大阪市立自然史博物館本館3月1日リニューアルオープン

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 大阪市立自然史博物館では、平成18年1月16日(月)から実施した本館の一部改修工事が、2月28日(火)に完成し、3月1日(水)にリニューアルオープンします。
 リニューアルオープンする3月1日(水)には、午前10時30分からセレモニーを実施し、今回、新たに展示した「ナガスクジラ」の愛称を4月10日(月)まで募集するとともに、リニューアルオープン後も様々な関連事業を実施します。
関連ページ
https://www.omnh.jp/renewal/renewal.html

https://www.omnh.jp/renewal/whale.html

 改修工事は、本館の入り口付近を、市民の皆さんにとってより親しみやすいものにするため、次の三つの点を中心に進められました。
◆1 全長19mのナガスクジラ
本館と西に隣接する「花と緑と自然の情報センター」の間のポーチに、大阪湾で採集された全長19mのナガスクジラ(※1)の全身骨格を天井から吊るし、建物のガラス面にナガスクジラのシルエットを配することにより、まるでクジラが大海を悠然と遊泳しているように展示します。
◆2 三つのテーマの展示を展開
本館入り口のホールでは、自然史博物館開館以来、30年余りの調査研究によって蓄積された資料に基づき、「大阪における人と自然のはじまり」(※2)、「大阪における人の活動と自然」(※3)、「地形図で見る大阪の変化」(※4)という三つのテーマの展示を展開します。
  正面の大型スクリーンでは、展示内容への理解を深めるための映像や、自然史博物館の催し案内などを投影するほか、展示室での学芸員のミニトークにも活用します。
◆3 ミュージアムサービスセンター
市民の皆さんへの窓口として親しまれてきた普及センターは、ミュージアムサービスセンターと改名し、市民の学習支援や学校教育のサポート拠点として、ご来館の皆さんや博物館友の会の皆さんが集えるサロンとしてより多機能な場所になります。


※1 「ナガスクジラ」
   この鯨は、1990年4月に堺泉北港に漂着し、自然史博物館で骨格標本にしたものです。解剖に当たっては、和歌山県太地町の皆さんにご協力いただき、骨格標本にする作業には、延べ数百名の市民の方々の協力を得ました。日本近海で採集され展示されている鯨類では、最大の標本です。この鯨は、大阪という大都市も、鯨の泳ぐ大自然と隣り合わせだというメッセージを、私たちに伝えているのではないでしょうか。
※2 「大阪における人と自然のはじまり」
   大阪市平野区の長原遺跡では、大阪でもっとも古い3万数千年前をはじめ、いろいろな時期の石器が発掘されています。大阪の黎明期の人びとの活動を、発掘された石器を通してご覧いただきます。
   1974年の開館以来展示されているナウマンゾウは、そのころの日本を代表する動物でした。今回のリニューアルに当たっては、ナウマンゾウと共に当時の人びとの目に触れたであろうヤベオオツノジカを復元し展示します。オオツノジカとはウシほどの体に巨大な角を持った大型のシカです。今回、最新の化石資料に基づいて角の形を復元しています。
※3 「大阪における人の活動と自然」
   人びとの生活が狩りを中心としたものから、農業を中心としたものへ移り、大きな集落を作るようになって、大量の木を利用し始めると、森の様子はどんどん変わっていきました。人が自然に与えた影響はどんなものだったでしょう。
※4 「地形図で見る大阪の変化」
明治20年ころから現在までの時期の異なる地形図や航空写真をパネル並びにパソコンを使った装置で比較できます。