4月18日(土)から特別展「世界のチョウと甲虫」 岡村宏一コレクションのすべて
大阪市立自然史博物館では、平成21年4月18日(土)から5月31日(日)まで、長居公園の花と緑と自然の情報センター2階ネイチャーホールにおいて、特別展「世界のチョウと甲虫」 ~岡村宏一コレクションのすべて~ を開催します。
世界のチョウや甲虫の収集家である岡村宏一氏のコレクションは、大型で美しい種類や珍しい種類の標本ばかりでなく、すべての種・亜種を網羅していることで、昆虫学の研究資料として極めて貴重なものです。
チョウ類・ガ類・甲虫類(カブトムシやクワガタムシの仲間)などの標本が、コレクションの主要部分を形成しますが、中でもチョウと甲虫の標本の質と量は、学術的価値の高い稀有なコレクションとして内外に誇れるものです。
本展では、その標本3万点を一挙に公開します。展示ホールに足を踏み入れると、色鮮やかで美しい多種多様な標本に囲まれた昆虫の世界が広がります。
岡村氏は35年以上にわたり、これらの標本を集められ、奥深い自然の創造物を永続的に保存したいと考えておられます。ぜひとも、この機会に標本にうめつくされたホールで、昆虫の多様性の不思議をご覧いただき、豊かな地球の自然について皆で考えてみましょう。
写真上:アロッティトリバネアゲハ♂
Ornithoptera allotei
ソロモン群島のブーゲンビル島で採集されたオス1頭の標本に基づいて、新種として記載された種類で、現存する標本が数個体しかない希少種。本種は、独立の種類とする説と、ビクトリアトリバネアゲハとアオメガネトリバネアゲハの雑種とする二説がある。本種の名前は、最初の標本を採集した宣教師のアロッテにちなんでつけられている。別名ブーゲンビルトリバネアゲハ。
写真下:エラフスホソアカクワガタ
Cyclommatus elaphus
スマトラに生息するクワガタムシで、大アゴの付け根のオレンジ色が美しい。学名はシカを意味する。
特別展の詳細は
プレスリリース(PDF414KB)をご覧ください
【開催概要】
①名称 第38回特別展「世界のチョウと甲虫」 ~岡村宏一コレクションのすべて~
②会期 2009年4月18日(土)~5月31日(日)
※休館日=毎週月曜日(ただし、4/27(月)、5/4(月)は開館、5/7(木)は休館)
※開館時間=9:30~17:00(入場は16:30まで)
③会場 大阪市立自然史博物館ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
所在地:〒546‐0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
最寄駅:地下鉄御堂筋線「長居」3号出口東へ約800m、JR阪和線「長居」東へ約1km
④主催 大阪市立自然史博物館
⑤後援 大阪府、大阪府教育委員会
⑥観覧料 大人400円、高校生・大学生 300円(30人以上団体割引あり)
本館(常設展)入館料(大人300円、高大生200円)とのセット料金は、大人600円、
高大生400円。
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方(要証 明)は無料。
⑦問合せ 大阪市立自然史博物館 TEL:06-6697―6221
https://www.omnh.jp/