ヒアリ・アカカミアリについて
マスコミなどでも報道されているとおり、兵庫県尼崎市・神戸市などとともに、大阪市においてもコンテナヤードなど港湾部で「ヒアリ」、「アカカミアリ」が発見されました。
北米産ヒアリ(大阪市立自然史博物館標本)
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ヒアリは毒針を持ち、刺されると火傷のような激しい痛みを生じるため“火蟻”の名があります。刺された場合にアレルギー反応により死に至ることもあるため、世界各地で大きな問題になっています。 国際自然保護連合では世界の侵略的外来種ワースト100に定められており、また外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)では特定外来生物に指定されています。
・ヒアリの場合、少しでも刺激すると、かなり攻撃的な反応をしめすので、アリ塚(巣)は刺激しない。
・ヒアリを素手で触らない。
・刺された場合、強い痛みがあり、水疱ができて周りが赤く腫れますが、ほとんどの場合命の危険はありません。ただし極めてまれに、アナフィラキシーショック(アレルギー反応)を起こす可能性があるため、刺された場合、数分から数十分の間は注意深く様子を見て、動悸やめまい、呼吸困難といった症状が出たらすぐに病院で治療を受ける必要があります。これはハチに刺された場合と同様の処置になります。
自然史博物館では大阪市危機管理室などと連携して、ヒアリに関する情報提供を行っています。
博物館でも数日中に当館所蔵の北米に侵入したヒアリの標本を用いて、ミニ展示を行う予定です。
なおヒアリに対する対処やこれまでの経過などは以下の大阪市ホームページに集約されています。
大阪市ホームページ ヒアリ(火蟻)、アカカミアリに関するお知らせ
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000404103.html
以下のサイトにはヒアリに関する情報が集約されています。ご活用ください。
環境省 ストップ・ザ・ヒアリ
https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_fireant.pdf
国際社会性昆虫学会日本地区会 ヒアリに関するFAQ
https://sites.google.com/site/iussijapan/fireant
兵庫県立人と自然の博物館 兵庫県内で発見された特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)について
http://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/solenopsis2.html