市立自然史博物館 ナウマンホール
聴衆:115名
経過と準備:3日前に、約1時間半で準備。昨年の鳥学会大会でのイソヒヨドリの発表から、近畿と奈良盆地の部分を除いて、ハッカチョウとムクドリの分布の変遷を組み込んだ。
講演内容:イソヒヨドリの内陸進出の動向説明の後、方法と謝辞。そして年代ごとのイソヒヨドリの分布の変遷、2014年と2024年のハッカチョウとムクドリの繁殖分布を示す。
反省:大阪鳥類研究グループ名義で発表。ポスターの前で雑談はしたけど、まじめに説明はしなかった。