自然史博物館の今後の野外観察会などの教育事業について
新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、「医療現場のひっ迫」などが深刻化し、全国で感染拡大防止が大きな課題となっています。
大阪市立自然史博物館では6月の再開館以降、三密を避け、私たちが実施可能な出来る限りの対策をした上での展示公開や教育事業の実施を心がけてきています。
具体的には
展示観覧には
・入館時の検温や手指消毒の奨励
・ボタンやタッチモニターなどの消毒の徹底
・館内の滞留人数の監視と、上限を超えた場合の制限
詳しくはこちら
http://www.omnh.net/whatsnew/2020/09/_20209.html
教育事業には
・原則として人数制限と申込み制による実施
・検温や健康確認のお願いとマスクなどの着用
・講演会やシンポジウムなど可能なものはオンライン配信での代替実施
などです。行事によっては従来より大幅に定員を絞って実施したり、中止せざるを得ないと判断したものもありました。
自然史博物館では、withコロナ、postコロナの「新しい生活様式」にも博物館での学びや体験は必ず必要だと考え、可能な限りのリスク低減をした上での展示の観覧や教育事業の実施をできるだけ続けていくつもりです。
しかし、私達は皆様の市中での移動などでの接触リスクまでは低減することができません。こうしたことから以下のような対応にしています。
【行事への欠席を気にしないでください】
現在、大阪府よりイエローステージ(警戒)での対応として、「重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患のある方等)は、不要不急の外出を控えること」が要請されています。こうした方は行事への参加はより慎重に判断してください。
また、お住いの自治体によっては大阪(市)へのお出かけに自粛要請が出ている場合もあるかと思います。
博物館のイベントに当選していた場合でも、リスクを感じる場合にはイベントへの欠席をしていただいても構いません。
博物館はコロナ禍が過ぎた後も行事を行っていきます。どうぞまた状態の良いときにご参加ください。
(参考)大阪府イエローステージ(警戒))の対応方針に基づく要請
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38112/00000000/2-1teisei.pdf
【大阪府より「府県をまたいだ移動」の自粛要請や制限がなされる状態になった場合は全面的に教育事業を中止とさせていただきます】
国の定めるステージIV相当(大阪府レッドステージなど)の判断が出された場合には、オンラインでの講座などを除き、観察会、ワークショップ、講座などの教育事業を中止とさせていただきます。展示については、閉館の要請などを踏まえて判断することとします。
(参考)大阪府次の波におけるステージ毎の対応方針
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38678/00000000/houshin.pdf
この他にも、行事によっては、担当者および博物館内部での検討の結果、延期や実施形態の変更、中止を判断せざるを得ない場合もあるかと思いますがご容赦ください。
今後とも、自然史博物館へのご支持、ご支援をよろしくお願いいたします。
大阪市立自然史博物館 館長 川端清司