ミニ展示「陸前高田市海と貝のミュージアム所蔵の貝類標本とそのレスキュー」
2011年3月の東北地方太平洋沖地震により、東北地方の博物館施設は大きな被害を受けました。自然史博物館では被災したこれらの施設の標本のレスキューを行っています。
陸前高田市海と貝のミュージアム(岩手県)は、今回の津波により建物全体が水没し、流失を免れた標本も大半が浸水する被害を受けました。これらは2011年4月上旬に現地から回収されましたが、標本にカビが発生したり、ラベルが傷んだりしていたため、洗浄・殺菌・乾燥作業を行うことになりました。自然史博物館ではこのうち陸産貝類(柵山龍司コレクション)の微小種約500点を預かり、復旧作業を行いました。作業は自然史博物館友の会の会員から募ったボランティアの皆さんの手で進められました。今回のミニ展示では、復旧を終えた標本の一部(22点)をご紹介します。
展示期間:3月2日(金)から6月3日(日) ※月曜休館(ただし4月30日は開館)
時間:午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
場所:自然史博物館 本館1階 ナウマンホール
観覧料:常設展の入館料(大人300円、高大生200円、中学生以下無料)でご覧頂けます。
協力:陸前高田市海と貝のミュージアム、岩手県立博物館
問合せ:動物研究室・石田