博物館と百貨店ディスプレイの意外なコラボ
自然史博物館の所蔵標本を中心に東京・名古屋・大阪のLIXILギャラリーで展開された「種子のデザイン 旅するかたち」展はブックレットとともに大変好評をえて、5月24日終了しました。
けれども、プロジェクトにはまだ「その後」の展開がいくつかあります。
一つ目は意外な、ええっ?て思うようなコラボレーションです。
伊勢丹新宿店、新宿伊勢丹メンズ館、三越銀座店、三越日本橋店で展開中のオータム&ウィンターのウィンドー展示にて大阪市立自然史博物館と兵庫県立人と自然の博物館の所蔵品を撮影した「種子のデザイン 旅する形」がデザインモチーフに使用されています。
この企画は三越伊勢丹のデザイナーさんとLIXIL ギャラリーの皆さんのご尽力で実現しました。生物のデザインとファッション。自然に学ぶデザイン、ということはしばしば言われることですが、実際に自然史博物館の標本とデパートディスプレーがつながる例というのはあまりない例だと思います。自然史博物館やギャラリーでインスパイアされるもの、がいろいろ町を面白くできることは、当館としてもありがたいことです。
ディスプレーは以下の日程でご覧いただけます
三越(日本橋、銀座)
店内:~7/17(火)閉店まで
外ウィンドウ:~7/16(月)閉店まで
伊勢丹(新宿)
店内:~7/12(木)閉店まで
外ウィンドウ:~7/17(火)閉店まで
自然史とファッションのコラボ、お近くにお出かけの際にのぞいてみてください。
なお、伊勢丹本館・メンズ館のディスプレーはweb上で以下からもご覧いただけます。
http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/event/show_window/index.html
写真いずれも伊勢丹本館にて LIXILギャラリー出版 前氏撮影
もう一つのお知らせは、素手のこの新着情報でも掲載していますが、この展示会「種子のデザイン 旅するかたち」の凱旋展示を自然史博物館で行います、ということです。
詳しくは、以下をご覧ください
新着情報:「種子のデザイン 旅するかたち in 大阪市立自然史博物館」について
http://www.omnh.net/whatsnew/2012/06/in.html