奈良県桜井市纒向遺跡から発見された世界最古となるチャバネゴキブリの破片
奈良女子大学は桜井市纒向学研究センターと協力し、纒向遺跡(奈良県桜井市)の調査を行なってきました。2018の年第195次調査において検出されたSK38は、祭祀遺物が多数出土している古墳時代前期前半(3世紀後半・布留0式期)の土坑です。この土坑から層位ごとに土壌を採取しフローテーションと水洗篩別を実施した結果、多くの動・植物遺存体を検出しました。
大阪市立自然史博物館(外来研究員・初宿成彦)が昆虫類を分析した結果、これらの遺存体のなかからチャバネゴキブリの破片が発見されました。日本列島において古墳時代にチャバネゴキブリがいたことを日本文化財科学会第40回大会(2023年10月22日(日)・奈良県天理市)において世界的に初めて明示します。
本研究の詳細はプレスリリースをご覧ください。