「長居植物園のMAKINO博」で博物館所蔵の牧野富太郎に関する資料を展示します
お隣の長居植物園では4月3日(月)から「長居植物園のMAKINO博~牧野博士のふるさと・高知県~」が開催され、牧野富太郎や高知県について展示が行われています。大阪市立自然史博物館はこの企画に協力し、博物館が所蔵する牧野富太郎に関する資料を展示しています。
大阪市立自然史博物館が所蔵するまとまった牧野富太郎に関する資料は、樟蔭高等学校から寄贈された牧野富太郎採集の植物標本と牧野富太郎が竹下英一に宛てた手紙類の2つです。標本は1997年に樟蔭高等学校から、手紙類は2011年に竹下英一氏のご子息から当館に寄贈されました。
竹下英一氏は現在の東大阪市にある樟蔭高等女学校で博物学の教諭を務めていた人物で、大阪植物同好会の中心人物でもあり、大阪の植物の調査研究に尽力した一人です。大正時代に樟蔭高等女学校が教材用に牧野富太郎から標本を購入したことがきっかけとなり、竹下と牧野の交流が始まったようです。今回の展示では、牧野富太郎が竹下英一氏に送った手紙類と樟蔭高等女学校が購入した標本を展示して、牧野太郎と大阪の関わりの一端について紹介したいと思います。
<開催概要>
■名 称
長居植物園のMAKINO博
■会 期
2023年4月3日(月)~12月27日(水)
■開館時間
[3月~10月] 9:30~17:00(入館・入園は16:30まで)
[11月~2月] 9:30~16:30(入館・入園は16:00まで)
■休 館 日
毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)
■場 所
花と緑と自然の情報センター 1F ひふみホール
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
■観 覧 料
無料(博物館・植物園に入館・入園する場合は別途入場料が必要です)
「長居植物園のMAKINO博」の詳細や関連イベントについては長居植物園のホームページをご覧ください。
https://botanical-garden.nagai-park.jp/events/5269/