視覚障害者展示見学支援シンポジウム 「開かれた博物館へ:視覚障害者の方とともに楽しむ」のご案内

自然史博物館では2月6日にオンライン・シンポジウム「開かれた博物館へ:視覚障害者の方とともに楽しむ」を開催します。博物館関係者、ユニバーサルなまちづくりに興味のある方のご視聴を歓迎します。
 
  
開催趣旨:博物館施設は展示品の多くが展示ケースの中に収められていることが多く、利用の際には視覚に依存せざるを得ないため、視覚障害者にとって利用しづらい施設となっています。大阪市立自然史博物館では、令和2年度から、文化庁補助金事業や笹川科学研究助成により、さわれる展示の解説パネルの見直し、点字と大きな文字による展示見学ガイドブックの改訂、施設やさわれる展示へのアクセスについてのコンサルティングを受けるなどの取り組みに着手してきました。本シンポジウムでは、視覚障害者の展示見学や学びについての先進的な取り組みを行ってきた方や、視覚障害者の情報取得方法についての知見を持つ方に事例紹介をしていただきます。ディスカッションを通じて、視覚障害者の施設利用や展示見学、普及教育イベント参加のために、博物館として必要な支援の方向性を探りたいと思います。
 
 
1.開催日時:2022年2月6日(日)午後1時~4時
 
2.開催方法:オンライン(YouTube大阪市立自然史博物館チャンネルでライブ配信します)
 
3.主催:大阪市立自然史博物館
 
4.プログラム:
 13:00~13:20 導入・自然史博物館の取り組みの紹介 石井 陽子(大阪市立自然史博物館)
 13:20~14:05 事例紹介1「“難しい”の先にみえるもの」
         安曽 潤子 氏(インクルーシブミュージアム 代表)
 14:05~14:35 事例紹介2「さわれるレプリカとさわって読む図録-博物館展示のユニバーサル
         デザイン-」大河内智之 氏(和歌山県立博物館 主任学芸員)
 14:35~15:05 事例紹介3「デジタルデバイスと人間工学の知見を活用した博物館における
         視覚障害者への情報提示の可能性」
         永井正太郎 氏(広島修道大学 人間環境学部 助教)
 15:05~15:20 休憩15分間・質問受け付け
 15:20~16:00 パネル・ディスカッション (司会 佐久間大輔:大阪市立自然史博物館)
 
5.参加方法:申込み不要。YouTube「大阪市立自然史博物館」チャンネル (https://www.youtube.com/c/大阪市立自然史博物館/)にアクセスして表題の番組を選択してください。定刻で開始します。チャットでの質問には、Googleアカウントが必要です。2月20日まで見逃し配信でも視聴いただけます。
 
6.参加費:無料
※本イベントは「令和3年度 文化庁 地域と共働した博物館創造活動支援事業」として実施します。


安曽氏の講演要旨(PDF)
大河内氏の講演要旨(PDF)
永井氏の講演要旨(PDF)