12月17日昆虫学公開研究発表会のご案内
昆虫学公開研究発表会(日本昆虫学会近畿支部2016年度大会・日本鱗翅学会近畿支部第154回例会)
を大阪市立自然史博物館本館の講堂で開催します。
近畿各地の研究機関や大学で行われている昆虫研究の最新情報を知るチャンスです。学会発表の形式で行われますが、学会会員以外の方も聴講できます。植物園入園口から入場ください(大人300円)。
主催:日本昆虫学会近畿支部・日本鱗翅学会近畿支部
共催:大阪市立自然史博物館
日時:12月17日(土)11時から
会場:大阪市立自然史博物館 講堂
問合せ:松本(昆虫研究室)
昆虫学公開研究発表会(日本昆虫学会近畿支部2016年度大会・日本鱗翅学会近畿支部第154回例会)
プログラム
11:00-
1. ダンダラテントウ大阪個体群の季節消長と寄主利用
○河上康子1,山崎一夫2,大橋和典3(1)大阪自然史博・外来研,2)大阪市環科研,3)豊中市)
2. 微小昆虫を用いた NGS 解析: クルミホソガの RAD マーカー連鎖地図の作成に向けて
○小林正幸1,手塚あゆみ3, 永野惇2,3, 大島一正1(1)京都府大・院生命環境,2)JSTさきがけ,3)龍谷大・農学部)
3. 幼生期未知のウスキボシキバガ(キバガ科)、ニッコウトガリバ(カギバガ科)などの生態
寺本憲之(滋賀県立大・琵琶湖博物館)
4. 兵庫県武庫川下流域の蝶類
渡辺康之(NRC)
13:00-
5. 東アジアに分布するトウヨウミツバチの系統地理学的解析
○若宮健,奥山永,高橋純一(京産大・院・生命科学)
6. ミトコンドリアDNAとマイクロサテライトDNAによるエゾオオマルハナバチの集団遺伝構造の解析
西本愛1,高橋萌2,竹内剛1,清拓哉3,土田浩治2,野村哲郎1,高橋純一1(1)京産大・総合生命,
2)岐阜大・応用生物,3)科博)
7. 南西諸島におけるセスジアメンボの集団構造
○中村勇斗・広岡祐太,大島一正(京都府大・生命環境)
8. 寄主を取り合う寄生蜂:野外での優占種は室内競合実験でも優位となるか
○有吉恵子,大島一正(京都府大・院生命環境)
9. マイナーからゴーラーへ: 摂食様式が突然切り替わるタマホソガの生活史
○濵谷昭寿,大島一正(京都府大・院生命環境)
10. クルミホソガ(鱗翅目:ホソガ科)で迫る近親交配の回避機構
○成相桂,大島一正(京都府大・院生命環境)
11. ホソガ科昆虫を用いた極東アジアにおける比較生物地理
○山本格,大島一正,Guo-Hua Huang,Min Wang(京都府大・院生命環境)
12. リーフマイナー潜入葉の組織と光合成活性
○薬師川穂、大島一正、池田武文(京都府大・院生命環境)
13. クズホソガのホストレース間交配と雑種世代の産卵選好性
○町田篤俊,羽田智子,大島一正(京都府大・生命環境)
14. ダイコンハムシの落下行動:寄主植物の構造が着地場所に与える影響
○松原慧、杉浦真治(神戸大・院農学研究科)
15. 菌ゴール上の節足動物群集:種数と個体数に対するゴールサイズの影響
○船本大智・杉浦真治(神戸大・農学研究科)
16. 日本産Therion属(ハチ目:ヒメバチ科:コンボウアメバチ亜科)の系統分類学的研究
○清水 壮1・伊藤誠人1,2・A. Bennett3・前藤 薫1(1)神戸大・院農学研究科,2)学術振興会
特別研究員,3)Canadian National Collection of Insects)
17. 河内長野市におけるアリ類の垂直分布
沖本拓也1,上田昇平1,大門聖2(1)大阪府大・生命環境,2)河内長野市)
18. 絶滅危惧種ウラナミジャノメの遺伝的多様性:近縁普通種ヒメウラナミジャノメとの比較
長谷川湧人,竹内剛,平井規央,上田昇平(大阪府大・院生命環境)
19. 八重山諸島産スジグロカバマダラの温度・日長反応
白石麻佑子,上田昇平,平井規央(大阪府大・生命環境)
ポスター発表
P1. セアカゴケグモなどのゴケグモ類の分布拡大
清水裕行・金沢 至(大阪自然史博)
P2. 紫外線斑紋撮影によるPieris napi 種群の分類
○松田真平・金沢 至(大阪自然史博)
P3. ギンケハラボソコマユバチの過寄生による発育への影響の解明
○高澤あゆみ・前藤薫(神戸大・農学研究科)